秋晴れの日は空気もきれいで雲も穏やか。
鴨川を走ると実に気持ちがいい。と言っても、無論、私の場合はペダルをこいでいるに過ぎないのですが。
そんな秋の日を背に受けて尺八を吹く方がいました。

ご自宅でも吹けないわけではないのだそうですが、やはりこうして流れる水を見ながら吹くのは一段と気持ちが良いでしょう。
深く呼吸ができるでしょうしね。

伝統的なものを受け継ぐという気持ちも含めて習い始めたんだそうです。
それしても新たなことを始められる方というのは、知力に富んだ方ではないかという思い込みが私にはあって、それは自分自身の経験から引き出したことなんですが。

この方が尺八を習い始めてから一年余りだと言います。
そして少しでもうまくなりたいと毎日時間を見つけては吹いているのだそうで、この方のように熱意とたゆまぬ努力をする力が私にあれば、今頃は、と思わないではありません。

本業は尺八とは全くかかわりのないものだそうで・・・・。

それにしても尺八を吹くのは難しそうです。
- 2020/10/31(土) 00:00:45|
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今日は秋晴れの一日。
鴨川では多くの人が暖かい日差しと心地よい微風を楽しんでいます。


ピアニカの彼が「写真を撮られていると集中して聞かれているって感じで、テンションあがるなあ。」と。
私は、いつも・・・例えば職人さんを撮るときなどにも・・・そういう撮影者でありたいと思っています。
つまり、「良き見る(聞く)人」でありたいと。
撮影者は単なる傍観者ではないという事かな。
昔は対象に干渉するなという考え方もあったようですが。


- 2020/10/30(金) 00:00:57|
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一週間前にできたバンドだと言います。
もし、この人たちがメジャーデビューして有名なバンドになったら、創立期に目撃した写真ということになりますね。
こりゃあ大ごとになるなあ。

でもメジャーデビューするようなつもりはないのだそうです。
バンド結成!! というよりそれぞれほかで活動していて一週間ほど前に出会った促成バンドだそうです。

今日はこの背中の人の作ったモノを手直ししながら演っているんだそうです。
この人とてもいい声です。

私がそういったら「そうでしょ?!」といったピアニカの彼もかなりいい地声をしています。
「君もいい声してるね。」と私が言うと、背中の彼が「でも一番は彼ですよ。」と第三の男を褒めた。 もっとも「今日は呑み過ぎて声が出ませんけど。」と言いながら、ハモッていた。
つまり、三人共ボーカルができるの?!
- 2020/10/29(木) 00:00:13|
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この方はずっとこうした石積みを続けておられる。
かなり以前にも撮らせていただいたし、お話も伺った。

河原にある石を取り上げ、それを組み合わせて造形していく。
支えも使わないし、接着剤も無論使わない。
明日になれば崩れてしまうかもしれない作品。

この人がえらいなあと思うことの一つは、彼が立ち去った後に、いたずらで壊すものが居るとか、いないとか、そういうことは意識の外だという事。
多くの人がこれを見つけて大いに感心していく。

これを見て、彼と話をすることなく、すぐ横で、マネして自分の塔や建物やその他その他を作る人が年齢いかんにかかわりなくいることだ。
そこに作る楽しみが広がる。
今回はそういう人は見られなかったけれど。

仕上げには、乾いた、積石に水をかける。
石が濡れると表情がずいぶん変わる。 造形物の陰影がくっきりする。

これをいたずらで壊したり意思をを投げつける的にするような者を、私はこれまで一人も見たことがない。
自然にリスペクトする感情が生まれるのだろう…か。
でも、だからと言って一週間も十日も形が残っているというのでもなさそうだ。

街の中にこうした行為があるということが文化的だということだろうと思う。

少し前に、一番最初の写真の左手にわずかに見える橋の橋脚の壁にベニヤ板2枚分くらいのシートに鴨川の河原を描いた絵が貼ってあった。
何様でもない私が既存のギャラリーなんぞにふんぞり返って(はいないけれど)写真展示をしているようじゃだめだなあと思うことがある。
- 2020/10/28(水) 00:00:34|
- パフォーマンス
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卒業課題にしている「犬」を彫っています。
犬の毛のふくらみを描きたいし、犬の骨格や肉付きもきちんと表現したい。
今は試し彫りの段階ですから、いろいろ工夫し挑戦し、失敗もして、本制作への準備をします。

この作業を通じて、本制作の完成までの時間配分の見当もつけます。

これまで学んだことのすべてを注ぎますが、この過程がまた新たな経験となって自身を成長させます。
ですから、おそらく、すぐに次への課題を意識して、これでできた!ということにはならないのでしょうね。

腕が上がれば上がるほど、技術的な可能性が開けてきますから、その可能性を追及する次のステージへの意欲がわきます。
私の写真の場合は、なかなかそういう具合にはなっていませんね。 何がどう成長したのか、平たく言って上手くなったのか、まるでよく分かりません。

こうして撮らせていただくときには、いろいろなことをできるだけ意識してとるように努めているつもりなんですが「つもり」と実際とは同じではないです。

失敗も意識して取り組んでの失敗なら糧になるとよく言われますから、そうしようとは思うのですが、毎回同じことを繰り返しているようです。
全体を見ては部分を彫り、部分を追及しては全体に戻る。
ファインダーの中でも、そうしなくてはと思います。

