我が家の「つくばい」においていた竹の柄杓が朽ち果てて、見るも無残になってしまったので新調しようと竹細工屋さんを訪ねました。
などと書き始めると随分の誤解を招きそうです。言葉というのは恐ろしいです。
蒼樹は蹲が置かれた日本庭園のある屋敷に住んでいる。という文に誤りはありません。ですが、全然実態を書き現した文章とは違うようです。 「屋敷」も広辞苑の②の意味で使いながら、相手には④の印象を与える。その誤解を意図して避けないのですね。
嘘は言わないが実態とはかけ離れたことを相手に印象付ける。よく政治家がやる事です。安倍君や橋本君が得意なやり方です。(いや、うそを言わないという時点で違っていますね。原発事故の影響をアンダーコントロールの状態にあるなんて大ウソをついて、世界に日本を嘘つきの国、国民は無知だという印象を与えてしまった人ですからね。)
住んでいるのは、例のウサギ小屋ですが、竹の柄杓が壊れたのは本当です。
まあ、そんなわけで・・・えっ?えっ?!・・・どんな訳・・・・竹を編んだ大きなオブジェのあるお店に入りました。
すると中で作業をしている気配です。
販売のために店と作業場が併設されているのです。

この竹細工のお店は以前からそこにあることを知っていましたが、何かひっそりしていて、入るのをためらっていたのです。
が、今回は、ちょっと気配が違いましたので踏み入ったわけです。
人がいました。しかも竹細工を、何か編んでいるようです。
というか、曲げています。

私がイメージしていた竹の柄杓がなかったので、それは途中で諦めて、竹を編む話になりました。
この方と同じ学校でやはり竹細工の課程を出た人を幾人か知っていますので、それだけでも何か親近感が湧きます。
そういう意味ではその学校はずいぶん伝統工芸の若手を輩出していることになります。
私の今回の個展のDMを飾ってくれた人も同じ学校の金属工芸の課程を卒業して七宝焼きの道に進んでいます。

この作業場になっている部屋も奥の部屋も随分凝った作りです。障子の桟なども・・・画面は見にくいと思いますが・・・竹の細工です。
さすがに竹細工店です。
ここのご主人は「樂」さんともお付き合いがあるようです。

蝋燭の小さな炎がなんだか印象的です。

ここにも物作りに励む人がいました。

- 2014/10/14(火) 00:02:19|
- 工芸
-
| トラックバック:0
-
| コメント:0