街中のギャラリーは絵画や写真の卒展でにぎわっている。当然描各芸術系大学の卒業・進級展も目白押し。
ここ数年、私はそうした制作展をのぞくことにしている。思わぬ…と言ったら失礼だけれど・・・才能あふれる作品に出会うことがあるし、学生たちの新しい風を感じることができるからです。
しかも、町のギャラリーでは見ることが少ない彫刻や映像、ファッションや生活空間・住宅などのデザインなども見られるからです。
ある大学の卒業制作展を見ました。
そこにはこんな作品が。

その作品はまだ完成していませんでした。

今日の日までに数カ月をかけて制作してきたこの作品です。
来る日も来る日も単純な作業を続けてきたのですから、その間には様々な思いが考察したことでしょう。
私に到底できる作業ではありません。
彼女の長い二の腕は糸との摩擦で赤くなてっています。何度も何度も交錯するたくさんの糸と擦れ合って赤くなった腕は痛いことでしょう。

作業の過程で形成されていく形を見て、迷いや次への期待がわくのではないでしょうか。
完成系をどうイメージしていたのか。
時に制作している自分自身をも見失うこともあったのではないでしょうか。

板や棒に糸を巻きつけて・・・この作業も大変です・・・使う糸は何メートル?ではなくて 何キログラム?です。

彼女の作品で遊ばせてもらいました。彼女の「制作」に刺激されました。

こういう写真も撮ってみたいんですよね。
テーマ:女性ポートレート - ジャンル:写真
- 2014/02/18(火) 00:03:35|
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