今日から9月3日(日)まで京都文化博物館で「ファインド・アイズ展」があります。10:00-18:00、最終日は~17:00です。
私は初日一日の受け付け当番で在廊しますが、原則として毎日在廊します。だって、ただ写真を並べて留守にしているなんて、勿体ないですからね。 私が勝手に・・・・まあ当たり前なんですが・・・命名している「おじさんシリーズ」
どこの写真展に行っても、いろいろな不満が沸くのですが、そのうちの一つが「おじさんがいない」ということ。
なら、自分が撮ろう・・・という訳でもないのですが、人を撮ると言うことの中では、やはり一つの興味深いテーマではあります。

手作り市に通うようになって親しくしていただいている方です。
ウッドバーニング。
このブログにも一度ならず登場していただいています。

お互い「少々年をとりましたねぇ」・・・ですが、まだまだお元気。
7月、8月の猛暑の時にもこうして出展されています。
しかも、いつものことながら手作り市の主催者、あるいはそのやとわれスタッフでもないのに、周囲に人のために進んで尽くす人です。

こういう猛暑の時には誰に言われたのでもないのに、向こう三軒両隣は言うに及ばず、こんなところまでという遠方まで散水の労をとります。
少しでも暑さを和らげ、砂ぼこりが上がって出展者の商品が埃をかぶらないようにという配慮です。
ご自身のお店は、その間、ずっとお留守です。

12月には恒例のサンタコスで・・・無論この豊かな白髭が、貢献していますね。・・・会場を盛り上げます。
それで、私は、非公認ではあるけれど「事務局長!」と呼んできているのです。

妻君はとても性格も見かけもよい方です。
- 2023/08/31(木) 00:00:08|
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今日から9月3日(日)まで京都文化博物館で「ファインド・アイズ展」があります。10:00-18:00、最終日は~17:00です。
私は初日一日の受け付け当番で在廊しますが、原則として毎日在廊します。だって、ただ写真を並べて留守にしているなんて、勿体ないですからね。 
こんな私にも、ちょっとした野心≒問題意識があります。
いえ、賞をとりたいとか、写真集を発行してベストセラーにしたいとか、そんなことではありません。
その小さな『野心』…小さかったら『野心』ともいえないかもしれませんが・・・については、モデルをお願いする人たちには、一応お話ししています。

逆を言えば?その私の野心を聞かされて「へぇ~ そうなんですね。」と受容して、それでレンズの前に立ってくれるよ言うような人が、私にとっての「素敵な『モデル』」なんですね。
5,6年前にはこの辺りでよく写真を撮ったモノです。

イタリアの観光動画を見ると、モデルさんと一緒に行って撮りたいなあと思いますが、
京都にも、探せばいいところはなくはないのです。

改めてこういう撮り方も楽しいし、面白いなあと思いますね。

- 2023/08/30(水) 00:00:03|
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昨年10月から7月までは月間20人のペースを上回る、ちょっと不思議な順調さでした。
それで2200人を突破したのですが、7月中から急速にブレーキがかかり8月は「夏枯れ」そのものでした。
何しろ8月一か月で10人にとても届かないのです。
その原因には猛暑や台風などがあったとは思います。

ですが、一方で、どうやら「初めましての人」を撮るよりも、お願いした人に「モデル」になってもらって撮る楽しさに気持ちが傾いて気持ちが盛り上がらないと言うこともあるような気がします。
もちろん、以前もモデル撮りは何度もしたのだし、それはそれは楽しかったのですが・・・。

じゃあ、その一方でモデルを引き受けてくれる人が次から次にと現れたのかと言えば、むしろ、全然見つからないという状況が続いていました。
世代としては半世紀も離れているのに、なぜ、楽しいのでしょうね。
「そりゃ、若い子と話して『模擬デート』みたいなことをしてるんだから楽しいに決まっている。」という声は当然ながらあるでしょうね。
でも、そうなのかなあと思いますよ。第一世代が違いすぎて、あなたなら話が合いますか?そして若い人の話に興味がわきますか?

私は、これは、やはり不思議な現象と言われるべきであろうと思いますが、う~ン、不思議でも何でもないよという方が当たりなんでしょうか。

この人たちの精神年齢が私より上なんでしょうかね。

それはともかく「初めましての人」を撮る楽しさにないものが、確かにここにあるのです。
そしてその楽しさを被写体になってくれる人共に味わうと、どうも、やはり、くせになるようなんですね。
今日は、明日から始まる京都ファインダー倶楽部の写真展「ファインド・アイズ展」の搬入日です。
写真展は9月3日の日曜日までで、会場は京都文化博物館の5階です。
- 2023/08/29(火) 00:00:02|
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中国でお茶のお店に連れて行ってもらった時に、茶を入れてもらったのですが、なんと美味しかったことか。
入れ方は、日本の「作法」とはちょって位相が違うという感じでしたが、そこにはなるほどの合理性と、なるほどの伝統的な楽しみ方があって、はやり所違えば品変わるですね。

私は緑茶が好きでして(静岡県生まれですからね。) 中国に行ったときになかなかおいしいお茶が飲めなくてちょっとストレスだったんですが、スーパーマーケットに行ったときに相場もわからず高価な鉄観音茶を購入したのです。
そしたら一煎目より二煎目、そして翌日の三煎がなお美味しくて四煎目でさらに唸ったのです。
何だこのお茶は!

