今回個展をして、次に向かうテーマはと聞かれました。
あまり狭いテーマを持っては撮ってきてはいないし、これからも絞りすぎないようにしたいというのが正直な気持ちなのです。「素敵な人たち」をそれ以上絞るのもなんだか・・・・と思うからです。
が、いくつかの関心の内の一つが「京都に暮らす外国人」です。
「素敵な人たちと」がベースにあるのですが、ちょっと好奇心の方向性を意識してみようということです。

最近海外からの観光客が京都の街に多くなっています。中台の人に咥えて欧米の人が増えています。イスラム圏の方々も増えているようです。
そうした中で京都に暮らしの拠点、生業の拠点を選ぶ人がたくさんいるようです。
日本人と結婚してという人も少なくありません。
私の若い友人が最近結婚をしたのですが、相手はフランス人男性で、日本に在住しています。

最近飲む機会があると調子に乗って「1000人撮ったらパリで個展」などと大ぶろしきを広げていますが、何もはるばる飛行機で10数時間の旅をしなくても、日本に、京都にいる外国人との交流を深めて、写真を撮らせてもらい、また見てもらって印象を聞けばいいことだとも気付きました。

そこで、またいろいろ気付けば、私の写真も多少は成長するかもしれません。
パリはそれからでも遅くはないかと・・・・。

個展をしているときに、入り口のドアを少し開けて中を覗く刹那 「なんだ、人間か?!」という言葉を吐き捨てて踵をめぐらした人がいました。
写真に関心を持っても自分が撮っている分野にしか興味がないようです。
絵画を見に回っている人も写真には興味を示されない?
・・・・・。
写真は「モノクロでなくては・・・。」と私のカラー写真を見ておっしゃる人も。
「デジタルはなあ。」とつぶやく方も。
プリントを見てフィルムで撮った写真とデジタルで撮った写真を区別されたのではなくてカメラを見ての話です。・・・・この道40年のプロ写真家のかたが、「フィルムですか?」とおっしゃるプリントをみて「デジタルじゃだめだね。」なんてその方はおっしゃるんです・・・・。

こういう中「文化状況」の中で写真を撮って、時に公開するということの意味も考えたいなあと思っています。
今回の「この一枚」でしょうか。


「謝謝。」
「不客气。
「再来。」
- 2014/11/13(木) 00:03:27|
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