あなたのお近くに公衆電話ボックスはありますか?
小銭が必要でしたよね。学生時代に実家にかけるときは「ゴメン、もう小銭がないから・・。」と切るのが、母にはつらかったようです。
男はつらいよでトラが遠方から浅草の虎屋に電話をかけて、手に握ったり、電話機の上に積んだ小銭の数を気にして話しているシーンがありますが、それをいつも思い出して母には申し訳なかったなあといつも思います。

この人は誰とどんな話をしているんでしょうね。

この人の目には涙が似合うような気がします。役者じゃないから目薬でも使わないと涙は流せないねというと「持ってますから差しましょうか?」と。
いや、それは次の時にしましょう。

少し前なら、こんなことをしていたら・・・ここはたくさんの人が行き交いますから・・・電話をかけたい人の列ができたかもしれませんが、今は一人一台の時代で、小学生さえ持ていますよね。 それで「今、塾 終わった。」なんて。
ですから、それでも一応背後の人影に注意を払いますが、比較的安心して撮れます。

スマフォを耳に当てて話している人が絵になるかというと・・・・もう言うそういう姿でしか生活してこなかった人たちは、私と感覚が違うのは当たり前ですが・・・・あまり絵にならんなあという感じがします。

煙草をくわえて、煙をくゆらせている図。これもまた数世代後には違和感だけの図になるかもしれませんね。

話したり、耳を傾けているところだけではなくて・・・・突然そこに話しているはずの相手が現れたら・・・・。

- 2023/09/30(土) 00:00:01|
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あのワインの銘柄を聞いておけばよかった。
というのも、今度の個展に当たって・・・このところの通例なんで・・・ワインも準備するんです。
ある方が個展のご案内を差し上げたときに「ワインはありますか?(何なら僕が持っていきますよ)」と言ってくれて、「ええ、準備しますよ。」とお答えしたら「じゃあ、つまみは持っていきますから。」

私は自宅では、ワンコインに毛が生えたくらいのモノしか飲んでいませんので、いったいどういうワインがおいしいのか知らないのです。
それで、あれはなんというワインなのかな、と。このお二人はそういう方面に詳しいだろうというお仕事なので。

皆さんは、ワインはお好きですか。
時々の持ち寄りワインパーティーで「お、これはおいしいなあ。」と思った時にメモをするだけのマメさがあればなあといつも思います。
飲む方にばかり気持ちが行ってしまう意地汚さですかね。

ギターの彼はかつてはステージにも上がりライブをしていたんだそうで、今でも時々声がかかって演奏することもあるんだそうです。

お勤め先を聞きますと「あそこですか?! 度々前を通って、入ってみようという興味はあったんですが、気圧されて・・。」

いいお友達です。
- 2023/09/29(金) 00:00:05|
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楽しいことしてるなあと。ちょっと通り過ぎたんですが、Uターンして話しかけてみました。
この写真だと、単にギターをつま弾きながら歌っている図ですが、いや何のなんの。
目ざとい方はすぐに道けておられるように、あるんですよ、あ・れ・が。

そうです、ビールにワインがね。
しかも・・と言ったらなんですが・・・ギターも歌も本格的なんです。

鴨川でお酒におつまみに楽しい話にというケースは、まま見られますが、そこにさらに音楽と来れば最強じゃないですか。

今演奏しているのはギター氏の作詞作曲のようです。
「死ぬまでは生きているんだから、楽しく意味あるように生きようぜ!」みたいな歌詞でした。
そうだよね。

どうやらかつての職場でお付き合いが始まったという関係だそうで、今は別々。左の方は隣県から。
皆さんフットワークが軽いなあ。
私など「ねえ、次はあなたが幹事なんだから早く日時とお店時を決めて・・・。」なんて催促されていて、ただこの盆地内の狭い区域に住む者同士なのに、なかなか・・・。
楽しい人間関係は大切にしないとね。

それにしても準備万端、装備充実じゃないですか。
- 2023/09/28(木) 00:00:04|
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お二人で写真の撮りあいやツーショットを撮っているところへの「闖入」ですから、二人をいしっょに撮らないといけません。
でないと「撮りましょうか?」が宙に浮いてしまいます。
二昔前なら団扇で口元を押さえるところですが、じだいですなあ。

「初めまして」で撮るのですから天候条件や場所的な条件を選べないのは当然なのですが、もう少し太陽には顔を出してほしかったですね。しかも、雲の色が・・・。
まあ、しかし、それでもお二人の明るいこと、それが救いですね。

東から来た人には何となく親近感がわきます。

あとでこうした写真のデーターを送るのですが、その中に一枚でも印象に残り喜んでもらえるものがあればと、つい力が入ります。
ただ、世代や個人の好みは当然違うので、果たしてどうか、ということがいつも念頭にはあります。
時には、相手が喜ぶ写真と私が撮りたい写真とのずれもありますしね。

でも、こういう交流から学ぶこと、教えてもらうことは少なくありません。

次にお友達に撮ってもらうときの参考になればというようなことも、すこしだけ・・・・。

初めより、ぐっと寄ってくれてます。

- 2023/09/27(水) 00:00:04|
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浴衣姿を見るもはここより下流であることが多いのですが・・。
花束を持っているでしょ?! この近くにカフェがあってそこで販売しているのかな?
包み紙は英字新聞ですね。

たしかに、こう暑くっちゃ「夏も延長戦に入りました。」ですよね。
この記事を書いている時は「秋の日」をとても感じる日なんですが、まだこれから一ピーク、暑さの山があるんだそうですよ。
お二人は東海地方からおいでです。

これらの写真が、なんだかもやっているのは、多分、プラナー50ミリの所為だと思います。
レンズフードをつけないといけないみたいですね。
ご覧のように低く雲が垂れ込めてきていて、爽快な鴨川の景色を楽しんでもらえません。

