「隣の芝は青い」・・・そうかもしれない。
少々風があるのでときどき音が途切れます。けれど・・・偉そうに言うと・・・なかなかの演奏のように思いました。

三条大橋の上からは時々アイフォンなどで写真を撮る人がいますが、この近くに来て耳を傾ける人はそう多くはないようです。
先ほどから聴衆は私を含めて二人だけ。

「修学旅行(最近は研修旅行というのでしょうか)」の高校生くらいの若者が遠くに集まっていますが、誰ひとり近づいてきません。
不思議です。

この青年はカナダ人でつい二日ほど前に来日したというんです。
かつて交換留学生として京都に数カ月学んだことがあるといっていましたが、「京都には友人がたくさんいるし、京都が大好きなんです。」とのことです。
三カ月の滞在だといっていました。

彼は法律を学びアメリカとカナダで法律家としての資格試験に挑戦中です。資格を付与するのは州単位だそうで日との制度との違いはかなり大きそうです。
彼は法律以前に哲学に興味を持ち、仏教なかんずく日本の禅に興味があって、寺で座禅を・・・自主的に・・・経験したことがあるんだそうです。

日本語が堪能ですから、宗教や法についてかなり突っ込んだ話ができました。
日本の学生と話すときとは相当手ごたえが違いました。知識だけでなく合理的精神、批判的精神が豊かでした。
日本の音楽状況についても鋭く批判していましたが共感するところが多かったです。
彼が演奏しているのはクラシック曲でした。
周囲に寄って来る人はほとんどいません。

中国人留学生との交流の際と同様に、 「隣の芝が青く」見えたことでした。
テーマ:ある日の写真 - ジャンル:写真
- 2014/05/18(日) 00:00:26|
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