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素敵な人たちと

素敵な人たちと一緒に素敵な写真を撮ります。 なお写真のコピーはご遠慮ください。

素敵な人たちと  by 蒼樹    高瀬川町家ギャラリーの第一歩   Ⅱ

 高瀬川町家ギャラリーの第一日目です。
 このギャラリー開設のニュースに、大勢の人が駆け付けました。
 年齢層はかなり高いのですから、皆さんそれ相当のキャリアの方々です。
 
 そんな中に、このHさんは参加しました。

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 若いこの人にとっては刺激的で学ぶことが山ほどあります。 
 早速、御婦人方の仲間に入れてもらっていましたが、男女にかかわらず、名刺の交換があっちからこっちから求められます。
 迎えた高齢の皆さんから言えば孫の世代のこの人は大歓迎されて、まるで波たつ川に浮かぶ笹船状態でした。
 いいものです。

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 この人は60年代の日本の芸術史を専攻しているわけですが、大学で絵画の教鞭をとっているある男性がさっそく講義に及んでいました。翌日、私に今後もいろいろ話すつもりだと「仁義」を通してきました。(笑い)
 書家もいれば画家もいる。一級建築士がいると思えば、大学教授もいる。 京町家を守る活動と京の街づくりに奔走する生粋の京都人もいれば、財界の重鎮もいる。茶道に一家言を持つ人がいると思えばギャラリストもいるし、二胡奏者もいる。・・・・これでこの会が面白くないわけがありません。
 名刺を交換し合うからと言って、その肩書に恐れ入って忖度話、お追従をするような方は一人もいません。

 その中に、これから何者かになろうとする若いHさん。
 実にいいなあと思います。

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 幸い、来る人の中の半数くらいは、私を見つけて「蒼樹さん!」と声をかけてくれますので、多分、Hさんには、「この蒼樹という人は、まず安心て話してもよさそうな人かな。」くらいには印象付けられたかな。
 それに紹介を受けるたびに「写真家の・・・」と、・・・・これは幾分以上に盛った名称での紹介になっていますが、多分他に言いようがないのでしょうね。・・・言われますから、その点でも、どうやら写真を撮っている人には違いないようだ、とそういう印象も刻まれたでしょう。

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 人を知るには、その人の友人を見よともいうじゃないですか。
 こういう状況を冷めた目で見ていると、なるほどなあ、こうして人についての印象が形成されていくんだなあと不思議な心持でした。
 
 私は相変わらず、前のギャラリーだった時と同じようにテーブルを準備したり、ワインのコルクを抜いたりしていました。

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 過度な刺激は、閾値を越えてしまうと、無感動になってしまいますが、どうやらこの人は大丈夫なようでした。
 この人も聡明な吸収力に優れた人の様です。
 若い人も高齢の者も互いに影響しあうこういう空間はいいなあと思います。
 
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 この新たにできたベースキャンプが実り豊かな場になるように、私も及ばずながら力を貸したいと思います。

 それが京都の「文化」の内容を作るのですしね。

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  1. 2024/03/31(日) 00:00:02|
  2. 人物
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素敵な人たちと  by 蒼樹    高瀬川町家ギャラリーの第一歩   Ⅰ

 タイトルと記事・写真の内容が一致しませんが。
 3月28日に、京都高瀬川沿いにある、かつて「高瀬川四季AIR」と言ったギャラリーが、新たな船頭を得て「高瀬川町家ギャラリー」と名を変えて開設されました。 
 この辺りの町おこしにも貢献しようとする活動の拠点でもあったところから、その活動の中心的な人物のひとりであったHさんが、新たなギャラリストとして、関係諸氏から大きな感謝を込めた拍手で迎えられました。

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 全身のギャラリーには文字通り多士済々の方々が集まり交流をしていましたが、そのベースキャンプが亡くなって惜しむ声が、Hさんの背中を押しました。
 不肖わたくしめも記念すべき第一日目の茶話会に出席しました。
 今後は「コンテンツ」が問題になります。  Hさんは、元来は芸術畑の方ではありませんから、周囲の支援が必要でしょう。
 そこで、思わず「私も近々個展をしましょう。」と申し出てしまいました。  おや、まあ、です。

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 さて、この会には「多士済々の方々が」お集まりになるわけですが、未来を自覚的に切り拓こうとしているこの人には、大いに見識を広め刺激を受けるようチャンスだと思い、お誘いしました。
 平均年齢が60代後半であろう、いやアラウンド70かな、人々の集まりですが、それだけに内容は相当に濃いです。
 現代美術史を専攻していて、最近ではとあるギャラリーの運営にもかかわっているという人ですから、一も二もなく「参加させてください」という事で、同伴することになりました。

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 会場への道すがら、モデルをしてもらいました。

 だからと言って決して、利益誘導ではありませんので、誤解のありませんように。
 
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 モデルをしながら写真を撮る者はどういう視点を持つのか、何に関心を抱くのか、そういうことを観察しているのです。
 撮られるだけじゃない人なんです。


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  1. 2024/03/30(土) 00:00:05|
  2. 人物
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素敵な人たちと  by 蒼樹  台湾から芸術作品が   Ⅱ

 お二人とも単に学力が高いというだけではなくて真面目で誠実そうな性格です。
 それはレンズを向けたときにすぐに直感的に分かります。
 
 こういう人を撮るときには、少々時間がかかります。

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 妹さんとはずいぶん話をし、長い話の終わりに「撮らせてくれる?」ということになってようやくカメラを取り出したので、「その成果」は出ていますね。
 ただ、撮り始めて間もなく「御祖母さん」が見えたり、別のお客さんが来ましたので、短時間の撮影で失礼しました。
 が、お姉さんの方は、話して万鳴くカメラを取り出し、写しながらお話をしましたので、それが写真に現れていますね。


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 この人にとっては幸か不幸か、入ってこられたお客さんが短時間で辞去されましたので、しばらくシャッターを切る時間が長くとれました。
 
 妹さんが濃紺のジャケット、お姉さんは黒の上着です。
 ちょっとだけ二人の識別ポイントでしょうか。

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 「よく白黒で撮るんですか?」と過去写真を見てもらった時に訊かれたのですが、
 女性を撮るときにはカラーで、男性を撮るときには白黒が多いのが現状ですね。
 と、そんな話をしたこともあって、ちょっと白黒でも撮ってみました。

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 そういえば、最近CANONの発色について見直しています。
 女性ポ-トレートにはCANONと言われたりもしていましたが、いやSonyの方がいいよなんて…ただしα900ですが…言っていたものですが、いま事情があってNIKONを使っていて、昔のCANON 5Dの写真を見ると、なかなかいいじゃないかという印象が生まれてきていたのです。
 また中古で何か物色してみようかな。

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 それにしても、やはり世界は、その目で見るのは一番ですね。
 それは物理的に無理ではありますが、せめてその国の人、そkに暮らしたことのある人から話を聞かないとね。

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 「臺灣有事」は、即座に日本の「有事」だなんて世迷言を言っている人たちの手に乗って、日本と東アジアの未来を間違えてはいけないですからね。


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  1. 2024/03/29(金) 00:00:02|
  2. 人物
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素敵な人たちと  by 蒼樹  台湾から作品が   Ⅰ

 何が機縁となるかわかりませんね。

 私は最近台湾についての長年のもやもやが少し整理されて少し見晴らしがよくなりました。

 そんな折に「臺灣」の文字が目に入りました。  簡体字ではなくて繁体字です。

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 絵もあれば篆刻の作品もあるという具合です。
 師匠格の方とお弟子さんたちの作品の様です。