素敵な笑顔ですねぇ。
ほんのすこ~しだけポーズや目線のアドバイスをします。
ちょっとした弾みに普段取れないとても感じの良い写真になりますからね。

ピントの山がつかめないので、もう必死です。
ピントを合わせるために一旦開放にして、それから露光量調整のために絞る。そんなことも忘れています。

そんな基本的な事を思い出すためにも、こうして撮影の機会をもらえるとありがたい。
- 2023/09/26(火) 00:00:05|
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この日で町の〔デルタ」辺りは人出が多かったです。
「暑い暑い」と嘆いていた毎日でしたが、ようやく『涼しさ』を見つけられるようになり、外に出ようかなという君させてくれるような天候だったからでしょうか。

対岸から広く眺めまわして、どこかに誰か何か個性的な空気を漂わせている人はいないかなとひどく視力の落ちた目をさらに皿のようにして見ていますと、鮮やかなオレンジ色のパンツルックで胡坐をかいいている?風な男性が見えました。
周囲の人たちはこもごも水に足を入れたり、石投げをしたり、仲間たちと談笑をして、それぞれが楽しんでいるようなんですが、この人ばかりは、「孤高」を守っている風なのですね。

それが近づいて話を聞くと、守っているのは「孤高」ではなくて、あとからくるサークル仲間と花火をやる場所だと言うことでした。先乗りをしてその場所の安全性の確認をして、さらに、陣を確保しているようなんですね。
サークルのキャプテンとしての重い責任を背負てtの行動というわけです。
そして、まだ来ているのは一人(集合時刻はずっと後ですから、当然なんですが)だけですから、ほかの人たちとニュアンスの違う行動になるのは当然です。

「えっ?! サークルの集まりなの? で、そのサークルって?」
以前から私も知っている某大学の『写真』系サークルでした。
彼らの先輩の写真展は何度も見せてもらったことがあります。

彼らのものも見たかもしれません。
ここしばらく何度も繰り返されるCOVID-19の感染の広がりで最も学生生活がダメージを受けた人たちですね。
それがこうした野外で集まることがようやくできるわけですから、一回一回に思いがこもることでしょう。

彼はα7シリーズの使い手でした。
サークルとしては旅行に行って風景撮りなどをしているそうです。
まあ、同好のたくさんの仲間と一緒に旅行をして、撮った写真をお互いに見せあって、批評しあうのは、きっと楽しいことでしょうね。

このサークルはDの人もいるという幅の広さです。
居心地がいいんでしょうね。
異年齢の人たちが隔てなく付き合えるのが学生のいいところです。
そういえば、私と同じ学内組織で活動していた二つ回生の下の者が、私の一つ先輩と卒業以来ずっと今まで、郷里でとても親密にお付き合いしていると言うことで羨ましいことです。

話が一段落して、帰ろうとするときに、ようやく自分の写真展のことを思い出しました。
写真サークルの人とカメラや写真のことを話していたのにです。
それで一応、案内のはがきを手渡してきました。
学生たちは、あまりおじさんやおばさんの写真を見ることはないのですが。

ぜひ、見に来てね。
- 2023/09/25(月) 00:00:05|
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最近、私がよく覗いているギャラリーの前です。
このギャラリーに入ろうか入るまいか迷っているこの二人をすり抜けて、私は入場。
中国人作家の素晴らしい作品「仏手」などが展示されていました。いや、これはいいですよ。

と、見るとこのお二人も入ってきて「写真を撮っていいか。」とスタッフに確認して、撮り始めました。
そして感嘆の声。
で、私を見て「・・・・・・・。」と英語で。
????と、私。
何やら私のシャツの左胸のデザインが面白いらしくて、
その時私はクロコダイルの服を着ているつもりでしたので、ワニのデザインの何がそんなに面白いのかなと。
家に帰って見直してみると「Play Boy」とありました。 お前はそんな年でまだまだ「Play Bpy」を自称して歩くなんて、なかなかやるじゃないかという訳だったのですね。

時々Tシャツに大きな文字で英語の単語や短文を印刷したものを着ている人がいて、その意味が「おい、ちょっと大丈夫か?!」「誤解されちゃうよ!」というモノがありますよね。
海外からの旅行者で「特攻」の鉢巻をしていて、それはやめた方がいいよと思うときもありますし、そもそもそんな商品を製作し販売する日本人の知性がゆがんでいます。
スキンヘッドにクラゲって平仄があっています。

初めの人が、彼も撮ってと言い、その彼も渋々出てきてくれました。
でも、上のような笑顔になってくれて一安心。
じゃあ、ツーショットも頼むわ。
愉快で楽しいイタリア人です。 こういう人、好きだなあ。

翌日、この時にブッシュヘッドの彼が撮った私とのツーショット写真を送ってくれました。

中国人作家の個展会場で、イタリア人と日本人が交流する。
meraviglioso!!
- 2023/09/24(日) 11:19:01|
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「何でも言ってください。」と言ってくれました。
シルエットで写すんだけどという私の話に対してです。
でも、見つける以外に能のない私です。

ポーズを指示したり、背景を選択したりする能力は、私には乏しいと思います。
探して回るしかない。それはもうそうのように自覚しています。
先日、大塚国際美術館でたくさんの陶板名画を見ましたが、やっぱり歴史的に著名な画家たちの力はすごいなあと思いました。

レンブラントの「光と影」については写真にも大いに採用されていますが、あのような感動的で劇的な光を描いた写真はあまり見たことがありません。
写真が「ある光」を使って生み出さないといけないという制約も関係しているのでしょうし、スタジオで光を作るしかないのでしょうね。

「君たちは真っ黒につぶれてしまうけどいいかなあ。」

オートフォーカスが効かない旧式レンズだと、私にはピントの山が見えません。
辛いところです。
こんな光のかぶった写真ですが、私はこういうトーンの写真も嫌いではありません。
最近のレンズなら、コーティングでこういう光を除いているでしょうね。

