兵庫県の豊岡市に「日本・モンゴル民族博物館」があります。
ここが昔、生糸生産が盛んな場所で織物にかかわるということで型染友禅の型を切る和田さんの個展が開かれました。
たいそう立派な個展でしたが、その個展に飾る写真を撮らせていただいたことが縁で私も出掛けました。
この博物館には、ちょっと意外なほど充実したモンゴルの展示物があります。
ちょうど伺った日にモンゴル人の歌と馬頭琴の演奏(素晴らしく良い声の歌でした)、日本人のグループによる同じく歌と馬頭琴の演奏を聴くことができました。
今は本番前のリハーサル中。


人口も稠密でないこの但馬東になぜこうした施設ができたのかということは、話せば長くなりますので割愛して、とにかく城崎温泉にお出かけになるときにでも途中お立ち寄りになるとよいと思います。
この方が日本人グループの先生です。

本番のステージではたくさんのお客さんに囲まれて到底撮影できませんでしたし、またシャッター音が邪魔ですから、終了後にホールで演奏しているところを撮らせていただきました。

馬頭琴の弦は2本です。
その弦はバイオリンやギターと違って音階をかえるときに弦をネックの竿に指で押しつけません。
わきから指を押しつけるという感じです。今人差し指の背の部分が弦に押し当てられていますね

この方は京都市内から来ておられるということで、わざわざ同じ京都の人間がこんな場所で出会うとは奇遇です。

この施設ではモンゴルの民族衣装を着る体験もでき、子供も大人の男女もたくさんの人が着替えて会館内を歩いています。なかなかいいです。
京都で観光の一環として和服を着て歩くというのがありますが、そこで貸し出されている着物の品質に比べるとずっと良いものだと感じました。
(この方たちの衣装がどのように手配されていたのかは知りません)

近隣各国の文化交流がもっともっと広範囲で行われてほしいなあと思いました。
テーマ:ある日の写真 - ジャンル:写真
- 2014/03/04(火) 00:05:31|
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