日本にも「曲げ物」というジャンルがある。「わっぱ弁当」などの名で知られる弁当箱もその一つ。
この方が作られているのは、シェーカーボックス。
「シェーカー・ボックスは、18世紀後半から19世紀にかけてニューイングランド地方でマザー・アン・リーをリーダーとするシェーカー教徒によって作られました。いろいろな大きさの木箱は163年間にわたって作られ、現在も複製品が製作されています。」(柴田慶信商店のページより)
本国アメリカでもほとんど作られなくなっているとのことですが、

人はどこで何と出会って感動し生涯の仕事を見つけるかわかりませんね。
本気でそこに自分を打ち込める対象を見つけられる人は本当に幸せなのだと思います。

勿論、作って楽しい、うれしいだけでは「生活」していくことができませんから、多くの人がそこで悩み葛藤します。人生の「岐路」に立たされることも。

一生のうちにどんな笑顔を体験できるか。それが肝心な点だと思います。その笑顔に至るまでに多少・・・以上の・・・歯ぎしりをしたり奥歯をかんだり、悔しい唇もかむでしょうが。

このお二人は手作り市のデビューです。
その記念すべき日に写真を撮らせていただいています。

実に誠実で、丁寧な仕事をしています。
少し前に見せていただいた指物師の方たちの仕事に通じています。
弁当箱かなあと見えたのですが、漆を施したりしていませんので「ちょっと水には弱いんです。」とのことです。
蜜ろうなどで磨かれています。ですからジュエリーボックスなどとして活用できます。
この穏やかな表情の下に、良い仕事をするということについてなみなみならない決意を感じました。

「作る人を撮る」という話の流れでしたので、奥さんにフォーカスがいっていませんが、「お二人」の感じがとてもよかったのです。

この写真を見れば「お二人」の関係がどなんものか、よ~くお分かりになるでしょ?!

これからまたどこかの手作り市でお会いできますね。今後ともよろしく。
- 2014/08/11(月) 00:01:31|
- 工芸
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