黒のタートルネックの服を着て来てくれたので、ぜひやってみようと思いました。
私たちが人を見るということがどういうことか、ときどき考えます。

その人の置かれた状況を抜きに見ることはできない。そう思います。
春の明るい日差しの中で桜の花をバックに見る場合と、こうして冷たい石の造形物の暗い陰で見る場合と。
人はいくつもの顔をもっていますから、人を知ると言うのはとても難しいことだと思います。

そういう中で写真を考えると、単純に「しかし、その時その人はこうしていた。」という簡明な事実を伝えることになります。これはある意味で虚なのだと思いますが、私は実の面を見ていきたいと思っています。
こんなひねくったような理屈を考えたのは、あるブロガーさんとの出会いも影響しています。
虚々実々の存在だったからです。

それにしても写真は・・・その多くはというべきですが・・・・対象の実存在なしに成り立ちません。

絵画に比べた場合の制約です。
私の場合はもっと具体的に、撮影対象となってくれる人の存在なくして成り立ちません。
この人が与えてくれたチャンスに感謝しています。
テーマ:女性ポートレート - ジャンル:写真
- 2014/05/02(金) 00:03:47|
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今日もこのあと某所でバンド演奏をされるのだそうで、今しばらくの路上パフォーマンスです。
おかげで楽しませていただきました。

桜が満開の高瀬川を背景にジャズなんてなかなかおつなものです。

こういう中央が間の抜けた写真は良くないといわれるのですが、敢えて撮りました。
入門書に書かれている「すべからず」にはそれなりの先人の経験と理由があるわけですが、それにこだわっていては状況、情景にふさわしい表現が制約されてしまいます。ですから、あくまでノリを大切にして撮りたいと思っています。
小森氏も言っています。頭を柔らかくと。
私の頭は相当固いですから・・・。

外国からのお客さんがカメラをもって近づいてきました。そしていろいろ話しています。
連絡先も聞いたようです。

その外国人は彼らの動画を撮って、もうこの場でネット配信をしていました。そしてその画像をお二人に見せていましたが、ほとんどリアルタイムで世界に発信していける時代なのですね。
私のこの写真も世界に発信したいなあ。

さあ、そろそろ腰を上げて次のステージに向かわねばなりません。

では、ラストの一曲を。
テーマ:ある日の写真 - ジャンル:写真
- 2014/05/01(木) 00:04:14|
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