あれ、この服は?
袖がちぎれたように綻びていますよ。
紳士服仕立て業の父と婦人服の「お針子」だった母との間で育った私はこういうところが気になって仕方がありません。
「ロックでしょ?! こういうデザインなんですよ。」とのこと。
そういえばパンツの裾がほつれたものを穿いて、さっそうと歩いている人が河原町通りにいましたっけ。

この写真をクリックしていただいて、さらに「虫眼鏡」アイコンのようなヤツをクリックしてもらって、白枠で見ていただくと、悪くないですよ。
最初に一枚目とか三枚目なんかも、そうして見ていただくだけで「オッ!!」と思っていただけると思います。
ぜひ。
写真を白枠にするというのは意味があるんですね。
- 2023/09/22(金) 00:00:04|
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「第10回 蒼樹 写真個展 人間交叉点 with 音楽」
10月9日(月・祝)13:00~18:00 10日~14日 11:00~18:00
最終日15日(日) 11:00~17:00
場所: ギャリエ・ヤマシタ 三条寺町上がる。
鉄道写真家の中井 精也氏が京都の京福電鉄沿線から撮影する様子を撮った番組があります。
その中で彼は丸い体に大きなリュックを担ぎ、重いカメラ、レンズを引っ提げてベストポジション探しにありまわる様子が紹介されます。
見るたびに、すごい体力、すごい執念だと感心します。
広隆寺方面から近づく電車を撮るのに望遠レンズから広角レンズへと交換しながら撮りますから、リュックの中には数本のレンズ数台のカメラがおさまっているのかもしれませんね。

モデルをお願いした人と撮影に出かけるときに二台のカメラ(それも最近の軽くて小さなものではなくて)と三本のレンズを持ち歩いた時期がありました。
今は昔の話です。

こうして自転車で撮りあるくときでも、85ミリと50ミリとか、28-70のズームと85ミリとかを持ち歩いていました。
どんな撮影条件に出くわすかも知れないからですね。
それは要するに「重い!」のです。 でも、妥協して出かけて後悔したことも幾度もあるので・・・。

そうした気持ちを持ちながら、ある日、フッと「魔がさす」ことがあるんですよね。
「魔がさす」と言っても否定的にだけ言っているのではないのですが。
それでこの日はD850にツアイスのプラナー50ミリ、F1.4をつけて出たのです。 後悔するぞという天の声を聞きながらも。

強い正面からの光には必ずしも強くないのです。
最近のレンズに比較すれば〔弱い〕と言ってもいいでしょう。
若いお二人が、まだ暑さの中にある鴨川の流れに入って遊んでいます。

高校時代からの友人同士だと言うことで、今は西に東に遠くで暮らしているのだそうで・・・。
それで、「そうだ京都に行こう!」 この間そういう女性の二人連れによく出会います。
男性も来ているのかもしれませんが、男性の多くは「京都に行こう」は趣味に合わないのかも。あまり見かけないのは、単に私が見過ごしている、見ようとしていないだけかも・・。

西にやや傾いた日差しは強烈です。
- 2023/09/21(木) 00:00:01|
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暑い日が続いてか、鴨川で楽器演奏をする人の影はとても少ないように感じていました。

なんとなく見覚えがあるようなないような・・・。
ほんと困るんですよね、私の脳みそ。
ただ、お会いした時の服装も違い場所も異なり、状況も相違するとなかなか記憶の引き出しの中のカードと一致しないんですよね。

お二人とは、それぞれに別の機会に撮らせていただいたことがあるようです。
「僕も撮ってもらったよ。」なんて言われて大変申し訳なく・・・・。

京都は私には狭くなりました。 なんてね。
実はパーカッションの方の方が次の予定があって「じゃあ、また。」というタイミングだったのですが・・。
このお二人計画的にここで落ち合って練習してたのではなくてたまたま会って、ちょっと一緒にということだったのだそうですが、こういうところが音楽をする人たちの羨ましいところですよね。

ギターの方は「コロナの間、ライブもできないし、ギターをやってみようかな。」とパーカッションから転向したそうで、まだ二年と少し。でもご自身の変奏や演出でライブが近く計画されているんだそうで、すごいですね。
スコアには赤い字でたくさんの書き込みがあります。
「いいんじゃないですか、こんな感じで・・。」と黒い服の方。

私のために足止めを食った黒シャツの方が行ってしまわれたので・・・。

気持ちよさそうですよねぇ。
- 2023/09/20(水) 00:00:03|
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「第10回 蒼樹 写真個展 人間交叉点 with 音楽」
10月9日(月・祝)13:00~18:00 10日~14日 11:00~18:00
最終日15日(日) 11:00~17:00
場所: ギャリエ・ヤマシタ 三条寺町上がる。
写真展示の良い方法がなかなか見つかりません。
それでいつも「エイ、ヤ。」と何か完成しきれない中途半端な状態で突入してしまします。
今度もまたその轍を踏みそうな危険な雰囲気です。
・・・・・・・
前髪の一部をかき分けて額を出したらどうだろうと提案してみました。
そうすると白い肌の広い額の一部が現れて顔が明るくなしますし、二重瞼で形の良い目に視線が生きますから、この人の良い点が強調されると思うのでした。

まあ、しかし、自分を人に向けて積極的に出していく心理的傾向を持つか、どちらかと言えば自分の表情を見せたくないような気持の持ち主なのか、そういうことで、顔ののつくり方も人それぞれですね。
ただ綺麗に見えればいいというのが、化粧(顔づくり)じゃないと言うことが大事な点です。個人の感想です。

一人ではなく、二人を同時に撮ると、感情の絡み合いが生まれて画面が面白いですね。

残念ながら右側の人が目をつぶってしまいましたが、別れ際で撮り直しが効かず。
お二人に私のカードと10月の写真展の案内はがきを受け取ってもらいました。
「こちらに見せてくださ~い。」なんてお願いしたわけではないのですが・・・・。
- 2023/09/19(火) 00:00:05|
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「第10回 蒼樹 写真個展 人間交叉点 with 音楽」
10月9日(月・祝)13:00~18:00 10日~14日 11:00~18:00
最終日15日(日) 11:00~17:00
場所: ギャリエ・ヤマシタ 三条寺町上がる。
・・・・・・
肌の白いきれいな人です。

