今日は東京から二人の留学生が訪ねて来てくれる。
久しぶりになるが、この二人もまた今後が本当に楽しみだし、こうした人たちの人生がどう繰り広げられるのかに興味津々です。
さて、松の内ですからちょっと粋なところから写真をアップします。
昨年暮れに「お稽古先の『会』があるんだけれど撮りに来ませんか。」と誘っていただいて「遠慮なく」お邪魔することにしました。
その『会』の時にはお友達とともに「和服を着るから。」というのも魅力の一つでした。

私は昨年、祇園をどり、小唄に長唄と私の今までの人生にはなかったジャンルの「芸事、芸能」に触れる機会がありました。
そして最後は三味線です。

こういう『会』のことをどう呼べばよいのかさえ知らない門外漢ですから、会場の…花見小路のど真ん中でした・・・お座敷の片隅に場所を取らせていただいての撮影です。
今演奏されている方が、私に「撮りに来たらどうえ?」と勧めてくれた方のお友達です。
そして「友達も和服を着るし、その人がきれいだからぜひ撮って。」と。

本当に和服がお似合いですし、三味線が一層「粋」に映えます。
どんな楽器でも、簡単というものはなかろうと思いますが、見ていると三味線はなかなか難しそうです。
ことに、そもそもの調弦が難しそう。 長唄の会の時に伴奏されている相当な技量の方が、曲の途中で弦の調子を何度も合わせているのを見て、三味線という楽器はずいぶんファジーな器械構造なんだろうなあと思いました。
それだけに入門者や初級者はまずこれに悩まされるのではないかと思いました。
そばにおられるお師匠は、時折、笑顔を交えながら耳を傾けますが、

座は和気あいあいとしているんですが、正面に座を占めて演奏するご当人の緊張は相当なもののようです。
聞く人との距離が近いから、何もかもすべてが見えてしまいますからね。
もし私なら「冷や汗三斗」、絶句して立ち往生してしまいそうです。

会場には「高校生の時から・・・・写真部で活動して以来…ずっと写真を撮ってきた。」という方が盛んに会場を移動しながら撮っています。
その方も本来ならば、・・・稽古に通っておられる方なので・・・「三味線」の腕を披露されるはずなのですが、ご家庭の事情で「今回はカメラマンですわ。」とのこと。この会の専属カメラマンのようにずっと撮られているようです。
コンパクトで高性能そうなカメラにストロボをつけて二台体制です。

ようやく弾き終って緊張がゆるんだ瞬間です。
わかります、わかりますその気持ち・・・。

私に声をかけてくれた方は、次の次。
ですから、演奏者の隣に待機しなければなりません。
でも表情を見る限り自信たっぷりで余裕がありそうですね。なかなか腹が据わっておられる。
- 2015/01/03(土) 00:01:13|
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