陶芸家さんです。
イタリアで陶芸を学び始め、日本でも作陶を学ばれたそうです。
私が「ギャラリー知」で、来春の個展について打ち合わせをしている時に、ご近所のギャラリーで個展をされているこの方が、「ギャラリー知」を訪れたのです。
そこで「ギャラリー知」のオーナーさんに紹介していただき、この方がご自身の個展会場に戻られるのに同行させていただいたわけなのです。

このギャラリーはご覧のように壁が深い赤で塗られていますし、空間におかれているテーブルも椅子も大木から切り出したとてもよい風貌のもので、素敵な空気に満ちています。
その赤い壁にぴったりといってよいのがこの方です。

イタリア語が堪能で、性格もラテン系? 身長もありますから「フラメンコが似合いそうですね。」が私の第一印象でした。
そういう印象をもったのは髪を後ろに引きつめておられるからかもしれません。
そのことを言いますと、ちゃんとそれに応えて話題にのってくれます。
そして写真撮影にもとても積極的に協力していただけました。
なにしろ絵になります。

お友達との会話を聞いていても実に楽しげで、華があります。

同じ学校で作陶を学んだお友達が来ています。
作品も見ていただかねばなりませんから、こういうカットも。
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- 2013/10/31(木) 00:00:45|
- 陶器
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こうして楽器を楽しめるなんて羨ましいですね。

先ほどまで譜面台にはスコアがのっていたのですが。
私は写真を撮りながら音も聞かせていただいているわけですが、とても表情豊かに演奏される方です。


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- 2013/10/30(水) 00:00:33|
- 音楽
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鴨川は楽器の練習場所としてうってつけです。
西に傾く秋の太陽が水面を輝かせている場所でサックスの練習をしている方がいました。

橋の下ということもあってか、サックスの響きがとてもよいばかりでなくその音色が柔らかく流れました。

状況的にちょっと「お邪魔虫」でした(?)が、声を掛けさせていただきました。
水面に反射する光と素敵なお二人、そこにサックス・・では撮りたくなるのは必定。

ただ橋の下の陰におられるお二人と水面の反射を両立させるのはストロボがないといささか難しいようです。

もしここに映画用のカメラやレフ板、マイクなどがあれば撮影中だとしてもおかしくないです。
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- 2013/10/29(火) 00:03:40|
- 音楽
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ある事情で獣医への道を変更して別の分野の勉強をし、会社にも勤めたのですが、ここでも色々な事情と「やっぱり動物が好き」の気持ちから動物のためのグッズ作りをされるようになりました。
こういうお話を伺って、時々思うのは「いまどきの若い人の中にはしっかりした人がいるなあ」ということです。

この方も将来の展望から逆算して,こういうモノづくりをされています。

犬を同伴できるカフェを作りたいんだそうです。
そこに犬のためのグッズを置きたいのだけれど、既成の市販品では自分として納得できないので、こうしてご自分で工夫を凝らしているのです。

東北大震災で多くのペットや家畜たちが被災地に見捨てられました。
好奇心や見栄で買い始めては見たものの思いのほか大きくなりすぎたり、手がかかるということで捨てられたりネグレクトされたりするペットたちもあとを絶ちません。

被災者ばかりでなく高齢者や独居者にとってはペットは欠くべからざる人生の同伴者であることがあります。
そんなペットたちと一緒に過ごすことのできる場所が増えれば、人生をより豊かに穏やかにできる人たちがいます。無論、犬や猫が嫌いな方もいて当然ですから、そういう方たちとも気持ちよく共存できる施設が必要です。
この方はそういうことを目指しておられます。

既に動物に関するいくつかの資格も取得されているそうです。

着実で行動的な若者の姿がここにもありました。

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- 2013/10/28(月) 00:00:05|
- 雑貨・カード
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雨の日に犬の散歩に出るとき、「ずぶぬれで歩かせるのは・・・。」と思ったものです。犬用のレインコートがあれば・・・。
それに地道を散歩する時は気にならなくとも、アスファルトの道路を歩かざるを得ない町中では、真夏の日中の散歩は犬には酷なことだろうと思いました。足の裏が焼けてしまいます。犬用の靴?足袋?があれば・・・。

この方は犬の「服」や首輪を販売されていました。

どれも人の子に着させるくらい丁寧に、また気づかいのある仕立てになっていました。

獣(毛もの)である犬や猫に服を着させることには賛成できないという方もおられると思います。
私などはどちらかというとあまり構い過ぎない方がいいという意見です。
ただ海外から輸入された犬や猫などを飼う場合には日本の気候条件は彼らにとって必ずしも適当ではないと思いますから、一定の配慮(冷暖房の調節や散歩の時刻などの配慮)が必要になってきます。

で、私などは日本の環境で育ってきた犬を飼うのがよかろうと思って、そうしました。
余り人間の都合を優先するのはどうかと、・・・。
もし海外の犬や猫などのペットを飼うのならば飼い主は十分な知識と実際的な配慮をする責任が伴うだろうと思います。
そういう点で「エリーママさん」などには本当に頭が下がる思いです。

この方もかつては獣医になろうとまで考えた方ですから、ただ可愛いというだけで動物のことを考えているのではないのです。

こういう機会に私の持っている既成の観念を改めて見直させてもらうのです。
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- 2013/10/27(日) 00:02:04|
- 未分類
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昨年、私が中国に出かける直前にお会いしました。
しばらく「人の写真を撮ることはできないなあ。京都の町を歩くのもしばらくお預けだなあ。」なんて思ってギャラリー巡りをしていました。
「コヘジ」さんとおっしゃいます。
不思議な?方で、カメラを向けるとこのように背筋を伸ばされます。

昨年はこの会場にオーディオ機器をもちこんでお皿を回していました。
絵の展示とともにDJをされていたんですね。

前回に比べて一層この方の絵の魅力が増していたように思いました。形も色も気持ちよく表出されています。

私としてはジャジーな空気がとても心地いいのです。

お友達の差し入れです。

写真右手の絵が入り口正面に掲げられています。(そしてさらにその視線の先に、今回のDMに使われた絵を改変したもの)
そこに描かれているモノ・・・。
お気づきでしょうか?

