中国から急きょ帰国し、入院生活をしていましたが、ようやく・・・完治しないまでも・・・退院でき、少しずつ従来の生活に復しています。
ご心配をおかけしました。 お見舞いのコメントをいただき、改めてお礼申し上げます。
さて、ブログもそろそろ再開したいと思います。
瀋陽故宮の周囲には色々な土産物店やレストランがありますが、それと並んで書家や画家たちの制作展示販売展があります。
わたしは学生の案内と通訳でそこを訪ねました。
今回紹介するのは書のための筆に文字を刻む職人さんです。140年を超すお店だそうです。
カッターナイフ一本で毛筆の字形を見事に刻み込む腕前に見惚れてしまいました。無論下書きなどはありません。
撮影させていただきたいとお願いするのですが、学生たちが一所懸命交渉してくれます。
快くお許しいただきました。

単に観光の記念で写真を撮るのではなさそうだと気付かれてから、何か不思議な心の交流が始まったように思いました。

これまでの作品を見せても頂きましたし、ご自身自筆の「金剛如意」と毛筆で書かれた栞をいただきました。
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こうして彫ったあとには黒や赤の色をさします。
日本の筆にも同じように彫られていますから、、そのこと自体は珍しいことでもありませんし、日本で見るそうした文字の素晴らしさにも着目していましたら、それと比べてどうこうということはないのです。それよりやはり同じように高度なこうした技を眼前で見られたこと、そしてその職人さんの技に対する謙虚で真摯な姿勢に触れられたことが印象的でした。
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- 2013/06/30(日) 00:01:31|
- 伝統工芸
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先日、このブログで体調を崩したことを書きました所、いろいろな方々からご心配とお見舞いのメールをいただきました。大変ありがとうございました。
実は中国から急きょ帰国しまして、目下入院中です。病気は順調に良くなってきているようでして、今週末くらいには退院できるかなあなどと思っております。
今日は数時間の一時帰宅の許可をとって、各方面に現状をお知らせしているところです。
病気から回復しましたら、またブログも再開したいと思っておりますので、その際にはまたよろしくお付き合いください。
- 2013/06/24(月) 11:07:11|
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実はここ数日心身ともにかなりまずい状態で、皆様にお見せしたい写真もあるのですがアップすることができません。こうして短い文章を書いているときにもキーのミスタッチばかりを繰り返し、書き始めてからどれだけ時間がたつのかわかりません。もともと迂闊な男ですのでこうしたことに慣れているとはいえここまでひどいといささか自分自身に不安を感じます。今日の太陽を浴びてしゃきっとしてくれればよいのですが、どうもそうはいかないようです。そんなわけでしばらく開店休業としたいと思いますので悪しからずご了承ください。 soujyu2
- 2013/06/14(金) 06:54:11|
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図書館の入ると受付カウンターがありました。そこで内部の写真を撮っていいかと尋ねました・・・???
いえ中国語ができないものですから、下手な英語で話しかけたのです。すると受付嬢は「さっぱりわからない!」といった様子で奥を振り返りかえって助けを求めます。しかし、奥から援軍は現れません。
と、そばに寄ってきた・・図書館利用者と思しき…一夫人が、カウンター上に私の英語を通訳してくれました。そして「ロビーは構わないが閲覧室はノーだ。」と話してくれたのです。
私の英語はかなりおぼつかないものですが、その方はなかなか達者でした。ただ少々?訛っている?ような気がしました。この点はお互い様です。実に親切な方で、私の不安を読み取ったのか、しばらく様子を見ていてくれました。
ここはロビーです。うれしいことに絵が飾ってあります。
何人もの作家の絵がかかっています。
遠目に見てもお分かりのように、なかなかすぐれたデッサン力ですし、題材的にも好感が持てました。
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閲覧室への通路を超えてその奥にも絵が飾られています。
閲覧室にはたくさんお利用者の姿がありました。中には入りませんでしたので蔵書の様子はわかりません。上のほうの階には日本語の文献もそれなりにそろっているそうです。
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こちらの方たちの服装は大概こんな風です。
ですから私のような年恰好のものが、日本から持ってきた綿パンとシャツを着ているだけで「外国人?!」と思われるようです。
左から二人目の方のように・・縦のストライプのシャツを着ている方・・・こざっぱりした服装の方は珍しいです。
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それにしても入場無料で本が読めるのは無論のことこうして絵や書を鑑賞できるのはいいですね。
私が最も気に入った作品です。
社会的には比較的底辺にいる働く人に対する眼差し。最近日本の絵画展ではあまり見られなくなった眼差しです。こうした存在が日本にないのでも少ないのでもありません。ただそこに向ける暖かい共感と敬意のまなざしがなくなっているのだと私は感じています。
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- 2013/06/13(木) 00:17:12|
- 瀋陽
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地下鉄の駅に「市図書館駅」というのがあります。
気になっていたので途中下車しました。
地下鉄の駅名は、こうして・・・・どんな方なのかはわかりませんが・・・それぞれ異なった人の文字で表示されています。