それもできるだけ短い時間にそういう事ができるようにならないと、私のようなやり方での人物写真は上手く撮れるようにはならないようです。
瞬時の判断ですね。
- 2020/10/27(火) 00:00:45|
- 工芸
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防染糊で縁取りをした下絵に色をさす手描き友禅です。
友禅染にしても西陣織にしても京都では伝統的にその制作過程が分割されて分業体制が形作られてきました。
その分業の一段一段の高度な腕をもった職人がいて、その全体で一つのものを仕上げてきたわけです。
その結果職人の一人一人が『私がこれをつくった。」「私の創意工夫の結晶だ。」とは言わなくて、又言えなくて、皆が陰にいたわけです。

しかし、多分これからは、違うのでしょうね。
この人のように、下書きから色をさす仕事、さらに金彩までもまでご自身でやって、染や蒸しなどは専門家に任せるような「作家」的な人が増えるのでしょう。
そうであれば、これまで以上に創造的なものが作られていくことでしょう。

「職人」も親方の下での下働きからの修業ではなくて、「学校」と言うようなシステム化された育成機関から育つようになるのでしょう。
育成機関に必要な教師は熟練の職人が担当するわけです。

何にしろ、後継者が育っていくのはうれしいことですからね。職人さんたちも喜んで先生として協力することでしょう。

私もたくさんの職人さんを撮らせていただいてきて、それぞ入れの分野に決して沢山とは言えないけれども、こうして若い日チオが育っているのを見るのはうれしいです。

次の個展は「職人」を取り上げようかとも思っているので、又意識して撮りためたいなと思います。

メインにする人は決めていますしね。
- 2020/10/26(月) 00:00:36|
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私は町を歩いているときにお店うあ事業所の内装やディスプレーに興味を持つことがあります。
そういう時に外からきょろきょろと覗いたり、時には「すみませんが店内を見せていただいていいですか?」とお願いすることもあります。
新しいホテルができた時などにも「向学のために・・。」などと言って見せていただくことがあります。

そういう時に、とても快く歓迎してくれるお店、事業所、ホテルなどがあります。
場合によっては丁寧に案内までしてくれる時も。 忙しい時に「見るだけ」の客は面倒なだけということもあるんでしょうが。

少し前に紹介しましたように京都国際写真祭というのが行われました。
このイベントでは原則写真撮影「可」です。 禁止の場合に「撮影お断り」の表示がしてあります。
これはインスタグラムなどを通じてイベントが宣伝されることを期待してのことだと思いますが、時代は少し前からこういう方向に変化しています。
お店を開いた直後などはより一層『多くの人に知ってもらいたい」という気持ちがあるのですから「見てください」「知ってください」「広めてください」という思いがあるでしょう。
そういうところに私が「写真を撮らせてください。」と言えば渡りに船になるでしょう。
しかし、問題はそうした時に発するお店の側の「思い」です。

お客さんを利用して安上がりに宣伝しようという気持ちがありありとしていて、いやな気分になることがあります。
けれどこの「革靴をはいた猫」さんのように仕事に誇りややる気を大いに感じさせて、こういういい仕事をしているので知ってほしいという気持ちが感じられる時には素直に撮らせてもらえるし、会話も弾みます。

いい写真を撮ってあげたいなあという気持ちにもなります。
それは路上ライブをする人などにも通じることです。

私は以前は、私が撮ってブログにあげたからといって…お店の名前を書いたり商品を紹介することはしていないので・・・・そちらの利益になるようなことは少しもありませんが撮らせていただけますか?」と言っていました。
それでも多くの方が「どうぞ。」と言ってくださいましたので撮れてきているのです。
なんでもうまく利用する、無料だという餌で人を集めてその実こちらの利益を追及しているというやり方が、それが当り前じゃないかというまさに新自由主義の塊のような人たちの旗振りで進んでいます。が、お互いの仕事や生き方に心を動かされて何事かをするということが見失われて行けば、世の中は砂漠になると、私は思います。
すみません、お仕事の様子に興味を惹かれました、撮らせていただけませんか?
これからも私は、そうお願いしようと思っています。
この写真を撮るきっかけをくれた人がこの人でした。
- 2020/10/25(日) 00:00:49|
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私が、「おや?! これは一体・・・。」と好奇心を掻き立てられて、自転車をもどしてお店の中を覗き込んでいると、この青年が、出て来て、話してくれました。
この店舗では「靴を磨く」のだそうですが、背景をご覧になると「喪中はがきは うんうん」のポスターが張られています。
ここはプリントショップと併設されている様子なのです。
靴磨きと写真??? 不思議な組み合わせです。 何か面白いことをしているんじゃないでしょうか。

話を聞生きながら中を見ると、店頭で二人が靴を磨いている様子です。
こういうのを見ると撮りたくなるのが私の性。
お願いすると快く受けてくれました。
中に入るとSARES-Cov2感染予防のためのシートが垂れ下がっています。

この瞬間にはほかにお客さんがいなかったこともあって、ほんの一時シートを外してくれました。
大概こうした作業は奥の工房でしているものなのでしょうが、これもまたオシャレなやり方ですね。

とても面白い、私などが発想できないような営業形態をとっていました。
それは事によると「営業の秘密」かもしれませんし、既に着普及しつつあるやり方かもしれません。が、それがどちらかわかりませんので、ここでは伏せておきます。
最初の彼からその話を聞いて、こうして工夫する企業がこれから活躍するんだろうなあと思いました。

この会社のお名前は「革靴をはいた猫」だそうです。

奥には、私が個展の時などにプリントをお願いするお店と同系列のプリントショップがあります。
こちらの方がここで20年も営業されている先輩だそうです。
- 2020/10/24(土) 00:00:23|
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ふすまの「引手」を制作中です。
真円に削るのは難しいんじゃないかなあと思います。

