「楽しいね」ではちょっと違うかも。
急に雨が降ってきたので地下道を使って道路の向こう側に出ようと、遠回りすることにしました。
すると「ああ、またやり過ぎの観光客の呼び込みか?!」と、少々うんざりするような気分で通り過ぎようとしたところ、どうも事情が違うらしいのです。
彼が手に持って掲げている大きな紙には「法律無料相談 実施しています」の文字。

弁護士会がやっているのだそうです。
弁護士は相談に乗っていくらの世界にいると言ってもいいわけですから、これは大きいです。
日本では法律にのっとって話を進める(問題を解決する)ということが文化として成熟しているとはいいがたいと思います。
それで長年の多くの人の頑張りでようやく成立した人権や生活を守る法律も・・・・政府が広く熟知できるように懇切に知らせないし、教育の場でも扱いが小さいので・・・人々に利用されることが少ない傾向にあります。
例えばそのよいというか悪い例が生活保護法だし、労働基本法です。
法律は努力目標ではなくて、守らなくては処罰があるものです。大づかみに言えば生活保護法は政府や自治体の義務が定められていて、労働基準法は人を雇用する経営側に守らなくてはいけない最低限の基準を示していて、労働者を保護しようとしています。
雇用者に義務を被雇用者に権利を定めています。それがまるで理解されていない場合をよく見ます。
法律が普通の人々から遠いところにあるというのが日本の状況です。
弁護士に相談するとか、法律を持ち出すと、地域や職場やなどなどの人間関係をぎすぎすさせる、大人の対応をしろ、弁えろとかなんとかいって結局は強い立場の者を利するということが実に多いのです。
「最近の人間は権利ばかり主張して義務を果たさない」とかいう人がいますが、日本で人々の権利が守られているなんてどこをさしていっているのかと思います。
試みに職場の真ん中で「私は日本共産党を支持しています。」といっても前の日と後の日で上司の接し方が違ってくることのない職場がどれほどありますか。 今日から組合を結成しますと言って、ちゃんと、職場で「出世」できる会社がどれだけありますか。同じ労働者からさえ、そんなことをすれば企業の利益を損ねるのだからそういう者が疎外さ荒れるのは当然だなどというのです。
憲法も労基法も企業の門からは入れないという現実をいくらでも見ることができます。
そういう意味で法律があなたを守りますよ。こういう時には法律はこういう基準で人との関係を規律しますよということを身近に聞けるということはとてもうれしく大事なことです。
法律の方から近付いてきてくれるんですから。

彼は修習生だそうです。
こういう役割を喜んでやれる弁護士の卵です。
私はとてもうれしく思いました。
サラ金大企業を弁護して庶民から暴利をむしりとるのに法律の知識を発揮したどこやらの知事や、その大先輩の「息をするように嘘を吐く」弁護士のような人もいますが、多くは地道にまじめに仕事をする弁護士たちです。
ましてこうして法律事務所の高い敷居を進んで低くしてくれる弁護士たちには大いに感謝したいと思います。
ご苦労様!

・・・・・・・
私がこのブログを初めてのは2011年4月。で、今日のこの記事のポストオンで満11年になります。
記事数は3951だそうです。 テーマが人を撮ることでした。この11年間に撮影に協力いただいた方の実数が1895人となります。
ブログ掲載ができた人という意味では年度内に1900人を達成できませんでした。
「10年一日の如し」という言葉がありますが、私の11年には、何か得るところがあったでしょうか。
リタイア後に私の人生の柱の一本がこの人物写真を撮ることであったことは間違いないですし、それは私の喜びの源泉でした。
これからもさらに続けると思います。
個展を10回、2000人の人を撮る。 一喜一憂の種です。
- 2022/03/31(木) 00:00:05|
- 楽しいね
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記事を書いている日にも駅前で活動されていました。
ただ、その日はロシアによるウクライナ侵攻に抗議する集会が開かれていて、ちょっと場所の移動を余儀なくされていましたが。

以前、我が家にも豆しばがいて家族みんなが大いに癒されていました。特に私と息子がでしょうか。
3月の当初まで我が家に来ていた二羽のメジロでさえ、大いに慰めになりました。
まして、犬や猫はなおさらでしょう。

この方はボランティアで「セラピードッグ」の訓育や犬を必要とする人との仲立ちなどをされているようです。
犬についても、またそれを必要とする人間についても専門的な知識と実践力がないと務まらない役割だそうです。

こうした活動の資金の多くは民間の有志の方々の支援金です。
COVID-19で人々の活動が収縮するとそうした資金も得られにくくなり、ますますこうした募金活動が必要になるのだそうです。

大型犬であれ小型犬であれほとんどの犬種が・・・・多少の向き不向きはあっても・・・訓練次第でセラピー犬としての役割が果たせるそうです。
犬は「犬好きの人間」をすぐに見抜きます。 犬を飼っていれば、その犬の臭いがしますからなおさらです。

こうした活動に犬も一緒に参加して役割を果たします。
勿論、長くこの場でじっとしているのは人間にも犬にも苦痛ですから、せいぜい2,3時間の事だそうです。
短時間でも、人通りは多いし、爆音を鳴らしていく自動車やバイクもありますから犬にとってはストレスフルなことでしょう。 ご苦労様です。

小学校の下校時にはいつも通る犬好きの子供たちが立ち寄ります。
子供たちは犬が大好きですから・・・・ことに家で犬を飼っている子たちは〔大好き!〕と言って・・・・駆け寄ってきますが、犬の視界の外から突然走って近づいてくるものがあると、犬はとっさに警戒して唸ってしまったりします。
それで、安心しろと撫でられたり、それでも「ウ~はダメ。」と叱られたりします。

みんなお馴染みさんです。
もうすぐまた新入生たちが来て、「触ってもいい?」と集まるのでしょう。

犬と人間だって仲良くできるんです。人間同士位仲良くできなくってどうしますか。
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- 2022/03/30(水) 00:00:03|
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駅ピアノです。
お兄ちゃんとお母さんはデパートにお買い物。それでワタシとお父さんはピアノのところに来ました。
大人の人やお兄ちゃんたちがいます。

さきによそのお父さんとお母さんとお姉ちゃんと妹がきていて、小学校低学年くらいのお姉さんが楽譜のコピーを譜面台において練習していました。
カメラを持ったオジサンは、そのお姉さんには「写真を撮らせてくれない?!」と訊かなかったのにワタシには「写真撮っていいかな?」と訊きました。
お父さんはすぐに「どうぞ。」と言ってしまって、私は少し困りました。
弾きたいけどなあ、上手に弾けるかなあと心配だからです。
それに「知らないおじさんに写真を撮ってもらうのは初めてで緊張するからです。」

お父さんが「いつも家で弾いているようにすればいいんだよ。お父さんが写真を撮ることがあるだろ。それと同じだよ。」と言ってくれるので、頑張って弾いてみようと思います。

こうでしょ、こうやって・・・うん、いい調子

お父さんも聞いてるし、おじさんが写真を撮ってるし、向こうには大人の人たちがいるし…
いつもこんな風に弾いてるんだよ。 どう、上手?!