それで先の経験と共に中国茶の美味しさに目覚めて・・・・とはなかなかいきませんが、卒業後の学生たちの贈り物にも支えられてずいぶん美味しいお茶を飲みました。
ずっと昔は飲めなかったジャスミン茶も実はこんなに良い香りですっきりと飲めるものなんだとイメージがすっかり変わりました。
やはり本場は本場ですなあ。

そしてその美味しい茶を楽しむための工夫もいろいろあるようでした。
それをいろいろ学ぶまでの余裕はありませんでしたが、日本でも中国でも人が「楽しもう」として工夫する貪欲さは変わらないのじゃないでしょうかね。

どこの国でも美味しければそれでいいとか、飲めればいいんだとか、そういうことにはならなくてそれぞれ洗練喉を加えていくわけで。
その点では中国全体の実力は相当懐の深い自力のあるモノのような感じがしました。
侘茶もいいですがね。
茶の緑を捉えようという発想の起こるのが遅すぎました。これが私の鈍なところです。

茶道具にしても双方、それぞれに凝っているし繊細な工芸品ですしね。
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- 2023/08/28(月) 00:00:03|
- 楽しいね
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毎週のように出かけるギャラリーを出たところで「おや、写真展?!」
そこに写真ギャラリーがあるなどとを思いもしなくて、つい覗き込んだのです。

女性の職業写真家さんが個展をされていました。
海外の風景や目に留まった扉の白黒の写真でカッコいいものが多かったです。

この会場は普段はプディックで・・・といってもちょっと値が張りそうですが・・・その商品を着たモデル撮りなどをされている関係で、ここを会場として借りたのだそうです。
道理で私の記憶にないはずでした。

普段は、成人の記念写真といったようなものも撮られているようですが、自分なりに表現したものも見てもらいたくてと言うことで、今回は個展です。
やはり腕が確かな分アドバンテージがあるなあと思いました。

その会場でどういう訳か「お茶会」です。
気楽にお茶の楽しみを知ってほしいと思って・・とのことでした。

私にも「どうですか。」と椅子を勧めていただいたのですが、「いえ、むしろ撮りたいのですが。」と 無理なお願いをして・・・
友人だというお客様まで巻き込んでしまいました。

せっかくのお茶の空気を壊してしまって
大丈夫ですよ。帰洛に楽しんでほしいんです・・と。
- 2023/08/27(日) 00:00:03|
- 楽しいね
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Mさんに加えてHさん。
久しぶりに撮影が楽しいですね。撮り方は、まだ、ほとんどはじめの一歩ですから「振出しに戻る」感じもあるんですが、それがまた楽しいと言えば楽しいのです。
そうですね、たとえて言えば三年間担任した生徒たちを送り出してまた新たな一年生を迎えた新鮮さと、もう一度初めから点検しなおして工夫してみようというワクワク感と。

こうして街歩きをしながら撮るというやり方も久しぶりですしね。
今回はいろいろあって直前に下見ができていない点が不安なんですけど。
まあ、例えばトイレの問題とか疲れたから休もうか、ついでに何か、飲もうというときに駆け込むお店とか、一転にわかに掻き曇りという場合の避難場所は・・・とかいう点では、まあまあ勝手知ったるゾーンではあるんですが・・。

でも実際には道を一筋勘違いしたり、あれこの辺りあったはずのお店は・・・ということにはなりますね。
やっぱり下見は大事です。

この人はお若いのに、漂わす何かがあるんですね。
それに服でもちょっと絞ってみるだけでこれだけの違いです。
この人自身に揺れ幅があるんでしょうね。

何か一元的に決まってしまわない良さとでも言いましょうか。
私のいい加減さと相まって・・・・などと言えばこの人に怒られるでしょうね。

この人はお酒が飲めるんだったかなあ。
背後の伏見の銘酒が待ってます。
- 2023/08/26(土) 00:00:10|
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私がこの人に声をかけた理由がここにありますね。
彫刻にして再現したいくらい。
頭部、首、三頭筋、二の腕、前腕・・この一連の形と流れがいいですねぇ。

黒のノースリーブの服をセレクトしてくれて大正解です。

そして私の一押し。
本当に微妙なんですが、顔がほんの少し左に向きそして目線がやや上がっているので、動きが前向きです。
バックには重い勉強道具が入っていますの右肩が上がり気味なんですが、それでやや右に傾きとひねりがあってそれで左肩から前に進む。左足が蹴って後ろに残っているのもいいなあ。
これもまた服の良さが出ていると思うのですが、どうですか。

「何を一人でブツブツ言っているんですか? 先に行きますよ。」
私が何を撮りたいかよく分かった左腕と服の重ね方です。
狙うところが細かい。


さて、場所を移動です。
少しずつ少しずつの人にもしてもらったのですが胸の前で両腕を汲んでもらいました。
二人ともそういうことをしたことがないので、ちょと落ち着かない?
- 2023/08/25(金) 00:00:01|
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私たち素人にはなかなかこういう瞬間を撮ることは難しいのではないかなと思います。
まず何より被写体なってくれる人がこういう資質を持ってくれているかどうかです。
元来目鼻立ちが整っているかどうかと、そういうだけの問題ではないのです。
こういうところに撮る人間の喜び楽しみがあるわけで・・・。
ただ、それを私が撮ったばかりに広く人に知られることがない・・・ということが残念ですが。、、

この人が「1日のブログの女性はとても綺麗な姿ですね。首筋・顎から首にかけた線と、背中から感じるある種のたくましさに惹かれます。大人っぽさの中にものびやかな部分があって素敵です。私とあまり年齢が変わらないようですが、この方が身近に居たら良い意味で目を引きますね。」とメールをくれました。
私が「一日」の人にモデルをお願いした理由をちゃんとこの人は感じ取ってくれているのですね。
そういう人だから、この人にもモデルをお願いしているわけで・・・・。

「塩コショウ少々・・・。」

ロケーションが生きますねぇ。

ここではこれまで何人となくとってきましたが、みんな異口同音に「ここは素敵ですね!」というのです。
この植物園の象徴的な場所です。
私もこの場所が大好きです。

台風一過の、「野分の明日」でしたから開園が3時間ほど遅れました。
枝が折れたり小枝が飛んだり・・・・植物園の職員の方々の苦労が察せられます。
個々の職員さんは本当に働きもの・・。有り難いことです。ああ、それ何に府知事も府議会の多数派もそれを踏みにじる輩です。