ニコンはその肌の色味を出すのが苦手?
それで、どうしてもレタッチが必要になります。

ちょっと重なるように並んでくれますか?とお願いします。
そういわれた方は、え?!どんな風な絵になるのということになりますね。
で、撮っては見てもらう、というやり方で撮ります。

背景になっている人の役割も画面上ではとても大きい。
こういう点は映画でも同じですね。
実際、映画やテレビドラマを見ていると、時々そのカメラワークに関心しきりの感嘆のため息が出ることがあります。
「この人(カメラマン)なんて上手なんだろう。」と。

笑顔でない、こういう写真の方が、見ていて面白いですね。
何か含意があるように感じられます。

前髪を分けてみたらどうなるか、実験中。

- 2023/09/19(火) 00:00:02|
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「第10回 蒼樹 写真個展 人間交叉点 with 音楽」
まであと一か月を切りました。
10月9日(月・祝)13:00~18:00 10日~14日 11:00~18:00
最終日15日(日) 11:00~17:00
場所: ギャリエ・ヤマシタ 寺町三条上がる。
今回の写真展は私「史」的には10回目になります。だから何?!ということですが、一応、10回を目標にしてきたので、搬出の時には泣いてしまうかもしれません(笑い)
でも次の写真展の構想もすでに進めています。
今回は・・・・人数はともかくとして・・・・今までと少しだけ違った感じでお客さんが来てくれるかもしれません。
・・・・・・・
職人さんが仕事をしている。ミュージシャンが楽器演奏をしている。道路工事の人が働いている。そんな様子を撮るときには特段の「演出」はいりません。
一日モデルをお願いした人には、「じゃあこうしてみようか。あそこに立って。」とそれなりに考えた場所で撮ります。
でも、こうして撮影をさせてもらえる場合には・・・・。

何か知恵を発揮して、この短時間の中でもこの人たちの魅力を見つけて・・・と思うのですが。

写真を撮るときには「see」では話になりませんね。「look at」もしくは「watch」して、さらに「find」するところに妙味があります。
それで、モデルをしてくれる人たちには「今日一日じろじろ見ることになるけどよろしくね。」と説明して撮影を始めることにしています。

でも、つい先ほど突然声をかけて着た見知らぬ人に「じろじろ見るけどよろしくね」と言われたら・・・・。

なので、こういう場合は撮影がちょっと難しい。
そして、少しずつ打ち解けることができたら「見る」ことについて少し話します。

ファインダーから覗くとその人の性格の一端が見えてきます。

まるで占い(人相見)みたいですね。と言われてしまいました。
旧職は人を見るのが仕事でしたしね。
- 2023/09/18(月) 09:00:31|
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「第10回 蒼樹 写真個展 人間交叉点 with 音楽」 まであと一か月を切りました。
10月9日(月・祝)13:00~18:00 10日~14日 11:00~18:00 最終日15日(日) 11:00~17:00
場所: ギャリエ・ヤマシタ 寺町三条上がる。
ギャラリーが単なる貸しスペースでない場合は、DMをたくさんのギャラリーに配ってくれたり、中にはマスコミにも届けてくれたりしますが、わたしはこれまで、あまりDMをたくさん作りませんでした。今回は実質的には0みたいなものです。 それでブログを見ていただいている関西圏の皆さんにおいでいただかないと退屈で死んでしまうかもしれません。 私の鴨川自転車散歩は出町柳に始まり出町柳に終わることが多いのです。ここで賀茂川と高野川が合流して鴨川になります。
その二つの川の合流するところが三角形になっているので、通称「デルタ」。…地形の観点からはデルタと言えば「三角州」のことで河口付近に堆積土砂によってできるものですが。
ここは下賀茂神社のすぐ近くだとはいえ四条河原町や清水寺などからは特にありますが、京都が好きだという若い人が良く訪れます。
このお二人も。
ここでの定番は飛び石に腰を下ろして足先を川の流れに浸すこと。まだ暑いですから、気持ちがいいですよね。
私が近づく直前に足を拭いてしまったお二人ですが、「写真を撮らせてくれませんか?」とお願いすると小さく拍手して喜んでくれました。
それで「○○をしている姿」を撮ると言うことでなくなてしまっていますので、ちょっと遊んでみました。
配置や、ちょっとしたポーズをお願いするときにお二人の名前を知らないのは不便です。
と言って、あまりいろいろなプライバシーを、まだ打ち解ける前に訊きだすというのも、いささか気がひけます。
それで手前の方を「Aさん」、向この方を「Bさん」と呼ぶことにして・・・・。この方が失礼なんでしょうが。

それで、後日メールをいただいたときに「Aです」「Bです」と書いてくれてわかりやすかったです。
こうして撮るときに表情を和らげてほしいし、また楽しい時間にしたいので、ある程度の会話はしますが、例えば「学生さん?」と訊いたとしてもご本人から言わなければ大学名など具体的な情報は訊かないことが多いです。

私は、後期高齢者まであとわずかの高齢者ですから、この人たちくらいの若い人は17,8歳から201,2歳まで全然区別がつかないようになっています。
自分が学生の1回生の頃は4回生の人たちがとてもとても大人に見えたものですが。 就職の決まった4回生の女性などには子ども扱いされていたような気がします。たぶん自分の気持ちがそうさせたのだろうと思いますが。

皆さん、このお二人は何回生に見えますか?
私の推測はまるで見当違いでした。
- 2023/09/16(土) 00:00:04|
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先日、妻の気晴らしのために淡路島に出かけました。
途中、ごく短期間ゆっくりとしたことはあったものの、実質的には、ずっと働き続けている妻ですから、心身ともに相当な疲れがたまっています。
まして今も長いこと現場の長をしていますから…新型コロナの件もあって・・・なかなか大変です。

