ここは伝統工芸の作品を展示している施設です。京都伝統工芸館と言います。もし京都にお越しのときには立ち寄られるとよいと思います。素晴らしい工芸作品が、若い学生のものから名人・匠のものまでたくさん展示されています。
学生のものだからと言って侮れませんよ。

伝統工芸大学校の制作展に伺いました。
その時に実演を見せていただきました。
今絵付けの下絵を描いておられますが、指で触ったところは脂が付いてしまって、そこに絵付けをしても焼くと色が落ちてしまうのだそうです。
ですから触ることができるのは絵付けをしない糸尻(糸底、糸きり)の部分と縁だけです。
つまむことさえしません。つまべば指の腹の接触面積が増えて具合が悪いのです。

ここは、お好きな人は何度も何度も足を運ばれるところですが、そういう方の数は・・・私の見る限り・・・あまり多くないようでいつも比較的に静かです。

京都伝統工芸大学校というのがあるのですが、そこの卒業生がいろいろなところで活躍していますので、あちこちでお目にかかります。
この私のブログにもいく人もの人が登場してくれています。

下絵は墨で描いているとのことですが、窯に入れて焼けばその下絵は焼けて消失するのだそうです。それはそうですよね。墨は炭素の塊ですもんね。

ここで実演をされている方たちは比較的若い方たちだからでしょうか、写真撮影をお願いした時に、特別な演出めいたことはまったくしないでひたすら制作に集中してくれます。
これがうれしいですね。

もちろん質問すれば手を休めてくれていろいろなお話を伺えるのですが、・・・見学者があれば積極的に声もかけてくれます。
でも私はいつもどのタイミングで声をかけていいのか息をのんでチャンスを待つことが多いです。

制作される方が静かに集中していますから、私も写真に集中できます。

モノクロで撮るときに、少し暗めに撮るといい写真のように錯覚する傾向があります。ですから、惰性を警戒しなければなりません。
影≒黒あっての光、光あっての影ですからね。
光をとらえようとファインダーをのぞくのですが視力が落ちて来ているのでつらいです。
もしこのカメラが壊れたら、デジタルカメラではもう満足のいくファインダーの付いたカメラを手に入れることはできないんだろうなあと将来に不安を感じています。
テーマ:女性ポートレート - ジャンル:写真
- 2014/03/01(土) 00:02:20|
- 陶芸
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