この日はたまたま暖かいというか、この時期には珍しく暖かすぎるくらいの日でした。
出かけるときには肌寒さを感じたのでそれなりに着こんで自転車で出かけましたが、途中で上着をリュックに入れて走りました。
で、この人は・・・・・・なんと半袖というかもう夏みたい。

この辺りではよく似顔絵書きや「あなたを見てその印象で字を書きます。」とかいう人たちが出ている。
南米の音楽を演奏する人もいる。
だから誰か立ったり座ったりしているのは珍しくない。

絵を描いているのを見るとついのぞき込みたくなるし、作品を見たくもなる。
こうした絵がここ日本で、京都で、果たして売れるのか・・そういう疑問を抱いて話しかけてみました。
しかし、考えてみればこれほどたくさんの外国からの観光客などが通る場所ですから・・・・敢えて言えば・・・初めから日本人を対象に描く必要もないわけで・・・・。

30センチ四方くらいのボードには日本語、英語、ドイツ語、韓国語、ヒンディー語?、中国語で、私の絵を見てください的なことが書いてありました。
こりゃすごいなと思いました。

外国語がよくできるんですね、と問いかけると「中国語は勉強したことがあるのでいくらかできるのですがそれ以外はどうも…。」と言われるのです。
でもドイツで人物デッサンを学んだ時期があるとのことでしたから、その「どうも・・・」というレベルが何やら随分高そうです。

人物デッサンをプロのモデルで描いた経験を話してくれました。
若い年齢の女性も含めてモデルとして自覚の高いプロの人たちを、それも安い料金で描くチャンスがたくさんあったということで、描く三昧の日々だったようです。
日本とはやはり芸術文化に相当大きな違いがあるようですね。

私が、今度女性を被写体とした作品で個展をする予定だと言いますと、是非中高年の女性を撮ってくださいと言われました。
女性もまた年を重ねて美しく人としての魅力を備えていくのだというのです。
全くおおせの通りです。
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- 2020/03/01(日) 00:00:19|
- 絵画
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