夏真っ盛りですね。今日も私のつたないブログをご覧いただきありがとうございます。
磐田市立城山中学校を卒業した同級生のみなさん,お元気にお過ごしでしょうか。
さて、知恵光院通と鞍馬口通の交差するあたりを「藤ノ森町」といいます。
この辺りには「京都西陣藤森寮」と言ってガラス工芸・和服などの工房や教室を兼ねた「工房」の集まりがあります。町屋を改造して部屋ごとに工夫して展示販売をしています。不定休のところが多くていまだ見られていないところばかりですが。
そこか鞍馬口通を東に行くと(東入るといいます)「サラサ」という文化財級の風呂屋を活用した喫茶店があり(ここには観光客が地図を頼りにやってきます。)ます。
さらにその東隣に「かみ添」さんがあります。
ふすまの唐紙に模様を描く技術の応用で封筒などを作って展示販売しています。
その技法は版画の手法と同じで、一定の模様を繰り返します。以下の写真の背景に襖がわずかに見えますが、その唐紙もここの御主人の作品だそうです。本業は唐紙の方です。(私のこんな説明では誤解を与えるので「かみ添」のさんのHPをご覧いただくことをくれぐれもお願いします。ご主人が切り開いている世界は工芸として大変に魅力的で奥深い世界です。)
お店は町屋を改装したものですが、表はなかなかスマートでしゃれています。「黒」くしたかったのだそうで、ガラスのウインドウなどを作り付けていますが、中はほとんど元のままを生かしているようです。ここは元散髪屋さんだったそうですが、その元の造りに工夫があって面白い構造が見られます。

中の様子です。
「これを買え、あれはどうだ。」という押しつけがましさのまったくない奥ゆかしさのある清楚な空気のお店です。

この写真の右手のベンチが散髪屋当寺うお客さんが腰かけて待っていた場所。奥にはタイル張りの水回りがあります。
さらに奥にご主人夫婦が見えますね。このお二人の落ち着いた雰囲気がそのままお店の雰囲気になっています。

ご主人です。
今まで取材撮影の経験もあるせいか、いささかも動じることなく商品の点検作業を続けておられました。
プロカメラマンの視線を何度も受けてこられたので当然といえば当然なのでしょうが。

職人らしい妥協しない頑固さも含んだ生真面目さを感じさせます。
が、お店の建物のことや技術的なことを・・・遠慮もせずに質問する私を邪魔扱いもしないで・・いろいろ話してくれる気さくさも併せ持っておられます。

この建物の2階が工房だそうです。
実際に働いているところを撮らせてもらえないかとお願いすると、納期が迫っていたりすると「作業場が乱雑になって足の踏み場もないので・・。」と工房見学は「また様子を見て」お願いできることになりました。

販売などの面は奥さんが担当されておられるようです。職住を別にしているとのことで少し遅れて見えられました。
この方がまた魅力的な方です。
3枚目の写真に垣間見られるように大変仲のよさそうなご夫婦です。
- 2011/08/09(火) 00:04:49|
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