PCのフォトソフトには写真の傾きを修整してくれる働きがあります。
私は写真を撮るときに水平垂直を正確にすることが苦手です。
体が硬くなって適切な姿勢がとれなくなっていることにも一つの原因がありますが、
単に注意深くないということも傾いた画面にしてしまう要因でしょう。

で、傾きを修整するアイコンをクリックすると面白いように傾きが正されます。
で、面白がってその操作をしていたのですが、やがてどんどん写真が面白くなくなって行くことに気づきました。
傾きを修整するためにトリミングされてしまうこともその一つの理由ですが、・・・。

トリミングされるとファインダーでのぞいた空間が狭くなってしまって、望んでいた雰囲気が出なくなってしまいます。
そればかりではありません。
背景の垂直が正されるとともに私が印象したその人の存在のニュアンスまでもが「修正」されてしまうのです。
人を写真に撮るときに「まっすぐ立っているから『まっすぐ立っている』という印象で撮る』わけではありません。
写真は事実を伝えるだけのものではないので『まっすぐに立っているという事実』を伝えるだけでは作品になりません。
その人を印象したニュアンスを伝える絵にすることが写真の課題ではないかと。
そういうことにこのソフトを使ってみて改めて気づきました。
さて、話は変わりますが、次の2枚は間違い探しのクイズではありません。

どちらを選ぶか、とても悩まされた2枚です。
みなさんならどちらを選ばれますか。
それはともかく、昨日の写真の人にはこういうポーズは似合わないでしょうね。
その人だから思い浮かぶ情景、ポーズがあるものです。
その人を観察し、その人に感応してマンネリを打破したいものだと思います。
先は長いなあ。
- 2015/01/30(金) 00:00:29|
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