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 絵の色遣いはいかにも「中華系」という感じで伝統的な画法の絵です。
 時折見かける「教室の先生と生徒」の作品展とは一線を画す水準のように見うけました。 手の熟した巧みな描き方です。
 臺灣でも大陸でも漢民族ばかりではなくて少数民族の特色も生かして伝統に根差した様式でも現代画でも、かなりの水準の作品がプロアマを問わずに発表されてきているようです。
 もちろん伝統に拘泥したモノも根強くあって、芸術界での相互批判も続いているようですが、世界の現代芸術の貪欲な吸収や新たな地平を開こうとする若い力も台頭しているようです。

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 京都の各芸術系大学には大陸からも台湾からも多くの留学生が学びに来ていて、様々な機会に学部生院生の作品に触れることがあります。
 今後の中国(臺灣)の芸術事情に注目したいところです。
 
 「日本語のできる留学生が手伝っているのかな。」と思って話しかけてみると、子供のころ臺灣に暮らしたことがあって臺灣語ができるのでお手伝いしているという日本人の学生でした。

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 私は日本で臺灣に関する情報がかなり「色眼鏡」を通したものになっていはしないか、私たちの臺灣に関する歴史的な認識に大きな歪みがあるのではないかと、落ち着かないおさまりの悪い状態を長く続けていました。
 それで臺灣事情に詳しい人に色々聞いてみたいことがあったのです。

 とても若い人ですが、幸い私の疑問に答えてくれるだけの見識を持った人でしたので、ずいぶん学ばせてもらいました。
 そして、臺灣人の常識と日本人の常識は多くの点で異なっているはずなんですが、最近気になっていたあることについても「へ~、そう言うことになっているんですか?」と得心が行きました。
 やはり『先達はあらまほしきこと』ですねぇ。


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 前の人はギャリエ・ヤマシタ1号館にいた人ですが、この人は2号館(私が4,5回個展をしたのはここの2回です。)にいました。

 「えっ何を言ってんの?」と思われるでしょ?!
 お二人は姉妹で双子なんだそうです。
 前の妹さんに事情を訊かないで、こちらに足を踏み入れれば、きっと「あれっ?いつの間に?}と混乱したことでしょうね。

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 こちらはお姉さん。
 なんと小中学校ばかりではなくて大学も同じで専攻まで同じなんだそうです。
 
 小中高校前で一緒という双子の姉妹には会ったことがありますが。 大学も、そのうえ専攻まで同じとは・・。

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  1. 2024/03/28(木) 00:00:15|
  2. 人物
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素敵な人たちと  by 蒼樹   雪降る街で

 今日は数日振りの晴れの日です。
 桜の開花は、予想より少し遅れています。
 その開花を遅らせたのが思わぬ雪や雨の冷たい日が続いたこと。
 
 今週末からは春の日が続きそうですが、撮影の約束をした明日も明後日も曇りと雨の様です。
 そしてその翌日から晴れ…だとは。
 こういうめぐりあわせの悪さも今年、あまり多くの人と撮れていない原因ですね。

 雪が降りしきる中、大徳寺の修行僧が「おーい、おーい」と発声しながら素足で歩きます。

 何を思いながら歩くのでしょうね。

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  1. 2024/03/27(水) 09:28:15|
  2. 状景
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素敵な人たちと by 蒼樹   さかな 魚 サカナ・・・ ギャラリー・テレスコープにて  Ⅱ

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 上の写真の手前に写っている背中の人は外国からの人で、多分ご夫婦で来られているのだと思いますが、大層熱心に質問されていました。
 ご自身の「描く」方なのかな。
 でも、お連れの方は今一つ興味がわかないようで、何度も目を外に向けていました。  「ある、ある。」ですよね。

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 実は、写真の整理をしていて、「この方は2300人目になる人かな。」と気づきました。
 そうなんです、このところ天候不順やら私自身のCOVID-19感染やらで「撮れない」日が続きまして、2200人から2300人への持ちのりはかなり遠かったのです。
 ちょっと不適切な表現ですが「貯金」を全部吐き出して、なおかつ3月中には2300人を達成できないかもしれないなあと思っていたのです。
 個展が一か月以上早い時期に設定されていますから、ただでさえ個展の初日には「2400人」達成・・・・は難しいなあと思っていたのですが、このところのペースでは到底無理な感じですね。
 

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 でもとにかく2300人には手が届きました。

 不思議なことに?この人とお話をして、その流れから「撮らせてもらってもいいですか?」などという状況になったときには、「2300人」なんてことは全く念頭からは消えていました。
 それは幸いな事でしたね。

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 そうでないと数字を追っかけた、ノルマ達成感丸出しの写真になってしまうでしょう。
 それでは現代の日本の企業風土そのもののような気持ちの悪いものになってしまいますよね。

 「楽しみの写真。「人生を楽しむ」活動がそうなっちゃあ、元も子もありません。

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 この人の魅力を探す精神的な余裕も活発さも失せてしまうでしょうしね。
 

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 見知らなかった人との一期一会を楽しむ、そこに「人間交叉点」の痕跡を残す。そこから外れると、貧相な活動に天ら化してしまいます。

 「一喜一憂の種」としての方便が主人になっちゃ困ります。

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  1. 2024/03/25(月) 00:00:03|
  2. 絵画
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素敵な人たちと by 蒼樹   さかな 魚 サカナ・・・ ギャラリー・テレスコープにて  Ⅰ

 このギャラリーは白川沿いにあるのですが、採光が良くて、ギャラリー内は気持ちの良い光に満たされています。
 わたしは祇園白河から岡崎に抜ける途中で、このギャラリーの前を通りますから、今やほぼ定点観測状態。
 今週はこの人が作者でした。

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 先週、ここで展示されていた男性はお知り合いなんだそうで、驚きました。

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 魚、ことに観賞用の魚を描いています。
 でも、池に泳ぐ魚でもなく、俎板に横たえられた魚でもなく、その意味でちょっと、高橋由一的な実在感・現実感はないです。

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 この人が魚たちから受けた色彩の美しさやかわいらしさの感覚・感情を描いているという感じです。
 ひれは描かれていますがうろこはありません。

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 このギャラリーの前の道は観光の人がたくさん通りますから、海外からの人も立ち寄ります。
 一度通り過ぎて、やはり気になるという感じで覗き込む人が何人も・・・、そしてこの人に手招きされたり、声掛けされてはいってきます。

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 作画についていろいろなお話を伺いながら、また私自身が個展やグループ展を経験しているところから関心のあることなどを訊いてみたりします。
 思い返せば20回以上は写真展示をしてきていますから、私はいつの間にか、その道のベテランです(エッヘン!)

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 ギャラリー巡りで、多くの会場を訪ねましたし学生や、市民日曜画家的な人たちから斯界の重鎮の作品まで、それなりに見てきていますから、訳知り顔に話す耳知識もあります。
 それで「やはり絵を描かれるんですか?」とか「どんなものを制作されている方ですか?」などと言われもするんです。
 絵も描きません、立体造形もしません、西陣や友禅の職人でもありません。むろんギャラリストでもありません。
 果たしてその正体は・・・・・街を徘徊する怪しいおじさん・・です。

 「えっ そうなんですか?!」

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  1. 2024/03/23(土) 00:00:03|
  2. 絵画
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素敵な人たちと  by 蒼樹   久しぶりですね。  Ⅱ

 彼に写真データを送ると、「インスタに投稿してもいいか?」とメールが来ました。
 もちろんOKです。
 インスタに上げたらすぐに「いろんな方に褒めて頂きました。またよろしくお願いいたします!」と返信が来ました。
 喜んでもらえたようです。こういうことがあるから楽しいですよね。

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 同じような態勢の人を撮る場合に、・・・・無論この場合にはギターを弾きながら歌っているわけですから、・・・・何とかしてこの人が発している気分・感情を捉えたいわけで、そのためにわずかな動き、変化を探します。
 
 そのために私の姿勢を変えたり立ち位置を移動します。
 そのために必要なのは足腰の強さと体の柔軟性。 情けないことに、その両方が20代30代の頃の十分の一という感じです。
 いや、それ以下かな。

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 座れば立てない、立てば座れない。
 中腰の不格好で不安定な事!
 
