三条高瀬川です。
フルートとギターでジャズを演奏していました。
交差点の反対側でしばらく聞いていました。
小さな女の子を連れた大変きれいなお母さんが、その子がアイスクリーム?を食べ終わるまでのひと時、ジャズに耳を傾けていました。

女の子がとても上品に口元をハンカチでぬぐうと、お母さんは立ちあがって子供と一緒に行ってしまいましたが、もっと聞いていたいなあというそぶりでした。
ジャズの演奏とそれを楽しく聞く人の情景を描いて、写真に撮りたいなあと思いましたが・・・・なかなかそこまでできません。
フォルクローレのお二人を撮った時にもそうでしたが、私の場合こうして演奏するお二人を共にフォーカスの中に入れるということが、感覚としてできません。
難しいのです。お二人ともに良い表情でなおかつ構図としてもばっちり・・という瞬間をねらうこともあるのですが。
そうするとどうしても説明的な画面になってしまって・・・・。
何か私の感覚として音が聞こえなくなってしまうというか・・・。
もっともっと修業が必要ですね。
お二人がフェイスブックのプロフィールや宣材に使える写真がほしいとおっしゃっていましたが、お役に立つ写真が撮れたかどうか。
ご自分で撮った写真を使っていたのだそうです。

もっと早くそういってくれればよかったのになんて・・・今日初めて会ったのに・・・冗談いいながら撮影しました。
楽しいお二人です。
このお二人は他のメンバーと一緒にバンドを組んでいるんですが、こうして路上ライブにはお二人で・・ということらしいです。
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- 2014/04/30(水) 00:02:21|
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フォルクローレというんでしょうか。
何しろ音楽のこともさっぱりですから、楽器の名前、曲のこと・・・確実なことは何も知らないのですが、ただ聞いていて実に心に入ってきます。

ここは四条大橋ですから天気の良いこの日はずいぶん多くの人が通ります。
その人混みをぬって写真を撮ります。
こうして寄るときには背後の人の視線を妨げないかに注意を払わねばなりません。それでなくとも視界をうろちょろするわけですから。
空が似合う音です。四畳半の音ではありません。
この楽器はサンポーニャでしょうか。
楽器をとっかえひっかえ使っています。

時折通行する人に愛嬌をふりまきますが、演奏におざなりさはまったくありません。

そして自分たちも楽しんで。
ともに歌い、ともに聞く曲のようです。

これはちょっと苦労した写真です。

では、またねぇ。
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- 2014/04/29(火) 00:01:50|
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ある日、ギャラリーで親しく話をしていただけた作家さんいた。
その方が「写真に撮られるのは元来あまり好きではないが、趣旨は了解だから、今度来てくれたらいい。アトリエでならOKだ。」と言っていただいた。そして「そいう言えば鴨川の橋のたもとでアンデスの曲を演奏しているエネルギッシュなアーティストがいるから撮ってみたら・・・。」と教えてくれた。
で、さっそく行ってみた。

私がその場についたときにはちょうど休憩を終えて「そろそろ始めようか。」という瞬間だった。
そこでまず演奏をしばらく聞かせてもらった。
この縦笛はケーナというんでしょうか、思った以上に力強い音が出ます。あるいはこの方の演奏の特徴かもしれませんが。この体格で奏でるのです。・・・、印象通りの豊かな音です。

こちらはチャランゴでしょうか。
硬質な高い音が出ます。とても切れの良い演奏です。
相当な名手だと感じました。
どうして日本に来て、こうして路上パフォーマンスをしているのかというようなことを聞きたいのですが、非常に熱の入った演奏を連続されますので、「写真はOKか。」「ブログ・アップはOKか。」と瞬時にコンタクトを撮るのが精いっぱいでした。

ことにケーナの奏者のほうは明るくて陽気で豪放磊落という感じ。
話したら面白いだろうなと思います。圧倒されそうですが。
チャランゴの奏者のほうは時々ひどく哲学的な顔をして演奏します。
ケーナもチャランゴも、その音は高く高く、広く広く響くようです。

日本でもポピュラーな「コンドルは飛んでいく」なども演奏してくれましたが、陽気そうな曲も含めていずれも深い精神性が感じられました。

道行く人が時折、お金をアタッシュケースのような鞄に「投げ入れ」ていきます。
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- 2014/04/28(月) 00:02:37|
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4月6日投票の京都府知事選挙は、4人に一人しか投票しないという体たらく。
日本国憲法には次のように書かれている。
「第十二条 この憲法が国民に保障する自由及び権利は、
国民の不断の努力によつて、これを保持しなければならない。以下略。」
「第九十七条 この憲法が日本国民に保障する基本的人権は、人類の多年にわたる自由獲得の努力の成果であつて、これらの権利は、過去幾多の試練に堪へ、現在及び将来の国民に対し、侵すことのできない永久の権利として
信託されたものである。 こういうことを東京や京都の主権者は自覚しているだろうか。
原発事故があって関東一円にも、太平洋にも放射能をもった物質がまき散らされている。しかも事故の収拾の発端さえ見通せない。集団的自衛権が認められてしまえば自衛官という名の日本国民が地球の裏まで戦争に出かけることになるかもしれない。消費税増税があってますます弱者が切り捨てられ貧富の格差が大きくなろうというのに、政府が握った秘密を国民が知ることさえできなくなったというのに、ただただ沈黙する国民。
そんな中で人々が桜の開花に浮かれている鴨川の河原で、・・・・。