それで、意識的に、たとえ短時間でも空気の違うところに出かけて、気晴らしをするようになりました。
それが、今度は・・・・海外に行きたいねと長らく言っていたので?・・・淡路に出かけることにしたというわけです。
休みを長くとれませんしね。

幸い?贅沢な派手な旅行より、ひなびた場所が好きな人ですから、あまりお金はかかりません。
「小さな漁港のすぐ近くにあるすし屋に立ち寄ろう。そうすれば水揚げしたばかりのネタを楽しむことができるよ。」という訳で、「湊港」のすぐ脇にあるこの「さつき寿司」を見つけました。
瀬戸内の魚介はおいしいですからね。

どこに行くにもカメラを持って、食事に行ったのか働く人を撮りに行ったのかという、私の行動に「もういい加減にしたら?」といっていた妻も、もはやあきらめの境地で・・・私がご主人を口説くのを眺めていました。
84才になるというご主人は壮健そのもので、その壮健さが支える笑顔のいいこと。
この店で50年だそうです。それ以前は「やはり船に乗っていたんですか?」

ミノルタカメラでフィルム写真を撮っていたというご主人は「今ではスマフォで撮るくらいだけどねえ。」といいながら見事な朝の海の情景を撮った写真を見せてくれました。空と海に広がるオレンジの色が見事でした。
「こういうのは写真をやっている人にしか良さは分からんしなあ。」と。
最後の船になった・・・長年懸案だった…木造船の進水時の雄姿も見せていただきました。
魚とりには魚とりの「いつかは○○」があるわけで・・・。

やはり旅に出たら地元のモノを食べ地元の人と話すのが何よりです。
- 2023/09/15(金) 00:00:04|
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鴨川の深い芝の上で寝るのが目的だそうで、この辺りも翠はあるのですが、もう少し上流を目指します。
こんな話を聞くと、その姿を撮りたくなるのが私の病気?
でも、あまりまとわりついちゃいけません。

先日大塚国際美術館に行っって、暗い照明の中で陶板作品を撮ったときに、このカメラとこのレンズ(ニコンの24-70 f2.8)で撮った写真のきらびやかでみごとな再現性を見て「なんとすごい!」と思ったのです。
が、こうして外光で女性を撮ると、ニコン・ボディーの色表現は・・・私の趣味としては・・・とてもつらいものがありますね。
いくらか調整して、こんな感じです。

ご覧のように、この時は、真後ろの高いところに太陽があります。

それにしてもこのところ20歳前後の人を撮る機会に恵まれていますが、・・・30,40代の女性を撮りたいといろいろなところで公言しているんですがねえ・・・どういう要因があってこうなってい。るんでしょうね
学生が夏季休業中だからなんでしょうかね。

府外から少なくない学生が京都を楽しみに来ているようです。
9月いっぱい夏休みというのは旅を楽しむにはいいでしょうね。

でも最近の学生さんはバイトバイトで青息吐息という人も少なくないようで、それで、どこか遠くに行ってみたいとか、せめてあの青空の下にとかいう気分もあるようです。
3回生後半は就職活動で、それも苦しい期間ですしね。
もっとゆったりと勉学に集中できるようにしないと、日本は終わりますね。
若い人の笑顔に接すると、ほっとします。

- 2023/09/14(木) 00:00:05|
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鴨川の飛び石に腰かけて水に足先を浸していたお二人。
遠くから見ていて何やらとても楽しそうな雰囲気を醸していたので近づいていくと、濡れた足をぬぐい靴下を履き始めました。
何だもう行っちゃうのかと残念に思って声をかけると・・・。

この木は鴨川で見ることができる木のうちでもっとも好きなもののうちの一つです。
名前も知りませんが、低木で、ほかに見ることができません。
この木に絡んで撮りたいと思って、お願いすると・・・。

むろんお二人の仲が悪いわけではなくて、私のお願いした形です。
特に言葉を交わさなくてもお互いが以心伝心という感じですので、ずいぶん仲の良い二人だなあと・・・。
右側のボーダーの服の人には目線を上がてもらい、左の白いシャツの人にはやや目線を下げてもらいました。
意味は・・・、特にありません。

ただ単純に左右対称にするより面白うかなと思って・・・。
気が合うはずです。二人は姉妹でした。
どちらだお姉さんでどちらが妹さんか、お分かりになりますか。

もう、お分かりですね。
- 2023/09/13(水) 00:00:05|
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写真機材レビュー動画で知られるユーチューバー、ジェット大介氏が京都写真美術館で個展をされていて、「お、そういえば・・。」と暖簾をくぐりました。
界隈で名の知れた方ですからお客さんが多かろうと、少し腰の引けた形の入室でした。
この季節、この曜日、などなどの要因もあってでしょうか、あれちょっと寂しいなあという感じでした。
たぶん、金、土、日には押すな押すなになるのでしょう。

「水辺のかたちを知る試行錯誤」が個展の表題でした。
美術館のHPにある氏の文章には「(琵琶湖は)『うみ』とも呼ばれるほどの広大さから、どこから見ても平坦な一本線が引かれているものと想定していたのである。だが、いざ撮影を開始してみれば、実に複雑な線が織りなすかたちや営みが見え始めた。本展は一年余に渡るその試行錯誤の途中経過である。」とあります。

作品はどちらかと言えば「撮影に際してはOM-1、OM-5といった可搬性を重視したカメラと高倍率のズームレンズを主に使用。アートフィルター『ラフモノクローム』を設定し、ファインダー像を粗いハイコントラストのモノクロとすることで、かたちを炙り出すような気持ちでフレーミングした。」とあるように、この機種のアートフィルターを生かした撮影に主眼があるような画面が多かったです。
霧に煙る湖畔を撮った幾枚かの写真には情感がありました。