工芸の分野でも女性の姿が増えているように感じます。
と言ってもwあたしはさほど長い期間こうした分野のウォッチをしてきたわけでははありませんから、本当かどうか保証できませんが、現場の方々から、そういう話を聞くことも少なくありません。
手の甲をご覧ください。

女性が「かわいい」「弱い」「従順」などの枠からずんずんはみ出てきているのは、私は素晴らしいことだと思います。
大歓迎です。
モノの考えとして「ジェンダー平等」を大いに公言する一方で、実質的に、こうしてどんな世界にも女性が登場することが必要だと、私は思っています。(と言っても軍隊に女性が参加するなどは、男たちの作り出した〔悪〕を「女もせんと」真似るのは愚です。)

男も「強い」「たくましい」「指導性」などの枠から抜け出しましょう。
こういう属性も大いに女性と分かち合いましょう。(一応男女の二元的な言い方をしておきますが)

たまたま今回は「引手を削っているので、写真に変化がありません。
が、これはノギスで径を計っているところ。
- 2020/10/23(金) 00:00:32|
- 工芸
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私が、これらの写真を送信して「職場の方にも見せてくださいね。」と言いますと「そうします。」とおっしゃってくれました。
こうした言葉が、わたしに安堵と自信をくれます。

「撮影って、楽しいんですね。」という言葉もうれしいですね。
とにかく事実上初対面の人とのやり取りなんですから、緊張や不安を超えて楽しんでもらえること、何より自身を「注視されること」に対して肯定的に感じていただけたこと、それを嬉しく思うのです。

人物写真はその人を撮るのですから、その人自身にいろいろ教えてもらわなければとれません。
このやや伏し目がちになった時の魅力はこの人自身の表情が移っていく一刹那に見つけたものです。
こういうことが写真の得意技ですね。

写真撮影の教本にはこういう大切なことが書かれていないことが多いのです。
そういう本を書かれる人は写真について詳しいでしょうし、写真家の著作・監修のものもあります。が、そういう『ハイレベル』の人たちにこうしたことをが意識されていないのでしょうね。 少なくとも入門者や初級者にはこういうことは考えてもらわなくてよいと思われているのかな。
基本中の基本、もっとも原理的なことだと思うのですが。

私は自分の写真が歯がゆいので、なお強くjこうしたことを意識してしまうんですね。

もっとも人物写真と言っても撮る目的や様式は様々なんですよね。
多様なんですから、私が意識していることだけがαでωだということは、実はないのですね。

- 2020/10/22(木) 00:00:42|
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私たちがここにきて写真を撮ろうと近付いた時に先客がありました。
結婚式の前撮りの一群です。 新郎新婦にカメラウーマン、他スタッフ2名と母親・姉妹。 大層なことですね。
カメラウーマンはカメラ二台態勢です。200ミリまでくらいのズームレンズを付けていますね。
撮った写真は結婚式の時にお披露目するんだそうですが、なんであんなことをするんでしょうね。
わたしにはよく分かりません。 まあ、しかし、私がどう思おうとあの人たちにとってどうでもいい事ですね。

それにしても新婦さんが打掛姿では撮れるポーズは随分制約されますから、写真は当然決まりきったポーズにしかなりませんし、やれることは限られますね。あまりおもしろいものは撮れないですよね。
実に無個性だなあ。

写真展に来てくれたある少女のポートレートを撮り続けている方がいっていました。
「つい同じ構図、同じ画角、同じような振り付けで撮ってしまうんですよね。 ○○という人も、いつも同じポーズで撮っているでしょ?!ついね。」と。
確かにそうなりがちですね。
職人さんが仕事をしているのを撮るときに、いつものパターンを克服するのはとても難しいです。それでも考え考えして撮ってはいるのです。
楽器演奏の人を撮るときにもです。
こうして撮るときにも同じです。

前撮り写真を撮るのはプロのカメラパースンです。ですからもっと工夫があってもしかるべきじゃないのかなと思うのです。
が、一方お客さんありきですから、一般的な人々の固定観念を破って撮るのはこの日本という国の人々の意識の在り様からすれば随分難しいでしょうね。
個性的な提案を受け入れてくれる人が果たしてどれくらいいるか。

知人や仲のいいギャラリーのオーナなどは「ポートレート撮ります」で少しはお金を稼いだらと言います。
私は、それはしないでおこうと思っています。
だってお金をいただいたらお客さんの希望や嗜好に縛られるじゃないですか。個性を受け入れられない日本社会の文化の中でそんなことをしたら自分の大切な写真を殺すだけです。
残りの人生もあまりないのに、大切な愉しみをそんな事に従属させようなんて思いませんよね。

「僕の楽しみのために協力してくれませんか?」≒「あなたのポートレート写真を撮りませんか?」なんです。
それがAでありZなんです。ただ途中にTやらPやら色いろはいりますがね。

日本の・・・話は大きく出ましたが・・・「人物写真」がもう少しましになるためには、こういうことについて人々の意識が変わらなくてはダメですね。そして何より写真家がそのことを意識して突破しないと。
- 2020/10/21(水) 00:00:49|
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「写真に撮ってもらうのが苦手なんで、それを克服したいから撮ってくれませんか?」
ポジティブな発想でいいですね。 苦手を苦手なままにしない、こういう人の爪の垢を分けてもらわなくてはなりません。

改めて時と場所を選んで撮ることにはなったのですが、せっかくですからちょっと練習しましょう。
このギャラリーには窓がないので・・・・かわりに出入り口の開口部は大きいですが・・・・撮影には不向きです。
会場周辺にはちょっと面白いところもあるんですが、天気が少し悪いですね。
それで入り口付近で試し撮りです。
ポートレート入門の「横からの光、または斜光で撮る方法」見たいですね。