国際会議の場でドイツやフランスの首脳が取り上げていたUSAによる組織的スパイ行為を内部告発したスノーデン氏です。

彼の勇気ある行為に対するオマージュです。

日本政府は無関心を決め込んでいます。安倍氏も含めて日本の防衛庁や自衛隊、あるいは外務省なども盗聴対象であることはスノーデン氏の告発資料からも、状況からも疑いの余地がないのにです。

写真も含めて芸術界も何の関心も示しません。
作画にとって社会的事象はまるで関心外です。
院展など、出口付近では期待が裏切られてため息ばかりです。
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- 2013/10/26(土) 00:02:16|
- 絵画
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この方の個展を紹介する文章があります。
「宮里絵美さんは京都府陶工技術専門校を卒業後、森里陶楽に師事し、2012年京都花園にて開窯独立されました。作風は研ぎ澄まされたロクロの技術と、ピンセットによる細かい装飾を得意とし、作品に高級感があり、まるでアンティークのような趣もあります。生活の中でほんの少しの贅沢を感じることのできるものを心掛け、作陶されています。是非この機会にご覧ください。」

少し前に東寺の「弘法さん」で初めてお目にかかりました。
夫君も作陶をされています。 師匠の育成が着実で質実なものであったためだろうと思うのですが、お二人とも職人の仕事として極めて誠実で妥協の無い姿勢を持たれています。
そのことで共感した私はこの方の個展のDMをいただいて「ぜひ行こう」と決めていました。
先の紹介文にあったように「まるでアンティーク」のようにさえ見える作品は、私にはシルクロードをイメージさせるものでした。

ご自身としては「個展は初めて」だそうで、夫君の助言や協力を得ながらの展示一日目です。

私は自分の率直な意見・感想をぶつけることで学ばせてもらうことにしていますので、特にこうした謙虚で真摯な方たちが相手ですと・・・素人がなにを言うのだ・・・というようなことでも、つい口にしてしまいます。

こうした作品には使うことで得られる満足感もあれば所有することで得られる満足感もあります。
この方の作品はどちらかといえば後者のような気がしました。そこでつい高い要求をしてしまいました。が、私はこの方の作品はそういう要求に対してより高度に実現したものに、必ずなると思いました。

すでに一味もふた味も違う作品になっています。所有する人を選ぶような力のある作品になるのではないかと思います。

展示の仕方についてポロリと口にしたことについても、「今スグにやりたい」と今日の閉館を待てないようでした。
良い師匠についていたのだなあと思いました。
私のように人の言葉から学ぶ力の弱いものが達成できることはたかが知れているように思います。それに比して・・・。

今回はたまたま夫君とはお会いできませんでしたが、私はまたよい作家さんと出会えたなあと思いました。
これからもいろいろと教えていただけるでしょうし、刺激を得られると思うと楽しみです。そして何よりよい作品を見せていただけるでしょう。
今後ともよろしく。
- 2013/10/25(金) 00:00:27|
- 未分類
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知恩寺や上賀茂などの手作り市では音楽がありません。
一方、下賀茂の森の手作り市や平安楽市には音楽があります。
手作り市に「形の無いものを売る」ということがどんどん出てきています。マッサージもありますし、占いも出てきています。
私はここに写真の展示で出店しようかなと考えたことがあります。
平安楽市ではジャグリングのパフォーマンスがあります。そこで「投げ銭」してもらうのです。ですから写真の展示をして「投げ銭」を得てもいいはずだと思うのです。 出張フォト・ソロ・イクスヒビションというわけですね。
写真といえばポストカードの販売が主流ですが、そうなると写真の内容がかなり制約されるように思うのです。明るくてきれいでかわいい・・・・。
それに写真そのものを売らなくたって見せるサービスを売ったっていいわけですし。
ある手作り市でそれを話したらずいぶんと賛同をいただきました。といってもご婦人二人だけですが。
さて、手作り市の真ん中でギター演奏がありました。

私が会場に着いた頃に流れていたのが「柳ケ瀬ブルース」でした。若い方はご存じないかもしれません。
こんな子供や若い人が集まる会場で・・・無論私のようなものもいるのですが・・・「柳ケ瀬ブルース」とは!?

かなりレパートリーの広い方のようです。
映画音楽やジャズのスタンダードナンバーに切り替わりました。

ナイロンのガットですからとても音が柔らかです。音色を大切に弾かれているように思いました。
会場には投げ銭入れが置いてありますが、ずいぶん少額の硬貨ばかりが目立ちます。本当に少額なんです。
こういうものは無料で聞けると思う方が多いのでしょうね。
写真なんか見たってお金を払おうなんていう人はいないだろうと思います。(お金を払ってでも見たくなる写真を撮ってないからだという当然の声も有るでしょうが。)
政府も文化にお金を出しませんが、一般の方々も同じ傾向にあります。

野球やサッカー、ゴルフなどにはべらぼうに高額のお金が動くのに。

土建屋のためにはコンサートホールやオペラハウスを作っても、芸術<家)にはお金を出し惜しみをする国です。

マンガやコスプレが世界に広がっていることで・・・自動車やカメラという工業生産物ばかりでなく・・・日本の精神文化が世界に影響を広げていると言って満足している国です。