沖縄施政権返還が問題となった時に、沖縄の「核付き返還・本土の沖縄化の道か、日米安保廃棄・核抜き返還かが争われた。
今「沖縄の負担軽減」というまやかしの論理で本土の沖縄化が進行している。
大阪のH氏などは、あえてオスプレー歓迎の声をあげて、進んで大阪の沖縄化を唱えた。
京都にも米軍基地が作られようとしている。
京都府知事選では、安全保障問題は国政レベルだからなどという、これまたまやかしの議論で逃げの一手の保守系候補が当選した。

府民の間にこれを議論する雰囲気はなかなか広がらない。

原発問題、エネルギー政策もまた「国政」の問題だとして政策論争の課題ともしない候補が当選する。

それなのに人々は「安全・安心の食糧」がほしいなどという。 無理な話だ。
小さな庭のプランターに施す肥料入りの土だって、本当に安全かどうかわからないのに関東から土が全国に出回っている。売られているんだから安全だろうというのが普通の人の思考かもしれない。
危ないのではといえば「風評被害で福島や東北の人々を苦しめるのか。」という言論抑圧がかかる。放射線を浴びて「被害」を受けているのは一番に福島の人たちなのに、被害について、危険性について語ることを押しこめるやり方で、その事実が隠蔽されていく。
その昔「声なき声」などと言われた。その声をあげにくい庶民の声を聞けということだ。しかし、今の政治にそんなことを求めてもはじまらない。声なき声は黙認だし、奴隷的な追従でしかない。
知ろうとせず、声を上げない国民にはそれにふさわしい政治しか期待できない。

私も彼女とともに言おう。
沖縄にも京都にも、そして日本全国に米軍基地はいらない!! と。
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- 2014/04/27(日) 00:00:37|
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写真を撮りたいということを伝えて、コンセプトを説明すると、「じゃあ、頼まれていた絵があるので描きますね。」と制作を始めてくれた。
先ほど一枚完成させたばかりで、ちょっとお休みしたいところだったのでしょうが。

今回の、私の一枚です。

これもいいなあと思っています。自画自賛は後退の元、ですが。まあ趣味ですし。
実はこれもいけてると思っているんですが、・・・。
というのは結局、状況と被写体の力ですね。
この会場でプロの写真家にお目にかかりました。
お名前を出せばご存知の方もおられるかと思います。その方がポートレート撮影をしますと出店をしていました。会場主催者からの依頼があったそうなんです。テントの中にボックス型の照明2基を置き、白い背景をセットし、すでに三脚にカメラが据えられていました。まるで出張スタジオです。
テントには過去の作品のコピーが張られていました。人物写真ですから大いに興味をそそられ、いろいろお話を伺いました。
撮影を見学させていただけるということになったのですが・・・。

日本の写真状況などなど日頃考えていたことをご一緒に話せてずいぶん楽しい時間でしたが、その方ならこの人をどう撮るだろうかと思いました。
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- 2014/04/26(土) 23:00:57|
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一般に言う「似顔絵」です。
ですがこの方は「映し絵」と言います。
西本願寺に近い興正寺の境内でお会いしました。
ここで愉快なイベントがあったのです。そこに手作り市も混じっていました。

まずこの人の服装が目に飛び込んできました。この帽子、魅力的です。
こういう人の「わが道を行く」強さが、ある雰囲気を漂わせています。

お話をすると「実行」に裏付けられた自信ある笑い声が印象的です。
出店の依頼などがあって関西一円、時には関東にまで足を伸ばすそうで「一週間に一日くらいしか自宅に帰らない」こともあるんだそうで、ホテルを転々とすることも。
まるで寅さんのようだね、と私。
そんな私にはとうていできないような生活をする方のこんなしぐさ。

和装にも関心があるそうで、現代的な和装や着付けについていろいろ考えているそうです。
じっとしていたら衰退するだけですから何かしないと、とおっしゃいます。その通りですね。

「映し絵」はお客さんの写真を撮って、それを見ながら描きます。ですからお客さんはじっとこの店の前で座っている必要がありません。
15分いただいて描き上げます。お客さんは他のイベントを見て回ってくればいいのです。
無論、ただ写真を撮ってそれを描きうつすのではなくて、お話している過程でよ~く人物観察をしているのです。

絵具は岩絵の具などをご自身で調合した独自のものを使います。それをスポンジに含ませて紙の上に広げ、消しゴムで消しととりながら陰影をつけていきます。
色は乾いたレンガ色です。面白い風合いです。

この人の顔の輪郭はなかなか魅力的です。
バランスがいいですね。
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- 2014/04/25(金) 00:03:45|
- 絵画
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手作り市評論家としては、・・・ちょっと不安だなあ。 そこで手作り市蘊蓄を。
なんて言っている間にお客さんです。 人生何とかなるんです。

若いお父さんとお母さんが小さなお子さんを連れて・・・。
「似顔絵を描いてくれるんですか。」 「はいっ!!描かせていただきます!!!!!」
お客さんとの会話はまるでベテラン。
私はお父さんにお願いして背後からパチリ、パチリ。・・私のカメラは「パチリ」とはいいません。むしろバシャンですね。まあ、そなんことはどうでもいいので。
何とお客さんも、地べたに座って。でも三分ですから。