私は、写真家という人、プロのカメラマンという人には大いに期待していて、日本の写真文化をけん引してほしいなあ、きれいな写真を撮るばかりの、またすでに撮られた写真雑誌の入賞作をなぞったような写真ばかりの現状を大きく打破してほしいなあと思っているのです。
ミクストメディアにすれば、何か新しいことをしているという、少し脇に入った写真にも不満を持っていますしね。
なかなか難しいようです。
- 2023/09/12(火) 00:00:02|
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先日行われた京都ファインダー倶楽部の写真展「 ファインド・アイズ京都 現代・文人光画展」・・・これが正式名です。長いでしょ?!
私も一応たくさんの方にご案内を送りましたが、そのうちの何割かはそもそも遠方で来られない方でした。
まあ、私の暑中お見舞い兼生存確認のようなものですね。
でもちゃんと来場を期待して送らせていただいた方もたくさんいましたが、何しろ猛暑で・・・ほかの方の関係者も同様のようでしたが・・・外出を控えられたようです。

クラブの仲間の中には、敢えて、『猛暑が続きます。お互い体のこともあるから、お越しにならないように』と記載された方もあったのです。
で、私のお誘いで、この写真展に興味を思ってきてくれた人がこの人。

私が背後から「盗み撮り」をしているのに気づきながらの「鑑賞」です。

私は、この人のこういう姿態がいいなあと思って撮らせてくれるようにお願いしているのです。
ですから85ミリではなくて、50ミリを持ち出すことになりますね。

ほかのお客さんが写り込まないで展示されている写真をのかぶり方に気をつけて、そして何より素敵な姿態の、その瞬間をとらえるためには、・・・移動しながらですしね・・・健康骨が折れます。
私がと撮っているのを見守ってくれる仲間の中だからできるんですね。 「お、やってるやってる。」と。

今回は、仏師の高橋さんの写真でしたので「次は若い女性の写真だろうね。」と暗に催促する仲間もいてくれるので、それはそれで期待にこたえたいですしね。

とある仲間の写真を見に来ていた女性が、私の写真を見てモデルをしてくれる気になってくれたので、それはまた嬉しいことでした。
ちゃんと収穫しないとね。

まず、この人に集中して・・・。
- 2023/09/11(月) 00:00:02|
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人の性格が次第に濃厚になってくるのは何歳くらいからでしょうねぇ。
若い時には性格も思考もまだ比較的率直であまり複雑ではありません。(と言っても侮りがたい人はたくさんいますが)
これからの可能性に満ちた生命力旺盛な若者はとても魅力的です。が、人間の魅力は次第に複雑さ玄妙さを増してこその面もあります。人間の性格に「玄妙」というのも少しおかしいですが。

撮る方の側も若い時と年を重ねたときでは価値観も違いますし「人を見る目」もまた違います。
人を見て何をどう魅力的だと感じるかに、単に違うというのではない成長とか成熟とかを生みたいものです。

どんな人に「目をつけるか」に、撮る側の見る目が否応なしに反映します。
さすがにこの年になるとそういう自覚も出てきます。遅すぎますか。
そしてそきに自分自身の「魅力を感じる目の個性」が濃くなっていきますから、「あ、この人はいい。」と見つける人に偏りが出てくるでしょうね。
そして、矛盾するように聞こえるかもしれませんが、好みに幅も出てきます。

こうして、口をあいた方がいい?それとも閉じた方が惹かれる?
どちらが醸す雰囲気を取り上げたい?と何度も自分を反省します。

次のような場合も同じですね。

この比較、セレクトの経験を積み重ねて、撮る一瞬の見極めの力をつけたいと思っています
撮るときは瞬時ですからね。その時に素直に迷いなく瞬発力が発揮できないと、気持ちの乗った写真は撮れません。

むろん、撮るときにも、実際は、大いに試行錯誤をさせてもらっていますが。
大御所のS氏にように、現場に行く前にイメージは完成しているから、極端に言えば「一枚撮ればいい。」という訳には、私は行かないのです。
もっと見て、もっと見て! その繰り返しです。多分いつまでもそうでしょうね。

ことにこの人のように瞬時見た印象がどんどん書き換えられていくような人は、最初に「この人はいい。」と感じさせたものとの間で行きつ戻りつ、どんどん深く?なっていきますから、いつまでも撮らねばなりません。
たぶんこの人が改めて時間を作ってくれたら、多分そういうことになる予感があります。

きっといい写真が撮れると思います。
- 2023/09/10(日) 00:00:02|
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”無色透明” 作家名:TOUCHU
ガラス作品の展示会場を外から覗くと、作品を並べている常設の台の上面にも側面にも鏡が張られていて、そこに室内におられる人の足先が映っていました。
見れば「男女」のお二人のようです。
これ自体が既に面白くて、私は入り口の入るか入らないかのところに立ってしばしそれを眺めていました。撮るか撮らないかと悩みながら。

こういうおもしろいものを撮らないようでは「写真撮り」とは言えない、と私は思うのです。
で、結局のところ、これを撮りそこなっている私のことを「写真撮り」とは、やはりとても言えないわけで・・・。
この一文を思いつくときに「写真撮り」という言葉が突然思い浮かびました。
写真家、カメラマン・・・こういう言葉を使うことにどうしようもない落ち着きの悪さを感じてきていた私にとって「写真撮り」というのは、案外使い勝手がいいかも知れません。

作家さんの横にかけておられたのがこの方。
私が「作家さんを撮りたい。」とお願いした巻き添えを食いました。
が、どちらの方もビジュアル的にも「いい感じ」だったのです。

この人に撮らせてもらえるのならばこの部屋の中ということにとらわれずに扉の外の、外光を得られる窓辺に行けばよかったと…いつものことながら融通の効かない私の単純思考を反省しました。
ただそれはガラス作品が生み出している光の魅力に強く影響されていたからだとも言えます。

この方は快活でオープンな性格の肩のようにお見受けしましたが、私の感覚からすると大人っぽい陰影のある写真モデルをしていただけるのではないかと見えました。
事実、あとで写真をトリミングしてみると、実に魅力的な雰囲気を醸していることが分かります。