ただ草や木を生やして金になるか?!とくらいにしか考えられない人たちじゃないのかな。
京都の財界ももそんな程度です。
植物園は府民の宝!!
そんな良い場所だからこそこの人の表情も一層よくなるというモノです。
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- 2023/08/24(木) 00:00:02|
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台風が過ぎればまた連日猛暑です。
撮影の日も大変暑い日でした。
いつもなら帽子をかぶる私がこの日はなぜかその気にならなくて、帽子を置いて出かけました。後で後悔しました。
髪の薄い頭部は日焼けして・・・。
だから高校野球で「坊主頭こそが何たらカンタら」と美化する美化する人たちには1ミリも賛同できません。
この日も暑かったのですが、この日をを見るといったいどこに暑さがあるの?という気がしませんか?
豊かな髪ですね。
髪は女の命などということが言われた時代もありました。
写真を撮る側からすると「しばらく髪を切らないでね。」なんて勝てtなことをお願いしたりするんですけど、髪を洗うのも手間がかかって大変でしょ?!
いえ、そんなことはないですよ。

普段、ジムに行ったり、ヨガかなんかやらないと、こういうポーズをすることがないでしょうから、ちょっと苦しいかも・・・なんて思っていたら、この人は案外スポーツウーマンなんだそうで・・・。
水泳はできるし持久走も得意で、体育委員だったりして・・・。
バタフライまでできるなんて想像できます?

そういえば前回の撮影で「長い距離あるくのは大丈夫ですか?」と聞いたら、「たぶん蒼樹さんと同じくらいは大丈夫ですよ。」と高齢者の私と同じということで、ほどほどくらいにしてくださいねという意味かと思っていたら「全然大丈夫ですよ。心配いらないです。」ということらしいです。
背景の緑がこの人にマッチしていますね。
台風の強風で樹々がかなり痛みました。
でもその雨で洗われて緑がきれいです。

下の二枚では、どちらがいいですか。
私はこういうセレクトがなかなかできないのです。
個展やグループ展に向けて「この一枚」にたどり着くのにはとても苦労し、疲れてしまいます。


- 2023/08/23(水) 00:00:10|
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ちょっと呼び止めてみましたが、もう彼女は霧の彼方に。
「私はこのままいきます。」と。

と、世界は変わりまして・・・。

いろいろ試しながらの撮影で、
そういうことにも興味を持ってお付き合いいただけるのがうれしいところです。
先日の人もそうなんですが、そもそもこうしてカメラの前に立って「モデル」をするなんてことを考えていなかった人たちです。
でも、それがこうして「やってみようかな。」と思ってくれるには、それぞれの内面に・・・私が勝手に援用する言い方でいえば「レディネス」があったと言うことでしょう。
これは元来教育学の中の言葉ですが、広く使える言葉だと私は思っていて、「私の写真に力を貸してもらえませんか?≒モデルしてくれませんか?」に対する反応を考える上でとても重要視している概念です。

そして、「え、この人がOKしてくれるの?」というような意外な人にも、やはり話を聞いてみれば、それなりのレディネスが生まれる経緯があるんですね。
ですから、逆に返事が「NO」の方を言葉を重ねて説得することはしないようにしていますし、深追いはしません。
レディネスの整わない人を撮っても今は生き生きとした写真は(表情自体は悲しそうな深刻なものにわざとするとしても)、今は難しいだろうと思うからです。

それに、この人もそうでしたが、まず話を聞こう、そこに自分の関心事が埋め込まれているかもしれないという知的・精神的好奇心があるのです。
それがカギですね。

ですから、「美しさのある写真」を撮ろうと思うのですが「きれいに、かわいく」撮るようなことをしなくてよいというある種の安心感があります。
そして、そこに美しさとかかっこよさとか、粋さとかおしゃれ感が共有できれば嬉し楽しいことになります。
- 2023/08/22(火) 00:00:01|
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「引き受けてはみたものの、果たして今日はどんな風に展開するのかしら、何があるんだろう・・・・。」と幾分かの不安を抱いてのスタートかもしれません。
今までも幾人もの人に「初めまして・・。」で少し撮らせていただく機会ができて、そこから、「もう少し背景なども考えながら撮らせてもらえませんか・・・。」とお願いします。

昨日の人もそうですが、事前に「蒼樹さんのイメージではどんな服がいいです」か訊いてくれて、「だったら、このうちのどちらがいいでしょうか?」と写真まで送ってくれました。
それで今日はイメージ通りに写真が撮れます。
もう、この時点でワクワク感しかありません。
じつは、「あなたを○○で撮ったらいい感じの写真になると思うのだけれど・・・。」と提案して、「そこなら私も知っています。とてもいいところですね。」ということだったのですが、そこでの撮影を申請しましたら、申請は一か月以前にしてください、例外は認めませんということでダメでした。
私などは、例えばその○○のギャラリーに作品を見に行って、その場で見かけた素敵な人に、「写真を撮らせてくれませんか?」とお願いするようなやり方ですから「一か月以前に申請してください」などということになれば、もうほとんどしおれた花を持ってきてこれを飾るんですがというようなもので、到底間尺に合いません。
で、急遽、この人の良さを生かすならと・・・と

女性が被写体の場合には大半のケースでカラー撮影になりますが、今日は白黒がいいようです。
服も黒を選んでもらいましたし、そして何を生かしたいかも、話してありましたので・・・、
この人も「白黒がいいですね。」と共感してくれました。

