賀茂河原 利休の故事か 茶にすすき
以前出町柳で、自転車に窯を積んで野点をしている様子をこのブログでも紹介しました。
釣り人に野点。

この左手の向こう岸に三脚に据えたカメラがあります。
広報用の写真でも撮っているのでしょうか。
それにしても野点は元来こうしたものでしょうが、野心的です。

敢えて和服ではないのでしょうか。おそらくそうなんだと思います。

彼らは孤蓬庵近くに共同で住み、茶会を開いてさまざまな分野の芸術家などと交流しています。
一つの文化運動の趣があります。
橋の上から撮っていると白髪の男性が、「カメラマン君、この袱紗を彼に届けてくれんかね。」と声をかけてきました。どうやらスタッフの一人と間違われたようです。
茶を点てている所は流れの中州ですから、足を濡らして渡らねばなりません。

「橋の下にスタッフがいますよ。」とお答えして、私もそちらに向かいました。
スタッフにお話を聞くと「フリーペーパの取材」だということです。
カメラマンのほかにインタビューアーなど3,4人の方がいました。
彼らの仲間には非常勤の英語への翻訳スタッフもいるんだそうです。

そういえば私の高校の同窓生が地元で「パンプキン」というミニコミ誌を発行していましたが、あれは今はどうなっているのでしょうか。
1枚目とこの写真いいとこどりをしたいところです。

彼らの思いが現れたような情景です。

この写真はスクエアーにトリミングしたほうがよいかもしれませんが、 私としてはやはり空間が広い方がいいと・・。
こちらは先ほどまでより少し下流の出町柳です。

フリーペーパーの方はカメラの位置からして、背景に大文字山を入れたり、鴨川上流の流れと比叡山を入れたりして撮っていたのではないかと思います。

私の方は茶の心を重視です、・・・に、なっているでしょうか?
モノクロでも撮っておくべきでした。
- 2014/10/07(火) 00:03:32|
- 状景
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茶の湯を大層な建物で・・・それが小さなもので粗末に見えようと・・・・立派な衣装を着て楽しむのも一つのあり方でしょうが、ハイソな人たちのたしなみにしてしまえば、やがてつまらないものになってしまう様にも感じます。「されど茶」というかもしれませんが「たかが茶」だということも念頭に置くべきかと。
彼らの試みに注目しているところです。
- 2014/10/07(火) 19:36:00 |
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- soujyu2 #-
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釣り人が菅笠でもかぶっていてくれたら一層よかったかな。
> どちらも 時の流れのなかで
> ただ あるがままに・・・
ふ~む、禅味を解するChiekoさんにしてこの解釈ですね。
カラーで撮ってモノクロに変換・・というのもできるのですが、どうも心理的に抵抗感があって、しません。
撮るときの意識もカラーとモノクロでは違います。見るところも違っているように思います。
まあ、ただそういう思い込みを持っているだけのことでしょうが。
- 2014/10/09(木) 22:01:12 |
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- soujyu2 #-
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