つい最近関東からこの京都に移住されてきたんだそうです。
私が何となく親近感を得るのは関東系の顔立ち?だからかもしれません。
- 2023/09/09(土) 00:00:01|
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京都の人も東京などで個展をするんですから東京の人が京都でしても、それは当然なんですけど、そういう人たちを見ると、率直に「すごいなあ。」と思いますね。
私なんか、「井の中の蛙」にさえなっていない、ような。

先日の「ファインド・アイズ展」の時に、ある人が「蒼樹さん、これからどうするんですか?」と聞いてくるのです。
「えっ、これからどうするって?!」
即座にはその質問の趣旨が分からなかったんですね。

それは、他府県で個展をしたり、何かのコンクールに応募したり、はたまた写真集でも出したり…そういう、ワンステップ上のというか、先のことはしないのかということらしかったのです。
私は、「せいぜい10回目の個展をすることかなあ。」とかなり期待外れの答えをしてしまったようでした。
「特に何も考えていないなあ・・・。」

その人はまだ若いし、これから作家として広く認知されようと思っているようですから、私のようにうすぼんやりしているのが、理解できないようでした。
私のリタイア後の人生計画としては「第3次五か年計画」時には「写真家として」活動するというのが目標でした。
そして今その第3次五か年計画の真っただ中なんです。
「写真家としての自覚と伊覚悟を持って活動している? それよりなによりそれなりのスキルや哲学や結果としての作品を生み出している?」
これには「さあ、どうかなあ」としか答えられないのが残念ですね。

だからこの人のように「作家として生きる」と覚悟して制作している人がまぶしいです。
「何度も個展を開いて、まるで写真家のように活動しているひと」だと、ちょっと皮肉な評価をされたのも、写真展中のことでしたが、「そうだよね、『まるで・・・のよう』に、だよね。」と思う今日この頃。

どうも、結果大したことにはならないような気がします。 私の場合。
きちんと自覚した人はすがすがしいです。
- 2023/09/08(金) 00:00:04|
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ここではガラス作家さんです。
「普段の生活で目にする色や形は光の屈折で見えているらしい。」とギャラリーのHPにある「展覧会内容」にありました。
ビーカーなどの単体を二つ三つ繋ぎ合わせた作品です。

組み合わせられたモノが一つの作品となったときには、元の機能性を裏切る形になっていて、何となく「?」という感じがあるところも魅力です。
フラスコの淵やビーカーの淵のふくらみが接合部で光の屈折を微妙にしていて、また分光していますから、展示の中で、魅惑的な光を演出しています。
作品を乗せているテーブルも鏡が天板で、側面も鏡です。
天板の鏡が作品の形や光、そして天井からつるされた作品などを重層的に写していて魅力的です。

お住まいは東京だそうで、在l廊はこの日だけだそうです。
そんな「この日だけ」に出会えた幸運です。

私は、展示された作品が魅力的だと、これをどう撮るかとか、どう発展させる可能性があるのかを勝手にイメージすることがあります。
そして、大概の場合、やめときゃいいのにそのイデアを口にしてしまうのですね。
作家さんと楽しみたいのです。
でもうっかりしたことを、うっかりした口調で言うと、相当に失礼になりますよね。
この時はこの人の縦ストライプの服の模様をこの作品群の中に写し込んで撮ったら面白いだろうなあなどと。
そしてこの人のお友達の美人さんが隣におられましたので、その方を背景に立たせたり、上から覗き込んでもらうのはどうかなどと・・・そう言うことをしてみたいのに、やる機会のない私はいつも消化不良です。

長く人を撮らせてもらってきていますが、「演出して撮る」という欲望はずっと空隙になったままなんですね。
- 2023/09/07(木) 00:00:04|
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京都ファインダー倶楽部の写真展が昨日で終わりました。すぐに個展の準備をしないといけません。
自分のつもりとしては、少し余裕を持って11月にやろうということでとあるギャラリーの予約をしていたつもりだったのですが・・・。
それげ不首尾になって10月、それも9日始まりになりましたので時間に余裕がありません。

「人間交叉点 with 音楽」
実は不首尾に終わったギャラリーの求めで、春のうちに展示作品をいったん決めました。ので、ちょっと気持ちの盛り上がりに欠けます。
私の場合は、毎日撮って撮って、よりいものが撮れたらなあと思いながら撮って、その中からセレクトするという気持ちの流れがいいんですが、半年以上前に作品を確定して見せなくてはならないようなギャラリーでは、やはり今後お付き合いは無理なような気がします。どうしましょう。
と、それはそれとして、11回目は「自律する女性(人)は美しい」シリーズと「おじさんシリースの二本立てでいこうかな、と。

そのためには、どんどん「自律する人」を見つけて、どんどん撮らねばいけません。
そして、どうです、こんな魅力的な人こそ注目・評価されるべきではないですか、と・・・そんな気持ちでやりたいですね。

人はそれぞれのところで、美しいですもんね。
写真もやはり価値観の問題です、と思ってるんです。
日本では「そういう理屈を言ったって、できた作品が・・・。」なんて言う風にいう訳ですが、それで価値観の問題がスポイルされっぱなしです。 それで、ダメなんだと思いますね。

結局、中江兆民以来の宿題を宿題として意識できないから、いまだに「夜明け前」なんですね。
ほんと、そう思います。 そして夜明け前が一番暗いと言いますが、現代は、まさにその暗さの中にあると、そういうことでしょうね。
問題意識、兆民の宿題を背負う意識もないのですからね。

まあ、そんなことを言いながら「いい人、めっけ!」
というわけです。

- 2023/09/04(月) 00:00:03|
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ウッドバーニングの出展者さんの献血ボランティアでお知り合いになっている方だそうです。
「白髭おじさん」を撮っていたら、すっと現れたのですが、その横顔、目の輝くに「おっ! いいじゃないですか、この人!」
それですぐに声をおかけしました。