おじさん、たくさん撮るんだね。
ワタシ、一枚か二枚撮るのかなと思ってたのに、緊張しちゃうなア。



へへ、終ったよ。 カメラのおじさんがとても上手く弾けたねって言ってくれたよ。
お父さんは、お母さんとお兄ちゃんの買い物が終わったからもう行こうというけど、私ね、もう一つ弾けるんだよ。
弾こうかな。また撮る?
でもダメだって、おじさんまたここに来る?毎日来るの?
じゃあね。バイバイ。
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- 2022/03/29(火) 00:00:02|
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○○坂のセンターにいてもおかしくないなあという感じの人ですね。
韓流美人にも通じるでしょうか。
FBをしていると世界の美人が「お友達になりましょう」と申し出てくれます。 世界には美人がとても沢山いるんだなあと感じます。でもそういう皆さん、海外の方です。日本の美人さんがある日突然私のFBに現れて「友達になりましょう」とは言ってくれませんね。何故でしょう、不思議ですね。
失礼な話ですが、撮り始めてしばらくして、面と向かって「美人さんだなあ」と言ってしまいました。正直な感想ですから仕方ないかな。どうでしたか。

最近人気の若手女優さんに浜辺美波さんという綺麗な名の人がいますが、この人の名前もきれいです。
名は体を表すと言われますが、私の場合などは名と実とが相反するようなことで、この言い方に対しては全く信を置いていません。けれど、このお二人に限って言えばあたっているというべきでしょう。

私の妻の職場の関係者に「檀れい」さんに匹敵する美人がいるんだそうです。
私は昔から「クラスに一人の美人」「学年に一人の美人」「学校に一人の美人」「〇〇市に一人の美人」・・・・なんてことを考えていました。そうしたら妻が言うのにはその檀れいさん似の人は京都府に数人の…じゃないかしらと言っていました。そうなると全国大会進出組ですね。

「科捜研の女」の沢口靖子さんとかあべ静江さん・・・・話が古いですねぇ・・・の高校生の時の逸話は有名ですよね。
美人女優として名高い人たちもたくさんいるわけですが、面白いことにそれぞれファンが偏るのですよね。
誰しも認める美人ではあるけれど、「私は誰さんの方が好きだ」ということもあるわけで。好き嫌いのレベルはまた違っていて人に好かれるためには「美人であることが十分条件」という訳ではないのですね。

私にとってはただの妄想・空想でしかないのですが、あの人は撮ってみたい、この人はあまりモデルとしては惹かれないなどということがあるものです。 そこが面白いところです。
それに民放の美人、人気女子アナランキングの中に、檀れいさんに比較して美人で魅力的な人がいるかというと、そもそも筋(血筋とかじゃないですよ)が違うという感じがしますしね。
それにしても、くしゃみをしてもあくびをしても美しくて魅力的だという人はいるようですね。
などと言いながら、実は私は、これまで私の撮ってきた人たちが、とても魅力的な人だった、きれいな人だったということを密かな自慢にしているのです。
それでこの人を加えて、また「素敵な人(女性)たち」の個展をしたいと思っているのです。
でもそうなると就職のために関東に行ってしまったあの人や、勉強のために外国に行ってしまったあの人やをもう一度撮りたいなあ。

唇辺りに、まだ私に対する不安感がありますでしょうか。
それはそうですよね。まだ話し始めて10分かそこらなのですからね。
でもそうではあってもカメラにどう写ろうか、写っているかということに対する意識がとてもしっかりしているなあと感じます。

そしてそれが少しも嫌味じゃないところがこの人の稟質だと思いました。
ですので、もっと魅力を見つけようという気持ちがどんどん湧いてきます。 それはモデルさんの美質だろうと思います。
ただ顔立ちがきれいだ、スタイルがいいというだけでは足りない何ものかです。
ときどきポートレート撮影のメイキング動画を見ることがありますが、その時どうやって撮るかということを知りたいのと同時にモデルさんの動きもよく見るようにしています。
あの人は撮りやすそうだなあとか、撮影者をも高揚させるモデルさんだなあとか思ったりします。

こういう現場の様子を映像としてではあっても見られるのが現代ですね。
それで鴨川辺りで自撮りをする人たちのポージングもなかなかのものだなあと感心するような状況が生まれるんでしょうね。
この人と撮ったら楽しいんじゃないかなと思います。
- 2022/03/28(月) 00:00:03|
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このお二人は全身を撮ってこそ一層魅力が見えるのだと思いますが、アップで撮ればこれまた魅力的です。
つい15分前には全く見知らなかったおじさんがここまで寄れるのは70ミリの力でもありますが、お二人の性格の良さでもあると思います。物事に前向きなこともあるでしょうね。

この人たちの選んで立っている場所を囲む色がこの人たちの今日の化粧やイヤリングや服などなどとマッチしています。
それで背景をぼかしてその色を使うことができます。

顔の横の掲示物の白は邪魔でしたね。
先日の和服の二人と同じで友達がすぐ近くにいて色々声をかけてくれるので色々な表情が出てきます。
しかもお二人は撮影の事をよく知っているようですし。

私はお話をしながらもちょっとしたタイミングに見せてくれる魅力を、「ちょっとそのまま。その角度がいい。」と言ってと観察します。
いつもなら、「私はあなたをじろじろと観察しますよ。でもがお許しを。」と、撮影前の「モデルの心得」の話をするんですが。このお二人には必要ないようです。

あれ、まつ毛でもついていましたか。
女性同士の仲良しさんたちにはこういうことが自然にあるようですね。 男同士では・・・・たぶんないでしょう。

明るい光の中に出てみました。
私が「あそこなら・・・・という条件があっていい写真になるかもしれない。」といいますと、「じゃあ行きましょう!」とさっと移動です。
きれいに撮るということに積極的です。そしてそこでどう撮られたらいかなとすぐに反応してくれます。

このパスポート用証明写真の様な正面からのものは顔の左右非対称性の話になった時に「ほら。」と言って冗談のように撮ったモノです。それがこんなに魅力的に撮れます。
私の写真などは指名手配写真のようですが。…お、そう言えば私のパスポート、期限が切れているかも。まずいなあ。

この人たちは生涯何度くらい海外を旅行するのでしょうね。
- 2022/03/27(日) 00:00:01|
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拙ブログはこのところ予約投稿が多くて、時機にマッチしていないうらみがあります。
「繋がるASIA」展は 畦地拓海さんと大角卓央さんとの「拓拓(私が勝手に言っています)」コンビの作品展です。
期間は3月23日(水)-27日(日)で、会場は東山にある国際交流会館の姉妹都市コーナーです。
そこで漆芸の畦地さんの写真を撮らせていただいたのですが、・・・大角さんはお客さんに応対されていましたので・・・・そのまま予約投稿にすると公開が4月の下旬近くになってしまいます。
それではいささか面白くないので、せめて明日までの期間今に合わせて投稿したいと思います。
タイに留学した経験もある畦地さんです。

ご自身の作品に目をやる畦地さん。

会場はかなり照明を落としています。
一緒に展示されている大角さんの絵の色合いもこの落とした照明にとても良くマッチしています(事情は逆に成立しているわけですが)

Fbでつなっている方がこの展示を紹介していて、これは見てみたいなと思って、3回目のワクチン接種の「副反応」で全身に筋肉痛が残る中、エッチらほっちら自転車をこいで出かけました。

この日は他にも是非見たい展示が複数あったからですが。
それに撮った写真をお渡ししたい方もこの順路の途中におられたし。

手前にボケて写っている作品は「積の山」と名付けられたものですが、「せきのやま」は元来「関の山」と書くはずです。
それを「積の山」と書いているところ二、勿論、ミソがあります。

一見何とも妙な、それまで会場を回って来て、お終いのところにこれがあって、この流れを回収するのがこれ?! これは一体何?という感じで、永い時間足を止めさせられました。
あまりいい撮り方ではないですが。

畦地さんはとても丁寧に説明をしてくれて、「積の山」についての話も、仮面についての彼の話も興味深かったです。

これはマンドリルを模した?仮面かな。
世界の仮面を大阪の民族学博物館によく見に行くそうです。 そう言えば、私はもう長い間言っていませんね。

作品は作者の手を離れたら、もう見る人にすべてが委ねられるのだと言われますが、やはり作者のお話を伺うと、見えていなかったもの、感じ取れていなかたったものが補われて、作品に対する興味・関心が増します。
私は作者の話を聞けるところでは、なるたけ聞こうと思っています。

