手作り市が少しずつ変化しています。私はこれを面白いなあと思って見ています。実は私もそれを加速するのに加わってみようかなどとも、・・・・。
というようなことはさておいて、・・・。
「蒼空設計」とあります。建築屋さんが手作り市に出店??!!
Tシャツがつり下がっていますが、絵柄が「階段の設計図」です。しかも「折れ曲がり階段」。

日本の消費生活はずいぶん変貌を遂げてきました。しかし、変貌してきたということと消費者がよりよい消費生活をしていることとは必ずしも一致しません。
もし仮に物質的は大量の消費をしているとしてもそれが生活の質を向上させているとは限りません。
おおむね供給側の都合で消費させられているといってもいいと思います。「お客様は神様」などというのはお金を運んでくるからと言うだけのことです。

もし消費者の消費の質が貧しいものだとすれば、実は生産者の生産の質が貧困だということです。
消費者も生産はも「最大限利潤の追求」の奴隷になっているのが現状です。
質の高い消費生活をしたい人々とと質の高い生産物(サービス)を提供したい生産者とがフェイス トゥー フェイスでないところに問題があると私は思います。
手作り市が盛んになるのは、その不満を部分的に解決するからだというのが私の理解です。

だとするならば、手作り市に出店するのが「アクセサリー」や「服」や「パン」だけでなくていいはずじゃないか、と思っていたのです。
そこに現れたのが「建築屋さん(設計士)」たちだったのです。

私の関心が吸い寄せられない理由はありません。
私たちの消費生活でもっともおろそかれにされているものの一つが住宅だ、と思ってきた私にとっては「わが意を得たり!」だったのです。

関西に住む4人の大学同窓の若い設計士さんが、消費者のところに行こうとここに店を出しました。
ただここは「手作り市」ですから、自分たちらしい何かを売ろう、ということで「設計図」の一部を切り取った図案を印刷したTシャツを出していました。
今日はデビューの日ということで「売れるかどうかわかりませんが、・・。」ということでしたが、私がぐるっと一周してくる間に「Tシャツも売れましたし、お店を作る相談も受けました!!」と満面の笑みでした。
今日は仲間の二人が体調を崩して不参加。喜びを共有できないのが残念です。

建築について「私たちが力を貸すことができる場面はきっとあるはず。もっと役に立ちたい。」と意欲的です。
それぞれが得意分野を持ち個性を持って力を発揮すればきっとたくさんの人の喜びにつながるでしょう。
テーマ:ある日の写真 - ジャンル:写真
- 2014/02/16(日) 00:03:13|
- お店
-
| トラックバック:0
-
| コメント:0