五十代後半でしょうか、男性が入って来て写真を見てくれたのですが。
男性 「仕事で撮っているんですか?(つまりプロですか・という事ですね)」
私 「いいえ」
男性 「自然光だけですか?」
私 「ハイ」
男性 …ぶっきらぼうに、上から評価するように・・「いい(写真だ)ね。」
男性 「レタッチは何?(つまりレタッチソフトは何かという事ですね。フォトショップ、それとも・・・・。)」
私 「レタッチはしません。(実は付録の簡易版で、時たま、明暗修正くらいはほんのちょっとやりますが)」
男性 ・・・・・・・・・ 黙ったまま振り返って背後にある写真を見ながら出口に近づいて、そのまま外を見ながら無言で出て行った。
写真に詳しい人らしいのですが、他人の写真展会場を訪ねて、会話をして、その後何の会釈もなく、ましてや礼の言葉もなく背中を見せたまま出て行ってしまいました。
「いいです」の語調も含めて「あなた何様ですか?」という感じ。
こういう態度ではない写真家も知っていますが、写真世界の人にまま見られる傾向。 実に嫌だ。
だから私はプロ「写真家」や「ハイ・アマチュア」には近づかない。

この人とは後日また出会うことになっている。どんなな写真が撮れるか、楽しみです。
- 2020/10/20(火) 00:00:22|
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ある大学生徒は11月に入ってから撮るというお話になりました。
その場で撮った方が3人いました。 そうのうちのお一人は「遺影」にするから、という希望でした。
撮影の条件として、ブログやFB、あるいは写真展で公開することがあると言うことを入れているのですが、「遺影」にするかもしれない写真を、お使いになる前に私が公開するのは憚られるのでやめにしておきます。

私は、この「遺影」撮りをちょっと心の片隅に置いておこうと考えています。いえ、私のじゃなくて・・・です。
「うん、確かにこういう人だったよなあ。」という写真。 「こんな風に笑顔で過ごしていた時期があってよかったね。」と残された方々が幾分かでも心安げるような写真。 そういうものを撮りたいと思います。
これも「人物写真」にできることですからね。

そして「写真家」さんに撮ってもらっておいてよかったね・・・と、そんなこともできたらなぁ。
さて、ここは東山、知恩院近くの疏水べりです。

少しずつ緊張がほぐれてきていますね。
ポーズは、ほんのほんの少し助言します。 私自身がポーズについて学んだことがないのですから、どうせ大したことはアドバイスできないのですが、それで、そのほんの少しの事で「いつもと違う写真」が撮れるのです。

そして、私はその「いつもの」からあまり遠くには行きたくないのです。
友達同士でも撮れるような写真。

でも、私が撮るので、友達同士では絶対にしない表情。
それで、良くも悪くも『私じゃないみたい』な写真が撮れます。

写真展の写真を見ていただいた方から「皆さん自然な表情ですね。」と言っていただくことが多いのです。
でも、皆、演出なんですね。
写真は「自然な表情を撮らないといけない」というある信念みたいなものがあります。そしてそのためには撮られる人に気付かれないように撮らないといけないと言うような思い込みがあります。
私はこれは、必ずしも良い思い込みではないと思っています。
- 2020/10/19(月) 00:00:48|
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私はとあるギャラリーで、これまたとあるイベントがらみで写真展をした時に、そのギャラリーのオーナーの勧めというか、依頼で「あなたのポートレート写真を撮ります。」をしました。
撮った写真はその場でスクリーンに映し出して、希望の写真をプリントしてお分けするというやり方です。(500円/一枚)
ルフトハンザのCAさんも2枚お買い求めになりました。 これはお金儲けでは全然なくて、「お楽しみ」「にぎやかし」でした。

それは実際、楽しかったですし、良い経験になりました。
何より「撮られる」ことへの心理的なハードルを下げる効果がありました。 と、同時に「撮りませんか?」「撮らせてくれませんか?」という、私の心理的ハードルも下げました。

それで、以来、清水寺での写真展の時も含めて「あなたのポートレート写真を撮りませんか?」をやってきました。
基本的には撮影料、いただきません。モデル料お支払いしません・・・です。
プリントしてお渡しするのがいいのですが、それではこちらの財布がもちませんから、メールに沿えてデータで送ります。

撮らせていただいた方には喜んでいただいています。
何しろ「プロの写真家に撮ってもらった!」という事になりますから。いやこれは全くのところ、誤解なんですがね。
周囲がそういう空気を醸し出しておもしろがりますのでいけないのです。

今回も数人の方が応募してくれました。
中には「娘の写真を撮ってほしい。」と申し込み票を持ち帰られたのですが・・・・たぶんお父様の意さあみ脚で、ご本人はそういいうお気持ちにはならなかったのでしょう。・・・・音沙汰のないかともおられました。
でもそのお父様は私の写真をご覧になって「こんな風に撮ってもらえるんですか?」と乗り気になられたのですから、私としても悪い気分じゃありません。
「是非お嬢さんにもこの写真展に来ていただいて、見ていただいてから決めましょう。」とお話したのですが。

その会場ですぐに撮るケースと、改めて撮影日を設定しましょうと行くケースがあります。
今日の写真の方は後者でした。

ただ面白いことは、この人は私の写真展を見ないで、会場に入るなり「写真を撮ってもらえるそうですが?」と。
事情を伺うと、お知り合いの方が「あそこに行けば写真を撮ってもらえるから、行ってみたら。」と勧められたんだそうです。
何しろ無料ですからね。
その勧めた方というのが上の写真に写っている男性です。