赤ちゃんがギターの演奏に合わせて体を動かしています。お父さんと一緒に。とても楽しそうです。
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- 2013/10/24(木) 00:05:46|
- 音楽
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京都市の北区に「藤森寮」という建物があります。「寮」というからと言って学生や新入社員が共同生活をしているわけではありません。
ここは町屋を改装して何人もの工芸家たちが工房兼販売店舗としているところです。近所には風呂屋を改装した「サラサ」という喫茶店があり、「かみ添」さんがあります。
藤森寮の二階にこの方がおられました。陶器の絵付けと陶製のアクセサリーの制作をしています。 RYUKAさん。

上絵付けをされています。
伝統的な手法を引き継ぎながら現代的なアレンジを加えています。
色を重ねますから、色つけをしては焼いて定着させることを繰り返します。

作家さんの工房をお訪ねして撮影するチャンスはなかなかないのですが、ここは制作販売を兼ねる場所ですから可能になりました。

この部屋は北側に窓があって、優しい柔らかな光が入る好条件の部屋です。着彩にはということですが、無論、撮影にも、です。
階下にはガラス細工の作家さんがおられます。

観光マップにはよく登場する「サラサ西陣」さん、手打ちそばの店、わらび餅の店、そしてかみ添えさんと並んでいますから、ちょっとした観光名所です。
色々なお店や工房が地域的に意識的に結びついていくと、多くの人の関心を呼びそうです。
二階のこの部屋に電気窯をおいての制作です。
陶器のひな人形も作っています。京焼ですから華やかな色合いですが、この方のはどれも色がやや抑え気味で落ち着きがあります。その上、焼き物ですから人形自体に丸みがあって一層やさしい感じでなかなかよさそうです。

この時、50ミリしか持っていませんでしたのが、「どうぞ近くによって撮ってください。」と言っていただいて、なんとか撮れました。

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- 2013/10/23(水) 00:00:02|
- 陶芸
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この方たちは京都からの出店です。
なんてアグレッシブなんでしょう。
お話によれば北海道からの出店者もあるということで、一日だけの企画ではありませんからテントに寝袋態勢です。この公園だからこそできるのでしょうが、それにしてもまたなぜ丹波なんでしょうね。

ちょっと風邪気味で、と先ほどまでマスクをされていたのです。
小さなお客さんに風邪をうつしてはいけないからとの配慮です。
「マスクをしたときはお化粧はうっとうしいので、・・。」していないんだそうです。まあ、そういうものなのでしょうね。
で、撮影のためにわざわざはずしてくれました。

お客さんとの会話の場面でこの方の魅力がいっぱい出てきました。



この日はとてもよい天気で光はたっぷりです。

若い人たちの行動力にまた一つ感心させられました。
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- 2013/10/22(火) 00:02:03|
- 雑貨・カード
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ずっとずっとプラナーの85ミリが眠っています。数年前はこればかり使っていたのに。
α900に改めてプラナーの85ミリをつけるには財布が許しません。
そして最近はミノルタの50ミリを意識的に使ってきました。
ですからこういう写真は久しぶりでした。

ここは兵庫県丹波の年輪の里です。
私も遠くまで出かけてきたものです。ここで手作り市が開かれるというので急きょ遠出してきたのです。
ずいぶん多数の出店ですし、人出も多かったです。

この方には、以前お会いしたことがあるのです。
それも京都の文化博物館で開かれたアートフェアで。

その時にも際立って目をひくメイクをされていました。
この髪の色は「海に輝く月をイメージして」染めてもらったものだそうです。
こういう発想は面白いと思いました。
この方は和紙に取り組んでいます。まだ学校の現役の学生さんです。
頭上にあるのは版画のカレンダー。日にちは消しゴム判子です。無論和紙に摺っています。

先ほどまで昼食の買い出しにいっていたお友達。
「彼女の方がきれいで写真になりますよ。」と紹介されていた人です。

明るく強い日差しがあり、一方テントの中にいますので、なかなか露出の判断が難しくなります。
「人物は明るめ」にとよく言われますが、それを忘れた一枚です。

お客さんが来ましたので食べモノは急いで机の下に隠したお二人です。

「駄目ですよ、舞台裏を暴露しては・・・。」
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- 2013/10/21(月) 00:04:49|
- 雑貨・カード
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陶器づくりのキャリアは長いとは言えません。
こうして出店して「世に問う」積極性は見習いたいなあと思いました。
市によっても傾向が違いますが、ここでは、アクセサリーや服などに比べるとお客さんの食い付きはやや弱いようです。
それでも持ち前の明るい笑顔でお客さんをひきつけます。

「手作り市評論家」としては「この接客のオーラが大事」だと思います。
これまでモノづくりをする人は無口で、非社交的な人が多いと感じていましたが、「それじゃダメ。」ということがこうした手作り市では浸透してきているようです。
(ただし作り手ということでいえば、無口、実直、誠実、非社交的・・・であってもいいと私は思います。ただ、使う側、手に取る側に対する関心はある程度持っていないといけないし、聞く耳をもたないといけないとは思います。)

ですから作家さんがそういうことを不得意とする場合には、助っ人を連れてきています。
ご夫婦、友人、彼氏・彼女などなど。
その点この方は「ピンクの笑顔」(ちょっと「ピンク」という言葉におかしな手あかがついているので、使いにくいですが、ここでは当然、明るく華やかで美しいという意味です。)

ただ漫然と撮っていると、「単にきれいな人を撮っているだけ」に終わってしまいますから、色々撮らせていただきました。



これっ! 決定版かな。
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- 2013/10/20(日) 00:02:15|
- 陶器
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東海地方犬山からの出店だそうです。
「どちらから来られたのですか?」という質問に「・・・やま」と聞こえたので京都府内で「・・・山」といえば「美山」かな、それとも、なんて考えていたら「犬山」でした。