 そうなれば変化を見つける余裕もなくなり、ピントにこだわることもできなくなります。
 オートフォーカスといたって、結局、どこに、どの瞬間にフォーカスするかという事をじっと目を、精神を凝らして、探すことができなければ、それは単なる機械的な機能にしかすぎません。

 自転車のペダルを踏んでいるだけでは、良い質の生活的体力を維持することはできないようです。
 
 

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 街を歩いている時に、同年配くらいの人の歩き方を見て、大したものだなあ、あの足さばきと姿勢、と唸らされることがあります。
 それで自分を振り返ります。

 こうして人の姿を撮っているのも、畢竟、私には、そういう意味合いがあるのかもしれません。

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 この人が壁を背にして水際で流れに向かって演奏しているのは、自分の前を人に通ってほしくないからだそうです。
 本当に音楽を楽しんでくれるのならいくら近づいてきてくれてもいいけれど、ただ物珍しく好奇の目を向けるだけだったり、スマフォのレンズを向けていくだけの人たちには遠慮してほしいのだとか。
 気持ちはよく分かりますね。  だから、「撮らせて」と頼む私のような立場の人間は、大いに自戒をしながら行動しなくてはいけませんね。

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  1. 2024/03/22(金) 00:00:09|
  2. 音楽
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素敵な人たちと  by 蒼樹   久しぶりですね。  Ⅰ

 この日はよく晴れて、春到来を思わせていましたが、橋脚の陰などに入るとさすがにまだ冷たいです。
 多くの人が日向を選んで遊んでいるのに、この人はこのやや暗い陰で、どういう気持ちからかな・・・という思いもあって覗いてみました。

 おや、ひょっとして・・・と思いました。
 が、確信が持てなくて、はじめはただ演奏に耳を傾けていましたが、とにかく声が良くてよくてとても遠くまで豊かに響きます。響くのは橋の下だからという事もありますが、それだけではないでしょう。地の声がとてもいいのです。
 あなたの声はよいサウンドだと言いたかったです。


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 前に会った時にはこの日よりもさらに明るい暖かな日で、しかも彼は鴨川の東岸に腰を下ろして・・・つまり西に向かって・・・歌いつま弾いていましたから、太陽の光をいっぱい浴びて、彼自身の性質も明るい陽気な人に見えました。
 背景が真っ青な空でしたしね。


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 声をかけると、私のことを覚えていてくれました。
 
 うろ覚えで確信が持てていなかった私は「日本語は大丈夫ですか?」と声をかけたのですが「大丈夫ですよ。」と。
 ”Can you speak Japanese?”といわなかったのは、こういう言い方はその人の人間としての「能力」を問うことになるので不適切ときいたことがあり、じゃあどう言えばいい?に迷いがあったからです。それに、確か、彼なら日本語は流暢だったしなあ。

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 実際は、もう日本滞在が10年になるどうで。
 
 ただあまりに日本語を意識しすぎて、却って一部だけ不自然な日本語になっていました。それは「スミマセン」の使い方。
 私たち日本人は、例えば電車で席を譲られると「どうも、すみません」といいます。日本語を学ぶ人は「すみません=有難う」になるんだよと聞かされるでしょう。 でも逆は必ずしも真ならずです。
 「おおきに」といえば、関西では「ありがとう」を意味します。「大変(おおいに)、ありがとう」の「ありがとう」を省いて、「おおきに・・・」で済まします。「皆まで言うな。」 言ってしまって「感謝している」という事を相手に重くのしかからせないようにするという心配りだともいえます。
 「どうも・・」も同じようなことだ。 「どうも」の後に「すみません」とか「ありがとう」が続くけれども、「どうも」といえば、その両方の含意があって都合がいい。日本人の得意な「あいまいさ」の効用でしょうかね。

 でも、「すみません」が「申し訳ないことをしました。失礼しました。ご迷惑をおかけしました。」の意味で使われるのが本筋ですから、いつでも「すみません」では言われた方が困ります。
 彼の場合にはよりよく日本に適応し、よりネイティブに近づこうとして、「ありがとう」をいたるところで「スミマセン」にしてしまう。多分、彼の能力の高さと他文化を尊重して真摯に学ぶ資質が現れた姿だろうと感じました。


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と、そんなことは別にして。
彼の歌唱力も演奏も、プロで活動できるだろうと思うのですが、本職をもっている傍ら時々ライブも、というスタンスらしいのです。「赤字が出ないくらいに活動しています。」とのことでした。

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 こうして出会う外国人とは「一杯やりたいなあ」と思うのですが。
 だって、アメリカについてももっともっと知りたいじゃないですか。アメリカの現状は複雑で、しかもかなり危ういですしね。


  1. 2024/03/21(木) 00:00:02|
  2. 音楽
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素敵な人たちと  by 蒼樹   サリーに身を包んで卒業式  Ⅲ

 その点で、日本人の人種自覚というモノが希薄だなあというのが私の感想です。
 黒人が「黒」だという事を深く強く意識するのは、抑圧と差別を深刻に体感し、それに対する嘆きや悔しさ、プロテストを意識するからでしょう。
 USAにおいて中華系や朝鮮系の人々がやはり肌の色を意識せざるを得ないのは、同じ事情でしょう。
 それが日本人になると、実に曖昧になるのは自らを「名誉白人」として、自分が差別する側に立つことができていると思い込んでいる(あるいは明確に立っている)からではないのかなと思います。

 アメリカのアングロサクソンから明確に差別されているのに気づかない、無自覚に、いや進んで適応してるからでしょうかね。
 

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 意識してもせいぜい「イエベ」とか「ブルベ」ですもんね。

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 それにしてもやはり卒業式後の仲間との時間は一種独特ですよね。
 皆さんもいろいろな思い出があるんじゃないですか。
 何か立ち去りがたい、「じゃあ、さようなら。」と言葉に出しにくい。
 何を話すのでもないけれど、仲間との今のこの時間を終わらせたくないといったそんな感情ですかね。

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 私は、その卒業式から半世紀経っての再会を、ここ数年の間に何度か経験して、改めて、卒業以来の人生という事について考えさせられましたので、こういう若者たちの「未来」にとっての「過去=現在」を思うのですね。
 
 
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 人生は振り返るためにあるわけではないでしょうが、結局はみな、過去に入ってしまいますからね。
 そして、否応なしに終末を迎えます。
 
 でも、若さのど真ん中のこの時期には、そんなことはほとんど思わずに、少し過去について感傷を抱いてもすぐに、未来をいっぱい思いますよね。

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 まあ、それでいいんです。

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 この人たちはまだまだ学ぶんですし、その学びの場で、きっとまた新しい出会いがありますね。