その男性自身、私の写真を見ていなかったのです。そして申し込み後にお出でになって、ずいぶんゆっくりと見てくれました。
そして撮影当日にもおいでになったのですね。
女性の個撮の時に付き添いの・・ことに男性が・・・居ると、案外やりにくいものです。
が、この日はこの女性の自転車+荷物運びとして活躍していただきました。
- 2020/10/18(日) 00:00:38|
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二週間の個展で自主「軟禁」されていただけなのに、自転車で出かけても、撮影でカメラバックを担いでほんの2時間歩いただけでも体が悲鳴を上げます。
情けないことですね。 寄る年波に負けないようにしないといけません。

自転車散歩の途中でたまたま出会った旧職の同僚。
彼は一日2万歩を課題にしているんだそうです。 「多くの人が一万歩の達成に四苦八苦しているのに二万歩なの?!」
「一万歩では本当の効果はないよ。二万歩は歩かないとね。」とのこと。 なるほど彼の体躯は絞られてぜい肉などどこにもなく、動きも軽快です。
一日に3時間は歩いていることになりますね。すごいなあ。

私は彼があるく距離を自転車で回ってくるだけです。その差は大きい。
健康と運動能力の維持のためとはいえ、私には到底できないなあ。
ただまあ、人が何のために時間を費やすかというのは大きな人生的問題ですね。
私は誰かが撮影に協力してくれることになって、その約束の日にカメラバックにカメラやレンズを詰め込んで、その思いバックを肩に担いで出かけるときには、ああ俺はこうして写真を撮ることを楽しむ道を歩いているなあとことさら思うようにしています。
かけがえのないチャンスを得て、だからこうして重いバックを担いでもなお愉快を感じて歩けることの幸せを感じるからです。

そうして、この写真の様な若者とのしばしの交流と、許してもらった撮影の機会を楽しむ時も同じです。
彫刻家がその一彫一彫に人生を楽しんでいるように 将棋指しがその一手一手に宇宙を見ているように・・・・。
何はともあれ井戸は深く掘れば、それだけ清水を湧かすのだと言います。
今年も秋は日に日に深くなっていきます。
- 2020/10/17(土) 00:00:50|
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このところ次第に学生の動きが見えてきましたね。
それでも講義はリモートのままという大学も学部もあるみたいです。
リモートだと様々な資料の印刷物は自身でプリントに行かねばなりませんから、それが金銭的な負担になります。
学食が利用できれば食費もいくらか助かるし、ケチな話と思われるかもしれませんが、トイレだって学校のを利用すれば上下水道費が違ってきます。無論、電気代もです。大学に授業料を納めていますが、その中にはそういう費用も含まれていたはずですから、学生には二重の負担になっているわけです。
こういうことを政府・文科省はどう考えているんでしょうかね。機敏で大規模な手を打つべきだと思うのですが。

先日、D大の2回生と話して実情を少し知りましたが、こうした学生の状況を本人や親の問題だとだけ考えていてはいけないですね。
理科系は別として文科系の学部ではリモートで事が足りるなんて、学ぶことをただの知識の買取くらいにしか考えていない人たちが多いですが、そういう人は多分大学で本気で学んだことがないのじゃないかと私は推測します。小中高でも同じです。
ちなみに私は経済学部でした。
菅氏は単位をとるためくらいの勉強しかしたことがないのじゃないかというある人の発言に、・・・・私はまさにその指摘は的を射ていると思うのです・・・・それは学歴差別だなどという人がいて、ほとんど無思考な反応だなあと思います。

食欲の秋、スポーツの秋・・・・・そして芸術の秋・・・・・こういう言い方も昨今流行りませんね。
みんながみんなスマフォばかりのぞき込んでいたんでは多様な秋は衰弱します。

テレビの番組の質も驚くほど貧弱、粗雑なものになっていますし、例えば新たな文化を生み出す可能性のあるユーチューブなどでも音楽の動画の途中で平然とCMをさしはさんで演奏を中断できる国が「文化立国」などとはとても言えないと思います。
Go to トラベルに ライブコンサートや美術鑑賞などなどが対象にならないのは何故?

鴨川はこうして音楽演奏の練習のできる貴重な場です。
が、できれば市役所前や京都駅、二条駅前などに常時だれでも自由に演奏利用できる空間が欲しいですね。
そうしてこそ有料の質の高い演奏会にも人を誘うことができるんだと私は思います。
ついでに・絵画や工芸品や写真の展示場所も。

こうした演奏の姿を見ることができるもの京都が大学・学生の街だからですね。
- 2020/10/16(金) 00:00:44|
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この日はその前の週とうって変わって良い天気でした。日差しも暖かい。
水もまださほどは冷たくなさそうですが、どうでしょうか?

鴨川にはメダカがたくさんいて、親子連れがよく掬おうとしています。
しかしメダカは獲るのは案外難しいもので、専用の網があったほうがいいですね。
せめて袋か何か。
でもどうやら手で掬うか、つかみ取りをしようとしているようです。まあ、難しいでしょうね。

でもこれは漁をするわけでも競技をするわけでもないのですから、暖かい秋の日の楽しい遊びです。
なんでもそうです。結果が出なければやったことは無価値だなんて考えすぎです。
スポーツにしたって〔負けた〕試合だって楽しいんですから。

取り組んでいる過程が楽しいんです。
無理に成果を求めちゃいけません。
それは資本主義的な経営精神に蝕まれ過ぎた考えです。

なかなかつかまえられませんが、簡単にはあきらめません。
いいですね。

こんな表情で遊べる人って素敵じゃないですか?!