この日は薄曇りで夏の青空がはっきり主張しません。
それで白黒の選択に、一層、迷いがなかったのです。

美術史の勉強をしているのだそうで、しかもなかなか鋭い問題意識をお持ちですから、仇やおろそかな取り組み方はできません。
心してかからねばなりませんが、それだけに、私が何をよしてしているかを積極的に話して理解が得られるのがうれしい点です。
その点では昨日の人も共通しますね。

さて蒸し暑い京都を離れて霧のロンドンに向かいましょう・・・・。
- 2023/08/21(月) 00:00:05|
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職業写真家でもなく、芸術写真家でもなくて、ただそれなりに「これ、かなりいいんじゃない?!」というような何枚かをものにしたいと願って、写真を撮ることを楽しむ人間にとっては、こういう人との出会いは「僥倖」と言ってもいい。
今までも、無論、こんな幸運な出会いは何度かあったわけだけれど、こういう活動をしてきた長い時間からすれば、それはやはり『得難いチャンス」だと言っていい。、

この記事を書いている時には、実はもう一人の人を見つけて、つい最近撮らせてもらった。
この人とはだいぶんタイプの違う魅力を持った人だ。
で、結局、私のような写真を撮る人間にとっては露出がどうとか、機材がどうとか以前に以下に「素敵な人」を見つけて、引き受けてもらう力をつけるかどうかがカギと言ってもいいかも知れない。
- 2023/08/20(日) 00:00:05|
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台風7号の影響でいろいろバタバタしたこともあって更新が途切れていました。
それに猛暑が続いていましたから、さすがの暑い夏好きの私もこんな時に外に出ていろいろな人に迷惑をかけてはいけないなあなどと殊勝な心掛けの生活を送ったせいもあります。
そんな中で、この人が力を貸してくれることになりました。
以前出町柳のデルタでお会いした人です。
この写真、ちょっと緊張気味なのは、お尻を細い杭の上においてバランスをとっているからです。

撮影にも私のも少しずつ慣れてくれてきて、表情がずいぶん柔らかくなってますますきれいになりました。
ポートレート写真の楽しさ、大げさに言えばだいご味はこういうとこにもありますね。

撮る側が、こういう写真を撮りたいなあというイメージを事前に持って、被写体になってくれる人に力を貸してもらうという方向と、その人の魅力を探して、それを表に引き出すという方向性とがあります。
今日は、その掛け算のつもりです。

こうやって髪をあげたらどうなるかなあと、試してもらっています。
ああしてみて、こうしてみてというのをいろいろやってみてくれています。
そうすると「これいいねえ。」というのが現れてくることがあります。
それを「ほらっ!」と見てもらって「ああ、本当ですねぇ。」と。

そうして少しずつ少しずつお互いで魅力を発見していきます。
それはとても楽しい作業です。
こういうところが職業写真家さんの仕事と違うところでしょうか。いやいやそういう人たちも同じことを経験しているでしょうね。
東京で暮らしている家族の一人が、この日の全日に帰るはずだったのに台風の影響で帰ることができなくなり、ようやく手に入れた乗車券がこの日の夕方の早くのモノだったので、あまり呑気に撮っていられなかったのが残念ではありましたが、その東京に帰るはずの彼は結局帰ることができないでもう一日こちらで過ごす羽目になりました。
そういう人は多かったんじゃないでしょうか。

- 2023/08/19(土) 00:00:02|
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資本主義的商品生産では、大量生産大量消費の傾向が強いです。
大量消費を促すためには広範な大衆の需要にこたえるものを廉価で生産しなくてはなりません。
王侯貴族の要求にこたえて生産するのとは違います。
個性的・独創的であるよりも、押しなべて多くの人に求められるもの、可もなければ不可もないものが生産されます。

もっとも先進国では画一的な商品の大量生産では行き詰まりが出てきていて、多品種少量生産もまた重要な選択肢にはなってきていますが。
コンピューター制御が発展してきて、そうした多品種生産にも技術的な基盤が整ってきてはいるようです。
AIが発展すれば機械自体が主導的に蓄積された膨大な情報から人々の要求を感知、先取りするような、しかもかなりニッチなものも生産するような状況が生まれるかもしれません。

経済が発展すれば、つまり豊かになれば人々の教養も豊かになり、好みも多様化、洗練されるようになって、商品を求める目も変化するでしょう。
「三種の神器」とか「3C」とかいう時代は、終わるでしょう。 豊かになれば・・・・。
その気配の中で、やはりこうしたものを求める人たちは一定数生まれてくるのでしょうね。 当然だとおもいます。
新しいものがイコールいいものだということには、必ずしも、ならないのは、最近のカメラなどを見れば感じます。
写真作品も同じです。

「今・現在」の中から選択するのではなくて過去にまでぐ~んと選択の幅を広げれば、よりいいものが見つかるでしょう。
骨董ブームがご隠居さんや高齢者から若い人たちに(売る側も買う側も)広がるのは、そういう意味で歓迎することじゃないでしょうか。(価格の問題もありますがね)

生産の場で、3,4割は趣味的に好奇心を働かせて開発、生産できるような社会にならないと、実は豊かな社会とは言えないと思いますね。
そのためには、この資本主義的な生産の枠組はもう歴史的耐用年数が限界に来ているかもしれません。

こうした方々が、実は人にとって何が楽しいことなのかを知らず知らずのうちに提案してくれている、そんな気がします。

平安楽市は毎月10日です。
(主催者によれば、「平安神宮前の岡崎公園で、毎月、ほぼ10日に開かれる蚤の市です。
※ 2023年4月から7月までと9月10月の発表された開催予定日は、10日ではありませんのでご注意ください。」とのことです。事前に確認してお出かけください。)
- 2023/08/14(月) 00:00:10|
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昨日のお店のお隣さん。
まだ撤収するような時刻でもないのに片付け始めました。
「おや、どうしました?」