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 この写真が、思い出のよすがになってくれるでしょうか。

 ことに海外で学び暮らす人たちの、現地での一瞬一瞬は深い思いがこもることでしょうね。

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  1. 2024/03/20(水) 00:00:02|
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素敵な人たちと  by 蒼樹   サリーに身を包んで卒業式   Ⅱ

 サリーの色ばかりに気をとられていましたが、衣装の織り柄もアクセサリーの細工もなかなか魅力的で、実は目を近づけてよく見たかったのですが。

 私が最初に話しかけたのがこの人。
 上手な日本語でした。
 高級そうな衣装ですよね。

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 私としてはこの人たちの経済的な階層などや風俗習慣についてもいろいろ聞きたかったんですが、卒業記念の写真を撮るというのが、建前ですから。
 どこで撮る、どんなポーズ?の方が肝要で。

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 聞くと、この人たちは日本語学習の過程を卒業して、これから専門学校で学ぶんだそうです。
 「じゃあ、みんなそれぞれの方向に分かれていくんだね。」
 「いえ、一人はお隣の滋賀県ですが三人は京都の同じ学校です。」とのこと。
 しかも、四人ともこれからも京都に暮らすとのことで、それなら好都合だと、作り立ての個展のお知らせカードを差し上げる第一号になってもらいました。

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 10月の個展のお知らせはがきを、三月に渡すの?と思われるかもしれませんが、これは私流なんです。
 DMを何百枚も印刷してギャラリーの力を借りて京都のみならず大阪方面にまで配布するのが通例なんです。が、数は多くないんですが、お金をかけずに、面と向かってお渡しするやり方というわけです。
 それで、こうして出会った人には早くから・・・・それで大概は忘れられてしまいもするんですが・・・お渡しするんです。
 他面、次は11回目の個展ですから、そのことが私を信用してもらう糸口にもなりますしね。

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 ちょうどよく風が吹きました。
 この人たちにとっては「卒業「記念」の写真ですが、ついつい私はそこから外れてしまいます。
 
 
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 撮っていてふと思い浮かんだのが「カラード≒有色人種」という言葉です。
 欧米の「白色人種」が自分たちと異なる人々に対して「非白人」=「有色人種」といったわけですが、「黒人」とか「黄色人種」とか言うけれど「黒い」肌の人や「黄色い」肌の人などいないなあというのが私の観察です。
 中には漆黒と言っていいほど美しい肌の色をした人がいたりもしますが、そのほとんどはチョコレート色でミルクチョコレートもあればブラックチョコレートもあるし、よく褐色だとか赤胴色だとかいう場合もありますよね。
 日本人は「黄色人種」に区分されますが、どうですか、身の回りに「黄色」の人なんかいますか。
 色白の人というのが各国にいますね。
 それを中国、朝鮮、日本の各国から選んで比べても「白」とひとくくりにできないその国の人たちの肌の美しさの違いがありますよね。

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 有色人種=非白人というのはそもそも「差別的」な目をもって言われているわけで、私たちは何もこうした欧米の「目」を共有する必要は無いなあと常々思っているわけです。
 
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最近、ようやく経済的な力が増してきたアフリカから多くの発言が聞かれるようになってきましたね。
USAなどは多民族国家といいながら、アフリカ系にしろアジア系にしろ非白人(カラード)はやはり被差別の対象ですし、その人々からの声も高まっています。

 以前、USAを中心に「ブラック イズ ビューティフル」という声が高まったことがあり、先般は「ブラック ライブズ マター」という声が沸き上がりました。

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  1. 2024/03/19(火) 00:00:04|
  2. 人物
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素敵な人たちと  by 蒼樹   サリーに身を包んで卒業式   Ⅰ

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 卒業式のシーズンです。
 先日、それぞれにカメラを持った若者が群れていて、半数が振り袖姿だったので、何事やらんと思ったら、京女の卒業式があったとのこと。え、それになぜ男子がたくさん混じってるの?といぶかしく・・・・この時点で世代の違いがありますね・・・・思っていたら、どこかで見かけた男子かなあと思う学生が「僕たち学校の枠を超えたサークルなんです。」とのこと。
 それで京女のメンバーの卒業生の追い出しという訳。なるほど。

 それとは別に、あるギャラリーに立ち寄った帰りに岡崎公園を通り抜けようとすると、たくさんの華やかなサリー姿の若い女性と、スマートにスーツを着こなした男子の群れ。

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 たがいに写真を撮ったり、たまたまボール遊びをしていた日本緒子供たちと一緒に遊ぶ群れ。

 サリーの鮮やかな色遣いに見とれていましたが、さすがに何十人もいる若者の中に分け入って「撮らせてもらえませんか。」とも言えないし、果たして日本語が通じるのか、それにしても一体この集団は????

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 するとそのさんざめく集団の中から日本語がとぎれとぎれに聞こえます。
 聞けば、日本語学習のための留学生の卒業式後なのだそうです。  何だ、じゃあ日本語は大丈夫ですね。
 でも、まあ一年間の過程ですから、ところどころたどたどしくて。
 例によって、私の言語脳は、対留学生用に変換されて、たどたどしい日本語とカタコト英語になってしまいます。

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 「写真を撮らせてもらってもいいですか?」と尋ねると「私たちのスマフォでですか?」という返事。
 撮った写真がちゃんと自分たちのものになるためには当然ですよね。それに私の両手にはカメラなどないわけで。
 「いえ、このリュックの中の僕のカメラで。 あとでデータは送りますよ。」と。  
 
 う~~ン、この状況だけ見ると、私は結構、怪しいおじさんですよね。風体も髭面も、ただただ怪しくしか見えませんしね。

 それでも即座に、「じゃあ、お願いします」と喜んでくれて。

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 それにしてもみんな、それぞれに美人さんで・・・。

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 この衣装の鮮やかな色がとてもいいですよね。
 アクセサリーも豪華です。  耳、首、手首にはつけていても指輪が見えないですね。 これも民族性かな。
 
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 ムスリムの女性たちは顔と手以外は『美しい部分は隠せ』という教えに従って髪も見えない様の覆っていますが、この人たちはお腹を見せ隠しています。
 でも足は見せませんね。
 日本の「着物」も相当に露出は少ないです。結果的には(顔+髪)と手しか見せませんしね。 首筋から背中の上部まで見せるのは特異かな。
 世界にはいろいろあるんですね。
 そして、それぞれに美しい!これだけは共通に確かです。

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  1. 2024/03/18(月) 00:00:01|
  2. 人物
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素敵な人たちと  by 蒼樹   「始まりの音、終わりの音。五十音絵図」


 「桜はもうじき咲くかしら。」
 二月のあの四月並みの暖かい数日には、三月下旬には満開になるんじゃないかなどいいかわしたものでしたが、やはり早めに咲きそうです。蕾がかなり赤く膨らんでいます。

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○ 古川町商店街の東側に白川が流れています。その流れを楽しみながら歩くところにテレスコープ京都という小ぶりなギャラリーがあります。北と東に大きく開いた開口部からたっぷりの優しい自然光が入るギャラリーです。
 そこで宍戸克成さんの初個展が開かれています。

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○ 50の「ひらがな」をデザイン化した作品ですが、その「デザイン化」に一工夫、二ひねりがあって面白く見させてもらいました。 
 種明かしをしたのでは興を削ぎますから止めておきますが、一文字一文字に、その文字を頭にした「色」を組み合わせています。例えば「あ」なら「藍白(あいじろ)」です。「藍」で済まさないところが宍戸さんのデザイナーとしての拘りですね。