そうするとその作品を制作した人物像もまた輪郭がはっきりしてきます。
- 2022/03/26(土) 14:24:29|
- 美術
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お二人とお話をし始め、すぐに撮り始めて、その時にはお二人が人気のインスタグラマーだとは知りませんし、それらのページで素晴らしくスタイリッシュな服を着てポーズをとり写真に写っているなんてことも知りもしません。ですから、いつもモデルをしてくれる人たちと同じように話しかけ、目線を決めてもらったりしていたのですが、そのやりやすいこと。 二人の受け止め方の前向きなこと。実に楽しいのです。
よく言うように「撮らされていた」のかもしれませんが、少しでもよく撮れるならと、私の求めに応じてくれるのがとても自然でした。

やあ、また素敵ないい人たちを見つけてしまったなあというのが率直な印象でした。
パイナップルの人、和服の人たち、そしてこのお二人。何という週でしょうか。

しかも、この日の天気の良いこと。 翌日は冷たい雨の日でした。
一昨年の10月から11月にかけて、素敵な女性たちのポートレートで個展をしましたが、その後なかなか撮れていなくて、次回への期待にこたえられるかなあとちょっと心配でした。
〇〇さんをもう一度撮ればいい写真になるとか◇◇さんがチャンスをくれれば・・・などと思ってたいた人たちが関東へ外国へと去って行ってしまいましたからねえ。結婚された人もいますしね。

こんな言い方をして大変失礼なんですが、「クレヨンが箱の中にないと絵が描けない。」のです。
いろいろ教えてもらいながらいい写真が撮れるといいなあと思います。

お仕事もインスタも忙しそうですが、撮影が実現することを願っています。
それまでに、このカメラをもう少しコントロールできるようにしておかなくてはいけません。
- 2022/03/26(土) 00:00:03|
- 人物
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こんなお二人にお会いしました。
場所は京都市美術館前。 先日の着物のお二人に出会って写真を撮ってお別れして・・、そこから(いつ役に立つかわからない)ロケハンのためにぐるっと回ったのです。

するとそこには素敵な感性によってセレクトされた服を着たお二人が動画の自撮りをしていたのです。
ユーチューブかインスタグラムかにポスト オンするのでしょうか。
この色彩の服でこの場所で撮っている感覚はいいなあと思いました。

私の日常生活とはちょっと離れたところにいるようなお二人でしたが、いつもの風采の上がらない格好のままに話しかけてみました。
こんなトレンディーなお二人ですから、撮ってみたいと思うのは、自然でしょ?!皆さん。
そうしたらなんと「撮ってもらえるんですか?!」とOKしてもらえたのです。

こんな時、「二人が工夫して、イメージをもって動画を作ってるのに、邪魔しちゃあ悪いなあ。」という事を考えてしまうんです。貴重な時間でしょうしね。
でも、話しかけてみなくちゃ話は始まらない。
見知らないおじさんが声をかけたのですから、いくらか固くなりますよね。しかし、それも最初の2,3分じゃなかったでしょうか。
もう若い女性向けのファッション誌か、趣味の本の一ページみたいなポーズと表情ができています。
しかも、その笑顔は魅力いっぱいです。

後で知ったのですが、お二人ともインスタグラムに投稿していて、片方の方は10万人のフォロァーを持ち、もうお一人も1万のフォロアーがいるというのです。大したものですね。帰ってからそのインスタグラムを見せてもらいましたが、そのオシャレなこと。
このおじさんとはあまりに世界が違いますが、お二人の感性はとても勉強になります。
そして、おそらくお二人ともとても勉強家なんだと思いました。
若い女性たちのトレンドの真ん中にいて、それをけん引しているようなお二人です。
私の写真の色の不安定さがこうして並べてみると如実に分かりますね。(これは調整によってこうなったのですが、調整せずにはいられない絵が出てくるので仕方がないのです。) お二人には申し訳ない限りです。
- 2022/03/25(金) 00:00:04|
- 人物
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どの季節だって同じなんですが、ことに春は「それぞれの『春』」を思いますね。
昨日の記事は「卒業旅行」でした。 COVID-19がなければ海外旅行を選んでいたかもしれないプチ旅行のお二人です。
今日は、院の1回生を終えて2回生に向かう春を迎えている方です。 専攻は日本画です。

写真には作品の一部しか写っていませんが、「えっ?これが日本画?」と思われる方もおいでだと思います。
が、膠と岩絵の具で描かれ、日本画の手法が各所に見られるれっきとした日本画です。 と言っても「日本画とは何か」論が介在してくるような絵ではあります。

ご自身が高校生の頃に描かれた絵をスマフォで見せていただきました。
この人の秀才ぶりが分かる素晴らしい絵でした。 大学に入ってからの作品もさらに画力の高まったものでした。
対象物を見てそれを再現するという意味においてこの人はかなり早熟な描き手の様です。
そこから、見ることや見えていることに対する問題意識を追求し始めているようです。色や形の重なりがどういう効果を生んでいるのか。

絵の上手い人が進学するというようなことは、院への進学するということは実はやや趣が違う・・・と、私も期待するのです。
その点この人は自覚的であるように思いました。

かつて絵を描くことの隣には科学がありました。(別の隣には呪術もありましたが。)
一知半解ではあったかもしれないけれど印象派においてさえ?然りです。
今は科学と疎遠であること、あるいは科学とは別であることイコール感性的であるとして、芸術はその感性のみが負うのだのという傾向がかなりつよいよです。学校教育にもその影響が強いと思います。
ルネサンス期を学ぶときには別の説明をしているのに。 そしてその時には統一的に扱われていたのがなぜ分離しなくてはならなくなったのかを問うこともしないで、科学と感性が分離している傾向を丸ごと肯定しているようです。それでいいのかなあ。
あくまで私の個人的な考えですが。

問題はいろいろあります。テーマについても手法についても・・・・・。
こういう会場に来ると、「私はそれにこたえる準備があります・・。」という方に出会えるのです。
それが楽しいです。

そしてそういうことについて語ったくれた、話し相手になってくれた人を写真は残してくれるんですね。
無論、その人たちは描き手であり、作り手であってまさにそこに制作物があるということが肝心なのですが。(昔一時、作品を『作物』と表現している人たちがいましたね。私はそれもありだなあと思っていました。)
今日はこの方に出会いました。
来年の卒展・修了展でまたお目にかかれますね。
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- 2022/03/24(木) 00:00:05|
- 絵画
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スポーツウーマンです。
ずっとソフトボールをしていたそうでポジションはピッチャー。昨日の人はサード。 頼りになるピッチャーだったようです。

このブログにはポスト オンしませんが、お二人でカメラに向かって「変顔」をするくらい仲良しで明るいのです。
今日、先ほどあったばかりのオジサンのカメラに向かってですよ。
こういう性格いいなあ。

お父さんから譲られたカメラをお持ちでしたが、「まだ不慣れで」ということで、途中立ち止まってプチカメラ教室をしました。が私がキヤノンのカメラに詳しくないのと、そもそもいろいろなカメラに触れていないし、 自分のカメラの機能も理解していないのですから、あまりお役に立ちません。
せいぜい、こんな陽射しがあるときには陰に入るといですよというくらいなものです。
中央の狭い一点で露光して撮ればオートでも白飛びしないと思いますが、被写体のどこで計るかも問題ですし、やはり日陰に入るのが無難でしょうか。

COVID-19以前であればこの辺りは人だらけなんですが。
これから自転車を引きずるながら白河の流れるところまで行きます。 下流は祇園白河です。
途中、路地に入って。
こういう撮り方久しぶりです。

ここが白河。
一か月もすれば柳が青い芽を吹きます。その頃にまた撮りたいものです。

容貌、スタイルだけでなく魅力いっぱいの人です。
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- 2022/03/23(水) 00:00:05|
- 人物
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卒業だそうです。
毎年この時期は卒展や卒業旅行という言葉が私のこのブログに上がってきます。
親しい友達と旅行ができるなんていいですね。・・・・でも皆さん、傍目で見るより遠慮がちなんですよね。

