庭師たちが造園の腕を競い合う全国大会が府立植物園で行われていました。
こういう仕事をしている人を見れば「撮りたい病」がすぐさま発症します。
そこで「撮っていいですか?」と声をかけるチャンスをうかがうのですが、当然のことながら全国大会の試合中に声をかけるなどとんでもない話で、そもそも選手の集中はそういうことを寄せ付けるものではありません。

そこで係の方に伺うと「選手は私語が禁じられています。写真はどうぞお撮りください。」とのことでした。
12の県から出場する選手は二人一組で、男性同士、男女の組み、女性二人のチームと様々ですし、同じ造園会社の組みもあれば、異なった会社の人とペアになっている場合もあります。

まず入り口に最も近いところで奮闘しているのはユニフォームも赤い二人女性のチームでした。
どうやらキャリアは向こう側の方のほうが長いような感じです。

最近、造園行のような「力仕事」にも若い女性が進出するようになっています。
大きな樹木や岩などはクレーンを使うとしてもこの会場で使うような木や岩は自分の腕で抱えなければなりません。
そこにはやはりハンディーがあるでしょうし、苦労も付きまとうでしょうが、別の面の優位さも無論あるはずです。
・・・ただ、男性といっても私の様な非力な人間に比べれば彼女らははるかに「剛腕」を持っています。

事前に何度も何度も段取りを確認し、役割分担を確認してきたのだと思います。
ほとんど無言でも作業は間断なく進められていきます。

垣根や竹組の椅子などもこの場で作っていきます。
- 2014/10/31(金) 00:01:50|
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