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○ そうなると、色を当てるのにはかなり苦労するケースが出てきます。「江戸紫」や「織部」などは少し染色や陶芸をかじった人には思い浮かぶでしょう。私などはこうした分野にもほとんど素養がありませんから「滅赤(けしあか)」などの色名にははじめてお目にかかります。
 「蒸栗色」なんておいしそうな色名もあります。「滅紫(めっし)」なんて生地を染めたらどんな感じなんでしょうね。ドリブル、シュートが華麗に連続するんでしょうか。
江戸好みなのでしょうね。

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「ぬ」はなんという色だと思いますか?
 その色が当てられて「ぬ」の字を生かしたデザインは色の中に隠れてしまっています。
 それで「『ぬ』は可哀想にね。」といいますと「『濡烏』なんですよ。」「あ、烏の濡れ羽色か。黒髪を美しく表現する言葉だね。」
 話はいろいろ弾みます。

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○ 「を」とか「ん」を頭にした名詞はありませんでしょうし、さすがに「を」と「ん」は「色なしとして灰色と黒が当てられていました。困ったでしょうね。

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 江戸期には灰色だけだって「鼠色」に始まって100余りもあったと言われます。
 藍色だって使っている人が戸惑うくらい?たくさんありますよね。48種ですか?!
 内に内にこだわっていく日本人の特性ですかね。それにしても、江戸期の「パクス・トクガワ―ナ」に押し込められても、庶民の力はスゴイですね。
 今日の、押し込められ鬱屈した日本で、科学や芸術の表舞台ではますます低調でも、コミックやオタク文化では独自の発展を見せるのはDNAですかね。

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宍戸さんのデザインのアイディアはスケボーの裏側にの施されています。
もともとスケボーに夢中だった人だったそうです。その後ダンサーになって・・・・・。


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 宍戸さんの個展は明日の17日まででした。
 

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  1. 2024/03/17(日) 00:00:02|
  2. 絵画
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素敵な人たちと  by 蒼樹   水仙の花越しに

 不順な天候が続き、今年に入ってからのトータルとしても、外出しにくい日が多いですね。
 そんな中でも少しでも晴れ間があれば、外に出ようとする私です。

 他の都市でもそうでしょうが、海外からの人がたくさんいます。円安の効果でしょうかね。

 三条大橋の西詰の蛙桜は満開で、多くの人がカメラを向けていますし、その下でレンズに向かって微笑んでいます。

 水仙も咲いています。 

 “May I take a picture of you through Narcissus?”

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 にっこり笑って「👍」

 私の不確かな英語が通じたとも思えませんが、カメラをもって話しかけているんですから、その辺は分かってくれたんだと思います。

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  1. 2024/03/16(土) 00:00:03|
  2. 人物
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素敵な人たちと  by 蒼樹   DJ from USA on OKZAKI

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ここは平安神宮前の岡崎公園。
ここではよく色々なイベントがも開かれる。
この日は、名車、クラシックカー、改造車に目のない人にはたまらないイベントが開かれていました。

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車に関する、それもFROM USAが中心の様々なグッズや食べ物がテントやフ-ド・カーで販売されていました。
そしてドカッと据えられて大きなスピーカーからは大音量の音楽が。
楽曲に交じって肉声のラップが聞こえる。
その主がこの人。DJです。

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 聞けば、「日本に来てから20年くらい。関西に住んでいるよ。」とのこと。
 「日本語は?}と尋ねると、指を塩をつまむくらいに開いて「ちょっとね。」という。
 それを信じてはいけないのですが、そういわれると日本語では話しにくくて、英語・日本語交じりになってしま。
 長年日本に、関西にいるのだから、そういう日本人の「会話」を理解するのはお得意の様です。

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 私はこういうイベントなどで奥の人が集まっていると、必ず「誰かいないかなあ。いい人いないかな。」と鵜の目鷹の目です。
 なかなか見つかりませんし、見つけても声がかけられない状況だったり、臆したり。
 今日は、この人が第一番でした。むろんぐるっと二巡はしての結果です。
 ・・・・、もう一人魅力的な女性が一人いましたね。・・・・

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 まさにDiskを操る場面やマイクを持ってラップを歌っている場面と撮りたかったのですが、こういう事もめぐりあわせですね。うまくタイミングが合いませんでした。
 でも、この人の人柄と知性をうかがわせるようなこんないい感じのカットが撮れました。

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 これは彼のサービス精神。

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 決まってるでしょ?!
 私がサングラスをかけるとなぜあんなに「イカサナイ」のでしょうかね。

 この写真、好きです。

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  1. 2024/03/15(金) 00:00:05|
  2. 音楽
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素敵な人たちと by 蒼樹  スクランドリーで工房兼作品展 BY星野尾可奈子さん  Ⅵ

 ミュージシャンだったら演奏しているその場面。画家や職人さんだったらまさに描いているところ作っているところを撮りたい。
 多くの写真愛好者さんはそう思われているんじゃないでしょうかね。
 私も、そう思っています。
 でも、どうしたらそういう機会に恵まれるんでしょうね。

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 たぶん、撮ろう、撮りたいという本気が無いからなんでしょうね。少なくとも自分を振り返ってそう思います。
 写真家のハービー・山口さんがよくお話になる彼自身のエピソードにこんな話があります。
 彼がイングランドで生活していたときに、地下鉄に乗ったら有名なロックシンガーが乗っていた。それで撮らせてくれないかと話しかけたら、「撮りたいと思ったら撮るのがロックじゃないか。」と。

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 撮らなければ始まらない、撮るためには、撮らせてくれないかと話しかけなければ決してその扉は開かない。
 その工房を訪ねなければ本気の制作現場は撮れない。 わかりきったことですし、ほかに手はないのです。
 求めよ、さらば与えられん。

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 「そんな理屈は重々承知。でもねえ・・・・。」
 この「でもねえ・・・・。」に続く言い訳が二の足さんの足を踏むエクスキューズを作り出す。
 その「でもねえ。」の陰に隠れるのが「本気じゃない」ことの証拠。
 そんなこっちゃ写真は撮れないよ、と何度自分に言ってきたことか。

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 ロックの精神は、私にはわからないが、撮りたければ撮りたいというしかないという事は、実に簡単明瞭な理屈だけれど、撮らせる何の義理もない人に承諾してもらうには、それ相応のことが無ければならない。
 そう、その「それ相応のこと」とはいったい何なのか。
 大体この辺りでぐるぐると回っているかとぐろを巻いているのが、私のような凡庸な取り手なのですね。 

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  1. 2024/03/14(木) 00:00:02|
  2. 絵画
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素敵な人たちと  by 蒼樹  スクランドリーで工房兼作品展 BY星野尾可奈子さん  Ⅴ

 クラシックの演奏家たちと撮ったときに、演奏に集中しながらも、撮られていることを薄皮一枚の意識で意識しているという事が、とても大切なんだという事を知ったのです。

 それで、並べて言うような立場じゃないですが、土門拳や木村伊兵衛とは違う問題意識で撮ろうと思ったわけです。

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 「自然な表情がいいね。」という考え方も否定はしませんが、それだけだろうか、とずっと思っているわけです。
 まあ、方向性の違いなんでしょうがね。

まあ、そんな寝言は布団中でつぶやきましょう。

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 それより、私はこの人の旺盛な前向きな活動ぶりを傍で感心して見ています。
 私はといえば、地元の老人会が作品展をするから参加しないかと言ってくれたり、京都の作家たちに展示の機会を作ろうと骨を折って頑張っている方が「どうです、一緒に出しませんか?」と誘ってくれても、ものぐさ太郎を決め込んでいる人間です。
 余命幾ばくも無いというのにね。
  
