私はどちらかというと笑っていない写真を多く撮るのです。
それで、ずっと以前、モデルの表情が硬い、緊張しているようだというご指摘を受けたことがあります。
それはこの人ではなく別の人の時で、その別の人はそれまでに何度も協力してくれていて、「私が緊張している?! そんなことないけどなあ。」と不思議そうな顔をしていました。
それにカットとカットの合間では大いに笑って、そしてすっと真顔になっているのですから。

まあそれはともかくとしてもう少し多様な表情を撮るのも一つの選択かも知れません。
が、余り笑顔ばかりだと、今度は「二コパチじゃないか。」と言われたりするかもしれません。
評価を受けるというのはなかなか難しいものです。
ただ自分がやりたいことをしていれば、どのように言われても、あまり堪えないものですけどね。 だってそうしたいのですから。

これが「もう一枚の」後姿です。
この人は上半身が、ことにウエスト、お腹回りが華奢ですし、身長があるのに肩などもそれに比して薄いですから、後ろ姿もすっとしていていい感じです。
ただこのシルエットではもう少し肩の力を抜いてもらっても良かったかもしれません。

私は鼻の縦の線と鼻翼の形がいいなあと思って褒めたのです。そしたら、ご本人は鼻の形がコンプレックスの一つだといいます。
人の自己評価は意外ですね。
北欧系の美人の鼻ばかり見ていると日本人は大概コンプレックスを感じるんでしょうが、・・・・・日本人は鼻根が低いですし・・・・私はこの人は魅力的な鼻をしていると思うのですがね。

これは少し遠めですが、上の写真と同じくらいの距離で、下の写真のように鼻梁を強調した写真も撮りました。
きれいな線を描いていると思います。
こうするとちょっと肩が上がって、張ってしまいましたね。鼻にばかり注意が行きすぎました。
でもそれで余りくつろぎすぎないで初々しさが出たかもしれません。

ちょっと色っぽさを出したかったので目線をいろいろ動かしたりあごの上げ下げをしてもらいました。いかがでしょうか。
唇のつやも一つの大切なポイントですね。
フォトマヌカンには健康でいてもらわねばなりません。私としては・・・。
- 2018/12/01(土) 00:00:10|
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