着物は着たい、でもいくつか困ることがある。その一つが草履ですね。
最近、「鼻緒のある草履」と足袋が一体化したようなデザインの「靴」があるんですよね。
草履や下駄をはいて指の間を傷めて辛い京都旅行になった人、案外多いんじゃないでしょうか。
そんなことならこの人たちのように普段の靴を履いて歩いた方がずっと楽しいでしょう。

いろいろうるさく言う人はいますが、そんなこと言っていたら若者は着物を着ませんよ、それでもいいんですか!?
若者も着物は着たいんです。着られるようにしてあげてください。

この人は普段だとカメラを向けられると緊張して顔がこわばってしまうんだそうです。
でもこの時は仲良しの友達と一緒にいて、しかもお互いに「はい、美人だよ~、きれいだよ~!」なんて横から声をかけていますからとても自然ですよね。
こういう写真が残るといいと思いますね。
この日は、幸運なことに晴天で暖かい日でした。
それで空の青さも際立ちましたね。 気分はますます楽しくなります。

ちょっと路地に入ってみました。
京都と言っても観光地ばかりじゃないんです。 「ろ~じ」にはいってみましょう。

実は、私が自転車で通りかかって、そこでお二人と一緒に歩き始めましたから自転車を押して歩いているんです。
そう言えば、ずっと以前、壬生寺で東大の院生だという中国人留学生に出会って、彼女はバスで、私は自転車で案内兼撮影をしたことがありましたっけ。

こんなのも地元のオジサンと歩いたからこそ撮れるのですね。
- 2022/03/22(火) 00:00:11|
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この時期、こうして写真を撮らせてもらうと、撮られる方は大変です。マスクを付けたり外したり。 そしてマスクを外しても大丈夫そうな場所を選んで撮らねばなりません。

せっかく和服を着たので、通りかかりの人にスマフォのシャッターを頼んでいました。
こんな時、何時もの通り「スマフォの写真じゃもったいないなあ。」と下心を押し隠して思うのでした。
「(スマフォで)写真を撮ってくれますか?」 に対する私の答えは・・・
そう、おっしゃる通り! 「僕のカメラで撮りましょうか。あとで送りますよ。」です。

お二人は高校時代に同じ部活動に参加したお友達。 とても明るい楽しい間柄です。
「どこを歩いてきたの。これからどこに行くの?」という私の質問に「特に予定は立ててない。ただどこかで美味しいスイーツを食べたい。」といいます。そしてそれに加えて「もしよければこれからどこかに行きながら写真を撮ってくれませんか?」
私にとってはこんな都合の良い話はないので、渡りに船でお引き受けしました。
「後日メールをくれたら返信に沿えて写真を送りますね。」 「え、お金は・・・・」

私の気持ちとしては見も知らずの人間に写真を撮らせてくれるのですから、当然「料金はいただきません。「無料です。」なのですが。
そこで「そうか、これまでメールをいただけなかったあの人たちは、『なんだ。こうしてお金を稼ぐつもりなのか。有料ならば要らないや。』と考えたのかもしれないなあ。」と、はたと膝を打ちました。
私としては、こういう場合には無料で当然と思っていました。が、遊園地などであちこちで写真を撮ってくれていても皆高い料金で販売してますもんね。 これからはちゃんと「
無料ですよ。」と付け加えたいと思いました。
あの人にもこの人にも写真を送ってあげたかったなあ。

こうした素敵な人を「個撮」で撮るのは久しぶりです。
COVID-19の所為にしておきますが、ずいぶんご無沙汰で、新たな「モデル」さんを得られていないのです。
お仕事の様子をその時その場で撮らせていただく場合と、後日、改めて時と所を調整して「個撮」させていただけるというのとでは大分ハードルの高さが違います。
実は先のパイナップルに惹かれて撮らせていただいた方も・・・・まだ、メールがきていませんが・・・・・「お相手します。」と言ってくれていました。あの人も「モデル」として相当魅力的でしょ?! そしてこの人たちです。
私の人生に耕運機が来た。いえ、幸運期が来た。
とにかく仲良しで明るいお二人です。

私もハッピーな気持ちになりました。
- 2022/03/21(月) 00:00:02|
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枡形商店街です。
何だピントが合ってないじゃないかと・・・・。
いえ、こんな本屋さんの前に、というつもりなんです。

この商店街には「新しい」がいろいろあります。それが「古くから」と融合しているところがこの商店街の魅力ですね。
この辺りを起点にすると同志社、同志社女子、京都産業、京都府立医、京都、京都府立などの大学があり、たくさんの学生たちの動きがあります。
若者もたくさん集まる商店街です。

この商店街が発信基地になっているものもいくつかあります。
ただ客を待っている商店街ではないのです。
それに地域のお年寄りにとっても、確実においしいお総菜屋があったりするので、大いに助かります。
あっ!! 目撃してしまったので、思わずピントを逸らしました・・・・なんてことではないのですが。

先ほど「あくび」さん=コーヒー販売を撮ったままに…カメラを持ち歩いていたら、この店の男子が「ディー ○○○だ」と言ったような感じがしました。それで「カメラに関心があるんですか?」と尋ねると「僕もD850を持っているんですとのこと。
以前もニコンのカメラを持っていたのだけれど思い切って買い換えたのだそうです。この年齢の人にとってはかなり高い買い物です。「一生使おうと思って・・。」とのことでした。

私は、毎日このカメラの「困った点」に悩まされているので、つい言わなくてよいことを口走ってしまいました。悪いことを、大人げないことをしたなあと反省しています。
それにしても彼の「覚悟」は大したものですね。

彼も人物を撮っているとのことでした。 もっとその話を聞かせてもらえばよかったなあとこの点も反省です。
とにかく人を撮っている人に出会うのは稀なんですから。

本当はもっと寄りたいのです。 けれどあそこに立ってしまうと本屋さんへのお客さんの動線を塞いでしまうしとかなんとか、なかなかそうはいきません。

でもやっぱり踏み込まないとね。 その半歩が写真を決める!

一歩前に出てみました。
そうすれば反応があって写真に動きが出ます。

一歩前進、二歩後退。
- 2022/03/20(日) 00:00:02|
- お店
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小山という地区はここから少し上流にあります。
私の二人の子供を預かってくれた乳児室が小山にありました。

小山郷の六斎念仏は上御霊社で行われるんだそうです。 神仏習合ですね。
神社にしろお寺にしろその郷村の集会所であり結合の中心だったのでしょう。
京都の「地域」は歴史の中で重層的に形成されてきているんだと思います。それは多分他地方でも同じ事でしょうが、160万都市としては濃厚に残ってる都市かも知れません。
生まれ故郷以外は京都にしか住んだことがないので、よく分かりませんが。

本番は夏。お盆の頃ですが、今から練習に励みます。
笛は「腰かけたままでは音が出せない」と立ち上がりました。
ここなら力いっぱい吹けます。

背景の樹木はまだ枝ばかりですが、寄ってみれば芽が赤味を帯びてきていることが分かります。
冷たい風の中でも春の準備が進んでいます。

- 2022/03/19(土) 00:00:10|
- 伝統芸能
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市の聖と尊敬された空也さんが広めたのが「踊念仏」
鉦や太鼓を打ち鳴らしながら「南無阿弥陀仏」を唱えて踊って歩いた。まるでカーニバルの様だったのではないでしょうか。
激しい音、リズムや舞踏のように体を激しく揺り動かすのは人を熱狂のうちに陶酔させ、一時的にこの世の憂ささえ忘れることができます。

その空也さんの踊念仏が京都の町のあちこちに広がり、受け継がれています。
今では夏のお盆の前後に各所で行われるそうです。京都の観光協会によれば「◇中堂寺六斎念仏(8月9日壬生寺)◇千本六斎念仏(8月14日千本ゑんま堂)◇西方寺六斎念仏(8月16日西方寺)◇小山郷六斎念仏(8月18日上御霊神社・8月22日千菜山光福寺)◇桂六斎念仏(休止中)◇嵯峨野六斎念仏(8月23日阿弥陀寺)◇梅津六斎念仏(8月25日梅宮大社)◇吉祥院六斎念仏(8月25日吉祥院天満宮)◇久世六斎念仏(8月31日蔵王堂光福寺)」があるそうです。