「今日は家族でBBQをすることになっていて、その準備に・・・・。」
雨が降ったりやんだりで「もう今日は無理せんとこ・・。」と片づける人もいましたから、それかなと思ってのですが、家族との楽しい時間のためだそうです。
「え、帰っちゃうの。じゃあ急いで撮らせてもらわないと。」

昨日の方と「例えば、あの人のような雰囲気の人を見ると、つい撮りたくなるんですよね。」なんて話しているタイミングでしたので、ええい、このままの流れでお願いしちゃおうということでお声掛けをしました。
すると快諾していただけたのですが・・・。

「実は、私写真を撮っていたことがあるんですよ。」と。
えっ、こちらにもまたカメラの先輩が・・。
昨日のお連れ合いのプロカメラウーマンに加えてまたまた強敵登場です。
しかも、・・・・。

ご自身ばかりではなくて、お嬢さんも「最近写真が好きになって楽しく、一生懸命に撮ってるんですよ。」
楽しんでいる姿を見て「とてもうれしいんですよね。」 いいカメラを買ってあげたようですよ。

大きな写真展で18歳以下の作品を見ることがありますし、また高校の写真倶楽部の合同展のようなものも開かれることもあります。
それにある高校は熱心な顧問に励まされて校外のギャラリーで写真展をしています。
そんなわけで時々高校生の写真を見ますが、いいものがたくさんあります。 (私も含めて)大人たちはこういうモノを見て一度目を洗うといいなあと思うことも度々あります。

無理矢理に私のグループ展と個展の予定をお知らせしましたので、来てくれて交流ができると楽しいですね。
- 2023/08/13(日) 00:00:04|
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お互いに笑顔で話せるっていいですよね。
路上で何か声をかけたら身構えられるなんてことよくあります。これ落としていませんか?!って言うことでも・・・。 まして道路を逆走して走る自転車とぶつかりそうになったときなんか、こっちが転倒しそうになっているのに、「ちゃんと左側を走ってよ!」という言葉に「逆切れ」するような人が少なくない。
でも、・・・。
こういう場所では、お互いが、何かいい出会いがないかな、いい人に出会えたらうれしいなと思っているからいいのかもしれない。
こんな、一見ガラクタに見えるものでも、「なかなかいいでしょ?!」とおもって、誰か共感する人いませんか?と言ってくれているんだから、つまり手の内を見せてくれているんだから、話しやすいわけです。
いや勿論、ガラクタに見えるモノばかりが並んでいるわけではなくて、はじめから一見して「こりゃなかなかいいものだね。」というモノもあちこちに並んでいます。が、それも含めて私の趣味はこういうもので、こうしたものに価値を認めているんですよと、心の内を提示して、それで、ちょっと寄っていきませんか、と。
さて、お隣に現れたのは、人生の伴侶さん。
カメラをぶら下げていますよ。
なんと、プロ・カメラ・ウーマンです。
ストラップからして・・・・ですよね。
私なんか、カメラを購入した時についていたストラップです。メーカーの名前や機種の名前を嬉しそうに見せびらかしたような、宣伝の片棒を担がされているストラップです。「これ付けたままでは嫌だなあ。」と思いつつスタラップもちょっといいものは高いですから、そのままになっているんです。 こんな派手な色を使っって、企業としてもあまり品がないなあと思うのですがね。

この伴侶さんが、カメラを持っているところ撮らせてと言ってくれて、撮ってもらいました。

露骨にツーショットを撮るのもなんですから、一緒にいてこその表情を撮りました。

並べられている品物を媒介にして、そしてこうしてお互いに持っているカメラをきっかけに話がはずみます。
私などカメラがなければ、人に話しかけることができるかどうか。

- 2023/08/12(土) 00:00:02|
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毎月10日は、岡崎公園で「平安蚤の市」が開かれます。
蚤の市は「 marché aux puces」(仏語)の直訳だそうです。
若手の参入も盛んでなかなか個性的であったりおしゃれな品が並べられたりしています。

そして、・・・嬉し楽しいことに・・・出展者の風貌も人物も個性の際立った人が少なくありません。
一つ一つの品物もさることながら、それをどんな風に見せるか、展示をどういう風に趣向を凝らすか、それぞれの趣味や価値観が垣間見られて実に楽しいものです。

だから、品物の並んだ情景と共に撮ってこそ、という思いもあるんですが、そんなときに持っていないのが50ミリ。
持っているのが85ミリ。下がればいいってものなんですが…それがなかなかね。

ただ、私の「人を撮る」の画角はやはり85ミリなんですよね。
でも・・・・50ミリでこそ撮れる人物像も捨てがたいのでして・・・・。

分厚い洋書の「古書」がどんと置いてありますが、
一方では、これは仏具の一部かなとも思えるものが、
そしてテーブルは飴色をした格子の古い扉を横にしたものに茣蓙の上敷きをかけ敷いています。
こういう一つ一つの拘りに魅力がありますよね。

私も現役の一時期、もみあげからつながる髭を生やしていましたが、この人のひげ歴は早い、長い。
高校生の時以来、ず~~っとだそうです。 何十年なんでしょう。

昔は髭も黒かった…とおっしゃっていましたが、いい感じじゃないですか。
- 2023/08/11(金) 00:00:01|
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矢絣のような模様を織り出しています。
絣の場合は経糸を「ふせ」て(つまり防染用の紙を巻いてそれを糸で硬く縛って、その縦糸の染まったり染まらなかったりした部分をずらすことによって模様を出します)矢絣模様を作るわけですが、この場合は横糸を通すときに少しずつくぐる縦糸をずらすことで模様を作り出します。

ここでは経糸の数がそれほど多くはないのですが、それでも結構辛抱強い作業になりますが、これが着物用の幅になれば、実に手間のかかる作業になると思います。
筬(おさ)をひいて、たたくようにして横糸を詰めながら水平に整えています。

