みやこメッセの実演会場では「撮影禁止」です。周りに相当高度な作品が並んでいるからでしょうか。
でも、ここでは展示作品群とは離れて実演会場があるせいかご本人の承諾を得て撮影ができます。

手作り市などと違って「実演」のための制作ではあっても、制作の様子を取ることができるのはうれしいです。こういう場所では制作に集中できないから・・・私のようにしつこく話しかける者、写真を撮るモノもいますから・・・集中が細かく途切れてもいい様な制作にする方と、そうでなく本来の制作を続ける方とがいるようです。
いま初老の婦人が来られて、自分の作品について説明されています。その婦人がとても親しげに近づいてきたので「お母様ですか?」と聞いてしまいましたが、まったく違うそうで・・。

この作業場の前には大学校の1年生時、2年生時、卒業してからの作品が順に並んでしますが、その成長はくっきりと表れています。
全く経験のない分野に入った人でも、2年3年で得意な伝統工芸をそれなりに我がモノとしていく様子がこの工芸館で分かります。そしてそれをさらに職業にしていく人たちがいます。
こういう技の結晶を楽しめる社会でありたいですね。

広島出身で京都在住。
高校時代の進路指導で示唆を受けてこういう世界に入った。
こうして人生を形作っていくのですね。
「微笑み」系女子の絵付けの図
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- 2012/09/29(土) 00:37:06|
- 陶芸
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「ひきこもりがち」な性格だというその人は、「この仕事案外私に向いていたのかも」という。
「引きこもり」系女子の絵付けの図。


いえ、いえ、この方なかなかの話し上手で実演者に選ばれただけのことはあります。作陶の腕だけではありません。
本当?はこんな感じ。

大学校入学当初は「手先の器用な私は、まあそれなりに作れていたけれど、不器用な人が着実に努力を重ねて卒業のころには私よりずっと上手になった。」というお話は、我が身を振り返って耳が痛かった。
この角度からだとNHKの連続ドラマの「梅ちゃん先生」に似ていませんか。

大学校からの依頼で販売用の器を制作しているのだそうです。
貝合わせの絵付けなど様々な作品がこの前に並んでいます。
テーマ:女性ポートレート - ジャンル:写真
- 2012/09/28(金) 00:24:56|
- 陶芸
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衣紋の意匠や顔立ちに時代の反映があります。
他の彫刻と違って単に「芸術」作品というわけにはいかず、つまるところ信仰と重なるのが仏像ですから、仏像製作は独特の難しさがあるかでしょうね。
(⇔)

元来は関東の方ですが、鎌倉や東京にも仏像製作の伝統があるけれども京都に学びに来たのだそうです。
同業の人たちと話すと東西で職人気質も違い、弟子の養成のしかたも違うようです。
職人の世界は親方(師匠)の仕事を盗めというのが基本だが、伝統工芸大学校では「仏さんの顔の半分を師匠が彫って、あと半分を自分が彫るような体験もさせてもらえた。」と、貴重な体験を話された。
(⇔)

私が床に膝をつき下から覗きこむようにレンズを向けていると、ほっと息を吸った拍子に気付いて「えっ?!」と驚かれる。
(⇔)

シャッター音だけが響く。ノミの先からは聞こえない音がつたわってくる。

- 2012/09/27(木) 02:45:17|
- 伝統工芸
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京都伝統工芸館には京都伝統工芸大学校の学生、卒業生、講師などの作品が展示されている。学生の作品などといっても驚くほど高い水準なので、工芸作品の好きなものにとってはとても楽しめるところだ。
いや普段伝統工芸品に興味や関心のない人にもぜひ出かけてほしいところだと思う。日本てすごいなあととため息が出る。
人間の成長力にも驚かされる。
以前ここで七宝の若い作家・武内さんに出会った。昨年の私の「出会い史」の中でも特筆すべき人の一人だ。
今日は中国からの留学生に再会する機会があれば・・・と案内の下見も兼ねてここを訪ねた。
若い職人さんが実演をしている。といってもこの方は私がいつも出会う職人さんに比して若いということで、大学校卒業直後ということではなさそうです。