図書館といったような施設にどれほどの力を入れているのかという興味です。
図書館前の芝の広場です。この写真ではクリックしていただかないと図書館の建物は見えません。右端にちょっと写っています。
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その芝の広場には・・・。サッカーの練習をする人たちが。中国ナショナルチームの選手たちのようです。
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私も一緒に走ってみました。

反対側から眺めた図書館の建てものです。
デザインも考えられています。
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- 2013/06/12(水) 00:02:42|
- 瀋陽
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こちらでは独り身ですから、時々スーパーマーケットに買い物に行かねばなりません。
買い物ついでに立ち寄りました。立ち寄ったからといって何かを買ったわけではありませんが・・。
飾りに「60」とありますから還暦のお祝いでしょうか。
「寿」の字が中国的ですね。
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ここは岡山県ではありませんが・・・。大きな桃が乗っかっています。
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やっぱり働いている人を撮らねば・・・。目が合ったのでカメラを見せて「はい、パチリ」
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- 2013/06/11(火) 00:14:06|
- 瀋陽
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日本にいるときには週一度は寺町のギャラリーめぐりをしていますので、やはりときどきは絵を見たくなります。
工業展覧館に、こんな方がいました。
(⇔) クリックしてご覧ください。

ギャラリーが多くて、なかなか人垣がなくなりませんので話しかけにくかったのですが、何とか撮影の許しをいただきました。
中国の人の多くは…日本に観光に来た際にもそうなのですが、基本的に写真撮影の許可をとるということがありません。それは人物を撮るときにも、遺跡・遺物、建造物や芸術作品などの場合にもです。で、逆にカメラを向けられても眉をしかめるような方も少ないようです。
実際、この方に対しても何人もが無断でシャッターを切っていました。

「あの時代はそういうことが普通で、違法でもなかったのだから私だけ特別に謝罪を求められるのはおかしい。」などということを言うような人と同じ穴には住みたくないので、遠景として映り込むのではなくて、こうして特定の人を対象とするときには、ちゃんと声をかけようと思っています。
「絵は描き続けてください。」とお願いしますと、今まで通り筆をとってくれました。

どんな経歴の方なんでしょう。
この方の画集や、展覧会での展示作品を紹介した印刷物もありました。
こうして絵筆をとって(中国で)生活するということについていろいろお話を伺いたいなあと思いました。でも中国語ができませんので、…残念です(学生ときていれば通訳してもらえたのですが彼らは喜んでその役をしてくれます)。

周囲のは何人もの人がいるのですが、そこはこれまでの修行の賜物でしょうか、何とか半歩、一歩の踏み込みができました。
いつものカードを机に置きますと、それを手に取って一瞥の後、素敵な笑顔を向けてくれました。
「謝謝」
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- 2013/06/10(月) 00:04:07|
- 絵画
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工業展覧館といういささか古びた洋館風の建物があります。この建物の名前で地下鉄駅があるくらいですから、この地の重要建造物に違いありません。
この建物の中には常設の店が並ぶほか、企画展がたびたびおこなわれます。
店といっても、「テナント」という言葉で連想するような、つまり日本でイメージするような店ではなくて、スペースで畳6畳から8畳くらいのまるで大学の学園祭の店割のような感じのブースが並んでいます。
この時には企画展として何やら高級品の展示販売会らしきものがありました。高級な工芸的な机やいす、あるいは手の込んだ刺繍の服、さらには刀剣などまでが販売されていました。
しばらく行くと、大きな扉が開いていて客たちが三々五々そこから企画展会場に入っていくのです。そこには入場を規制するスタッフがいません。その人の流れに身を任せていつの間にか会場に入ってしまいました。
さてそのフロアにこんな方がいました。実演販売です。
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おそらくめでたい文字などを書いているのだろうと思います。日本にも「和」なんて書いたものを飾る人たちがいますね。
以前TVの番組で見たものはもっともっと装飾的でしたが、この方のはかなりシンプルです。

筆の扱いは見事なもので、いささかの乱れ、逡巡がありませんし、筆先のコントロールはほれぼれします。
言葉ができないということは実につまらないものです。
が、ともかく写真撮影の許しをいただいて・・・。この字は「信」でしょうか。