遊びをせんとや生まれけむ。

- 2020/10/15(木) 00:00:52|
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こうして取材して、ブログに記事を書いていると「日常」が戻ったなあという感じです。
来年三月末には10年やってきたことになります。
大学の時のゼミの先生が「何かひとつ10年続ければなにモノかを生み出すことができるよ。」とおっしゃっていましたが、半年後には見える景色はどんなものでしょうかね。楽しみです。

数量的な目標は、ある意味虚しいものですが 10回の個展、2000名の撮影、10年間ブログの継続(毎日更新は幾度か途切れていますが) などは「一喜一憂の種」として大切にしたいと思います。
個展が7回。撮影者させていただいた方が1640名余り。 ブログは目下継続中。
私の人生が途切れるまでには達成できるでしょうか。

問題は質ですね。
さてそれはどういうものでしょう。 少しづつ形が見えてきましたが、それは今後も探求していくほかないですね。

今度個展をさせてもらったギャラリーのオーナーが京都国際写真祭のサテライト会場に名乗りを上げることに意欲を見せていますから、今度誘われたら乗ってみようかなと思っています。もっとも彼は私とは別の人を念頭に置いている可能性が高いですが。
そうなったら別のパートナーを探しましょうか。

ま、そういうことは成り行きに任せて・・・ばかりいるからいけないのですが。
いいじゃないですか、そういう機縁があれば、実る時には実るでしょう。
パリやミラノで個展を開くといっているわけではないのですから。

それにしても早くマスクなしの生活ができるといいですね。
そのためにもUSAと人の交流をするとリスクが大きそうですから、とにかく米軍のお引き取りをしてもらうことが、先決です。

あんなトランプの施政下にある米軍人が検疫なしで、大量に出入国しているのを問題にしない政治家たち、国民の神経が私にはよく理解できません。
- 2020/10/14(水) 00:00:12|
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昨日、二週間の個展が終わりました。
いろいろ面白いことがありました。そして、・・・丁度今京都国際写真祭が行われているのですが。(18日まで)・・・・私が撮っている写真の位置がはっきりしてきて、次の5カ年計画への「確信」めいたものができてきました。
それにしても写真の世界にいるプロの少なくない人とは反りが合わないということもはっきりしてきました。 はっきり言ってとても嫌いです。
これまでもよく見かけましたが写真展の記名帳の住所欄などに「J○PA]だとか「JP□」だとか書く人がたくさんいるのですが、一体どういう料簡でそういうことをするのでしょうね。 こういう体質というか感性の持ち主がたくさんいるので、写真界の大半は嫌いです。

とはいえ、個展はもう終わったのですから、次へと進みます。
ということで早速自転車で・・・これも二週間ぶりですね・・・・出かけます。
今日はどなたかに会えるでしょうか。

半プロだそうです。
大変うまいだけではなくて声がとてもいい。
仲間との演奏もあるということで「ちょっと耳が遠くなってしまってね。」と。 バラードなどもしますがロックなどのハードなものも演奏するそうですから。

ギターの色と譜面のファイルの色が・・・・。
そして帽子も服のストライプも、ジーンズのズボンも、更にはマスクも・・・・・。
なかなかやりますね。
そして自分を振り返ると、おやおや、これではねぇ。

カラーだとそういうところに目が行くので・・・・白黒で。
今度の個展でも白黒の写真が好評でした。

ミュージシャンは直截に感情・思いを表現できるからいいなあ。
写真は被写体に助けてもらわないとそれができない。
- 2020/10/13(火) 00:00:54|
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写真展のご案内ご来場をお待ちしております!
9月 29 日(火)~10月11(日)11:00~18:00 (10月5日は休廊)
〔前半「夏」と後半「秋・冬」とで作品は全て入れ替えます〕
会場: ギャラリー・ちいさいおうち
京都市下京区四条室町 鶏鉾町478
(四条室町交差点西南角)
今回は素敵な女性たちばかりを集めました。
ご家族・ご友人とご一緒に是非ご来場ください。
蒼樹
私の在廊計画
9月29日~10月4日までの前半は毎日全日在廊する予定です。
10月6日(火) 全日在廊
10月7,8,9日 11:00~16:00まで在廊
※7日は16:00で閉場 10月10日(土) 13:00~18:00まで在廊
10月11日(日) 全日在廊
- 2020/10/11(日) 23:59:59|
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ギャラリーで、お客さんを持っていると不思議な人が入ってこられることがあります。
「すみません、この辺りにフィルムのプリントをお願いできる店はありませんか?」と。この方はご高齢のとても元気な女性。
残念ながらこの辺りにはそういう店は記憶の中に見つけられず、相当に遠いところにあるカメラ店を教えてあげられるだけでした。「じゃあそこまで行きます。」と両手に重い荷物を持ったままで歩いていかれようとするので、「いやそれは止めた方が…。」といったのですが、「そのカメラ店のある辺りのずっと向こうから歩いてきたのです。」というのです。
その後私の社員をゆっくりと何度も見ていただき「若いっていいねえ若いっていいねえ、きれいだねえ。」とおっしゃり「そうだ、美味しいものをもっているよ。冷凍したんだけど今ならちょうどいいだろう。」と言って新聞紙に厳重に包んだものをくれました。 名の知れたお店の「大判焼き」なんだそうです。 87歳の元気なお婆さんでした。

上の青年がたまたまこのすぐ隣のたばこ店(なんでも人によれば全国で一番売り上げの多いたばこ店なんだそうですが)でタバコを買い求められたことで・・・・。
下の青年が待たされた時間を持て余して写真展会場に一歩、二歩・・・・。