この方は北区の「小山郷」に伝わる六斎念仏に加わっているんだそうです。
今日はお仲間と一緒に練習があるらしく、集まりのあるお寺に行く前の自主トレです。

私が半世紀もこの京都に住んでいながら、ついによそ者のままなのはこうしたものに加わらないからでしょうね。
近所の由緒ある神社の氏子にさえなっていません。
と、そんなことはどうでも良くて・・・・。

祇園祭でも山車の上でこれに似た鉦が叩かれます。が、二廻りくらい大きくて重いのです。ですから山車の梁から吊り下げて、釣った布を握って固定して叩きます。
コンチキチン、シャカシャカチンなどときこえます。
この六斎念仏の「音楽」は、元来譜面もなく聴きづたえて、耳で聞いて覚えてきたのだそうで、今は曲りなりに譜面はあるもののやはり、繰り返し聞いて繰り返し練習して覚えるんだそうです。
その「コンチキチン」をつぶやきながらの演奏です。

私が興味を持って近付くと「あなたもやりませんか。やってくれるのが一番うれしい。」と何度も言われました。
「いや、私はこちらの方で・・。」とカメラを構えてシャッターを切るジェスチャーです。

笛も吹かれます。
鉦と同じように頭の中で「コンチキチン」と同じような節を唱えながら吹くのだそうです。
- 2022/03/18(金) 00:00:05|
- 伝統芸能
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まな板の下に敷かれた新聞紙。 アラビア語?
それにしてもカラフルな中にこのファッションというのはいいですねえ。

作っては見たもののじっと・・・・見つめる、のは撮影のため。
この人は多分本当に性格の良い優しい、でも気持ちのしっかりした人なんだろうなあと感じます。

今日はちょっとキヤノン風な色合いでしょうか。
こういう色も出たりでなかったりですが。

一進一退しながらもうすぐ春です。
服も軽くなります。わたしのこのパッとしないもっさりとした格好ももうしばらくで・・・・・まあ、どっちにしても、あんまり代り映えしないか。

長く見つめていますね~。
口に運ぶには相当の決意、勇気が必要なんでしょうか。 まさか野菜嫌い?
彼女に「野菜嫌いを何とかしてあげる。」とか言われているんでしょうか。「口直しにパイナップルを切ってあげるから。」とか。

ま、そんなことではないですけどね。
この女性、かっこいいですよね。とても魅力的です。
で、いろいろお話してみたら過去に写真のモデルをしたことがあるんだそうです。さもありなんと私は思いました。 そして、何時か撮らせてもらえないですかとお願いしておきました。
もう少し暖かくなったら実現するかもしれません。そうなるといいなあと思います。 この人きっといい写真になります。私の感です。
連絡くださいね~!!

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- 2022/03/17(木) 00:00:02|
- 楽しいね
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私のような古い人間にとってはこういう生活の仕方は「新しい」し、「いいなあ」と思います。
私は生活はおしゃれであったほうがいい、粋であった方がいい、つまりは文化的であった方がいいと思います。
「思っている」というのと「やっている」というのが乖離しているところが私の生活の実態ですけど。
「有言 不実行」はダメだと言われます。

自転車で脇を通った時「おっ メロンまで持ち込んでるぞ!! やるなあ。」
で、自転車を停めました。

この日の午後は陽射しもあっていくらか暖かくなってきましたので、少し鴨川人口も増えました。 ( それでもコロナ以前とは比べ物になりませんけどね。)
少し上流でも同じようなことをしている数人がいました。が、そちらは少々障りがありますので近づかないようにしました。

出来合いの食べ物を持ち込むのではなくてここで調理するんだそうです。
現場で調理する=飯盒炊爨またはバーベキュー しか頭にない私の常識が大きく揺さぶられて「快感」でした。

最近、高校一年生に「学生さん?」と訊いたり、高校卒業してしばらくしている人たちに「高校生かな?」なんて言って、喜ばれたり。
どうも人を見る目がダメダメなんです。
それでこの二人は「新婚さんが楽しくやっているのかな?」なんて言う風にも思ったのですが、学生の友人同士なんだそうです。
しかし、もし私の予想通りだったら、まさにお邪魔なオジサンの闖入で、それこそ「空気読めよな!」というところなんですが。(友人同士って言ったって色々あるじゃないか、分かってないなあ、と天の声。)
こういう写真こそ、カラーでよかったというところですね。

私の闖入を快く受け入れてくれたお二人に感謝です。
生きている以上、楽しくやりましょう。 そして、そういう人生の楽しみを奪うものに対してはそれが何であれ怒りを燃やしましょう。

人生を楽しくできないものが怒ったり抗ったりすることはできないのではないかと私は密かに思っている私です。
そして美しいものを破壊したり奪ったりするモノに対しても、怒りましょう。・・・・ただし科学的な批判精神の基盤の上に、ですね。
お待ち遠さまでした。撮らせていただいたのはもうずいぶん以前になりますね。写真をお送りしたいのでメールをいただければと思います。そして撮影の件もね。
- 2022/03/16(水) 00:00:04|
- 楽しいね
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この枡形商店街はとても成功している商店街だと思うと、以前、書いたことがあります。
複数の喫茶店があるのに、・・・しかも人気店です、・・・こうした形式のコーヒー販売所が二カ所もあります。
それだけ賑わっているという証拠ですね。

こちらでは、豆を三度洗って付着物などを取り除くほかに表面の薄い皮もとるのだそうです。
モミ洗いなどのつよい洗い方ではなくて優しく優しくだそうです。

そしてコーヒーを淹れるときに紙のフィルターを使いません。
もう少し濃厚に出したいという感じはあるけれど「紙を大量に捨てることになる。」のって環境に負荷を与えることになる。それをしたくないのでペーパーは使わないようにしているのだそうです。

いずれはもっとコーヒー園の労働者に還元できるようなところまでいきたいなあと言っていました。
コーヒーのプランテーションで働いている人は低賃金である上に、特定の産業≒農業を押し付けられて、多様な生活の可能性を奪われています。
地味の荒廃も問題ですし、農薬の大量使用も生態系破壊の要因になっています。何よりそこで働く人々や子供の悪環境が問題です。
そいう問題意識も持っているそうです。

試飲させてもらいましたが雑味の少ない綺麗な味でした。洗っている成果のようです。

この人はこのスーパーの従業員なんだそうですが、ご当人と社長の発想でこのコーヒーショップを出しているんだそうで、担当しているこの人は成果の責任を負っているんだそうです。 自分で言いだしたことだし成功させないと・・・・。
でもそういうことが実現するのは楽しい職場ですね。 成績が良ければ企業の利潤増になるわけですがこの人の給料にも反映するようだといいですね。
つい要らない心配をしてしまう悪い癖です。

意気なファッションですが、自前だそうです。気合が入っていますね。
でも元労働組合員としては「被服費は経営が負担してほしい。!」 と春闘の要求書に書き入れますね(笑い)

でもここの社長さんかなり積極的なアイディアマンらしく、この人もそのことを随分高く評価して、ついていこうとしているようでした。
何につけ楽しく働けるのは良いことです。
- 2022/03/15(火) 00:00:01|
- お店
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出町柳で見つけた「おにぎりや」。
自ら作った荷車で移動販売。
荷車は細かく分解できてようにできていて軽自動車に積むことができる。

インドなどにも行ってきたという。そこでは僧の姿で暮らしたそうだ。
この店でチャイを販売しているけれども、そうした経験が裏にある。

先日紹介した米粉のケーキ屋が横にいる。
同業者として情報交換などしているようです。
寒い時にこうして横に立って仕事をすれば「同志的」な感情も生まれるでしょう。楽じゃないですもんね。