漢字文化ですねぇ。

私が習った筆の持ち方とはいささか違いますねぇ。この方の癖なのでしょうか。
まあ、別に「正しい持ち方」というものがあるわけでもないでしょうが。
淡々と作品を仕上げていきます。落款を押して仕上がりです。そこで私も「謝謝」と言って退散です。後ろから「不客气」という声が追いかけてきました。
テーマ:ある日の風景や景色 - ジャンル:写真
- 2013/06/09(日) 00:02:15|
- 絵画
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中国の公園では、年配の方々が楽器を鳴らし、歌を歌い、そしてダンスに興じています。
道路ではあちこちでカードや中国将棋をしています。
職場での人間的なつながりや地縁のつながりがまだまだ濃厚なのでしょうか。
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楽器の演奏に合わせて大きな声で歌う人がいます。歌い終わると周囲から拍手がわきます。
カラオケの装置を持ち込んで次から次へと交代して歌う姿も見ます。日本でのお互い同士のよそよそしさと比べると、なんてあけっぴろげなんでしょうか。
そして突如現れる楽器や所の名人?たち。
公園の敷石に、長い筆に水を含ませて字を書く人たちの、その字にも驚かされます。
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しゃれたギャラリーにこぎれいな絵を並べている風景は、この瀋陽ではほとんど見受かられません。
でも音楽や書やスポーツ的な遊戯がごくごく身近に日常的にあります。

この方の「全身全霊」を傾けた演奏には本当に圧倒されました。この演奏が、寺院の横手の公園の松林で聞けるなんて!!
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私が「謝謝 謝謝」と言ってカメラを下に向けるまで、汗をいっぱいかきながら全力で演奏してくれました。
私の思い込みかもしれませんが・・私が写していることを意識して演奏してくれたんじゃないかと思います。
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私が立ち去りながらふと振り返ると、こちらを見て笑顔を見せてくれました。そしてお二人で何やら演奏について話しておられました。
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- 2013/06/08(土) 00:07:43|
- 音楽
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北塔公園を出ると再び公園に回ります。そこには松林がありその松の樹間で楽器演奏の準備をしている方がいます。
カメラを見せて「撮ってもいいか」と尋ねると快く・・だと思いますが・・・OKしてくれました。
楊琴を組み立てるとまずはこちらから演奏を始めました。笛の方はリードのようなものを調整されています。

笛のほうの方が演奏をリードされているようなんですが、こちらの楊琴を演奏される方は終始表情を変えずに演奏の集中されていました。

実は私は撮影の初めのころはフジのx20で撮っていたのです。
しかし、この笛の方の演奏を聴き、その集中力と表現のダイナミックなことに刺激されて、ほとんどそのカメラを抛り出すようにして、α900に持ち替えました。
それでなくてはとてもこの演奏の迫力にこたえられないと感じたのです。

果たして私のつたない写真でその雰囲気が伝わるものかどうか、実に心もとないのですが。
笛の方は楊琴の方に向かってその音を引き出すように、時に食い入るように体を前傾し、時に大きくのけぞって体全体で音楽を作り出すのです。
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周囲のギャラリーが集まってきましたが、私もほとんど日本にいるときと同じように二人の呼吸に同調して食い込んでいきます。
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すると・・かどうか定かではありませんが・・・ますます劇的な演奏となり笛の方の顔は紅潮していきます。
私は・・中国に行ったら鞄は肌見離すな!・・・などと観光ガイドにさえ書いてあったことを忘れて、x20を放り投げたまま、リュックはチャックをあけっぱなして放ったまま撮影していました。
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とても興奮した時間でした。
ふと我に返ってカメラを拾い、リュックを担いだときに・ふとよぎった思いに気付いて恥ずかしさを感じました。
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カメラを持った私もその音楽の中に参加させていただいたような気持になりました。
この方たちはどうやら単なる趣味の領域を超えているように思えました。稽古への集中力といい、おた外への意志の伝え方といい、何よりその音楽の劇的なことといい。
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- 2013/06/07(金) 00:01:27|
- 音楽
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この塔をもつ寺院は「護国法輪寺」といいます。
この極彩色の建物の脇に、こんな仏像がありました。

まだ新しいものでしょうか。あるいはよく手入れされているからでしょうか。とてもきれいな白い石の仏像です。
日本の木像で、化粧が剥落したものも魅力がありますが、こうしたものは、これでまた「アジアの仏教」を感じさせて魅力的です。
撮影に力が入りました。
(⇔) ぜひクリックしてご覧ください。

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- 2013/06/06(木) 00:01:10|
- 瀋陽
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この近くに北陵公園があります。清朝2代皇帝のホンタイジ(清朝の創設者)がまつられています。そこで地下鉄を降りてここまで歩きましたが、実はその手前の駅で降りればもっと近かったようです。
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でも、まあ、いいんです。何しろ時間はたっぷりあるのですから。
この奥には大きな石の板に多数の文字が刻まれたものがたくさん保存されています。
その石版たちの多くは亀の甲に乗っています。
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今向こうで礼拝(五体倒地)をされている方はまだ若い方です。