このお二人の個性の違いがとても面白いです。
年齢も少し違いますし。
「お姉さん」はやはりしっかりしています。


今日一日の体験がお二人を大きく育てることでしょう。お客さんありがとう。
テーマ:女性ポートレート - ジャンル:写真
- 2014/04/24(木) 00:03:59|
- 絵画
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今日は珍しくデビューの人がまた見つかりました。今度は二人組です。
この人たちもテントなしのシート座りです。
何を販売しているのかな?
どうやらポストカードとiPhonケースです。
そして・・・・。

「こんにちは。」

地面は冷たいでしょ?大丈夫?
平気ですよ。若いですから。

お二人は、共通の友人を通じての「お知り合い」
で、ともに絵が好きだということで仲良しに。さらに、そこから・・・・、こうして出店へ。

ここで似顔絵を描くというのは、ひつは周囲のお店の方のアドバイスから。
ですから、「似顔絵描きます。」の表示もありませんでした。
そこでにわか看板かきです。
ねえ、どう書いたらいい?? おじさんとしてはちょっと心配。

「三分間で描きます!!」が売りだね。 えっ?! 三分で描くの?! 他では少なくても2,30分は・・・。

でも私たちの腕前では、これくらいの描き方でないと・・・。

それで、こうなりました。
三分間で描く。二人で描く。そして・・・・・・料金は 100円く・ら・い!! なんだそうです。
絵は結構かけそうなんですが、・・・おじさんとしては、やはり・・・ちょっと心配。
二人は、これでいいかなぁ、の、すぐあとはすこぶる元気です。
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- 2014/04/23(水) 00:01:13|
- 絵画
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どこからどこまでが「壱百円で、どこからが三百円?」
「う~ん、この辺です。大きいのが三百円で・・・。」と適当そう?! それでいいんです。

この人たちもテントなしで、地べたにシートを敷いて座っています。冷たそう。
毛布があるだけましですが。
このあたりもデビューゆえ。

「これも三百円?」
「はい、大きくて重いので・・・。三百円です。」
大きいのが高い設定なら・・・と思うところ、買って持ちかえってくれる負担を考えてのこと。
学生らしい!!
植木鉢なんです。
この御客さん、学生のようですが、ずいぶんと熱心に交流していました。
次回の企画の情報も入手。


この笑顔は赤ちゃんのお客さん登場。
お母さんとも楽しい交流です。

キャンパスにない楽しい経験です。
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- 2014/04/22(火) 00:02:57|
- 陶器
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この方たちも本日がデビュー。
R大陶芸部の人たちです。
最近ちょっと敷居が高いかなと感じることがある手作り市は、こうして学生によってあっけなく乗り越えられます。

手作り市に期待するのはどことなく素人っぽいところでしょうか。
あまりプロフェッショナルばかりが揃うと、作品自体は素晴らしくても楽しい交流や「私にも参加できます。」感が薄まってしまいます。
私自身はこれには否定的です。

京都は大学の街でもあります。
京都に大学が少ないとしたらと想像すると、恐らくずいぶん沈滞した街になるだろうなあと思います。
そういう意味で立命館のBKCや同志社の田辺移転は賢明な選択ではないと私は思っています。
最近は回帰現象が見られますが。

この3人の作品ばかりではなくて、陶芸部員の作品を並べているのだそうです。
価格を見てください!
「壱百円」「三百円」です。 まさに破格の値段ですが、そこは彼らの「自覚」の表れでしょう。
これで生活を支えるのではない学生の強みでもありますが・・・。
R大陶芸部の活動を知ってもらうチャンスでもあります。

芸術系大学の学生の陶芸作品でないところが、また面白いですね。
作品のクォリティーはどうかといえば、正直なところまだまだですが。
でも、それを喜んでくれる人たちがいる。それがいいんですね。
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- 2014/04/21(月) 00:01:17|
- 陶器
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小さなお客さんがお気に入りを見つけたようです。

説明に熱が入ります。

お買い上げです。
お客さんも、出店者も笑顔いっぱい。

先ほど手作り市のスタッフが見回りに来て商品紹介のビデオ収録をしていましたが、
「出店者名の表示をキチンとしてくださいね。問い合わせを受ける人を明確にして責任の所在を示してください。」などなど厳しい助言でした。

気を取り直して、頑張りましょう。
誰の制作品が目に留まるか。一喜一憂です。
でもとにかくお客さんが足を止めてくれて、手にとってくれたらそれだけでみんな笑顔。

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- 2014/04/20(日) 00:06:46|
- 装身具
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ひょこひょこ この日は明るい日差しとまだ冷たい空気。

梅小路公園の手作り一デビューです。
大学の専攻がこうした工芸やデザインだとい方ばかりではないそうで、何と栄養という方もいました。
こちらから3人目の方のピアスと指輪が分かるでしょうか。

ピアスは朝のトーストですね。そして指輪はメロンパン。
こうした場所では自らモデルをして作品をアピールしたほうがいいよというアドバイスをすると早速。

中国語を使うお客さんです。台湾でしょうか。男女のペアで来て「写真を撮っていいですか? 一緒に。」
若い人たちはすぐになじみます。
こういう交流はいいですね。もっと話せばいいのに・・とは思いますが。

お客さんがきました。
「こんな感じです!!」とメロンパンを差し出します。

周囲の店はテントをもってきていますし、椅子なども準備していますが、今日がデビューの4人は・・・。
ちょうど植え込みをコンクリートの壁が囲っていましたから、それが椅子です。でも今日はそれではお尻が冷たそう。
「大丈夫なの?!」「はい、平気です!!」