こうした業態に入ったのは昨年の終わりころだと言いますから、まだ日は浅い。
青年期の「模索中」だと言ってもいいかもしれない。 彼の眼には何が写っているのか。

あまりによく言われることだが、人生は長いようで短い。 そうして短いようで長い。
私など既に余命を数える「お年頃」ですが、それでも「memento mori(メメント モリ」を深く自覚しているかと言えば、果たしてどうなのか。


「朝に道を聞かば夕べに死すとも可なり」というほどの気概もないし。

青年期の彷徨は眩しくもあるけれど「露」ほどの存在でもある。
それでもこれから長い紆余曲折の人生が残されている・・・と信じていられる・・・・青年期は尊い。
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- 2022/03/14(月) 00:00:02|
- お店
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妹さんも弾きます。 お姉ちゃんがやれば、私も・・という年齢ですね。
それをお姉さんがサポートします。 優しいお姉さんです。

下の子は上の子の様子をとても良く見て憧れを持つものですね。ですから上の子より早く世界を広げます。
親や他の大人との付き合い方も上の子より賢く育ちますね。 大概の場合に甘え方も上手になります。
私がお姉さんに「何歳ですか?」と訊くと「8歳」と答えてくれましたが、その時に私にも訊いてというふうに目を輝かせていました。そして「ワタシは何歳ですか?」といえば即座に指を4本立てて教えてくれました。

お姉さんが「次はここよ。」と押さえる鍵盤を教えてあげています。
よ、くお兄さん、お姉さんが道場や音楽教室に通ってるのについていって、下の子の方が熱心に通うようになって上の子よりも上手になるなんてことがありますね。
上の子は親の期待や希望に従っているという要素があることが多いですが、下の子は自らの憧れや好奇心で自発的にしますから、熱意も大きく目標がはっきりしてしているので成長、上達も速いですね。

でもたとえ追い越しても、お兄ちゃんやお姉ちゃんはどこまでも憧れの的だったりします。

私は中学でも高校でも問題児でしたので同じ学校に通った弟には迷惑をかけました。
この時ご両親はあまり口出しせずに強く促しもしないで柔らかく包み込んで見守っておられました。

近いうちに姉妹二人で発表会に臨む日が来ることでしょう。
そうなると可愛いドレスを二着用意しないといけなくなりますね。
妹さんはお姉さんのお下がりかな。 でもきっとうれしいんだと思います。

- 2022/03/13(日) 00:00:05|
- 音楽
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後でわかったことなんですが、近くピアノの発表会があるんだそうです。
ここでは、一人10分程度で交代しましょうということになっていますので、いったはピアノの前を離れたのです。が、少し離れたところにご両親と居て、しばらく間をおいて再び弾いていました。
それが、昨日の住職ピアニストなどを間に挟んで、三度ピアノに近づいてきましたので、思い切ってお母さんに声をかけてみました。

だって二人があんまり真剣で可愛いかったからです。
それは真剣になりますよね、発表会前でし、周囲には、知らない大人たちがいますしね。

それにしてもこの日は意外に、次に弾きたい人やギャラリーが多くてプレッシャーがかかったんじゃなかったかなと思います。
それに変なおじさんがカメラを構え始めたし。
お母さんは「では、本人に聞いてみます。」といって気持ちを確かめてくれました。
子供さんの気持ちを確かめる・・・・良いお母さんですね。

まだ8歳だというこの人を撮るのに「小柄だなあ」という意識からつい近づいてしまいました。
私が今このカメラに付けられるレンズとして持っているのは24-70のただ一つですので、こうした時にちょっと撮りずらいのです。
やはり、85ミリが欲しいですね。 ただそうなると上の写真の様に高い位置からの撮り方がは難しくなります。 私は背が低いですから。、一長一短なんですが。
さて、私がそんな余計なことを考えているのに反して、やはりこの年齢の子は意識の中に夾雑物なしにピアノに向かいますね。
そこが子供たちが私たちにくれる宝物の一つでしょうか。

発表会の時はきっとグランドピアノで弾くんでしょうから、ここで練習しておくのは役に立つでしょうね。
とても丹念な弾き方です。そして意欲的です。 普段からよく練習をしているのでしょう。
- 2022/03/12(土) 00:00:04|
- 音楽
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京都の街の変化史の一面を表しているかもしれません。
町の魚屋さんです。

この頃の買い物はスーパーかコンビニというケースが増えているんだと思いますが、こうした魚屋さんがまだあります。
八百屋さんもあるにはありますが、それとは別に小さな野菜販売店がぽつぽつできているような感じもします。
皆さんの町ではいかがですか。

先ほど客の依頼で「おつくり」を作っていました。刺身包丁できれいに鯛?を切っておられましたが、声をおかけするのを逡巡してその様子を撮る機会を逸してしまいました。
この辺りは壬生です。ここから北に上がれば新撰組ゆかりの壬生の屯所跡のある辺りです。
南に下がれば中央市場に近くに出ます。
一筋西には小さな商店街があるのだと思います。ここは、ですから、人の往来から少し離れた住宅街の一角です。
でも多分、こうした住宅街の「おなじみさん」である人たちの生活を支えるお店になっているのだろうと思います。

「新規のお客さんはほとんどないねえ。皆お馴染みさんばかりだ。」とおっしゃっていました。
ご主人は、「私の代で終わりになるよ。」と言われていましたが、そうかもしれません。
この辺りも街の住人の高齢化が進み、それで大いにこのお店が役立っているのでしょうが、その一時期を過ぎれば町も再開発されてしまう運命なのかもしれません。

スーパーは便利です。確かに便利です。野菜も魚も肉も味噌もしょうゆもお菓子も・・・・一回りすれば手に入りますしパック詰めされていますから買い物袋にもおさまりやすい。
支払いも一括ですし、ポイントもたまる。
自動車でも来れますしね。

「この頃のお客さんは、話しかけられたり、会話しながら買うのが嫌なんじゃないかな。」とご主人がおっしゃっていました。
「現金ですか。ポイントカードはお持ちですか。 袋はご入用ですか。 ○○○円です。 お箸はお付けしますか。 ありがとうございました。」 ただ一方的に言われるだけです。 その間お客は「ハイ か イイエ」を答えるだけ。 無言でレジを通ることだってできます。もうお金の受け渡しもしないで済むんです。
職場で疲れて来てるんだから買い物を済ませたらら早く帰りたい、煩わし会話はいらないという人も少なくないのでしょうか。

便利なのはいいですが、便利だから幸せな街だとは、幸福な暮らしだとは言えないと 私は思いました。
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- 2022/03/11(金) 00:00:03|
- 働く人々
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ここに来るようになって「ピアノ人口は意外にもずいぶん多いんだなあ」と感じています。
カワイやヤマハの貢献が大なんでしょうかね。
それにどこの小学校、中学校、高校にもピアノがありますもんね。ただ生徒が自由に弾けるかどうかは知りませんが。

私の知っている、戦前の女学校から続くある府立の高校にはスタインウェイのピアノが5台も6台もあったそうで、講堂の前には塗りがあちこち剥げて鍵盤の象牙もめくれて調律もやや怪しいピアノがありました。それを生徒たちが自由に弾いていました。

それにしても日本の芸術教育は貧弱だと感じます。大概が音美書ですし、そのどれも大して投資はしていません。安上がりです。
せめて演劇や陶芸くらいは教科として置いて、1年から3年まで学べるようにしてほしいものです。
今だったら映画も置いてほしいですね。
講堂と体育館が合体したように作られていろいろ誤魔化していますが、ステージは何時でも使えるようにしてほしいですね。生徒たちもバンドをつくって演奏したいでしょうし、舞踏や演劇もいつでも稽古したいものです。 民族楽器を演奏できる人がこんなに少ないのに「愛国心」を育てるって意味が分かりません。
体育館機能併用ではほとんど必ず体育会系の部活にとられてしまいます。 (体育館は体育教師のモノじゃありません!!)
週一くらいにかわるがわるライブができるようにしたいですね。 別に小ステージを持つ講堂を作るのもいいでしょうね。落語もできます。 食堂や購買部に向かう廊下には絵や書や工芸作品を展示するなが~いケースを設置すべきです。
自ら演奏し、語り、作品を見せて、それを又見たり聞いたりする側にも回ってこそ、相互に人を尊敬する道徳も育つというものです。