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- 2013/06/05(水) 00:02:04|
- 瀋陽
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宗教的施設ではこうして礼拝の行為が見られます。そうした時にはずっと遠ざかって撮らせていただきます。

古代ギリシアの哲学者が、世界の各地には様々な神々が存在し、そしてそれらはそこに住む人々に似せられて作られていると指摘していました。

朝鮮や中国から移入された仏像が、やがて飛鳥の時代を経て、当時の列島に住む人々の相貌に近づきました。

ガンダーラ仏を見るとその地の人々は美男美女が多かったのだろうと、あらぬ方向に連想が膨らみます。
右手方向に見えるのは「マニ車」です。
お年寄りがかわいい女のお孫さんを連れて参拝をしています。その子が車を回す姿がとてもかわいらしかったです。

先ほどの古代ギリシアの哲学者は「だから自分たちの神だけが尊いと思うな。まるで奇妙な形だと思うよその神々もまた尊崇を受けているのだ。」というような意味のことを言っていました。
最近の日本の一部の政治家の発言は、「わが国だけが神国で世界に冠たるよい国だ」と言っていた時代に日本を引き戻そうとするかのように聞こえます。とても尊大で品が感じられません。橋本、石原、安倍などという各政治家の言動は日本人自身を侮辱し貶めているように私には思えます。
(⇔) クリックしてご覧ください。
テーマ:ある日の風景や景色 - ジャンル:写真
- 2013/06/04(火) 00:01:58|
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壁は最近塗り替えたものでしょうか。鮮やかな色ですし像も新しそうです。
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白い塔が見えてきました。
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あれ?!日本の灯篭のように見えますね。
中国の伝統的な形式なんでしょうか? それとも逆輸入?
知識がないのが残念です。

こんな木組みは日本でも見られますが、全く装飾的なもののようですね。
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日本の寺院では仏教受入れまもなくに、塔(ストゥーパ)の宗教的な位置がずいぶん違ってきてしまっていますが、ここでは礼拝の対象であり続けています。
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テーマ:ある日の風景や景色 - ジャンル:写真
- 2013/06/03(月) 00:04:25|
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北塔のある寺院に入ってみます。
京都ではうんざりするほど目にする「拝観料」の掲示はありません。
こうした場所でもう一月になるのは「撮影禁止」の表示です。これもありません。ただし、そんなことは言うまでもないというのが中国の常識なのかもしれません。そこで周囲をよく観察して中国の人たちの動向を伺いますと・・・・、どうやら撮影はOKのようです。

旅行案内でしたら、寺院の全景とか正門の様子をまずご紹介するんでしょうが。
私が映りこんでいますが、カメラを持つものは自分自身の写真は少ないので今回少し意識して写しこんでいます。お見苦しいですがご容赦を。

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寺院の境内はきれいに管理され、色はごく彩色ですが、静謐な雰囲気が漂います。
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参拝者はいるのですが、人の話し声はしません。
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- 2013/06/02(日) 00:04:19|
- 瀋陽
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学生たちが私を「観光案内しましょう」と申し出てくれています。が、ほんの少し自立しなければと思って、一人で出かけてみました。観光に行かれる方にとってはそれが当り前でしょうし。
瀋陽の東西南北にそれぞれチベット仏教系の塔があります。
朝鮮族の多く住む地域にある西塔には昨年行きましたので、今回は北塔に行ってみました。
なかなか清潔で良い寺院でしたが、その前にある公園でこんな写真を撮ることができました。

近づいて耳を傾けていると目が合いました。そこで「可以拍照片嗎?」と尋ねたつもりなんですが、ちっとも通じません。私の発音がどうも悪いようです。自身なさげに話しかけているのがよくないのかもしれません。
でもどうやら了解は得られたようで撮り始めした。

周囲の友人たちとリズムを確認したり、譜面を見ては話しあっています。
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休日の楽しいひと時のようですが、かなり年季の入った楽しみのようです。
しばらくして、「お前は韓国人か?それとも日本人か?」と尋ねられましたので「日本人だ」と答えますと二胡を弾いていた男性の表情が一気にかたまり、突然すっくと立ち上がりました。
私はとっさに「中国に来て初めて反日的な言動に接するのかな?これはよく見、よく聞かないといけないぞ。」と少しばかり身構えました。
しかし、この予想は全く見当はずれでした。二胡のほかにこんな楽器[葫芦絲/葫蘆絲 (フールース)]
も練習しているんだよ。と、わざわざ取り出して吹いて聞かせてくれたのです。
むろん大喜びで聞かせてもらい、写真も撮りました。

練習のお邪魔をしているにもかかわらずどの人も友好的でした。
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テーマ:ある日の風景や景色 - ジャンル:写真
- 2013/06/01(土) 00:03:09|
- 瀋陽
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