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 一年に一度の個展とグループ展。
 それだけの活動でいいの?と思わないでもないのです。  ただ、それでは工夫が足りないと思うし、私のものぐさとの折り合いが付きにくいので、もっと何かやりようはないかと考えてはいるんです。
 
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 打って出たいことがあるにはあるんです。
 
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 夏までには見通しをつけないと、結局「ものぐさ太郎」だったねで終わりそうです。

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  1. 2024/03/13(水) 00:00:33|
  2. 絵画
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素敵な人たちと  by 蒼樹  スクランドリーで工房兼作品展 BY星野尾可奈子さん  Ⅳ

 帰宅してモニターに映し出してみて、この写真は、案外悪くないなあと思いました。
 彼女は、私がここにきていることを知っていますし、写真を撮っていることも承知しています。
 でも、ある人のプライベートな、時空間に入り込んで撮っているような写真ですね。 
 記録的な写真を撮ってほしいという要望もあったので撮りにいったのですが、無論、私の方がそれだけでは納得できませんので、思い入れて撮る」訳です。

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 そうすると、やはり写真て楽しいし、面白いなあとつくづく思う訳で・・・。


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 私が階下のカフェでコーヒーを飲んでいると、お客さんの注文があって、これから「カメレオンを描く」というので「描くなら撮るよ。」と戻ってきたのです。
 「描いているところを撮る」のもお互いの希望ですし。

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 もうすでに幾度か撮っているというお互いの距離感がいい方に働いているかな。

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 ちょっと語弊があるかもしれませんが、ほんのちょっと、心の領域の手前まで、遠慮なく入り込んでいけるようになることが人を撮るうえで、大事かな。

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 それで、私を(撮る人間を)意識の外に放っておけるわけで、ここが肝要です。
 
 自然な姿を撮る、絶対無意識などという事は私には縁がないので、意識化の進行した先の無意識化。

 撮られていることをすっかり忘れる、意識外にするという事が、私の狙いではありません。やはり「撮られている」という事は意識の隅にあってほしい。

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  1. 2024/03/12(火) 00:00:02|
  2. 絵画
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素敵な人たちと  by 蒼樹  ランドリールーム sclaundry, (スクランドリー)・オーナーさん

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 カフェが併設されたコインランドリーです。
 コインランドリーを利用すると、それがごくごく近ければ、洗い終わり、乾燥ができるまで帰宅して休んだり、別のことをしたりできます。

 でも、帰るのも面倒だしという距離だと時間つぶしに苦労しますね。それでつまらない少年漫画などを読んでいるのでは辛い。

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 靴も洗いたいし、洗濯物も大量になってしまった。
 コインランドリーを利用したいけれど小さな子供もいてお留守番はさせられないし。そんなときカフェがあってそこにキッヅルームがあって、子連れでも安心できる清潔でおしゃれで安心できるスペースがあったら・・・・。

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 そんな思いを形にしたコインランドリーです。(もっともコインで支払うかどうかは・・・、いまや、むしろレアケースになるかな。)
 そしてそういう形を思い描いて実現した人がこの方。

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 「撮影交渉」は難渋しましたが(笑い)
 
 でも、こんな言い方を見逃す手はありません。それでは「人物写真家」の名が泣きます。
 えっ、そんな「名」があったっけ?!  しかも泣くほどのものじゃ二けどなあ。

 と、そんなことはいいとして、カフェもキッヅコーナーも気が利いてお洒落です。

 時に色のセンスがいいのと光に対する気遣いがいい。

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 新しい感性での生活の提案を見る思いがしました。 特にそれを形にしているという子tにおいて。
 若い世代には教えられることが多いですね。

 「もういいでしょ?!」と、撮影を終わりにしたい様子です。

 私のモットーの一つは「深追いをしない、無理に説得しない。」ですが、いつもよりちょっと粘っています。
 

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 せっかく見つけて素敵な人を「撮り逃がした」苦い惜しい経験が、たくさん積み重なっていますからね。
 もう、あまり後悔してくなんですね。
 
 外見的な綺麗さだけではない「素敵な人」を見つけるのは、なかなか難しいのです。
 それを撮り逃がして、「今度またきっといい機会があるよ。」と自分を納得させるのは難しいですね。
 勝手な理屈ですが。

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 それで、一応どう撮ったらどういう素敵な写真になりそうで、それでぜひ撮りたいという気持ちだけは伝えておきました。
 それで、「しょうがないなあ。」という気道になっていただけたでしょうか、どうでしょう。
  
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  1. 2024/03/11(月) 00:00:10|
  2. 人物
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素敵な人たちと  by 蒼樹   音楽と芸術  吉田莉加さん  Ⅱ

 「色」・・・私にとっては難関の一つです。
 
 街を行くと実におびただしい自動車が走っていたり停まっていたりするんですが、黒黒黒、白白白、ギンメタギンメタギンメタ・・・、
 むろん同じように白でもクリーム色に近かったり多少赤や青を入れていたり、それはギンメタにも言えますが、それでもほとんどどれも変わり映えしない。

 緑や赤やピンクがあっても、それはやはりごく少数。
 なんとも面白くない。

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 前代迄のスバルXVには面白い色があったし、他メーカーでも比較的小さなものには、ちょっと頑張ったなという色が散見される。
 
 軽には面白いものがいくつもある。ダイハツにも、スズキにもホンダにも・・・。

 中間色を使うのはどうも『女子供用』という意識が見え隠れする。

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 という事が日本の男どもは実につまらない存在のように見える。発想や趣味が狭く閉じ込められているのに、それを内面化して「男だから黒田。」 「男の社会的な地位を示す色は黒田、白だ、銀だ」というくらいの意識なんだろうか。
 赤や青は「二代目から」という意識かな。

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 色を自由にのびのび楽しめるかどうかという事はその人の精神状態や(社会的)意識を反映しているように思われる。
 どうも、この日本に暮らす人々の意識はのびやかではない。
 女性はそのファッションや化粧などに幾分自由の空間を作っているが、それもまた商業主義に取り込まれている、一見自由であるにすぎないことを自覚していない。

 子供たちに12色のクレヨンを渡して、絵を描いてみようと一緒に楽しんでみると、その子の内面が表出していることがよくある。
 そこに「助けて!」「苦しい」を見つけ出せる人がどれくらいいるのかな。

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  1. 2024/03/10(日) 00:00:04|
  2. 絵画
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素敵な人たちと  by 蒼樹   音楽と芸術  吉田莉加さん  Ⅰ

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 外に出られる日はできるだけあちこちのギャラリーを覗くようにしています。
 もはやずっと前に職を離れていますから、ほかにすることが無いという理由もありますが、勉強をするという意味合いもあります。

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 欧米の人の写真を見ると、・・・欧米というのでは括り方が余りにおおざっぱですが・・・・絵画、そのほかの芸術についての教養に裏付けられているなあと感じることが多いのです。
 それと対照的に、日本の人のそれを見ると「写真界隈にしかいない」と感じるものが、これまた多いのです。

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 それで、日本の写真が「芸術」に入れられるのかどうかが、問題になることがあり、今やそのことさえあまり問題にされていないようにも思います。
 「芸術」なんかに入れてもらわないでもいいや、こっちから断る。俺たちには俺たちの表現があるんじゃい。古いモノの仲間になんか入れてもらわないでも結構。 こちらから願い下げだ。
 と、そんな声も聞かれますが。