全体、学校文化が狭小すぎます。貧弱すぎます。 芸術教育だけでなく科学教育にしても創造と想像が欠落しています。(創造と想像は日本尾教育の敵みたいな感じです) とにかく税金の投入も少なすぎます。
大学まで入学料、授業料、教材費、研修旅行費も生徒負担なしに、無料にすべきです。小中高は給食費もゼロに。
向こうから男の子が来ましたね。先ほどお兄ちゃんもこの子もピアノを弾いていました。
この人の演奏に惹かれて近付いてきました(もっともも一度ピアノを弾きたいのでもありますが)

どうです、真剣な集中した視線と姿勢。
この子はきっとピアノが上手になるでしょうし、いろいろな勉強もよくできる子になるでしょうね。

今回、いやここしばらくの写真の中で私が一番気に入った写真です。
あの子の全身が音楽に向かっています。その他の何の夾雑物もこの子にはないようです。
こんな風に物事に向かうことのできるのは素晴らしいことですね。
この人の演奏が成功しているという事でもありますね。

- 2022/03/10(木) 00:00:05|
- 音楽
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誰だってピアノの前では平等です・・・・というかどうかは知りませんが、職業、社会的地位によらず誰だってピアノの前には座れます。 (sh会の貧困の問題を考えるとこうは言えませんが)
ただ私の場合は座れるだけで弾けはしませんが。
この方は草津のお寺の住職だそうです。
それと知らずに声をおかけしました。

お寺にはなんと3台のピアノがあって自由に弾けるんだそうです。
ピアノは滋賀大の学生たちの力も借りてハッピーに装飾されています。 というようなことはお寺のHPで知りました。

ストリートピアノあるところ・・・出かけなくてはなりませんね。

この東広場に向こうに見える白いイスとテーブルが…しばらく前から置かれるようになって、だいぶん雰囲気が変わりましたね。
南側の太い柱の陰にベンチがあるんですが、背もたれがありませんし、座面が狭いのです。
それに柱の陰に隠れて演奏者から見えませんし、演奏者を見るにも影になります。
その点このイスとテーブルはありがたいですね。

童謡などの年齢に関係なく知っているような曲をジャズ風にアレンジして弾いています。
聞けば福祉関係で働いているとのことです。お年寄りも交えて聴いてもらうようなときは頼んでもらえるんじゃないでしょうか。子供たちもノリがいいでしょうし。
やはり福祉マインドが働いているのでしょうかね。

アレンジは即興だったそうです。
へ~、大したものですね。

ピアノだけではなくギターもされるということで人々と楽しい時間を作る上では強力な手立てをお持ちのようです。
- 2022/03/09(水) 00:00:03|
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好きなことだからこそ、暑くても寒くても取り組めるんですよね。
斯くいう私もこうしてこの寒い日に出歩いています。

それにしてもマスクが邪魔だなあ。
眼鏡が曇ってファインダーの画像が見えません。 オートフォーカスにしてもフォーカスポイントをどこに動かしたか確認できません。
自転車に乗っていても危なくて仕方ないです。 それで自転車で広いところを走るときにはマスクはしません。コロナより事故の方が恐ろしい。

寒い時には寒そうに撮りたいものです。
このお二人とはあまり会話はできませんでしたが、友達になりたいなあという感じがする、とても人柄の良さそうな人たちでした。

基礎練習を繰り返していましたからあまり姿勢も変化しません。
それであちこちから撮るようにしましたが、私の想像力というかイメージ喚起力の無さには自分のことながら少々がっかり。

もっと頭を使って撮らないといけませんね。

もっと暖かい帽子を被ればもう少しは働く頭になるでしょうか。
- 2022/03/08(火) 00:00:05|
- 音楽
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虫にたとえてしまって、大変失礼ではあるのですが・・・・、春がちらほら顔をのぞかせて、すると屋外で活動する人がそれに応じて増えてきます。
と、書いておいて、実はこの方たちはそんなやわな方たちではなくて、暖かくなったからというのではなくて、週一度は必ず練習を積んでいる音楽愛好家たちなのです。今、この写真ではお二人ですが、先ほどまで女性の方がいました。 都合三人で練習をされていたのです。

ロングトーンの練習を積み重ねていましたので、どういう方たちなんだろうと思いまして。
学生ではなくて「社会人」なんだそうです。
写真左手の遠くの山=北山には雪が被っています。

こんな寒い日には金管楽器はことのほか冷たいことでしょうね。
話は逸れますが、今日普及している防寒具の優秀さには驚きます。 私も今年妻に買ってもらったダウンジャケットを着て徘徊していますが、体については、あまり寒さを感じません。 大して高価なものではない、むしろごく安価なものなんですが、何だか昔の人に申し訳ないような感じです。
もっと高価なものなら汗も外に出してくれるんでしょうね。(これが私の服の難点です)

手袋はずいぶん以前にスキー用に求めたものですが、汚れたまま毎年登場します。ちょっと厚手の軍手だって結構役に立ちます。
下半身はウインドブレークのモノと二枚重ねです。
帽子をかぶりネックウォーマーをすれば、まあ京都市内辺りでは万全ですね。
でもこうして素手で演奏しないといけない楽器練習は、やはり指の感覚が鈍くなるのじゃないでしょうか。手のひらが冷えると指が動きませんしね。
先日、出町柳で結婚式の前撮りをしていました。 曇った風の強い寒い日でした。
「新婦」は肩を大きく出したドレスです。 たっぷりのスカートの下はスパッツのようなものを履いて防寒しているのでしょうが、上半身はいかんともしがたいと思います。
鼻も頬も寒さで赤くなっているというのに撮り続けていました。予約日の問題もあるんでしょうが、なんでこんな無理をするんだろうと思いながら通り過ぎました。 撮影スタッフが大して暖かそうでもない毛布をかけてはあげていましたが、なんだかなあと思いましたね。

ファッションのモデルはこんな寒い時に海や川に行って夏物を着なくちゃいけません。それで「その鳥肌を何とかしろ。」「唇が紫じゃだめじゃないか。」「はい、夏の暑さを爽やかに・・・。」なんて言われるんだそうです。 堪りませんね。
近いうちに私のように丸々と服を重ね着しなくても暖かく過ごせるようになるんでしょうね。 科学技術の進歩はありがたい。
- 2022/03/07(月) 00:00:03|
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最近の芸術系大学には、いえ芸術系に限りませんが、多くの留学生が学んでいます。
市立芸大の卒業・修了展で私が一番心を動かされたのは中国人留学生の作品でした。
私の家の近くのイオンではレジにたくさんの外国人学生が働いています。
こうして駅ビルでも外国人に良く出会います。

21世紀は当然のことながら地球は一層狭いものになり世界の青年たちが世界中で交流するようになるでしょうし、生産活動(流通)も情報もどんどん国境を越えて深く結合していくことになります。
COVID-19のパンデミックに見舞われて私たち日本人は日本の経済がどれほど脆弱な状態か、また如何に他国の人々との相互の支え合いによって成り立っているかを実感しました。(もっとも、そのことを実態に即して日本国民が深く虚心に理解するようには政府は促していませんし、マスコミも人々の「蒙を啓く」ようには報道していません。)

むしろどんどん内向きになっています。オリンピック報道を見れば如実にそれが分かりますし、ニュースでの国際分野の比重があまりに小さいことからも分かります。
世界中の人々が経済や芸術や観光やなどなどを通じて結びつきを太く多様にしていくのは世界史的な必然で、これを押しとどめることは誰にもできません。