お客さんが来ると表情が一気に明るくなります。

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- 2014/04/19(土) 00:04:31|
- 装身具
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いまどきこんな地図を持って街を歩く人はいませんが。

おそらくこの日か次の日が桜の花に最もみずみずしい輝きがあったのではないでしょうか。
木によっては強い風に吹かれて花の水墨画を作っていました。

私自身は山桜が好きなんですが、本数が少ないですね。
「敷島の 大和心を人問はば 朝日に匂ふ 山ざくらばな」という本居宣長の句は戦前ひどく悪用されましたが、山桜のすがすがしさは大好きです。
柔らかに緑輝く葉をつけて、そして白い清らかな花が咲きます。けっして一斉に、あっという間に咲いてあっという間に潔く散ったりしません。
野趣もあります。
桜を散ることを強いる道具にしてはなりません。

学校に植えられた桜の政治的意味は忘れられてはならないことです。

命萌える季節に強いられた死を「散華」と教えた教育は無残です。

自然の命を見るにつけ、青年の躍動を見るにつけ、命を政治の道具に仕立て上げてはならないと思います。
特攻を美化してはならない。

青年こそ未来だという言葉をファインダーをのぞいていて思い出しました。


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- 2014/04/18(金) 00:02:55|
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京都の花見どころには、観光マップにないところも結構あります。
定番の花見どころに行くのもよいのですが、ちょっとした穴場を探すのもまた楽しみです。

この方は中国地方から京都の大学に来ていますが、他の多くの学生同様に案外定番以外の京都を見ていません(撮っても私たちがあまり見られない京都をご存知ですが)。私自身はもっと極端で大学とデモコースくらいしか知らないといってよい程でした。

この人自身が「青春」真っ只中ですから、春×春といった感じです。

春には小径がよく似合う。

場所が変わりました。
ここは鴨川堤。植物園と賀茂川の間の小道は半木の道といって少し濃い色のしだれ桜の並木がきれいです。
そこから下流へ。

主人公交代。
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- 2014/04/17(木) 00:05:47|
- 人物
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春の京都の街を歩いて写真を撮ります。
春は桜、が定番ですが、こんな写真も撮りたいもの。
お願いしたら快く引き受けていただけました。

この緑の敷物に出会えるのは1年のうち今のわずかな時間だけ。

風景写真は季節や時刻を選ぶといいます。同じことですね。

とてもよい天気ですから日差しがまぶしいのです・・・・。

京都市内の・・人里離れていない・・・ある場所ですが、こんなことができる場所があります。
鴨川の土手の緑の斜面で撮ろうとも思いましたが、鴨川の堤は多くの人出です。
で、第二候補のここに来ました。
ロケハンはしてありましたが、思いのほか草花が伸びていてくれました。
この人も新年度に入ってこれから忙しくなります。そこに突入する前のしばしの安らぎ。

ちょっと春を楽しんできました。
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- 2014/04/16(水) 00:00:02|
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この枝垂れ桜も毎年きれいなのですが、西から東に向かって眺めるとなおいいのです。東山を借景にできますから。
この人たちが立ち去ろうとしたタイミングで撮っていますので、そうしたことまで提案できず、とにかく記念写真を、ということで終わってしまいました。
いえ、私がもっと決断早く気を配ってあげればよかったのでしょう。
下の写真になってしまったときに私が失敗してことを告げてカメラの背面の画面を見てもらったのですが「大丈夫です。」
「うれしいです。」と私を気遣ってくれた。


京都で和服を着て観光というのは良いアイディアだと思いますし、そういうレンタル業者があることは結構なことだと思います。ですが、レンタル着もの屋さんの中には儲け重視で派手なだけで質の悪い着物をおいていたり、着つけに責任をもっていなかったりということが見られるように思います。
海外の方がせっかくこうした日本の文化に関心を持ち伝統の着物に触れてくれていても、日本人の商売人根性が「わからなきゃいいさ。」という仕事をするのならば結局和服産業は出口を失うのではないでしょうか。
河原町や四条などを歩いていて、あまりにひどい着付けや粗悪な着物を見て、ときどき唖然とすることがあります。日本の女性でも和服について知りませんから着せられるままです。
京都(人?)が自ら京都を掘り崩す景色もなくはないのです。