横糸を通すために杼を縦糸を選んでくぐらせています。

作業の説明をしようとする写真を撮っているのではないので、織りてさんの表情や姿勢や腕の動きなどに注目して撮ります。
こういう写真を展示すると、何を作っているんですか、何をしているんですか、あの道具は何ですかなどという質問をよくされます。
展示会場の方にも、それがわかるような説明をつけてくださいと言われることがあります。
私にとってはこれが西陣織であるかどうかなどは大した問題ではないのですが。
風景写真が展示されている会場で、ここはどこですかとか、あの山の名は?などというような質問ばかりに終始するのをよく見かけます。観光ガイド用の写真じゃないのにね。
どうも写真を「見る」ということについての文化が未成熟なのかなと感じることがあります。

まあ、私の場合は、それだけこちらの力量も不足しているんでしょう。

それでこうして杼の方はぼかして解て散るんですけど。
たぶん、見る側の関心は杼がどういう風に使われているか、などになるんでしょうね。そういう情報を伝えるのが写真だ、ということかな。
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- 2023/08/09(水) 00:00:05|
- 伝統工芸
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写真を撮ることについていろいろな議論があり、様々な人の考え方が披歴されている。
それぞれ聞くべきものがあるし、私の考えももっと深めていきたいと思っている。
ただ、最近思うことは、とにもかくにもこの年齢で、人様の肖像をとらせてもらっていること、このことについて、もう少し自覚的になる必要があろうということです。

まあ、そんな風に私が考えようと考えまいと、世間のどなたにも関わりのないことですし、「好きなようにしたら?!」としか反応はないわけですが、そういう話を先に行ってしまった後輩のM君ぐらいには、話してみたいと思って、自転車で走りながら、ブツブツとつぶやいています。
そういうお年頃年でしょう。

こういう写真を撮っても、撮るときの楽しさとは別に、撮った写真を見て、ある感慨のある事に気づくのです。
まして、音楽を聴きながら調整をしたり見直していると、なおさらです。

うまく撮れたなとか、撮れなかったなというようなことではなしに、人ひとりの人生のほんのひと切れでは在れ、それをまじまじと見ているということ、そのことの滋味を感じているわけです。

今度のはインド・アイズ展に出す写真にしても、個展で展示する写真いしても「それがどうした。」というような凡庸なものです。
ただこの凡庸さの中に「人が様々に『生きている』」ということを自分が感じているということ、それを共感できたらいいなあ、とそう思うのです。
別に「すごい!!」と唸ってくれなくてもいいんです。

もう、7,80%は、人が褒めるとか評判になるということを期待してはいないのです。
たぶんもう少しすれば90%程度は、そういうことになるだろうと予感しています。
写真を撮るということの意味は人生のステージによって違ってくるんじゃないかと思うのです。

ただ、そうしていろいろなことを削いでいった先に、何が出てくるかには興味があります。
それに実際、削いでいけるのかどうか、そのことにもですね。年を取るということは、どんな年齢についても個人的には未体験ですからね。
そのことを写真を撮るということを通じて体験していく、ある人は絵を描くこと、将棋をすること、釣りをすること、などなどを通して感得していくのでしょうね。
- 2023/08/08(火) 00:00:03|
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スケッチをして風景を描く練習をしていたのに、邪魔をしてこんな風になってしまいました。
ポートレート撮影でやってはいけないこと。その〇。顔に枝や葉の陰を落として顔をまだらにしない。
その教訓に敢えて背いて撮りました。

わずかな風で陰は揺れるし、顎を引いたり、顔をあげたりすれば影の位置、光の場所がかわります。
撮られるご本人は、いま目に光が当たって少し眩しいなあというくらいは分かりますが、影や光のホールの大きさは分かりません。
それで私の指示で微調整を繰り返します。
送った写真を見て、なんだこういうことがしたかったのかと、今頃笑っているかもしれませんね。

それにも楽しく付き合ってくれました。
私はこういうのは好きですね。自分で好きな写真です。

そしてまた、街の風景を入れた写真。
構図の作例になるかな。
でもこういう構図の作例で話しているのをあまり見たことがありませんね。

白黒にするとより一層、夏感が出るように思います。夏空を撮ってもそうです。
やはり白黒にはカラーにはない良さがありますね。


「ぜひまた近いうちに力を貸してくれませんか。」とは言えないのが残念です。だって受験生ですからね。
合格したら、その時にまた、ぜひ「写真を撮りたがっている人がいたっけ。」と思い出してほしいと思うのですが、合格した喜び、新たな学生生活に対するワクワク感いっぱいで、そんなことは忘れてしまうでしょうね。
でも一応、「思い出してね。」とはお願いしておきました。
- 2023/08/07(月) 00:00:02|
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85ミリならもう少し距離を保って撮ってあげられるのですが・・・、
そうすれば、もう少し緊張感は少なかったかもしれませんね。

翠の葉影とその背後にある夏の青空や雲を入れたいのですが、何しろそれはキラキラ輝きすぎで、葉の陰にいるこの人とでは明暗差が大きすぎます。
スローシンクロで撮るかレフ版で光を補って撮るしかないですかね。
でもストロボの光はあまり好きではないし、そんなものも携帯して歩けませんしね。

この人との話の中でも触れたのですが、私の高校時代の話。
芸術系の大学に進むために高3の夏中、ずっと美術部の部室で、食パンをかじりながら、石膏デッサンをやり続けていた同級生たちがいましたね。そして、その途中には夏季講座の受講のために上京したり。
偉いもんだと思いました。
受験ということをしっかり意識していたんですね。