それを私が招き入れて・・・・そこから芝居やらなにやらの話に花が咲いて…結局写真を見ていただくことになりました。
まだこれから次の店に呑みに行くようです。
という訳でほんのり舌も滑らかで、芝居のけいこで鍛えた声が太くよく響きます。
私も昔は少しばかり声に自信もあったのですが、今ではもう遠い昔の話で・・・・。

色々な世代、いろいろな性の人に見ていただいて、それぞれ感想をいただくことがこうして写真展をする意義なわけですから、じっくりと話せるのはうれしいです。

9月29日からの会期では160人+2人の方が来場されました。
+2名は小学生と保育園児。
10月は6日が初日ですが、5日に写真の入れ替えをしていると、フライングで大学の友人が見に来ました。
私が在廊予定を公開していますから、「在廊していない日を選んできた」とのこと。しかもそのタイミングが、やれやれこれでいいかなと作業がほぼ終了したころでした。それで休廊で他に人がいないのでゆっくり話ができました。
それにしても顔を合わせないようにと思って・・・・とは何て奴なんでしょう。

そういえば前回の個展の時に鳥取県の羽合町からはるばる写真展に来ておいて、私が他のお客さんと話をしているうちにこっそり見て、黙って帰ろうとするやつがいましたっけ。
そんなに私と顔を合わせたくないんでしょうかね。

高校・大学時代の友人は、そういう付き合いができるからいいんですよね。
- 2020/10/06(火) 00:00:17|
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私のブログをご覧いただき、私も楽しませていただいてきた何人かの方々が今回の写真展をお尋ねくださいました。事前に遠くにお住まいなのでいくことができないが…というメッセージをいただいた方もいます。
ブログはお互いの本名も顔も知らない間同士の交流の場ですが、今回このようにしてリアルな交流が出来たことは大変うれしいことでした。このところ写真展の準備や、何時もブログに充てていた時間が割かれていることから私自身のブログも十分ではなく、また皆様のページをご訪問もできていないなかで、こうしたご配慮を賜り感謝に耐えません。本当にありがとうございました。
今後ともよろしくお付き合いいただけますように心よりお願いいたします。
写真展の会場でそう呼びかけることをここ数回やってきました。
案外面白い企画だなあと思っています。
清水寺の時は幾人も申し出てくれました。

会場の置かれた場所の状況によって反応は違いますね。
今回の場所はオフィス街ですし、バスターミナルも私鉄や地下鉄の駅もありますが、さあここからどこそこに行こうという人が多いですから、皆さんあまり写真を見て楽しもうとか言う心持や時間の余裕が少ないようです。

でも申し込み票を持ち帰った方は何人かいて最初に準備した8枚はなくなりました。(中途半端な枚数ですね。)
そして10枚を追加して、2枚が手に渡りました。 後日を期待したいところですが、果たしてどうでしょうか。
そんな中、その場で撮ることになった方がこの人です。
自分でも撮影をするそうなんですけれど「撮られるのも好きです。」とのことで。

個展で二週間も「軟禁状態」の私としてはシャッターボタンを押したくて仕方がないので、これ幸いと撮らせていただきました。
ちょっと会場周辺を回っても良いのですが、入り口付近の光のあるところで、撮ってみました。
「これまで何人かの人に撮ってもらったけれど、その中で一番上手だ。」とおほめいただきましたが、ちょっと微妙な気分です。
まあカメラとレンズがいいですからね。当然ですよ・・・と思ったわけではないのですが。

女性は27,8歳から次第に、そして30歳を過ぎたころから、壁は厚くなりますね。
でもねポートレート写真は10代20代の独占物じゃないですよ、と言いたいですね。
私の個展の被写体の女性は八分の七が20代前半ですが、そう思います。

ご高齢の女性が言いました。「私たち女性もこういう若い子がきれいに写っているのを見るのは楽しいのよ。」と。
女性ポートレートについては、さらにいろいろな考えに触れたいですね。
- 2020/10/05(月) 00:00:54|
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今回は実質的には第7回と第8回との「合併号」と言ってもいい形になりそうです。
前半は「夏の『素敵な女性たち』」、後半は「秋・冬の『素敵な女性たち』」
何のひねりもおかしみもないものですが。
会場はこんな風です。

実は、あとの5分の二があるのですが・・・。

今回初めて壁にマグネットで写真を止めてみましたが、最大のミスは写真の裏打ちをしてないことでした。
マグネットでは写真を十分に引っ張れません。
我が家で実験できなかったことがまずかったですね。

それで急遽、4日目の朝の会場1時間前に手直しです。
より悪くないやり方にするしかなくてこうしてフレームに入れました。

ばたばたですね。
これも良い経験になりました。

と言ってこの経験を一体いつ生かすのでしょうね。もう先行き大した時間はないというのに。

年齢、性別などで大分写真の好みに傾向的な違いがあるようです。
おもしろいですね。

それにしても何か全j国的な写真(プロ)の団体に属している人は何故、わざわざ記名帳の住所欄などにその団体の名前を書くのでしょうね。しかも必ずと言っていいほどアルファベットで頭文字を。
絵画展で国画会会員だとか日展準会員だとか求められてもいないのに書く人はないように思うのですがね。
今回見えた人も、数歩はいって「なんだこんな写真か?!」とでも言いたげに無言で会釈もなく出ていきました。が、氏名と団体名を書くのは忘れていませんでした。多分会場を見渡した時間より名前を書く時間の方が長かったじゃないでしょうか。よ程つまらないに写真(展)だと思ったのでしょうね。