西陣の職人さんたちの仕事が台無しにならないようにと思いながら、カメラマンをかって出ましたが、果たして彼女たちは喜んでくれたでしょうか。

このあと白人の観光客数人が彼女たちの着物姿を見て一緒に写真に入ってくれと頼んで一緒に撮っていました。
何かちょっと不思議な光景でした。
後日談です。
私がお渡ししたカードにあるE・メールアドレスで連絡がありました。日本語の文章でした。
私は中文ができませんし、英語もおぼつかないので困りました。・・・相手が日本語で書いてきているのだから、日本語でよいのですが・・・相手に負担をかけたくないという思いが出てくるのですね。それで稚拙な英文を書いたのではかえって余計に負担になるのに・・・・返信は英文にしました。その返信に写真を添付して送りました。
するとお礼のメールはやはり日文でした。そこで今度は日本語で返信しました。
小さいけれど楽しい経験でした。
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- 2014/04/15(火) 00:04:34|
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いつも職人さんやギャラリーの中でのことをアップしていて「soujyu2」というのは季節の変化に関心のない朴念仁だと思われてもいけませんので、今日からしばらくは明るい春の写真です。
春爛漫の京都には多くの外国人たちが観光に来ています。
京都でも和服をレンタルし着付けサービスする業者がいくつもあります。
京の街を和服で歩くのは日本人だけではない。青い目の和服の女性も見かけます。
ある枝垂れ桜のきれいな公園で三人の着物姿の女性が写真を撮っていました。
中国語のようだ。中の一人は写真の構図や前ボケで花を生かしたりいろいろ工夫して撮っています。
せっかく着物を着たんだし、日本の桜の前で思い出に残る良い写真を撮ってほしいと念じながら見ていると、・・。
・・・う~~ん、もう一つだろうなあ・・・。なんて不遜な思いがもたげてきます。
ええい、いっそのこと日中親善だ。
声をかけてみるとどうも台湾から来ているらしい。立ち去ろうとするところを一人遅れていく子を呼びとめて、
「撮らせてくれないか。」と。
するととても喜んで、先に行った二人を呼び戻してくれました。
「プリーズ シッダウン」と怪しげな英語。
誤解を招くかもしれませんが、この人のようにすがすがしく着物を着ている方は日本の若い女性の中にあまり見かけません。
帰宅してモニターで見て驚きました。

こんな首のかしげ方ができる人も多くない?!

ポーズの説明は、全て「ライク ミー」です。

観光記念として写真を送ります。
メールに添付すればよいので費用もかかりません。 現代のテクノロジーは・・・こういう面では・・・すごいですね。

私の過去の写真を見てもらって、連絡先とブログのURLを書いたカードを渡してという手順はいつもの通りです。
「ブログへのアップはOKですか?」

同じような写真が並びますが、お土産を兼ねていますので。

まさに春爛漫ですねぇ。
テーマ:女性ポートレート - ジャンル:写真
- 2014/04/14(月) 00:02:57|
- 人物
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さまざまな分野で絵を描かれている方ですが子供向けの本の挿絵もします。
個展を生かした手ぬぐいのデザインもされていました。

フェイスブックのプロフィール用の写真は自分撮りのものだそうで、うまく撮れれば使っていただけるようです。
が、ここはどうも撮影条件が厳しくてお気に召すものが撮れるかどうか、・・とエクスキューズばかりです。

私自身もそうですが大人になってから自分をキチンと撮った写真はほとんどありません。
パスポートや運転免許証の写真は・・・どうもねぇ。
家族と一緒に笑った写真はあっても、仕事や趣味に真剣に向かっている時の写真など皆無です。
自分が一番心をこめて取り組んでいる仕事などには人生のもっとも多くの時間を注ぎこんでいますが、それの記録さえないのですね。

そういう写真のジャンルがあってもいいかもしれません。
仕事の場で写真を撮るなんて・・という発想は幾分「社畜」になりかかっているかもしれません。
仕事は自分発達の場です、人生の中身です。単にお金と交換の我慢の時間ではありません。
資本主義的な仕組みでは、そういうわけにはいきませんが労働は元来最も人間的な活動の一つです。

せめて趣味に打ち込む時の自分の姿を特別に撮った写真があってもいいですよね。
この方たちのような仕事の場合は、できますね。

私はフォトセラピーなどということも考えているのですが、写真はもっと広く生活の中にあっていいものだと思っています。
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- 2014/04/13(日) 00:01:23|
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フラワーアーティストの方がちょうど来場されたお客さんの対応をされているときに、こちらのイラストレーター、グラフィックデザイナーの方の写真を撮らせていただきました。
で、お二人の写真の枚数が大分違ってしまいました。

お二人はある職場でご一緒になって以来のお友達だということです。
共通点は、いずれも学生時代に日本画を学んだということ。

この方は擬人化された動物を描いた作品を展示されていたのですが、さすがに学生たちが描くそれとは大いに違って動物たちはただ可愛かったりはしません。そこには人間観察というか、人間関係の体験が反映されているように思いました。
つまりは人間洞察が学生たちとは、大分違うということです。

商業デザインもして来られたわけですが、子供向けの本の挿絵を描いたときの苦労や驚きの経験を聞かせていただきました。

私も従来、子供向けの本の挿絵が気になり、物語の内容も薄っぺらで徳育主義芬芬なのが鼻についてとても嫌でした。
正義や建前的な正しさで固められ、絵も芸術とはほど遠いものが多すぎます。
アニメ風なものを与えておけば子供はご機嫌で、親やおじいちゃんおばあちゃんも手に取るだろうという実に安直なものがあふれています。

お二人の「フタリ展」は、今度が二度目だそうです。4年ほどぶりなんでしょうか。
性格も実に対照的ですが、服装も対照的です。
先日の『一期一会の先』のお二人もそうでした。
こうした心許せるお友達に恵まれていることは幸せなことだなあと羨ましく思います。

この方のような、人のためにどうしてあげるのがよいかといつも考えるような性格の方は、案外、撮る者泣かせです。
で、どうしてもカット数が増えます。どうしてそうなるのかは書くと長くなるのでやめておきます。
テーマ:女性ポートレート - ジャンル:写真
- 2014/04/12(土) 00:01:03|
- 絵画
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写真展を見に行った時のことです。3階が写真展、4階が・・・・。
私は写真展ばかりでなく絵画や表装や・・・などなんでも見るように心がけていますので、この時も「位置エネルギー」の有効利用からすれば4階を見て、階段で3階にと思ったのです。
でエレベーターで4階に行ってドアが開くのを待つと、開いた扉のすぐ前に女性が二人うずくまっていました。
何事ならんと一瞬後ろに下がると・・・・二人の女性が床に置かれた二人展お祝いの花の位置を移しかえていたのでした。
そのお二人がこの方たちです。
左手の方がアーティフィシャル・フラワーをされる方。右の方がグラフィックデザインをされる方。
それぞれの作品とともにメーテルリンクの『青い鳥』を素材としてコラボ作品も展示されています。