ただ、事実としての事態の進行と人々の認識、意識が一致しているかどうかは別問題です。
政府のコロナ対策にしても一国主義が露骨ですし、感染症対策を進めている「専門化」の視野・知見も一国的なタコつぼに入ったままのように感じます。
日本の経済が長い間停滞していることの一つの理由が・・・あくまで一つのですが・・・ここに起因していると私は思っています。
国民の目も耳も世界に対して閉じられていますのでアメリカで流行しているかのような極一面的な「学」を持ち込んで「寵児」になる人がぽろぽろ出てくるのは、国民の世界的な知識の不足が土台にあると思います。

せっかくこうして多くの外国人が日本に来てきてくれているのですから、彼らから大いに吸収したいものだと思います。
そして青年をもっともっと・・・欧米偏重にならずに・・・・海外に送り出したいものです。
「仮想敵国」なんかを作って軍拡をしている場合じゃありません。
地球環境問題も世界の貧困や抑圧の問題も、戦争をしている間はすっかり忘れられて後回しにされるのです。
環境問題も貧困の問題も「待ったなしだ」と・・・何時から言われているのでしょうか。

世界は分裂ではなくて連帯しなければ生き延びられない事態に立ち至っていることをもう一度思い出して、21世紀を「時の流れが厳しく分裂させたものを すべての人々は兄弟となる」世紀にすることを真剣に考え行動すべきだと、この人たちを見ていてそう思いました。

※この記事はプーチンによってウクライナ侵攻が起こされる前に書いています。
- 2022/03/06(日) 00:00:02|
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京都駅のピアノはなかなかの人気です。
私はそこに行ってもごく短時間しかとどまりませんので、たまたま誰も来ないということがままありますが、「監視カメラの記録(いやですねぇ)」を見れば相当な数の人がピアノを楽しんでいるのが分かると思います。
前の人の演奏が終わるのを持っていた時に声をかけさせてもらいました。
フィリピンから来てもう4年も京都のとある大学で研究を続けているんだそうです。専門は農業関係です。
ピアノは幼少時からずっと続けているようです。
「とても忙しくて」休みがとれない日が続いていたのだけれど「ようやく一週間休めます。」
それで久しぶりにピアノを楽しもうと思ってやってきたのだそうです。

多分、彼にとっては京都のこの寒さに慣れるのはたやすいことではないでしょう。
日本のなかの北国から来た人でも「京都は寒いですねぇ。」というくらいですから。
手袋をしていませんでしたから指は動きにくいのではないでしょうか。 でも、上手です。

彼は日本の各地に行って農業の実情などを調査し学んでいるようです。
私などよりよほど日本を見ているのではないでしょうか。私と比べるのではあまり意味がないかもしれませんが。
ですから京都駅自体は随分利用しているんでしょう。

後日、彼に写真を送ってあげましたが、ずいぶん喜んでくれました。
彼も写真を撮るのは好きなようでカメラは「カンノン」だそうです。レンズは私と同じ24-70ミリだそうです。「カンノン」製でしょう。(「カノン」でしょうかね。 ) これは彼との話で知ったことなので、私の耳があまり信用できない以上確かな記事ではありません。
私のカメラは「ナイコン」です。 欧米の動画を見ていると「NIKON]は「ナイコン」と発音されているようですね。よく分かりませんが。

こうして少しアンダー気味に撮るとちょっと色がくどいと感じます。
これを色乗りがいいと言って歓迎する向きもあるかとは思いますが。
- 2022/03/05(土) 00:00:10|
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よくカメラのレビューを書いたりしている方たちが「カメラが小さければその方が撮られる人の精神的な抵抗感を軽減し、緊張させないからいい。」といいます。
確かにそういうことはあると思います。 私の持っている小さいカメラと言えばフジのX100FとX20ですが、X20などは「おもちゃ?」に見えます。それで「あなたを撮ります。」といっても気持ちは楽でにこっとしてしまうかもしれませんね。

ほんの数枚撮るのならばそうかもしれませんが、私のように周囲を回ってしつこく撮れば、やはりある種の緊張を強いることになると思います。 その時に欠くことができないのがコミュニケーションですよね。
その時にもカメラが小さいほうがやりやすいかもしれません。

ただ、こうして演奏している方やモノの制作に打ち込んでいる人には声をかけられませんので、難しいところです。
で、私は逆に撮る側の「本気度」で伝えるということも意味があるんじゃじゃないかと思うのですね。
大きなレンズ、大きなボディーのカメラで、あまり見ないような角度から敢えてあんな姿勢で・・・・あざとい計算でそうするのではなくて、ちゃんと撮ろうと思うえばついそうなるということでないといけませんが。・・・・・ちなみに「あざとい」というのは決して肯定的な言葉ではないです。田中さんや弘中さんはこの言葉のニュアンスをゆがめてしまって困るなあ。と私は思っています。しかし、そうした中にも彼女たちの「あざとさ」があります。・・・・・・撮ることで何か伝わるものがあるんじゃないかと思っています。

さて、ここでは色々な人間「交差点」が生まれると幾度か書きました。
それぞれの方の個人事情を詳しくお聴きすることはないのですから、実のところどういう人生が「交差」しているのかよくは分かりません。
でもこうして外国の方が被写体だと外見的にも異なる人生の「交差」が見えますね。

実は撮影後に、私のカードをお渡ししようとしてリュックの中をもたもたと探しているうちにこの方はこの場を離れてしまいました。
カードを入れているがま口はすぐ見つかるのに、たまたま一枚、さっきこの辺りに一時的に入れたはずなんだが、というのを探してしまったのです。振り返ったらもうおられませんでした。 それで音楽とのお付き合いについてや出身国などについてもお訊きすることができませんでした。

旅行のいでたちではないようですし、このピアノの存在をご存知でスコアも持参されているので、駅からそう遠くないところにお住まいなのかもしれません。
ただ私みたいにはるばる来る者はいるにはいるのですから、分かりませんが。

もう少し明るめに撮らないといけませんね。
日本語のお上手な、素敵な方でした。
- 2022/03/04(金) 00:00:02|
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COVID-19が広がっています。
「水際対策」という訳で国境の出入りはかなり厳しくなっているようです。(政府は財界の要望もあって緩めるつもりのようですが)
それで今、街で出会う外国の人は、もう長く日本にいる方だということになりますね。
留学生とか日本で働いている人だとか…。 ですから、日本語もそれなりに堪能な方が多いわけで。
そのことはまあ理解はしているつもりなんですが、ついワンフレーズしか話せない英語を使ってしまいます。

May I take your photo? ええ、いいですよ。 という会話になってしまいます。

私は外国の人と日本語で話すとへたな日本語で話すことになってしまうことが多いです。
大変に優秀な中国からの若い友人たちと話す時には彼らの日本語の実力をよく分かっていますので、平生とあまり変わらない調子で話しますが、それでもどことなくぎこちなくなる感じがあります。まして初対面ですと、もう自分でどうなってるんだこのもたもた感はという感じですね。

この人が現れた時には私はフィリピンの若者を撮っていました。
で、その情景を目にしていたからでしょうか、私のお願いをすぐさま受けてくれました。
今日はまだ弾きなれない曲に挑戦しているようでした。

例えば海外に単身赴任して毎日を忙しくしているときに、でも周囲は現地の人ばかりだし、食べ物もおいしくはあっても何か落ち着かないし、職場では何とか意思疎通をしているけれど・・・・なんて時に楽器の弾ける人は羨ましいなあと思う訳で。
もし町にピアノがあって好きな曲が弾けたなら。

この人は私がフィリピン青年を撮っている様子を見ていましたから私がしつこく周囲を回って撮るのを訝しく思うことはなかったかも知れません。
でも普通、「えっ、そんなにたくさん撮るの?」と思うでしょうねぇ。
私はそのためにも自分のカメラが大きいことが必須だなと思う訳で・・・・。 えっ?!逆じゃないかって?
- 2022/03/03(木) 00:00:04|
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