下賀茂神社、森の手作り市です。ここは長い馬場の両側にテントが並び、ほぼ中央に音楽のステージ、それを挟んで飲食のお店が出るという一味違った工夫のある手作り市です。
また回数は浅いし、年に3度というものですが、なかなか広範囲からの出店があるようです。

お店のテントの色がピンク。陶器の色にもピンク。着ている服にもピンク。と、どうやらよほどピンクがお好きらしい。
「性格の反映ですか?」 「う~ん、そうかも?」

愛知県の犬山といえば近くには瀬戸、多治見といった焼き物の産地があります。
「周囲にはたくさん焼き物をする方がいるし、多くの作品がでまわっているし、それぞれのお家にはすでにたくさん焼きものがあるので・・・・。」なかなかの激戦らしい。
そこで京都に出店。
(でも、京都も焼き物激戦区だけれどなあと、ひとりごと。しかし、地域によって趣味、好みも違うし、京都でヒットするかも・・・。)

いかにも陶器です、芸術ですというのではなくて、日常可愛がってもらえる楽しいアイテムといった感じ。
カップのとってがとってもユニークです。
「見せ棚」は弟さんの制作なのでそうです。

その棚の左手に並べられた茶系のカップが見えますね。これにつけられた「つまみ」というか「指かけ」というか、不思議なものがついているのですが、これが自動車の形をしているんです。
カップを握るようにしてもった時の指のかかりになるんですね。
それで一つ提案をしたのですが「それいただきます。さっそく作ってみます。」と仰るので、次回の手作り市出の再会時に期待して見せていただくことにしました。
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- 2013/10/19(土) 00:05:33|
- 陶器
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京都で町を描く、町を撮るとなるとつい有名寺社やその庭、あるいは歴史のある商家などが取り上げられる。
有名な版画家や画家の作品も・・・その技術の高さや、京の魅力を描く上では高く評価されてしかるべきだとは言え・・・そういう人々の関心を安易にひくことができる題材に傾く傾向を私は批判的に見てきた。
そんな折、京都を自分が住んでいる普通の街並みとして捉える水彩画を見つけた。
前の週に魅力的な若い女性作家・・ティンガティンガの作家・・・の写真を撮らせていただいた時に、「来週も若い女性の作家さんですよ。」とギャラリーのオーナーに教えていただいたのです。
だから出かけたということももちろんあるのですが、事前にDMを見ていて関心を持っていたということも、一応、弁解がましいけれど、書いておく必要があります。

と同時に、畏友Hudson Terrace さんの水彩画を毎朝見ている私にとって、京都のあちこちの画廊で見る水彩に物足りないものを感じていたということもあり、この方のDMは私の関心を呼ぶに十分だったのです。

実は、初日にお邪魔した時には和服姿で眼鏡もかけておられない姿でした。
それが今日はお仕事からの帰りにギャラリーに立ち寄るということで、洋服でした。実に趣味のいい品あるコーディネートで感心しました。

京都の有名寺社や花街を描かない方は、町屋が並ぶ「路地」を描くことが多いのです。でもこの方の町の風景は、「いわゆる京都らしさ」をすっかり脱ぎ捨てています。
ですが、まさに生活のある京都の町並みなのです。

私はこのとらえ方に共感しました。
私の写真にも、実はかなりの有名人やその道の著名人が入っています。ですが一度たりともその方がそういう方だからといって撮ったことはありません。無論、仕事に対する情熱や志、優れた仕事への敬意は持っているつもりですが。

既に町の灯も大方消えた時刻に、自宅のベランダから記憶をたどって町の情景を描いた絵があります。
家々の形は不明確ですし、線も確かではありません。 ですが闇を透かして「私の中にある町」を描いたその絵にはこの方の画業に対する一時期の気持ちも出ているようで、繰り返しその絵の前に立ちたいような気がしました。
写真は苦手でとおっしゃるので・・・事実、そうだろうと思われるしぐさが随所に見えるのですが・・・幾分私は遠慮がちなのですが、意外にもいろいろ協力していただき、案外楽しいんですねと仰っていただいたのはうれしいことでした。

目の形がとてもきれいな方なので、思い切って「眼鏡をはずしていただけますか」といえばよかったのに、演出しない、あるがままに、にとらわれ過ぎてしまいました。
この方の絵の影響もあったと思います。

この写真は、ご本人には、笑ってみていただけると思います。
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- 2013/10/18(金) 00:01:45|
- 絵画
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大きなガラス窓、というよりガラスの壁を通して何やら飾りつけられているオブジェが見えます。
何だろう?
するとガラスの奥から「どうぞ中へ」という身振りが見えます。
誘われるままに中に入ってみると足元には足の踏み場もないほど陶器の仮面たちが床一面に広がっています。

手指が汚れているところを見ると、まだ展示が完成していないのかもしれません。
「中に入らせてもらっていいんですか?」
話していくうちに「写真を撮らせてもらっていいですか。」になったのですが、私が全身を撮るために床に座り込むと、この方も・・・・。
あれあれ、それでは・・・。

なんでも、一旦、展示の飾りつけは完成したのですが「壁面に取り付けた焼き物の面が、数が多いせいもあってメインのオブジェより強くなってしまったので、今日の朝から急きょ床に並べるようにしたのです。」ということで、それがまさに完成したところに、私が入ってきたのだそうです。

