鴨川で楽器の練習をしている人は少なくありません。
学生もいれば、定年後の楽しみの人も。セミプロからプロまで。
楽器の種類もいろいろです。フルセットのドラムスを持ちだして練習をしている人もいます。どうやって運んだんでしょうか。
そんな中、三味線や笙などの楽器も時に見かけますが、今日は尺八でした。

尺八だというだけなら取り立てて話題にすることもないかもしれませんが、・・・・。
(私は「犬が人にかみついたことは記事ならないが、人が犬に噛みついたら記事なる。」という考えを採ろうとは思わないのですが。)

私がそばを通りかかる刹那耳に飛び込んできたのは、まぎれもなくジャズの曲でした。
尺八でジャズ・・・。今までにないことではありませんが、しかし珍しいことに違いはありません。
一体どういう方なんだろうか? やはり興味は湧きます。

聞くと尺八の演奏会で邦楽ばかりを演奏すると長く聴衆の興味をひくことが難しい。それに演奏会に関心を持ってくれる人の層を限定してしまう。そこでジャズナンバーも加えているのだとか。
譜面を見せていただくと、ジャズの曲を尺八特有の譜面に書き換えたものでした。既成のものとして手に入るんだそうです。

オーケストラの演奏会場でディズニーやジブリのアニメの主題歌、あるいはJポップスなどのなじみの曲が演奏されることがあります。バッハやベートーベンだけでは人を呼べないということなんでしょうし、「若い人にも関心を持ってほしい」ということでは同じことなんでしょうね。

邦楽の練習もされていました。曲想もリズムも音階も違う曲を吹くのは難しいんじゃないでしょうか。私は楽器をしませんから良くは分かりませんが。
今日は祇園東部の「祇園おどり」の日です。東山の八坂さんの前にある祇園会館にで出かけます。
ふとしたことから祇園東部に属する「お茶屋のおかあはん」とほんの少しのご縁ができて、「祇園おどりに来られますか?」とお誘いいただいたのです。
昨年に続いて2度目になります。
私にように狭い世界に暮らしてきて不調法な者(これは一般的には謙遜表現ですが、私の場合は文字通りです。)にはありがたいことです。
私は京都市内に、すでに40年ばかり暮らしてきましたが、最近ほんの少し京都の姿を見られるようになりました。
今までは私の郷里の友人たちのほうが「京都のどこそこのお店はなになにがおいしい。」とか、「何とか言うお寺はいつごろがいい。」などと教えてもらう始末でしたから。
今度の個展の際に旧友たちが来京してくれるのですが、連れていく店さえ事欠くありさまです。
そんなわけで長期滞在型観光者として「おのぼりさん」気分で行ってこようと思っています。
- 2014/11/02(日) 00:01:42|
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尺八に譜面台という取り合わせだけでもアレ?って思いましたが、ジャズをされているんですね。鴨川縁での様々な楽器の演奏、聴いてみたいです。
- 2014/11/02(日) 16:37:45 |
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- やや #YgKj3tPc
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どこの街にも楽器を練習したりスケボーをやったりする場所があるのではないでしょうか。
鴨川の河原は誰でも気兼ねせずに音が出せて楽しめます。ただ、三条から四条あたりはあまり音が大きいと案外お店からのクレームがあるんですが。
その辺はお互いのことを慮ってこの空間を大切にしたいものだと思います。
京都に鴨川があってよかったと、その気持ちのよい景色を含めて思いますね。
- 2014/11/02(日) 22:56:42 |
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- soujyu2 #-
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コメントありがとうございます。
ジャズメンのいろいろな表情が巧みに表現されてとても楽しいですよ。勿論ジャズ面ばかりが取り上げられているのではありません。アインシュタインや夏目漱石、浮世絵の女たちも描かれています。
いつも批評をいただいて感謝しています。
- 2014/11/02(日) 23:12:10 |
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- soujyu2 #-
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