「・・・・殺すにゃ刃物はいらぬ 雨の三日も降ればよい」と、その昔言われたようです。
今年は手作り市の度に雨が降っているという印象があります。手作り市の出店はいわば露天商ですから、天候には大きく左右されます。
今月の下賀茂の森の手作り市も降られました。
この手作り市の特徴の一つは食べものの出店が多いということ、もう一つがこうしたミュージシャンのライブがあることです。

今日は出店の抽選当選者の40%がキャンセルかというくらい厳しい状態でした。
ご覧のように足元には小川が流れているような状況です。

しかし、そんななかでも出演者は懸命に歌っています。
足を止める人はわずかでも、通り過ぎる人の耳には必ず届いています。
たった一人でも耳を傾けてくれる人がいる限り全力で歌う。正直に言えばテンションも落ちるだろうけれど、しかし、歌う。
晴れた日の、いつもだったら○○人は集まるはずだと思うのではなくて、今日そこにいる人に向けて懸命に歌う。
そのことが大切だなあと、この人の歌を耳にして思いました。 Faseさんといいます。
高音まで柔らかな心地のよい声がよく伸びます。

こんな雨の中でもじっと佇んで聞き入る人がいます。
有難いことですね。
様子を見ているとどうやら熱心なファンの方のようです。

スピーカーもテントの中ですから、どうも音がこもりがちです。雨音もします。
それだけに強く集中して耳を傾けます。

えっ?! いくら手作り市が好きだからと言って、私がなぜこんなに条件の悪い日にまで来ているのかですって?!
それは・・・・・、ぜひお会いしたい人がいたからです。
その人にはまたぜひ皆さんにも会っていただきたいと思っています。
それはさておき、雨脚は意外と激しいようで、私のズボンの裾も冷たくなってきました。
ファンというのはありがたいものですねぇ。

それに応えての演奏です。
Faseさんは4月の30日には大阪福島でワンマンライブをするそうです。
私もようやくギャラリー会場を仮押さえしました。
- 2015/04/11(土) 00:04:24|
- 音楽
-
| トラックバック:0
-
| コメント:0