今回はこの方は制作の方ではなく、企画、展示の方で力を発揮しているんだそうです。

壁に展示されている、顔の無い顔、乳房、そして脚。

「人間の顔って、その人自身だけで作って行くものではなくて、他の人との関係の中で作られていくもんだと思うんです。他人が作って行くといってもいいかもしれません。
ですから、あそこには無表情な顔があって、これを見に来てくれた人がそれぞれ思い思いの顔を作ってもらうという企画なんです。」

成程、それでこんなにたくさんの「思い思いに作った仮面があるのですね。」
それは小学生や同級生や年配の方などが作ったものでした。

「これからこの仮面を割って、それを素材にしてオブジェを作るんです。」
ということで、まだこの制作過程は途中で完成していないというわけなんです。
長い一連のアクション全体が作品というものです。
「今日はまだ展示が完成していなかったし、服も作業服ですからお化粧もしていないんです。」
「いや、こうして白い塗料の付いた指をほほに当てれば君らしいお化粧になりますよ。」といささか気障すぎる私。
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- 2013/10/17(木) 00:02:45|
- オブジェ
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私の父は紳士服の職人、母は高級婦人服の腕の良い「お針子」。
というわけで私が小さな頃から家には人台にかかった紳士服や婦人服があり、裁断、縫製の過程をじっと見ていることがよくあったのです。

ですから注文服のためのファッション誌が男性用も女性用もいつも目の前にあって、それを眺めて時間を潰していた頃もありました。
それで、ファッションは気になるのです。

ちょうどこの時は若い女性たちのメイクついて話しています。

最近チークの位置が高くなってきてるんじゃないの?
・・・・なんて。

つい先日中国からの女子留学生たちと観光をしたのですが、彼女たちも化粧に関心がないわけではないのですが、ほぼ素ッピンです。で、きれいです。
日本の若い女性(若い人だけではありませんが)、みな同じようなメイクですし、個性がありません。
まだ流行もしていないのにトレンドのメイクをするのです。
そして多くの人がメイク過剰です。
この人の場合は、若い女性向けのファッションの店のスタッフとして、お客との共感記号としてのメイクとしての意味もあります。

さあ、また仕事に戻らねば・・・。
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- 2013/10/16(水) 00:04:28|
- 服飾
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木々の枝先の葉が色づいて秋の訪れを一段と感じる。
いっぽう、ファッション街の店先からも一足早い秋の色を見ることができます。

ふと覗いたお店。ほとんどの商品が秋色。その中でスタッフも秋色。
ベレー帽がなんともいい感じです。

このお店の前面も私はとても気にいっていて、以前ある人の写真を撮るときに貸していただいたことがあります。


おや?! 胸に何かつけていますねぇ。
「それは?」 「ブレークファーストです。」
「おお! それは食パン?! それに目玉焼きが乗っている。」

最近、私は手作り市で女性用のアクセサリーを色々見ているのでこれくらいのことでは驚かないが、店頭に並んでいるのとこうして実際につけているのとでは、やはり印象は違う。
耳のも目玉焼き。それに、何とフォークとナイフまで。
では反対側の耳には? 一枚前の写真をご覧あれ。そこにはオーブンなどから食器を取り出すときの手袋が。
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- 2013/10/15(火) 00:03:20|
- 服飾
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京都の繁華街の一つ「新京極通り」 ここはずいぶん以前からの繁華街でお店の多くは「お土産」屋さんという印象。若い人が多く集まり、なんだかごちゃごちゃ。
それに比べてて、一筋西の寺町通りは、むしろ人通りの少ない(しかし、落ちついた)通りだった。それが少し前からはファッション系の店が増えて賑わうようになった。それも比較的高級感のある紳士服店が駆逐されて、ヤング向けの店の進出が目立つようになってきた。
人通りは増えた。 そしておじさんの行き場は再びなくなりつつある。
さてそんななか、進出してきている新しい店は、店のあり方も新しくなっている。
エクステリア、インテリア、店のスタッフのファッション、接客の仕方、商品の見せ方、照明などなど興味は尽きない。

数年前にある紳士服店で購入したジーンズのズボンが酷使に耐えかねていよいよ履き続けられなくなった。そこで新しいジーンズの購入をと町に出かけたのだが・・・・。

新しいヤング向けの店に入る口実を得た私は、ズボン探しと見物との二つの目的でいくつかの店に入った。
そこでは若いスタッフが実に親切に相談に乗ってくれた。

この方はこの店を任された人。
最初に出会った時の服装にも、この人の接っ客姿勢にも好感をもった。私のしつこい様々な質問にもいやな顔一つしないで懇切に答えてくれた。

私はジーンズのズボンをカッコ良く履けるような体型ではない。
ユニクロデザインのような股上の浅いデザインなど、「けしからん!!」としか言いようがない。
注文の多い客に対して、「私の店ではこれが一番ご要望に近いと思いますが。どうでしょう? 試着されますか?」
残念ながら、「う~ん、今一つ(イヤ二つ、三つかな。こちらに体型が)・・・。」
挙句の果てにジーンズ専門の他店を教えていただいたりもした。

この寺町通りは、珍しく?女性用のファッションより男性用のファッションの方が優勢に見える。
そしてヤングマンファッションの激戦区なのだ。
店をリードしていくこの人の責任は重いわけだし、常に高い意識を持たねばならない。
他店の様子にも常に関心をもち「改装」、リニューアルオープンともなれば「敵情視察」ともなる。

流石によく勉強している。
私のぶしつけな質問にも、すぐにその意図を察知して適切に答えられる。

この業界では当たり前だが、ご自身がファッションリーダーの自覚をお持ちのようで、私などに意表を突いた、しかし、なるほどこれもあるなあという着方をしておられる。
前回お会いした時はもっと「意表を突く」コーディネートだった。

