この人はカメラを向けるとその瞬時に表情が切り替わって「コワイ顔」になる人です(笑い)。
そのセンサーは実に鋭敏でこの魅力的な笑顔をとらえるには並大抵以上の苦労が伴います。

少し待ちましたが写真展の作者の登場は期待できないようです。
お昼時に来たのがいけませんでしたね。
じゃあ、出ましょうか。

この人を撮るうえで難しさの原因の一つが「顔(肌が)が白い」ということです。
ルノアールを引き合いに出すまでもなく、私たちがものを見ているといっても目に映じているのは対象物からの反射光です。そしてその反射光は太陽からの直接的な光だけでなく様々なものに反射した光でもあるのです。
周囲にはっきりとした色ものがあれば、例えば壁やこうした樹木の葉などがあれば光は様々な色となって対象物を照らします。色かぶりの現象ですね。
肌の白いこの方は、見た目にとても大きくその影響を受けます。

先ほどの室内では写真先品のために黄色の光が多かったので顔色は黄に傾いていました。
しかし、曇りの柔らかい太陽光のもとでは・・・・。
ここでは緑色の色かぶりに気をつけねばなりません。 晴れていれば緑の顔になったでしょう。
ここは、とある古いキリスト教会です。
水色のペンキがきれいです。

曇った日に青系の服を着ているのに青系の背景では、ちょっと寒い感じですが。

色白の方ですから、うまくおさまっていると私は思っているのですがどうでしょうか。

では次に暖色系の世界に。
横浜に行ったときに「ここで撮りたいという場所が無尽蔵だなあ!!」と感じました。
それに引き換え京都では・・・・。ちょっとつらい。
ブラインドもいいんですが、レースのカーテンも開けてほしいんですよね。
この写真、気にいっています。

えっ?!ここで撮るんですか?という場所ですが、
これを見れば「ああ、あそこか。」と京都のお住まいの方なら分かる場所です。

ここも時々使うんです。
もともと素晴らしい作りの場所だったんですが、改装で条件が悪くなってしまっています。
お金を生まなければ無駄なんだ、価値がないと思っているんでしょうねえ。
楽しい撮影でした。またよろしく。
テーマ:女性ポートレート - ジャンル:写真
- 2014/05/17(土) 00:02:46|
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