目が輝いていたんですよね。
一見して、「自律する女性(ひと)は美しい」シリーズへ、ようこそ!という感じでしたね。
この樹を背景に撮ったらいいなあと思いながら、でもそれだと・・・・と、なかなんとかいろいろ考えた結果、やっぱり撮りましょう。
私の中にも複雑なものがありますからね。物事は一筋縄ではいかないのです。なんのこっちゃ。

実は、この時点ですでに「日を改めて『も』撮りましょう。」と言ってくれているのです。
でも、せっかくいい場所に来ているので、少しだけでも撮りましょう、というのは「チャンスの後頭部は剥げている・ということを何度も苦々しく体験した私の発想です。
実際、「苦々しい」経験をすると人間がこせこせして行けませんね。
ゆったり大きく構えたいのはやまやまなんですけどね。

学生さん、仕事に就いている人、そんな中でちょっとなかなかモデルをしようとはしない人、「ポートレート写真を撮りたがっている人」が声をかけないで見過ごしている、そういう人の中に素敵な人がいっぱいいるんですから、そういう人を発掘して「ほら、こんな素敵な人がいるでしょう?!」と、そういう写真を撮りたいんですよね。

ご自身さえ自覚していなかったその人の魅力を見つけられたらいいなあなんて実に不遜な事さえ考えているわけで・・・。
実際そんなことができたらいいなあ、なんて思いますよね。
以前、ある素敵な人を撮らせてもらって個展で展示したのですが、その人のお母さんが一緒にいらして「自分の娘のことだから、こんなことを言うのもおかしいけれど、娘がこんなに(きれい)だとは思わなかった。」とおっしゃってくれてずいぶんうれしかったことがあります。 ( )の中には別の肯定的な言葉が代入されても、無論いいと思いますしね。

- 2023/09/03(日) 00:00:02|
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7月と8月の上賀茂手作り市は暑いのです。
ことに白砂が敷かれたゾーンは上からと下からとの強い日差しで大変です。
水を撒いてもすぐに乾いてしまいます。

そんな手作り市にお友達と一緒においでの人です。
そのお友達が昨日の白髭の「おじさん」のお知り合いで、と。
それで私が「白髭のおじさん」を撮っている時に現れたお友達が、まず私に巻き込まれまして・・・・。

そこに「不幸にも?」も現れてしまって、同じく巻き込まれてしまった人です。
まさか、今日ここにきて「モデルして」などと言われることになろうとは・・・。
すでにお友達の方がいろいろ話をされて口説かれて「OK」してしまっていましたので、事の成り行き上・・・。
人の運命、何が待ち構えているかわかりませんね。

私は、こういう「初めまして・・。」は嫌いじゃないのです。
もしお友達が私に誘われている、ちょうどその時に現れなければこんな意思に躓くような運命に遭遇しなかったと思います。
でも人間万事塞翁が馬です。 面白いですね。

ただ、「はじめまして」の「お二人」に対応するにはなかなかの応接のスキルが必要で・・・。
だって、まだどちらの人も「どんな人」かがほんのほんの少ししか分っていないんですから。
それを探り探り・・・。

左手の指に光るリング。でも、そういうプライベートなことを聞き出すようなゆとりもありません。
それでも私にはよい機会を与えていただきました。
宇治のお茶の試飲です。

お店を回るのが当初の目的でしたから、ポーズをとって撮るのを早めに切り上げて、「お客」のお二人を撮りました。
「あなたたちには撮影の許可を撮っていても、お二人が店頭の商品を見ているところを横から撮っていると、『不審な人が隠し撮りをしてるよ。』と言われることがあるかもしれないからね、その時にはよろしく。」なんて冗談を言っていたのですが、あるお店でかなり強い調子で「何してるんだ」という正義の味方が現れて・・・。
「ほらね。」でした。

「おや、撮影ですか?」とか、「いい写真撮れましたか?」などと女性たちの方や撮っている人間に声をかければ、ことは穏便に済むのに、自分の「盗撮だ。やっつけてやる!」という気持ちでしか判断できない人が多いですね。
そして「事前に了解して撮ってもらっているんですよ。」と説明されて、勇み足のばつの悪い思いをするなんてことも避けられるのになあと思いますね。
そういう心のゆとりがあちこちでなくなっているように思います。
第一、こんな大きなカメラとレンズでほぼ正面の至近距離から撮るような「盗撮」がありますかね。
ただ、まあ、その人としては私の店を勝手に写したら承知しないぞということだったのかもしれませんね。
わたしはといえば、覚悟のうえ、でもありますが。

学生時代からのお友達だそうです。本当に仲の良いお二人です。
久しぶりの「再会」。
お二人の時間をあまり奪ってはいけませんので、ほどほどで退散です。
ありがとうございました。
- 2023/09/02(土) 00:00:02|
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9月3日(日)まで京都文化博物館で「ファインド・アイズ展」があります。10:00-18:00、最終日は~17:00です。
私は初日一日の受け付け当番で在廊しますが、原則として毎日在廊します。だって、ただ写真を並べて会場を留守にしているなんて、勿体ないですからね。 こういう写真を撮ると、また、新たにこれまで写真をやってきてよかったなあと思うのです。

長年献血に取り組んできて、年齢制限で献血ができなくなると、献血に訪れた方に、ご自身の制作したものをプレゼントするというボランティアをされてきました。
その界隈では名物おじさんです。

差し上げた方が4000人!! ちょっと信じられます?!
いや、私は2000人の方を撮りましたとか、やっていることの意味が違いすぎてとても口になんてできません。
水撒きおじさんもサンタおじさんも、みなこのボランティア精神からなんですね。
いいお顔になるわけです。
手前に若い女性が来られたのでちょっと背中を拝借。

それにしても豊かなおひげですね。
髪だってふさふさ。

背後の老木の木肌と対象してみました。
おじさんシリーズには、ぜひとも加わってほしいですよね。

- 2023/09/01(金) 00:00:05|
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