お店のコンセプトから言って、私は「お客様ゾーン」からずいぶん離れているので、買いものに寄せていただくことはあまりないとは思うが、ぜひまたお店の戦略・戦術について興味深いお話をうかがいに行きたいと思わせていただいた。
テーマ:ある日の風景や景色 - ジャンル:写真
- 2013/10/14(月) 00:04:21|
- 服飾
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今この方が通って学んでいる先生の教室で、ともに学ばれている同級生とお話しています。
その同級生は私より年配の品の良い女性です。
この方の膝の上にあるのは、その女性からのお祝いです。
お気づきになると思いますが、写真のどの姿でもそのお祝いを持っています。そこにこの方の人の心に対する気持ちが現れています

ギャラリーの女性オーナーさんもこの人の真摯さにほだされているようです。

私はたまたま最初の来場者だった?ようで、この方にとっては印象にの頃存在となってしまいましたが、逆に私も・・ことに、その人物像を描く力を見て、今度に期待したい人として印象に残りました。

ティンガティンガの教室を開いたりするようなこともされているようですが、今後どのような絵を描いていくのか楽しみです。
テーマ:女性ポートレート - ジャンル:写真
- 2013/10/13(日) 00:02:30|
- 絵画
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「ティンガティンガ」 お聞きになったことはありますか。
アフリカの現代美術の一つだそうです。
この方は、知人がアフリカにわたるということで同行され、当地でその魅力に惹かれて、ティンガティンガの技法を継承する方の指導を受けてきたのだとか。
ティンガティンガはこの画法を始めた人物の名であり、その画法そのものの名です。
ギャラリーの入り口に掲示されたポスターには強烈な印象を与える人物画が出ていました。こういう力のある堀の深い人物画を描くのはどんな方だろうかと、幾分興奮してギャラリーへの階段を上がりました。
その会場には、これが同じ方の作品かといぶかしく思うような三種の絵がありました。

体内の血液や臓器の声を聞くとでもいうような、一見グロテスクな絵。これは幾分衝撃的です。それがこの方の作品だということを聴くとなおさら・・・。

そして「ティンガティンガ」の手法による原色の点で描かれた作品。
元来は絵の具も筆も手に入らないアフリカの地で自動車や建築物用のペンキや釘状のものを使って点描されたものだそうです。
キリンなどの動物が実に鮮やかな色彩で色を混ぜることなく描かれています。下の写真の背後にいくらか見えますね。
そして、この方の先生の像。

この先生を描いた人物像は、最近では珍しく心を動かす人物画になっています。
(先日、院展に出かけましたが、ついぞそうした力のある人物の絵にはお目にかかれませんでした。)
この方の左背後にある絵が入り口のポスターに使われ、DMに使われた絵です。

この方は話すときも聞くときも、こちらの呼吸が苦しくなるほど全身全霊で言葉を紡ぎ耳を傾けます。
この写真の見かけでは想像がつかないと思いますが、・・・・。この握ったこぶしにその一端が現れています。

アフリカの地で、人に教えを請い、その手法を身につけて帰国する。それは私には想像できない行動です。どうやらそうなることを予め計画して出かけたのではないらしいのでそれは一層の驚きです

絵を見ると、このふり幅の大きさは一体どころか来るんだろう。
対話をしているとこの可塑性の大きさは何と言うことだろうと思います。
驚かされると同時にこの方の魅力にすっかりはまってしまいます。

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- 2013/10/12(土) 00:04:45|
- 絵画
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ご覧のように「黒」がほとんどありません。
色の使われ方がとても面白いです。それらの色がそのまま対象の性格を表現しています。
笑顔の「笑いを色で表現する」というように。

笑顔ばかりが描かれているわけではありませんが、色遣いが明るいですからギャラリーの空気が明るいです。

みじかなた方をモデルにすると描きやすい面と描きにくい面があるのだろうと想像します。
けれど彼女の眼差しを見ると、身近な方がモデルをひきうける気持ちは分かります。

この背後から優しい眼差しを向けている男性は、・・・・。

この方とは人を対象にした作品の作ることについて色々語り合えるように思えました。
時々写真展で、人を撮った作品を見ましたが、その作者の多くとは、残念ながら肝心なことについては語り合えませんでした。ですからこの方とお会いできたことはうれしい偶然でした。

この方からも色々示唆を受けて、私も発展していきたいと思います。

人を撮ってきて良かったなあと思うことの一つは、こうして若い方からも様々なことを吸収できる機会を得られるということです。
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- 2013/10/11(金) 00:02:19|
- 絵画
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今日は10月10日。1964年の10月10日は東京オリンピックの開会式の日でした。
10月10日は「晴れの特異日」で毎年晴れることが多い日でしたから、開会式の日に選ばれました。それに日本の秋はスポーツに適した季節ですし。
次回の東京オリンピックは7月、8月にやるんだそうですが「正気の沙汰」とは思えません。
冷房のために「電気が足りない」と原発推進を図るためでしょうか。アメリカの都合だという話もちらほら聞こえますが。
というようなことはまた別にして・・・。
人物を対象にした絵を描いている方がいました。
それぞれモデルがいるそうなのですが、・・・知人の方が「似ている」とおっしゃっていましたが・・・「似顔絵」とは違います。

この方はご自身の身近な人を対象にして描かれるようにしていると仰っていました。
「描く対象のことをよく知っていてこそイメージが湧いて描けるんです。よく理解したうえでのイメージを大切にしたくて、・・・。」

今現在、私がしている「(一期一会の)人物を撮る」とは対極のものです。(ただし、私の写真は、そうしたくて「一期一会の写真」になっているというわけではないのですが。)
(⇔)

