ユニークなネックレスが目につきました。
が、何といってもこの方の「美しさ」に目が行ってしまいました。

年度が変わればイタリア語を教える仕事をされるのだそうですが、
日本人がアメリカで中国語を教える・・というようなことになりますね。
そういえば中国からの留学生は、その日本語も英語もとても高いレベルですから、同じようなことができそうです。
それが世界の常識なんですね。
「ニッポン良い国、強い国」的意識では21世には対応できませんね。


この方のすぐ前のボードに3連に板状のものが飾られたネックレスがあるのですが、人物の目、次のものには鼻、そして口がこの人の直筆で描かれています。
私にとっては意想外のものです。これを首から下げるの?!
「ツゥイギーを知っていますか。」「もちろんです。」
どうやらデザインされているのはツゥイギーらしい。 皆さんはご存知ですか? 年代がわかりますね。
レズリー・ホーンビー、愛称が小枝の意味のツゥイギーはそのほっそりとした肢体で日本女性の羨望の的になったことは覚えている。ただその後のモデル、女優としての活動はまったく知らないが。
「ああ、ミニスカートというものはこいう人がはくべきものなのだ。」思ったことだった。
でも今の若い世代にはほとんどわからないだろうなあ。

私がこの方を撮っていると会場スタッフの一人が近付いてきて「新聞社の方ですか?」と声をかけた。
つまり新聞社の人間ならば取材許可はとってあるか?ということだろうし、そうでないとしたら無断で撮影をすることはなおさら許されないのですよというメッセージなのでしょう。
こんな美人と私ではずいぶんとミスマッチだったでしょうからなおさら不審に思ったのかもしれません。
実際、こういう声かけが必要だなあと感じさせる「カメラマン」や「カメラウーマン」が少なくないことは事実です。 私自身も不快な思いをすることがあります。
ですからこのスタッフの対応は必要なことだと思いました。

私が「横顔しか撮れなくて。」というと「お客さんが前にいるから撮りにくいですよね。」とおっしゃる。
「正面から撮らせてもらっていいですか?」というと快く応諾してくれた。
「どうすればいいのか」という表情だったので「ノン・スマイル」といい加減な言葉。
日本ではこうして撮るときに「多くの人がピースサインをするのが不思議」と言われていました。まったくおっしゃる通りです。
人を撮る(描く)、そして人として撮られる(描かれる)文化のある国、自律した人格を大切に考えることのできる国 から来られたんだなあと思いました。
テーマ:女性ポートレート - ジャンル:写真
- 2014/03/29(土) 00:00:52|
- 装身具
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