お二人はすでに実績のある方々ですが、予備知識もない門外漢の私は、会場で思いついたことをつい口にしてしまいます。
自分自身がカラー写真の「色」に悪戦苦闘していることやら、写真のフレームについてあれこれ思うことがあったりするものですから、その延長上でつい感じたことを口走ってしまうのです。

こちらの方はフラワーアートをされるのですが、その花たちに物語を持たせるために・・・もともと日本画などをされてきた方ですから・・・背景を自身で描いて、重ね合わせて表現しようという試みをされていました。

イギリスでフラワーデザインを学んでこられ、インストラクターとして教室も開いておられるとか。

このような花柄の服が着こなせる・・・白のタートルネックを着て色や柄があふれるのをちょうどよく抑制しているところなどさすがですね・・・方は珍しい。
さすがフラワーデザイナーさんですね。

鉛でつくった花もあしらわれていて、活け花+造花+ペインティングした背景+フレーム と新たな表現を模索されています。
絵を描くような気持で花をアレンジしておられるというのがよくわかります。

普段インストラクター(先生)をされている方が門外漢の頓珍漢な批評に耳を傾けられるということだけでも敬意を表するに値します。
私が過去の何枚かの写真の見ていただいて、「お二人の写真を」と申し出ますと、一も二もなくお許しいただけました。
私が一番気に入った作品とご本人です。
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- 2014/04/11(金) 00:00:46|
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大人たちの撮る写真は良かれ悪しかれ私の感覚にも親和性があります。だからそれを見てまずいとか良いとかいっているだけでは私に進歩はない、とそう思うのです。
そこで若い人たちの写真展があるとできるだけ覗くようにしています。が、若い人の写真だから何か革新的だろうとか、とがったものがあるだろうなどと思っていくと大概失望します。
大人も若者も、日本の世は押し並べて保守的で小状況の中に委縮しているようです。むしろ青年にその傾向が強いと感じることがあります。青年たちにもその自覚がいくらかはあるようですが。
ですが無論教えられることも多々あるのは事実なのです。

この若い人からも学ばせてもらうことがありました。
「今日、何ができただろう 明日、何ができるだろう」
大学を卒業してからも撮り続け、水から現像、焼きつけをしてきているそうです。

大人たちの写真を見て「きれいですねぇ。」「撮るのは大変だったでしょ?」で終わるものがどれほど多いことか。
(いやこういういい方はあまりにも不遜で過小評価ではありますが。)

この部屋の左手からぐるっと右手へと写真の中の少女の心理が変化していきます。
そして写真の合間に、水にインクを垂らして雲が広がるようにインクが浮遊していく写真を挟んで展示に変化をつけつつ心理描写をしていきます。そういう意図された構成が見られのです。
個展を意識していますし個展ならではですね。
背後に展示された写真は、少女の写真とそのインクを流したものとを重ねています。

一緒に写真を語り合う時間は楽しい。
テーマ:女性ポートレート - ジャンル:写真
- 2014/04/10(木) 00:05:12|
- 写真
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年齢的には大先輩です。
しかし、その精神の若々しさにおいてまさに現役、脂がのっているといった力を感じさせる方です。

現代美術の範疇に入るのでしょうか。
ご本人は「シリンダー」とおっしゃっていましたが、チューブ状の円柱をモチーフとして描かれています。

地図の心射図法では地球を包む円筒に地球中心から光を投射する方法で地球の表面の各点を投影して地球を二次元に表現します。
その円筒が、モチーフなのだといいいます。
1970年代の初頭に地球≒世界のありようを表現する野心的な作品を制作されました。その時に円筒内部の地球ではなくて地球を内包する円筒(シリンダー)のほうに関心が傾いたのだそうだ。

だからここに展開されている円筒形のバリエーションは単なる図形としての円筒形のずらしではないのです。
直接には描かれてはいないけれども地球という実態を内包するという観念を含んだシリンダーなのです。
地球という人間存在の舞台を常に内包するという質を捨ててしまわない形式。
私はここに抽象画の本質を見ます。

以来60年近く、時に顕現し時に潜在するモチーフとして描き続けてこられた描く精神の強靭さに驚きます。

ごく乱暴に言えば私が70年安保世代だとすれば、氏は60年安保世代、いえ戦後焼け跡世代だとおもいます。
「いろいろな矛盾に立ち向かってきた。」とポツリとこぼされた言葉に矜持を感じました。

「いろいろあったよ。」とも。
私が「わくわくして物事に取り組んでいる人の写真を撮っています。」というと、破顔して「それはいいねえ」とカメラに収まってくれました。
テーマ:ある日の写真 - ジャンル:写真
- 2014/04/09(水) 00:03:51|
- 絵画
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この方は長距離走を得意として相当速いらしいです。
実は私もずっと若いころ長距離走が得意でしたので自慢したいところですがちょっとレベルが違うようです。で、その話はしていません。