「仏師」です。
仏像彫刻は、独特の難しさがあるのではないかと思います。

この仏像の素材は桜だそうです。
固い木の方が切り出したエッジが欠けたり、削った表面が白くくすんだりしないので取り扱いやすいのだそうです。

ノミや小刀はよく研がれて、照明に光っています。
何度も研ぐから次第に短くなって・・・、と柄にはめ込んだ切り出しを抜いて見せてくれました。研いで短くなると柄も削っていって、それで対応できなくなると・・・柄があまり短くなったら握れません・・切り出しを組み入れる溝の中に詰め物をしてかさあげするのだそうです。
(⇔)

仏像は白木のままで完成ということもありますが、漆を塗ったり金箔をはったり、様々な金具を施したりします。それらを一人ですべてする場合もありますが、多くは専門の職人さんに託されるわけです。ですからその人たちの仕事も想定して仕事をすることが大切だと言っていました。自分が自分がと誇りたがる人の仕事はダメだと。
- 2012/09/26(水) 01:01:56|
- 伝統工芸
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(⇔)
向こう側で叩いている方はHさんです。沖縄に4年間いて、保育園などで太鼓の指導もしていたそうです。「三線とのコラボモ・・。」と向こうでいろいろな人ととバンド演奏したことなどを楽しく話してくれました。
普段のお仕事はと聞くと「太鼓で生活できればとおもっているんですが、なかなか・・。」
今バンドメンバーを探しているんだそうです。

今の演奏は何か〈出来上がった〉曲なんですか?
いえ、即興の掛け合いです。
夏を惜しんで敢えて太陽の下で演奏をしているといいますが・・・。

「ここへ来れば年齢・性別・国籍に関係なくみんな仲間ですから・・・。」
魚釣島までも竹島でも、日中韓の若者がこういう楽器を持って乗りこんでしまえばいいのに。
某東京都知事みたいなのが突然まずしい漁民の味方になったような発言を隠れ蓑にして時代遅れの国家意識を振りまくよりずっと健全だろうと思う。

「以前80歳になる『老』婦人がこの太鼓に興味を持って『東京に帰ったら教えてくれるところを探して・・』とおっしゃっていたので、いつか東京に行って一緒にたたきたいです。」
- 2012/09/25(火) 00:33:30|
- 音楽
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空気も雲も秋に変わり始めました。
でも、今日の日差しは強い!! よく晴れています。 洗濯物は・・・、乾きます!!
京都岡崎にある「みやこメッセ」の地下で、京都の9大学合同美術展覧会があって見てきました。
どの大学も芸術系ではない大学の美術サークルです。同志社大の学生の作品が質量ともに群を抜いていました。が、それぞれが街のギャラリーで展示しているときに比べると各大学ともよかったと思います。
そのみやこメッセの地階から見上げた空です
(⇔)

鴨川沿いを北に上がって帰ろうとすると、三条大橋に近づいたところで太鼓の音が聞こえました。半年ほど前にここで6,7人が太鼓をたたくのを撮ったことがあります。あの仲間だったらまた楽しい話が聞けるなあと、自転車を巡らします。

話しかけてみると、別の人たちでしたが、どうやら同じ太鼓をたたくもの同士で、よく知っているようです。
なんとまあ、暑いところで練習しています。今はようやく太陽が南中を過ぎてやや西に傾いていますから、石垣が遠慮気味に影を作っていますが、直前までは炎天下だったはずです。
さすがにようやく出来た石垣の影に身を寄せていますが・・・。
私:「暑いところで練習してるねぇ。」
A:「過ぎていく夏が惜しくて、太陽の光を体いっぱい浴びてるんです。」
B:「そういう割に石垣の影に入ってるじゃないか・・。」
などといってもこの日差しですから。

よく焼けています。

太鼓の名前は「ジャンベ」というんだそうです。「本来は『ジェンベ』が原音に近いんですが、日本に伝えられたときに『ジャンベ』と発音されるようになった」のだそうです。アフリカの楽器のようです。
中央部が低音、周辺部を手の指をそろえて叩くと中音、そして周辺部を指をバラバラに離して打つと高音が出るんだそうで、基本的にはこの低・中・高の音の組み合わせなのだそうです。

