今日準備したレンズは35ミリ、50ミリ、85ミリの三本です。
ですがどうも35ミリは使い慣れなくて、ついイメージがわきません。
情景の中で人物を写すということを意識したいのですが、50ミリで案外できてしまうようなんですね。
いえいいえこれでは情景が十分だとは言えないかもしれません。

ただ景色を広く入れたから情景が写せたともいえなさそうですが、35ミリを使ってみる価値はありそうですが、今日はどうもお休みいただきそうです。
室内はかなり暗いのですが、建物の構造がよいせいかいい感じの光が届きます。
建物の中では光に方向性があり、反対方向は暗く沈みますから、いくらかドラマチックになりますね。
意志とか希望を表現するには、これがよいように思います。

全体を柔らかな光で包むような写真もいいのですが、ルーベンスやフェルメールのような光は一つの目標、憧れでもあります。
光を神とイメージする人たちと同じようには意識できませんが、影を嫌って光を描かないような絵はあまり好きではありません。写真も同じです。

影のない人生はないでしょうし、正義だけの世界もまたないでしょう。
清濁併せ呑むという態度を私は肯定しませんが、少なくとも人生は「成功」だけの連続ではありえません。
ですから単純な勝者もまたありえまいと私は思っています。

私の写真も、今はこうした方々が協力してくれて「人を撮る」ことを続けられていますが、早晩、ある限界に行きつくだろうと思います。
そのほうがまた楽しいのです。
限界に行きついて、苦闘するからこそ人生は楽しい。その覚悟がなければ、課題さえ立ち現れてはこないのだろうと思います。
課題に挑むことができていること、そのこと自身がある到達を意味しているように思います。

私の写真など、…撮らせていただいている方たちには大変申し訳ない言い方になりますが・・・・現状では、まるっきり素人の道楽です。
でも、そのままでいようと思ってはいないのでしょ?! と、ある方が。

・・・。
「ムムムム」(華丸)

この方の写真はまたしばらく置いてから続編を・・・。
- 2015/01/23(金) 00:01:51|
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