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 日本では、少し前まで「二足の草鞋」はあまり肯定的には考えられていなかったように思います。
 最近は「二刀流」がもてはやされていますが・・・・私は大谷翔平というプレーヤーが「二刀流」などといわれるのに多少異常の違和感を感じています。彼はただ野球という「一刀」に専念しているだけのことだと思うのですね。・・・・あまり他に目を向けることを嫌いますね。

 それで中高のスポーツ界が荒廃するのだと思ってもいるし「受験」を金科玉条にしている勉強界も偏波で創造性のないものになっていると思っているわけで・・・。

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 だから科学と芸術などは水と油ぐらいにしか思われていない思想の貧困があちこちで見られます。
 せめて芸術の異分野くらいは覗き、吸収したいものと思います。

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  1. 2024/03/09(土) 09:51:19|
  2. 絵画
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素敵な人たちと  by 蒼樹  懐かしい人   Ⅹ

 今年は「京都ファインダー倶楽部」の写真展が7月にあるし、私の個展も10月になりました。
 いずれも例年より1か月早まっているわけですが、なんだかそれだけで押し詰まるような、急がれるような気分になります。
 グループ展までに4か月強ですね。半年を切っているわけです。
 グループ展と個展を連動して考えていますから・・・・といったってどちらも相変わらずの人物写真なんですが・・・主題・基調を早く決めないといけません。

 


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  1. 2024/03/08(金) 10:45:41|
  2. 人物
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素敵な人たちと  by 蒼樹  懐かしい人  Ⅸ

 「不順」な天候の日が多いですね。
 今週後半は太陽を拝めるようですが、気温はあまり上がらないようです。来週後半からかな、明るい春の日は。
 一時は、3月の終わりには、ソメイヨシノは散ってしまうんじゃないかとさえ思ったのですが、豈図らんやです。
 高校の卒業式(三月一日)は寒かったでしょうねえ。 

 
 そんなわけで・・・・「私の街に出て人を撮ろう」も、実現の頻度もあまり高くありません、いえむしろ低いです。
 この人のような素敵な人もなかなか見つけられませんしね。

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  1. 2024/03/07(木) 00:00:01|
  2. 人物
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素敵な人たちと  by 蒼樹   懐かしい人  Ⅷ

 四月の天候だと言われたあの、暑ささえ感じた暖かい何日かは何だったのですかね。
 風は冷たいし、よく雨が降ります。
 「今年はもう灯油の買い足しはいらないかな。」などという甘い見通しは裏切られて、またあの高い灯油を買いに行かねばとちょっと憂鬱です。

 それにしても政権党の不見識は、底無しですね。それでも自民党や公明党のポスターを貼りだしているオタクの住人のお気持ちが私にはわかりません。恥ずかしくないのでしょうかね。

 それはさておき、つい先だって親しいお二人と会食をしたのですが、その折に某大手広告会社で長年CM動画制作にあたってきた人に「最近のあなたの写真はちょっと成長があるね。」と言ってもらえました。

 人から褒められる経験の乏しい私ですのでうれしかったのですが、自分で何がどう変化しているのか認識できていないという点に、もどかしさを感じます。
 こうして以前の写真を見返しながら、そう言うことにも気付けたらいいなあと思うのですが。

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  1. 2024/03/06(水) 00:00:02|
  2. 人物
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素敵な人たちと  by 蒼樹  懐かし人  Ⅶ

 なかなかこういう背景で撮りたいと思わせる人はいませんよね。
 別にナイトクラブにいるような人とかのイメージではなくて、華やかな背景にマッチしたという事なんですが、私が普段目にとめ、意識する人には、そういう人がなかなか入ってkないのです。
 でも、この人はいいなあと思いましたね。
 たぶん、この人の人生の中でも、こういう撮絵にお付き合いいただけるのは、ほんの短い期間だったのだろうと、想像します。

 人の人生には、様々な局面がありますけれど、その人のある局面に出会えるという事も、まさに「一期一会」なんだろうと思います。


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  1. 2024/03/05(火) 00:00:05|
  2. 人物
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素敵な人たちと  by 蒼樹  スクランドリーで工房兼作品展 BY星野尾可奈子さん  Ⅱ

 京都にはいくつもの芸術系大学があり、また、そういう教育を受けないでも絵を楽しむ以上のことをしようという人がたくさんいます。

 ちょっと注目されて褒めれるのがうれしいというような私の様なスタンスの方はいいのですが、そこからさらに上を求める人には様々な困難がありますし、周囲に認められて「売れるようになる」のは並大抵のことではありません。

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 そういうたちの、少しでも自分の作品目に留まるような機会が欲しい、人に喜ばれて売れたらいいなあという気持ちを「利用して」参加費とか展示料を得ようとする人たちもいます。
 何十人もの「作家」に声をかけて作品展をやって、ほんのわずかなスペースのための「料金」をとる。
 「猫」展やら「龍」展やらをすれば客もよってくるし・・・・。
 まあ、それも商売ですし、「作家」たちとのギブ&テークでしょうか。
 それでも絵が売れればうれしい。  中には、これは!という書き手も交じっています。

 そんなことがある一方で、何とか独自の世界を切り拓こうとする人たちもいます。
 この人もそんな作家のひとり。

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 たぶんこの人の絵は女性に支持されているんじゃやないかなあ。

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お店の壁に描いたり、シールを作ったり、・・・色々試みていますが、木の板や紙に書かれたものと共に壁画はなかなか魅力的です。
どんな分野でも制作者の思いの射程が反映されますからね。
 
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 この人を撮りたくなることには、ビジュアル的な魅力に加えて、そういう背景がありますね。

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 この日は~15:00と聞いていたんですが、私がここに到着したのが、もう14:40ころ。
 「あ~っ、来てくれたんですね。」と喜んで迎えてくれたのですが、じっくりと絵を見せてもらう時間もなく(なぜなら私の頭は撮ることで一杯なので)、さっそくカメラを取り出して・・・・。

 星伊野尾さんもこに企画の広報や記録のために写真が欲しいという気持ちがありますし、私もそれに協力したいし、それをいいことに、という訳ではないですが、この人でもっといい写真が撮れるはずだという気持ちがあって・・・。

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 何しろ、上のカットや、下のカットが様になる人ですから・・・。
 絵の魅力と良く響きあっていると、私は感じているんですが・・・・。

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 あわただしく撮って「また機会を見つけて撮りに来ますね。」「どうぞまた遊びに来てください。」という事でお別れしました。
 今度は50ミリと85ミリのシグマで出かけます。

 楽しみです。

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  1. 2024/03/04(月) 00:00:01|
  2. 絵画
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素敵な人たちと  by 蒼樹  スクランドリーで工房兼作品展 BY星野尾可奈子さん  Ⅰ

 「みつまめ・おもや」で開かれていた片山雅美さんと吉田公 さんの作品展。
 陶芸家の片山さんにお客さんがあったのを潮時にして、みつまめ・おもやさんを辞すると、もう一軒、目的にしていた場所に自転車を飛ばしました。
 目的地は「スクランドーリー 2F」 西洞院新花屋町
 略図を書いて行ったけれどその略図がどうも自分の頭の中の地図と矛盾していて右往左往。結局、略図は正しくて、ようやくたどり着きました。