人を描く、人を撮る。それぞれ「人に眼差しを向ける」ことです。
対象からすれば眼差しを向けられるということです。 そういうことの持つ意味などについて色々話すことができ共感し合うことができたのはうれしいことでした。
わたしが、かつて職場にいる時に、人物を撮ることに対する無理解や非文化的な言葉をぶつけられて不愉快な思いをしたことがあるだけに一層うれしく感じたのかもしれません。

この方の絵は色の持つニュアンスがとてもうまく生かされているように感じました。

学校の先生が「さあ、説明しますよ。いいですか。」というようなポーズですね。

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- 2013/10/10(木) 00:00:57|
- 絵画
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「売れる」といっても大量生産物を仕入れて販売するのと、自分自身が制作したものを売るのとでは大分意味が違いますし、「売れた」ことに対する気持ちが違うでしょう。

お客さんは様々な反応をし、様々な会話をしていきます。その中には直接次の制作へのヒントがたくさん含まれれています。
相撲では土俵には宝物が埋まっているといいますが、こうした手作り市のお客さんや他の出店者の声の中に宝物が埋まっています。
問題はそれを聞く耳をもつかどうかだし、それを自分で確かめてみるかどうかという点でしょう。

こうした出店者の中には関西だけではなくて関東や東海地方などでも出店する人がいます。
都市によってお客さんの反応がずいぶん違いますし、京都の人があまり批評をしてくれないのに比して東京の人は率直に批評してくれる、などとという話も聞きます。
伝統工芸品については京都の人の評価は厳しくレベルが高いとも聞きますが。
とまれ、この人の小人たちはなかなかの人気です。
緻密にできているばかりでなくどれも小さな物語を感じさせるからでしょう。
彼自身、こうした小人たちに言葉をつけたとてもかわいいしゃれたパンフレットを作っています。
小人たちを写した写真は彼自身の手になるものです。これも一見の価値ありです。
(⇔)

僭越にも私がいくつかの宿題を出してしまいましたので、今度お会いする時が楽しみです。
そういう宿題に輝く笑顔で反応できるところに彼の作品の質の高さが出てくるのだと思いました。イヤ、これも上から目線ですかね。
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- 2013/10/09(水) 00:03:27|
- 工芸
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良くできたミニチュアを並べて一つの世界を作るのは楽しい趣味だと思う。
そしてそこにウイットやユーモアがあると世界は一段と広がる。
物作りは精巧でさえあればいい、というわけにはいかない。作り手に遊び心や「粋」「洒脱」「諧謔」[「ウイット」などがあってほしい。
京都アートフリーマーケットが先月の21日から三日間、京都文化博物館の別館を中心に開かれた。この会場が魅力的だから、推薦を受けてこの建物の中心部のブースに作品を展示できるのは作家にとってはうれしいことだろうと思う。
だが、そうした場所には案外真面目で遊びの少ない傾向もある。
だから会場外にも注目。
私が楽しませていただいた作品は。
ご覧のようにピアスやストラップになる大きさですから、・・・。

ことに魅力を感じたのは時計との組み合わせ作品。

作者はこの方。
身長は180センチ前後なのでしょうか。大柄の方です。
彼の左耳にも・・・・。

「ダヴィンチのようには作れないけれど、モナリザが微笑んでしまうような芸術を」と出店紹介のパンフレットには書かれていました。
既に、彼の志は十分に高いのでした。

こういう笑顔ができる人は多くの友人や知人からエネルギーや知恵を受け取れる人です。
(⇔)


カラーとモノクロでは、ずいぶん雰囲気が変わります。
このカットは、実は、お客さんのスカートの柄と店のディスプレーとの組み合わせがいいなあと思ったので撮ったものです。
モノクロに軍配でしょうか。
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- 2013/10/08(火) 00:03:02|
- 雑貨・カード
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ピントは背後の掲示物にしてみました。

偶然の出会いですので、この方の性格を写し撮るだとか、よりよい表情を撮るだとかいうことはなかなかに難しいことです。
私がこれまでブログにアップさせていただいた方は520~530人ほどだと思いますが、そのほとんどが「一期一会」です。
この方は、ぜひまたお会いしましょうとお話しできましたが、それだって「予定は未定」の言葉がありますし・・・。

せめてこの機会に、記憶に残る、あるいはご本人に喜んでいただける写真を撮りたいものです。
(⇔)

それにしても目が印象的な方です。

(⇔)

今度お会いできるとすればその時には髪型が変わっているだろうということでした。
さて、どんな雰囲気になっているのでしょうか。
(⇔)
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- 2013/10/07(月) 00:01:56|
- 人物
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京都東山区三条にJARFO(NPO法人京都藝際交流協会=「藝術家支援・藝際研究・産藝共生をテーマとし、その実現、具体化の為の事業を継続しています。」)があります。
そこのギャラリーでは海外の作家の作品を見ることのできる機会が度々ありますので、時々立ち寄ります。
ここのスタッフのイタリア人版画家には、かつてこのブログにも登場していただいています。
その日までの期限でインターンシップのために来ている方にお会いして色々お話をうかがいました。

大阪府から来ているとのことでしたが、「とてもいい経験になりました。」とのこと。
会話するうちに、私が「シッタカ・ブッタ」話をしますので、危うく「絵を描かれる方ですか?」という誤解を招きそうでしたので、「いや実は、・・。」と写真の話をしますと
「被写体」をしていただけることになり・・・・私の最近のモットーである・・・「チャンスは前髪をつかめ」を実行することにしました。
前回、マリオさんを撮らせていただいた時にカメラの「高感度」設定を過信して、良い写真が撮れませんでしたので、・・・幸い? この時はお客さんが途切れていましたので・・・今回は明るい外に出ていただきました。

この方の目は印象的ですから、どうしてもそれに惹かれた写真が多くなります。
(⇔)