個々はオフィス街で、この建物の前はずいぶんたくさんの人が通ります。
でもこのギャラリーにはいってくる人はほんのほんのほ~んの一握りです。

京都グラフィエの会場地図をもって歩く人もほとんど立ち寄りません。
ほんの一瞥すればもう評価はついてしまって入ってみるまでもないと判断するのでしょうかね。
写真を見に来ているのに写真展には見向きもしない・・・・これって・・・・。
私の読書は大いに進みました。
- 2020/10/04(日) 00:00:41|
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4年ほど以前でしたか、やはりこの京都グラフィエのとある会場で、素敵なスタッフを見かけて声をかけたことがあります。
その人は今は東京で活躍をされていますが、魅力的な写真を残してくれました。
別の会場ではシグマのstaffにお願いして撮らせてもらったこともありました。
台湾の留学生で、写真を見ていた人と暫く同道させてもらったこともありました。 おかげで対話について関心を深める機会を得ることができました。
皆さん本当に魅力的な方々です。

毎年ワイン?シャンパン❓が試飲できる会場があります。
そこでこれまた魅力的な方をお見かけして撮らせてもらったこともありました。
私は自転車で回りますので、いつもその美味しい機会をゲットできませんが、シャッターチャンスはいただきました。

私は今自分の写真展会場に詰めていますから、京都グラフィエの会場を回れません。
それでこの写真を撮った日までに、できる限り回ったのですが、まだ半数の会場があります。
個展終了が11日。会期は18日まで。 さらにいくつか回れたらよいのですが。

お客さんが途切れて私と二人だけになった時を狙ってマスクを外してもらいました。
人の気配がするとすぐにマスクを取り出します。

ある人が、どうしてこんな良い人たちに出会って、しかもお金も賭けないで写真を撮ることができるのだ?と幾度も私に尋ねます。
もう聞き飽きた質問ですが、「お金を介在させないからこんな素敵な表情がもらえるんじゃないかな。」とだけ答えています。

その人はその点をなかなか理解できないらしいのです。得心がいかないようです。
それで、いろいろなことを話していて、何だか何時も違う世界にいるような感じがします。話がかみ合いません。
でも一方に、こうしてちゃんと話がかみ合う人も少なからずいるのですから、世の中捨てたものではありません。
- 2020/10/03(土) 00:00:08|
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京都グラフィエのサテライト会場の一つ。
ここでは例年かなりのエネルギーがこもった作品を見ることができるので楽しみにして出かけました。
登り窯の跡地です。

ここに来るときも「狐が嫁入り」していくのを見送って雨宿りを余儀なくされたのですが。
一通り見終わって別の会場に移行をすると、にわかに強い雨が降ってきて、またまた雨宿りを余儀なくされました。
それでまさにこのタイミングでの「嫁入り行列」に感謝しつつ入口受付の方に舞い戻って「撮らせていただけませんか。」とお願い。

まだ開場からあまり時間がたっていないので来場者の姿もとぎれとぎれでしたので、チャンスをいただけました。
ここにたどり着いた時に「自転車はどこに置けばいいですか?」とお訊ねしたのですが、その際の受け答え方で、性格の良い且つ頭の良い人だと直感しましたので、きっと良い写真が撮れるとおもったのです。

予想に違わず「素敵な人」でした。
昨年も別の会場でスタッフをされたとのことでしたが、う~ん、その時には道けられませんでしたねぇ。
スタッフはたくさんいるし複数会場をローテーションする人もいますので。
来春には東京にいってしまうので、去年のうちに見つけておけばなあと、嘆息。

大学での専攻が美学系だということで、写真のことを学んだわけではないのですがと、でも関心はおありのようです。
甲斐扶佐義氏が二条城でやった写真展、100人も美女だったかな?、もご覧になっているようなので、話は早い・・・かな?
ちなみにその甲斐氏は今回の京都グラフィエでは八面六臂の活躍で、その100人の美女たちを京都駅ビルで展示しているのです。その美女の中に、私が撮ったことのある「美女」もお一人含まれていて、やはり甲斐氏も目を付けたか!?と思ったことでした。
こんな素敵な人、滅多にいないなあと思いながら撮っています。
- 2020/10/02(金) 00:00:20|
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京都グラフィエの会場などで様々な作品を見ると、それが気に入ろうが、入るまいが、私自身の「撮りたい病」は昂じます。
マスク必携で出歩くのですが、行く先々が「臨時休業」というころとは違って、とにかく写真展会場が開いているのは実に有難い。
そしてたくさんたくさん「反省」の種をくれる。

そして、いい作品、どうなのかなという作品、いろいろ見るにつけ、私はやはり人を撮っていこうと改めて思うのでした。

これを写真の作品というの?と言うようなモノがたくさん出てきていますね。ずいぶん間口が広がっています。
評価する人も難しいでしょうねぇ。
考えてみれば光を画像化しているのは私じゃないので、私の作品とか言うことをどうとらえればいいかというのは、案外大きな問題かもしれません。

今開いている写真展で、お客さんと交流したら、また何か新たなヒントが得られるかもしれませんね。

幸い今週は好天気が続くようですから、SARES-Cov2の影響も、多少なりとも緩和する可能性がありますね。
そうなると感染の可能性がより大きくなるわけではありますが、
まだ寒い時期ではないので、入り口も、奥の出入り口も全開にして換気に務めたいと思います。

ただ、半日ずっとマスクをしている生活はしたことがないので、きっと随分と思考力が落ちて支離滅裂なことを普段以上に言い出すのではないかと、それが心配です。
こうしてお一人で仕事をしている方は、その点は楽でいいなあ。

さて、今日はどんな方がおいでになるか、楽しみにしましょう。
- 2020/10/01(木) 00:00:46|
- 働く人々
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