私はと言えばそのころも、まるで明後日の方を向いていろいろしてました。だから結果もおのずから・・・。
おっと、突然のポーズです。
お茶目なところもあっていい人ですね。きっと学校では人気者なんでしょう。
こういう時に、普段からオートフォーカスにばかり頼っていると、即座に対応できないんですよね。

あっ!いい風です。

ちょっと真面目になったり物事に集中したりすると口元が緊張してやや口角が下がるんですね。
「えっ?! 気づきました? そうなんです。」
今は私が観察する人、この人が観察される側。でもそれが逆転すると、私の口角がいかに下がるか、驚くでしょうね。
会議の時に何か不満、疑問があったりすると前のめりになり、口角が下がり・・・・。「蒼樹さん、何か意見がありますか?」と司会役に指名されたものです。
口角、下がっていいんです。私は、カメラを向けるとやたらと「口角あげなくちゃモード」に入る人をあまり撮る気にはなれません。

この辺りは夜になれば飲み客があふれる繁華街でもあります。ですからごちゃごちゃ感が色にも形にも溢れます。
そんな街の様子を背景に入れてみました。
そしてこの人の視線と一方通行の標識の→と・・・・・・・。
先ほどまでは逆光気味に撮っていて背景の白飛びがあったので、「じゃあ、向こうに行きましょうか。」と進んで移動してくれました。
- 2023/08/06(日) 00:00:04|
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寺町徘徊からの迂回で、この橋を通るときに、「写生か?! スケッチの練習? 芸術系大の学生かな。」と。
ちょっと声をかけてみました。 に、しても、1回生?
この猛暑で、河原町通りなどの人通りは相変わらずとしても、少し脇の道に行くと人影はかなり減ります。
「焼けただる アスファルトの街 無口なり」(蒼樹)
桜の木陰で描いているには違いないですが、何故かこの人の周囲に暑苦しさは微塵もありません。
迂闊な私はこの人が携帯の扇風機を持っているということにさえ気づきません。街を歩けば大半の若い人がこの扇風機を持っているというのに、私の意識の中には容易にこの道具が浮かんでこないんですね。それで気づけないのかも。
でも、姿としてもうまいこと使っていますねぇ。

大阪を越えた更にお隣の県からはるばる来ているんだそうです。
行動的ですねぇ。 私などはこの狭い盆地から出るだに気重でできません。まして西南方面には。
「やっぱり京都はいいですね。」だそうです。

実は・・・・広い意味で・・・目下受験勉強中。
「え?! じゃあ、高校生? そうか、それだと微妙だなあ。」
「何がですか?」
「いや高校生だと保護者の許しがないと撮影させてもらったりできないし、それに僕の場合、その写真をブログにアップしたり公開するからねぇ。
僕の個人的な考えでは選挙権を持った18歳はただ形式的に大人だというじゃなくて、こういうことも自ら判断して行動するようになってほしいしと期待しているし、世の中もそういうように考えることで若者を信頼し、期待してほしいとは思っているんだけどね。でも、そうは考えない大人たちも多いからね。・・・・撮りたい側の都合のいい考えと思われるかもしれないけれど・・・。」
「私は、大丈夫ですよ。」

ご両親によって様々な考えがありますから、私の考えだけをかたくなに世間に押し付けても、通るものではないことは十分承知しているのです。そして、他方でいろいろ心配せずにはいられない、いやな現実もこの社会にはありますしね。
緑の葉陰で、いい感じに撮れています。

話の仕方も行動もとてもきびきびして、好感度の高い人です。(いえ、撮影を受け入れてくれたからといって、そのようにいうのではないですよ。)
第一、先ほども書きましたが、一つ飛ばした隣の府まで足を伸ばす行動力は・・・私からすれば…見上げたものです。
- 2023/08/05(土) 00:00:02|
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いやあ、すごい体力ですねぇ。
それよりなにより眩しくありません?!
お尻、焼けこげますよ。 ・・・・

梅雨明け以来、連日の猛暑、劇暑。地球温暖化どころじゃなくて地球「沸騰」
そんな中で異常な行動に出るのは河野氏や自民党女子だけではないらしい・・・などと言えば怒られますよね。
背景の夏の雲と青空は入れたいのでこの50ミリが役に立ちますが、そうなるとこの距離では迫力が出ない。

私が立っている飛び石に制約されたのでは自称「フォトグラファー」の名が泣きます。
私も靴を脱いで「入水」。
流れる鴨川の水は冷たくて、脳天までキーンと冷たさが走ります・・・・・と書きたいところですが、何この「ぬる~い」水は。
温いのです。全然、冷たさや爽快さがありません。

これでは「見た目」だけの涼しさです。
それでも、夏だ陽を浴びよう、夏だ水に入ろう を実践したい心理はよくわかります。
この青空、湧き上がる雲。 夏だ男だ 裸になろう。

靴を脱いで飛び石に立つと、もう3秒くらいで足の裏をやけどしそうです。
アッツー!! それで急いで水に入ります。ですから彼のお尻も、相当な暑さではないでしょうか。たとえ水を蒔いてお尻をつけたとしても、その水が熱い湯になるのにほとんど時間を要しません。
でも、夏なんですから。
もし失礼にも「もの好きですねぇ。 変人ですねぁ。」などと言えば、「それはお互いさまでしょ?! あなたに言われたくない。ガハハハハ。」と笑い飛ばされることでしょう。
- 2023/08/04(金) 00:00:05|
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昔日のお二人を取材、撮影していた人です。
いまたこういう撮影もビデオカメラを担いでするのではなくて一眼カメラなんですね。動画機能はかなり充実しているようですからね。それにレンズもいいし。

取材を終えて一旦は離れていたのですが、私があのお二人と親しそうに話しながら撮影をしているのを見つけて、何だろ、あれは?ということでしょうか、戻ってきて撮影を再開していました。
で、それに気づいた私は、それまでと同様、他愛もないことを会話しながら撮影を続けました。
「お三人は、どういう関係なんですか?」