いつもの様にお互い初対面ですから、どこかぎこちないところがあるのは仕方がありません。
ですが、この方もまた作品制作をしているからでしょうか、とても協力的でありがたい方でした。

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- 2013/10/06(日) 00:02:08|
- 人物
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4回生ですから卒業制作があるわけですが、
「描くところを撮らせてくれないかなあ。」 「いいですよ。また連絡します。」
「卒展にも行くからね。」

この方は染色。

ですが、今は刺繍をしているんだそうで、卒業制作は刺繍で行くそうです。
「今の作品と関係がまったくないわけではないんですよ。」
光の具合と何より私の視力の弱さが原因で、この作品の「肝」を見落としていました。

作品の中に赤や青の水玉のようなものが見えますね。それが刺繍で表現されているのです。
作品の裏に回ってみてそれと気づきました。

刺繍をするなら京刺繍の職人の仕事を見るといいよ、と話すと、刺繍に限らず職人さんの仕事を見たいというので西陣織物会館の実演のことを教えてあげたのですが、それはそれは強い関心を持っていて、熱心に耳を傾けていました。

この方たちの卒業制作展が楽しみです。
- 2013/10/05(土) 00:00:41|
- 未分類
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コーテーションマークに落とし込む。
そう言われても「芸術」に不慣れな私には思いもよらない。
学生たちはそれをどう受け止めるのか。興味あるところだった。
この方はプリント。
深海の魚たちが浮上して遊泳している。

スクリーンは青系の色で描かれているが、こうしてモノクロで見ると魚たちの姿がいくつかの動きの連続をつくっていて「遊泳」感がよく出ている。

この方の作品は床に置かれていた。小さな円が様々な色で描かれて円盤を埋め尽くしている。
大人の知に縛られない子供のように開放された絵を描きたかったという。

そこで心も体も解放されて自由な写真を・・・と考えたのですが、
じゃあ、こうしましょう。 ト、突発的な行動が・・・・。

この方は表現を歴史的に追跡したり、アカデミックな教育を受け入れてきて、今はこの作品に至ったという。
その人が、・・・・。

こうなると私は、撮っているというより撮らされているといった感じだが、決してイヤではない。むしろとても楽しい。
(⇔)

「言ってくれれば逆立ちでもしますよ。」
(⇔)

パワー全開です。
(⇔)
「シュワーッチッ!!」と飛んでいきそうになったので、
これぐらいにしておきましょう、と私。
テーマ:ある日の風景や景色 - ジャンル:写真
- 2013/10/04(金) 00:01:49|
- 絵画
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この人の写真を見て、やはり私には撮れない写真だなあと思いました。
(⇔)

ギャラリーで撮る時にいつも困るのは照明が作品のために設定されているという当然の条件があることです。

そこで二人で色々工夫をしているところです。
学生の頃から盛んに作品の発表をしてきて、今ではずっとその頻度を少なくしているとのことでした。実際これまでの経歴を見せていただいて驚きました。
私などはいまだに個展ができずうじうじしているのですから、爪の垢をもらいたいくらいです。
(⇔)

この人の作品が、「女は美しくて、汚くて、愛しくて、憎い」を表現するうえで、キチンと良いモデルを選んでいるということに感心しました。事情でここには映せませんが、感情表現のできる、演技のできる人をモデルにしているのです。
きちんと表現としての写真を意識し制作している点で、私との大きな懸隔があります。
刺激を受けます。

他府県にまで行って個展をするには金銭的にもずいぶんの負担になります。旅費、宿泊費だって馬鹿になりません。
そうしてまでキチンと自分の作品を公開するところに覚悟のありようがあるんだろうと思います。

わざわざ私が撮影できるように一灯をモデルとなってご自分に向けて動かしてくれたのですが、一応撮影を終えて、照明を元に戻しているところです。
カメラ・ウーマンとの楽しいひと時でした。
テーマ:女性ポートレート - ジャンル:写真
- 2013/10/03(木) 00:02:41|
- 写真
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「人を描く」「人を撮る」、そういう作品を探して見ている。
人を対象とした作品に関心が向く。
河原町五条付近に、さほど広くはないギャラリーがある。そこではもっぱら写真が展示される。
Dmのキャッチコピーに刺激されて足を運んだ。
「女は、美しくて、汚くて、愛しくて、憎い」とある。
作者の名前は女性であっても男性であってもおかしくないモノ。果たして、・・・・。
(⇔)

作品はすべてモノクロ。
展示会場に入ると、一人の若い女性がいた。部屋が暗かったせいもあって顔を見分けるまで目が慣れるのにわずかだが時間がかかった。ただその華奢な体型はすぐに分かったので、・・・・失礼ながら・・・若い方が作家の手伝いに来ているのかなと、・・・。
この方が作者だった。
写真の専門学校を出ているし、撮影歴も私より長い。しかも学校は「本格的な写真」を指導する学校。

関東の方だが、京都ですでに5回以上も個展をされているという。地元ではそれ以上であることは言うを待たない。

写真の技術も知識も私以上にお持ちだから、こうして撮らせてもらっても実に要領よく気持ちをくんで動いていただける。
(⇔)

撮影歴、個展の回数・・・それと画面に写っている女性とイメージが合わないかもしれません。
でも、会場のこの作品を見ていただければ。

絵でもそうですが、男性の描く女性と、女性が描く女性とはずいぶん違う気がします。
私の写真とこの方の写真とでも、やはり大きく表現されているモノが違います。

それにしても、このかたが「「女は、美しくて、汚くて、愛しくて、憎い」という意識で女性を撮った方なのです。
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テーマ:女性ポートレート - ジャンル:写真
- 2013/10/02(水) 00:03:37|
- 写真
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