話に対するレスポンスもとてもいいのです。
挑戦心もありますし。木に登ってと言えば登るだろうし逆立ちしてと注文したらしてくれるような「何が出てくるか楽しみ」な人でもあります。

メインのカメラが不安定なので2台態勢です。
こちらのカメラは使いなれないのでまごつきます。
直感的に操作しにくいカメラです。
それでぶつぶつ言いながら撮ることになります。

それを面白そうに聞いています。 いろいろ試みたくなる人です。

ツァイスレンズのボケです。
これがあるので無理して使います。
テーマ:女性ポートレート - ジャンル:写真
- 2014/04/08(火) 00:00:57|
- 人物
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写真を撮り始めて何が面白いかというと、今までになかった「出会い方」をすることです。
以前掲載した時にも書きましたが、この方との出会いもそうです。そしてこの方つながりで、これまた今までになかった出会い方が生まれそうで、わくわくしています。

前回は黒い革の上着でしたが・・・。
ずいぶん雰囲気が変わるものです。

春めいた日差しによくマッチしています
はじめてご一緒した時には、緊張して少々こわばった表情もされていましたが、・・・。

お願いして少し早い時間のスタートにしてもらいましたので、幸いこの周辺に人がいません。
ですのであまり気を使わずに撮れます。

私が撮影をお願いする人は美人だとか、かわいいとかいうことと同時に賢さや人柄の良さを要件としています。
でないと私自身が撮りたいと思えないからです。
その人の人柄の中にある魅力を発見したいとも思います。難しいことですが。

ましてそれを写真として撮るということはさらに難しいことです。
せめて?その人のきれい、かわいいをしっかり撮るということさえ難しいように思います。

というのも、撮ればとるほど新しい面が出て来て、さらに魅力を感じることができるので「撮れた」になかなかならないということもあるからです。

人というのは奥深いものだし複雑なものだと思います。
だから撮っていてとても楽しいのです。
テーマ:女性ポートレート - ジャンル:写真
- 2014/04/07(月) 00:01:10|
- 人物
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後ろにお父さんが居られます。
この方自身も独立して工房をもっているようですが、親子続いて作陶をされています。
窯は滋賀県の北小松にあるんだそうです。
「来ていただいて撮ってもらってもいいですよ。」とおっしゃっていただけました。

職人さんが普段の仕事をしている工房で撮るのは私の次の夢ですから、今年はなんとかそのステップに上がりたいと思っています。

工房という場がその方を物語ってくれますからね。
これまで人物のクローズアップが多かったですが、そうなると少しワイドに撮ることも学ばねばなりません。
この同じ会場でろうけつ染めなどをされる方が「職人さんのマップ作り」を構想しているので、工房にいって写真を撮らないかとお誘いを受けました。
いいアイディアですね。
私のすることが役に立てばいいのですが。

内側の作業を外側から感じているのですね。

もうそろそろ仕上げです。

この瞬間を撮り損なっているようでは、職人マップ作りへの参加は難しいようです。
テーマ:ある日の写真 - ジャンル:写真
- 2014/04/06(日) 00:00:59|
- 陶芸
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圓工房さんです。
この日、実演とともに体験コーナーも設けられていて、子供さんやお母さんたちが「ろくろ体験」をしていました。
ちょっと空いたタイミングに「もし制作するようなことがあったら撮らせてください。」とお願いすると「じゃあやりましょう。」と即座いに応じていただけました。

電動のろくろに土をおいて引き上げていきます。
やってみますかと言われたんですが、撮りたい意識ばかりで。
実際にやってみればどこを撮るべきかもっとわかったかもしれません。

写真がうまく撮れていない部分では制作の工程が飛んでしまっています。

土の感触やろくろ台と土の回転の様子を映し撮るというような意識がなかなか働かず、つい人物の表情や手指の動きにばかり注意が傾いてしまいます。
それでは「何をしているのか」を映しこむことができません。何をしていても同じになってしまいます。
説明しすぎずにどのような仕事かも伝えられるようになりたいなあと思うのですが。
これに粘土の回転速度が出ていたらなあと思います。
こういうところもプロと言われる人たちとの違いでしょうか。

陶芸の分野には比較的若手が育っています。ことに女性が多いようです。若い作家さんたちがあちこちで作品を発表しています。
けれど職人として陶器を制作するということとなると、少し事情が違うようです。
作品作り=作家としては若手がいても、量をこなさねばならない分野では跡継ぎが多くはないようです。
芸術系の大学などで陶芸を学んだ人が思い描くのとはいくらか違う世界のようです。

しかし、職人さんが持つ「創作」意欲もまた、実はとても旺盛なのです。技が伴う「創作」は見ていて説得力があります。「創作」ばかりで技がないものがまま見られるのでなおさらです。
この人たちには指先に目があるのですね。
とても鋭敏なセンサーです。

全身で作陶しているという感じです。
テーマ:ある日の写真 - ジャンル:写真
- 2014/04/05(土) 00:00:42|
- 陶芸
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人台の向かって左肩にかけられているバッグはその結んだ肩ひもの色の組み合わせがおしゃれです。
私は結構気に入りました。
右手はまさに袈裟で使われている感のある高級素材です。織りの模様が面白く、恐らく海外からのお客さんに好感をもあtれるでしょう。

