今日も今日とて「暑い最中」を自転車で出かけます。
最初の一こぎから日差しが痛いくらいです。でも気分は良好です。
今日、楽しい出会いがあるかなあと密かな楽しみです。それにしてもカメラとレンズの重いこと。今まで自動車で移動することが中心だったからカメラの重さもレンズの本数も気にならなかったのですが、リュックを担いで京都の街を走り回るのですから、軽量化も確かに一つの大切な条件になります。
なんてことを考えながら今まで一度も走ったことのない路地を探したり、信号が赤だったらとにかく曲がってみたりしているうちに、何かひどく古びた家の中で、ギターを製造?している人の影がありました。
外から声をかけて「見学させてもらえますか?」

基本的に一人で製作の全過程をやってしまうのだそうだ。
エレキギターもアコースティックギターも・・。

1年ほど前に工房をここに遷したそうだが、「この家かなり傷んでますね。地震が来たら大変だね。」
「まあ大丈夫なんだそうですが、さすがにもう少し何とか改装して、人も来てもらえるようにしないと・。」
「それも自分でするの?」「「ええ、ま。それで今はギター作りは抑えているんだけど、仕事が入り続けてしまって・・。」

ギター作りはアメリカで学んできたのだそうでが、工具も含めて、自分でなんとかする精神の持ち主のようだ。
欧米の工具に日本の鉋、締め付け器具は「日本の金属製のものより向こうの木製の方が微妙な加減ができて強すぎる力がかからないし・・・。」
ギターのネックを持つ左手、説明するときの右手の表情・・、本当にギターが好きで作ることが好きという職人の表情です。
- 2011/07/09(土) 00:05:46|
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