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 ここはコインランドリー。私は今までコインランドリーを利用したことがありませんでしたが、外から見るだけの印象ではあまり利用する気になれませんでした。暗い、狭い。
 が、ここは明るい、広い、清潔、しゃれた内装、色使い・・。
 しかもカフェが併設されて軽食まで摂ることができる。
 何人もが読んで手あかのついたような漫画本で時間をつぶすなんて言うようなものじゃないんですね。
 そのカフェには狭いとはいえかわいく飾られたキッズスペースがあるんです。なんと至れり尽くせりじゃないですか。
 若い女性、お母さんたちが、こうであってほしいという希望が一杯形になっています。

 女性オーナーにいっぱい話を聞きました。
 こうして世の中は変わっていくんだなあと、つくづく思いました。

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 ここに来た目的は、コインランドリーの見学ではなくて、この建物の2階で星野尾可奈子さんが一時的に工房として使い、そのスペースで作品展示もしていて、それを見るためでした。
 むき出しのコンクリート壁、電線を通した金属製のパイプの銀色の輝き、そこに独特な感性で描かれる星野尾さんの絵と、星野尾さん自身の魅力がよくマッチしていました。


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 和服を再生して新たな衣料にならないか、そういう挑戦も見られました。
 今回は、プロジェクターも使っての演出です。
 まずはゆっくり作品を見せてもらい、願わくば制作の様子も見たかったのですが、私の到着が遅くなって星野尾さんの帰宅時間が迫っていましたので私の我儘だけが先行してしまいました。


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 まだ、3月12日まで続きますので日を改めて伺おうと思います。

 写真は、星野尾さんの工房兼展示会場での撮影。

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 ツァイスのプラナーに対する思い入れがあって、ついこの日このレンズを持ち出してしまい、いつもの後悔に苦い思いをしました。
 でも捨てきれない魅力があるんですよねぇ。
 いえ、こんなフレヤ―が出るからではないんです。

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  1. 2024/03/03(日) 00:00:02|
  2. 絵画
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素敵な人たちと  by 蒼樹  懐かしい人  Ⅵ

 『男はつらいよ 浪花の恋の寅次郎』に「浜田ふみ」役で出演していたのが松坂慶子さん。
 ドラマ中、トラとふみが宝山寺に参詣して、茶店で話す場面がある。
 長い石段を登ってきたし季節がら暑い。それでふみは上着を脱いでくつろぐ。その時の松坂さんの美しいことと言ったら!!
 話の流れでふみが上着を脱ぐのは自然だ。しかし、私は「山田洋二監督、やったな。」といつも思う。
 山田氏も、わかっていたんだと思うし、どうかして松坂さんの美しさを撮りたかったんじゃないかと。
 それで私たちは、未来永劫松坂さんの美貌にうっとりわくわくすることができる。

 「一期一会」は人に好まれてよくつかわれる言葉だけれど、ある状態のある人に出会って、その美質に触れて心を動かされるのは、実に幸運な偶然です。
 そしてそれを「撮る」ことができるという事はなおさらです。

 もう10年来、撮るチャンスをもらっている人がいますが、その人の19歳の時のほんの少しふくよかではにかむ笑顔を撮ることは、二度とできません。

 この人を撮らせてもらえる機会も・・・・後から思えば・・・一年と少々しかなかったことになります。
 その一年の間に、都合をつけることができる機会は、何度どあるか・・。

 「今度また、機会があれば・・・。」は、禁句にしようと、これまで何度思ったことか。

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  1. 2024/03/02(土) 00:00:04|
  2. 人物
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素敵な人たちと  by 蒼樹  田島征彦さん 『花見じゃ そうべえ』

 昨日の京都盆地は・・・・曇り時々小雨。
 ちょっと寒い。
 一昨日はよく晴れたけれど、その前も後もこんな天候が続く。再来週になってもまだ、晴れ間があったとしても大して気温は上がりそうもない。
 「(暖かい)は~るよ 来い、は~やく来い ♩ 」

○ 一昨日は、親しくさせてもらっているお二人と会食。で、以前なら自転車で町徘徊をして帰ってきて着替えて、公共交通機関で出かけるという事になっていました。が、今回は、書きだして置いた「本を買う」目的も混みにして、少し早めにバスで出かけました。
 
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○ 立ち寄った書店は「丸善」。
 経済系の雑誌の書評や、論文に引用されていたことで気になった本を三冊探します。
 大学時代の友人が、後藤道夫氏と渡辺治氏とに最近出版された注目すべき著作があるから読めともいわれていたので、検索してみると「高価!!」で手が出ない。こういう時には、人は図書館を利用するんだろうなあなどとぶつぶつ言いながら、件の三冊を検索。
 隣の検索機を操作していた若い女性はさっさと検索結果を印字した紙を手にして目的の書架に行ってしまいました。私はまだ、どう操作してよいかわからずおろおろ愚図愚図している。
 何か月かぶりに来ては、同じことを繰り返すのです。
 とにかくどの書棚にあるかが分かったので、探しに行く。すると、ちゃんと見つかる。で、「不思議なことだ。」と思ってしまうあたりに私の時代遅れ感満載。

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 本を探す中で、「おや、この本は面白そう。」と手にしたのが田中優子氏の『春画のからくり』。アマゾンなどで目的の本を検索して買っていたのではこういうことは起こりにくい。リアルに書店や図書館で探すことの面白さ、良さがここにある。生徒、学生にはこういうことを経験するように促す必要があると思います。そうするとお仕着せでない読書ができる。


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○ 今日の写真は、今現在ギャラリー・ヒルゲートで行われている「田島征彦 新作絵本『花見じゃ そうべえ』原画と『曽我蕭白より GAMA仙人シリーズ』」での田島さんの様子。
〔2024年2月20日(火)~3月3日(日) ※2月26日(月)休廊 12:00~19:00(最終日~17:00)〕
 田島さんは「花見じゃ そうべえ」にサインと熊の絵を描き入れています。サインだけではないところが田島さんらしい。「絵も添えるところが田島さんらしいですねぇ。」というと「まあ、私は絵描きですしね。さっと描けるのがこれだから。」と。
 近くにモニターがあって田島さんの紹介動画が流れていたのですが、その中に現れる田島さんの笑顔がとても魅力的。「撮らずにはいられない」。
 「(情勢に応じて)絵や主題を変えるような妥協はしたくない。」とモニターの中の田島さんが言う。
 我が家の子供たちも何度も何度も楽しんだ『地獄のそうべえ』は、もう50年以上以前の発行だそうで、それを聞いて驚きました。(1978年、『じごくのそうべえ』で第1回絵本にっぽん賞受賞。) 田島さんは1940年生まれだから30歳ころにこの童話を描いたことになる。

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○ 撮影をお願いすると「描いているところを撮るという事でいいか。」とおっしゃるので、私の希望は「描いているところです。そのまま撮らせてください。」と。
 
 田島さんのお隣にご覧になりに来たご婦人がおられたけれど写り込んでは申し訳ないと席を立たれました。申し訳ないことをしました。


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 私もいつか、このヒルゲートで写真展をしてみたい。
 そういえば、下の階で甲斐 扶佐義さんが何やら打ち合わせのようなことをしていた。
彼はここで写真展をしたことがある。

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  1. 2024/03/01(金) 00:00:07|
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Author:soujyu2
 人はいろいろな場所で様々な思いを抱いて頑張っています。そんな人々の素敵な表情を追いかけてみようと思います。
 「素敵な人たちと」の出会いが私をワクワクさせます。

People hold various thoughts and are doing their best at various places.
I think that I will pursue such people's great expression.
Encounter of "nice people"
excites me.


 大変恐縮ですが、無理をお願いして撮らせていただいている写真です。ご本人のためにも無断でのコピー、転載は固くお断りします。

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