記事の組み合わせも多様ですし、縫製も丁寧です。
肩ひもを、白い輪を使って結び合わせることもできます。これも意想外で面白い。

私がシッタカブッタでいろいろ話すことを実に熱心に聞いてくれました。
この方たちをミスリードすることにならなければいいがとちょっと心配でした。
何しろ今日がデビューの日だということで、余計にお客さんの反応を全部吸収しようという姿勢が強いのでしょうが、 会社が一体となって未経験の道に踏み入っていこうとする緊張感とわくわく感を感じました。

この白と黒の組み合わせがいいなあ。 ほしいと思ったのですが、写真を撮りにって買い物をしない・・・そういうルールを自分に課さないと写真を撮り続けられなくなりますから・・・と決めていますので。

この方の笑顔に全てが現れているように感じられました。

テーマ:ある日の写真 - ジャンル:写真
- 2014/04/04(金) 00:02:19|
- 伝統工芸
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「『おけさ』です。」と言われても直ちにはそのイメージが湧きませんでした。
私のとって「おけさ」と言えば「おけさほど唯物論は広まらず」(戸坂潤・・・・この感慨は現在でも同じですね。)です。
「おけさ」とは「御袈裟」のことです。僧侶の着る「あれ」ですね。
この方は法衣を制作販売する会社「蓮祥」の専務さんです。

この分野もご多分にもれず先行きが不透明です。
そこで伝統的な法衣製造の蓄積を応用して新たな商品開発をしようとしています。

会社に働いている「おばちゃん」たちの意見も大いに取り入れて皆で相談して「あれこれ試作しているんです。」
いろいろ知恵を出し体験を交換して商品開発。小規模な企業だからこそですね。

誰ともわからない商品開発部が何の目的でかもどんな品質なのかもしれないものを作って、営業部員が販売するような大きな企業では味わえないだいご味でしょう。
商品の説明にも力が入りますし、お客さんの反応に対して傾ける耳も真剣です。
「お袈裟」作っている会社なんです。その技術を生かして作りました。という説明にとても力を感じます。

今指さして説明しているのは人台に着せられた「袈裟」ですが、新開発されたものは手提げにも肩にかけるショルダーバックにもなる布製のバッグです。
それが袈裟に使われるさまざまな布を利用し、丁寧な縫いでつくられています。
異なった記事の組み合わせの面白さや、色の組み合わせもなかなか素晴らしくて、きっと評判はよくなるという予感があります。
価格設定はずいぶん押さえているなあという感じです。
この方が袈裟がけにかけているのもそのバッグですし、ペンダントにしている白い輪が見えますが、これも袈裟に使われているものだそうで、これに外したメガネをかけてくださいとのこと。サングラスなど小粋にかけたらいいかもしれません。

とにかく自分たちが作り出したものという輝きがあります。
写真には登場していませんがお針子の「おばちゃん」もおられて、良い職場だろうなあと感じました。
テーマ:ある日の写真 - ジャンル:写真
- 2014/04/03(木) 00:04:29|
- 伝統工芸
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鴨川のあちこちに桜が咲き始めました。
行きかう人たちも上着を一枚脱ぎ棄てて軽快になりました。
暖かい日差しの中でフォルンを吹く青年がいました。

学生オーケストラのメンバーかなと思って声をかけると、
「どこにも所属していないんです。」とのこと。

中高生のときにブラスバンド部だったので、ときどき楽器を取り出して楽しんでいるんだということでした。
羨ましいですね。
ここは風の流れがあるようで、スコアが飛んでいってしまいそうですし、譜面台が倒れてしまいそうです。
そこでスコアは大きな洗濯バサミ?で、台は足で踏んでの練習です。
そのために姿勢が変えられず、ちょっと窮屈そうです。

私が土手の草に這いつくばって撮っていると、突然背後から声がかかりました。
私が大好きな料理を提供してくれる中華料理店の店長さんでした。上海の味です。
何か買い物があるんだそうですが、陽気に誘われてか鴨川の堤を遠回りです。

鴨川では外国の方がジョギングしたり、こうして自転車で走っています。
もう少し暖かくなるころには上半身裸で甲羅干しをしていることもあります。

白鷺や青鷺も飛んできます。
右手に見えるのがいわゆる大文字山(如意ケ岳)ですね。

そしてスコアの先が比叡山。
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- 2014/04/02(水) 00:05:45|
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同じ場所でも人が変われば、・・・。
昨日の方は自ら色を出してくる方。今日の方は色付けを待つ方、のように思えます
誰かが放置していったコーヒーの空き缶もいい味出してくれています。

先ほど結婚式披露宴からの帰りのような集団が通りました。
海外からの旅行者も通ります。
でも、撮るんです。

町で写生などをされている方たちも、後ろから覗かれようが前に立たれようが、一心に描かれる人がいますね。
私の場合は、開き直りですね。

絵と違って写真はその場で良しあしを後ろから覗いて見られませんしね。その点は気楽です。
フォトマヌカンをしてくれている方と呼吸が合ってくると、ほとんど周囲は気になりません。
で、時に止まっている自動車にぶつかります。

そういえば今日は「僕は後ろに目がないので川に落ちたり、自動車にぶつかったり、通行される方の邪魔をしないように見ていてくださいね。」とお願いするのを忘れました。

ちょっと女優のどなたかに似ておられませんか。

ピンクのストッキングが効果的です。

このガラス窓には反対側の景色がたくさん写りこみますから、3人であっちからこっちから覘きこんで、よりましな角度を探します。
そうしてご自身に写りこみを隠してもらいます。
テーマ:女性ポートレート - ジャンル:写真
- 2014/04/01(火) 00:04:15|
- 人物
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