最近、事情があってたまっていた本を処分しなければならなくなりました。
人生この先そう長くはないのですし、これからの読書生活を考えれば、これらの本のすべてをもう一度読み直すことはあり得ません。
とはいってもすべて廃棄してしまうのも残念ですから、何人かの若い人に押し付けることにしました。
若いということはいいですね。時間がありますから。

それにしても良書もあれば、案外残念だった本もあります。
私は本の末尾に読み終た日付と短評を書いた時期がありました。
うん?!この表題は面白いなあ。捨てるには惜しいから読み返してみよう。 と読み返してみますと…何か物足らず、気持ちが盛り上がりません。隔靴掻痒なのです。 しばらく読み進めて、ふと背表紙をめくってみると、そこには「竜頭蛇尾、羊頭狗肉の期待外れでつまらない本。この著者にしてこの作物は残念。」とありました。
私が成長すればまた読み取る力も増すだろうと置いてあったのです。 まだまだなんですね。

経済関係はあの人に、教育関係や心理学方面は彼の人に、そして言語に関するものはに日本語教育研究にいそしんでいるあの若者に・・などなど。
我が家の小学生がやがて中高生になり青年となった時にはぜひ手に取ってほしい本は…などと言っているうちに、いったん段ボール箱に捨てられたはずの本が再び床上に高くつみあがってしまいました。
「断捨離」などと言いますが、わが人生に固執する気持ちもまた捨てがたいのですね。
写真はピンボケですね。
でも、こういう感じもいいかなと。

それでもおそらく何百という本は雑紙以下の扱いを受けて廃棄されるのでしょう。
・・・・と、この写真の人はその話を聞いて悲しがってくれているのではないのでして、やはり外はちょっと寒かったのです。
スナップ風のこう言う写真もいいものです。

3日前の写真も含めて、こういう流れも追求してみたいです。

そして再び先の写真とは違う方向へ。


- 2015/02/19(木) 00:04:17|
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毎日楽しく拝見させていただいております。
私の方にもご訪問頂きありがとうございます。
この方の記事は10回目のようですが、爽やかでいいですね。
今日の「断捨離」のこと身にしみています。
新聞販売所が引き取って、桜の植樹費用に当ててくれています。
それでいいのですが、ただ困るのは後でもう一度見てみようと探すことです。もう無いのかどこかにあるのか失認知していて結構時間をとっています。
誰かが、人生時間の3分の1は探しものだ、書いていましたが納得です。また見せてください。
- 2015/02/19(木) 10:02:59 |
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- やまぐち #QvfgIWC6
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コメントいただきありがとうございます。
私も楽しみにさせていただいています。
この人の写真は少々引きずり過ぎたかもしれませんね。まだ見ていただいていないものの中にも私が好きな写真があるのですが。
同じ本が数冊見つかるということはよくあります。ちゃんと読んでいるのにたまたま本屋で出会うとテーマにひかれたりして同じものを買ってしまうのです。はたして血肉になっているんでしょうか。
まあ、人が何年もかけて心血を注いで書いたものを一読して我が物とするなんてことは到底できるはずのことではありませんね。
私は小説をほとんど読まないので、まだこれで本は少ないほうかもしれません。
- 2015/02/19(木) 21:45:50 |
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- soujyu2 #-
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ボケてしまったというのと、ボケを目指したというのとでは意味が違ってきますが、できた写真を見て、結果的に失敗が成功みたいなものが時にありますね。
今度からはその場で必要であれば意識的にできるようになれば、いいのですが。
構図や、光と影などと並んで「鮮明さと不鮮明さ」というのも表現の手段として重要なんでしょうね。
- 2015/02/20(金) 09:50:51 |
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- soujyu2 #-
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