多くの関係があるんです。 「ㇺ(六) 関係なんです。」
ついでに私もちょっと取材を受けましたが・・・・まあいつものように・・・でしょう。
昨年だったか、あるロシアのウクライナ侵攻に反対する漫画たちの作品展でNHKの取材を受けてロシア・ウクライナ戦争に関する質問を受けましたが、私が一番言いたかったことは・・・いいながらこの点はNHKではボツだろうなあと思いながら話したのですが・・・案の定カットされて抽象的な話の部分だけ・・・とにかく平和が大切ですよねみたいな・・・が放送されました。
まあ、そんなことはどうでもいいのですが、集音のスタッフさん。こういう地味な仕事の人をこそ撮りたいのですね、私は。

カメラマンが出会うとこういう決闘方式?になりやすい。
向こうもカメラを構えている私を撮りたいわけで。痛み分けですな。
この人も本当に映像を撮るのが好きなんだなあと思いました。
顔の表情だけでなく体全体が楽しんでいるような空気感があります。 同病ですな。
どんなフィルターを着けているんでしょうか。聞きそびれました。
- 2023/08/03(木) 00:00:02|
- 働く人々
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「ポートレート」を撮るアドバイスとしてよく言われるのが、上手な「声掛け」です。あるいはコミニュケーションを上手に。
でも「いいよ、きれいだよ、カッコいいね、それそれ、いい感じだよ。・・・。」
などというのは実に空疎で、人に対するイメージがあまりに貧弱なゆえの声かけだと、私は思うんですよね。

そういう写真家たちの物言いの中に現れている、人についてのイメージの貧困さは、何かどうしようもないなあと、絶望感さえ感じることが多いのです。
私はこの時に何か特別な「撮りたいイメージ」があって撮っているのではなくて、この人たちの若いはつらつとした、気持ちの良い表情をつかみだして撮りたいというだけなんです。

でもそこでお茶らけた品のない話題で笑ってもらってもこの二人の笑顔もそれにふさわしいものしか出てこないと私は考えているのです。

私はこの人たちの『おじいちゃん』に相当する年代ですから、お互いの間を単純に縮めてなれなれしくしても違和感が募るだけだろうと思います。
まして知ったかぶりの写真家風を気取ったってうまくいくはずがありません。

初心者にアドバイスする写真家たちは、もっとそういうことについて練りに練った考えを披露して、アドバイスしてほしいものと思います。
それでないと、多くの初心者が誤解をしてしまいます。いい写真の意味もあいまいなままです。いい写真というのがどういうものかということについての模索にさえつながらない、それを動機づけられないようなアドバイスでは、あまり意味がないと思うのですね。

私自身、たまたま、この間、二十歳前後の人を撮る機会が連続して、撮りながらおおいに考えさせられることがありました。
同じ二十歳前後の女性でもそれぞれ内心に抱いている考えや欲望や知性や成長の階梯が違うのですから、一緒くたにして、同じ枠に入れて「かわいいよ、きれいだよ、それいいね・・・。」でよいわけがないのです。

構図がああだとか露出がこうだとばかり言っていないで、人を撮るなら「人って何だ、人の何を撮りたいのか。」と考えるようにした方がいいのではないかなと思います。
そういうことがまるで抜け落ちた「ポートレート」なるものが多すぎるなあと・・・・思う今日この頃です。
まあ、もっとも、「その人を撮る」ではなくて「その人で撮る」写真が圧倒的に多いのだから、仕方が無いかも知れませんが。

そういう訳で大いに反省しているわけなんですね。
- 2023/08/02(水) 00:00:01|
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先ほどまで二人とも日傘をさしていたのですが、その傘を閉じてしまったので、もう帰るのかなと思いながら声をかけました。
「少し雲が出てきたので要らないかなと・・・。」
それで、さっきまで取材を受けていたでしょう?! 僕にも撮らせてくれないかなあとお願いしました。
実はM放送の取材があったのです。 で、動画制作のカメラが、つい先ほどまで回っていたのです(表現が古いなあ。今はどこも何も回ってはいないですね。)

遠目に見ている時は撮影クルーが準備した人たちかなとも思いながら・・・。

取材撮影の時より良い表情を撮らなければ、「ポートレート・フォトグラファー」の沽券にかかわりますからね、頑張りましょう。
何しろ取材の人は「撮った画像はテレビで流すかも・・」というプレッシャーをかけ、冗談の一つも話しかけられないのですから、圧倒的に不利なんですから・・。

動画撮影は、一眼カメラなんですね。時代だなあ。
そしてカメラマンは、ちゃんと水に入って撮っています。濡れてもいい靴を履いてきているところがプロですね。
だからアングルの選択に制約が少ない。一方、その覚悟のない私は「どこから撮ったらいいかなぁ?」「こちらの飛び石に来たらどうですか?」
という訳で、それ以外にない場所に陣取ることができました。彼女たちも、私の移動のためにお尻をあげてくれました。

テレビの取材は受けるは、そしてなんといっても今日で前期試験は終わり、明日からは長い夏休みです。
テンションが上がるのは当然ですね。
それにもう一つのヒ・ミ・ツがあるし・・。

一旦ここを引き上げた先ほどのTVクルーが戻ってきて、何やら不審な高齢者が若いお二人と仲良く撮影をしている、これは何事ぞとレンズを向け始めました。
お二人の撮影許可は最前とったろうけど、この私の撮影許可は撮ってないいだろうt無いだろう。
この道の仁義に反するぞ!などというような野暮なことは言いません。

「それにしても、お二人と、あなたはどういうご関係ですか?」
「う~ん、それはね。・・・沢山の関係があるんですよ。」
- 2023/08/01(火) 00:00:02|
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