撮影を申し出ると喜んでOKしてくれて早速演奏してくれました。低音はかなりお腹に響く迫力があります。
上の基本的な音以外にも様々な音の作り方だあるんだそうです。
(⇔)
- 2012/09/24(月) 00:04:16|
- 音楽
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人に出会ったときに、その方から強いインスピレーションを受けることがあります。インスピレーションの内容は色々ですが、この方からもそれを感じました。
これまで多くはモノづくりや作画・作陶などに取り組んでおられる人でしたが、この方の場合はギャラリー巡りで出会った方、ということになります。
同志社大学の美術サークルに「 会」というのがあって現役から団塊世代を超える人たちまで、その世代ごとにグループ展をされています。私は同志社卒ではありませんが、毎年楽しみにさせていただいています。
その会場で偶然出会った方です。
(何かおかしいです。画面が小さいのです。クリックしていただいたら、拡大しますが。いつもと違います。)

どこか飄々とした感じと、しかし、鋭い観察眼を持たれているような研ぎ澄まされた感じを受けました。
というより何より私が惹きつけられたのはTシャツのデザインでした。
「偽ライカ同盟」のTシャツを着ている「ただ者ならぬ人物」

ただならぬ人生を越えて、こんな表情も

こんな表情もされます。

でもこういう表情が、何か深い思いを伝えてくるのです。

決して威圧的でも卑屈でもなく、ただそこに自分の空気を作って語られます。

よい方と出会いました。
読めますか。「偽 ライカ同盟」の名前が。これはインパクトありますよね。写真好きには。
田中長徳氏の「偽ライカ同盟」のTシャツとして作られようとして、「未遂」に終わったものらしいのですが。
それを着ているだけで「ただ者じゃない。」ようか気がしますよね。
とにかくこの方の表情の揺れ幅が尋常じゃないのです。
- 2012/09/23(日) 01:28:38|
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外国で腰を据えて様々な活動をする人たちに対して、ある種の壁を感じていましたが、その壁が一挙になくなった感じがします。
私宅の近所にも幾人かの外国人がいます。そのうちの一人カナダから来ている男性と少し踏み込んだお付き合いができそうな感じがあります。
そうなると嬉しいなあと思っています。

イタリアの自動車のデザインや服のデザインは素晴らしいということをお話ししましたが、その時のマリオさんの表情はとても満足げでした。それはそうでしょう。そしてそうした芸術的な伝統のあるイタリアから日本文化の魅力を感じて来日し、それを我がものとしようとしているのです。排他的な自国中心主義的な偏狭さを感じません。

とても愛嬌のある方です。
このマリオ氏の指導する、版画のワークショップ(「マリオ木版画講座)では受講生は大いに楽しんでいることでしょう。


- 2012/09/22(土) 02:43:42|
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「淡い」という言葉の担う日本の文化に関心を持つのだといいます。
生まれはイタリア。イタリアではコンピュータ関係の仕事をしていたそうで、彫刻やテンペラ画をしていたことがあるそうですが、版画は日本に来てからの勉強だそうです。その転機を作ったのが「淡い」だそうです。・・・ちなみに,マリオ氏によると,テンペラ画は卵を使ったもの、日本のようにニカワを使ったものが よく知られるがそのほかに手法は百種類くらいあるのだそうです。初めて知りました。・・・。

NPO法人京都藝際交流協会 日伊藝際交流企画担当 主任研究院という難しい肩書をお持ちです。

「淡い」をイタリアの人は理解してくれると思いますかと尋ねると「難しいでしょうね。」と答え、「私自身まだまだ理解しきれていません。」といいます。その時の眼はキラキラしてまだこれから素敵な世界を見ることができるのだというワクワク感があふれています。
淡いという概念は「有るか無いか」と二元的に区別するのではない「有りつつない、ないとしながら有る」という世界ですねというと「私の好きな言葉があります。私の言葉ではないのですが『白い影』という言葉です。」
この人は「有る」と「無い」の矛盾的同一を理解する人かもしれないと思いました。

工房はどちらなのですか。
ここです。ここで作品を作りワークショップなどもしています。

最近の作品として見せていただいたのは抽象的な作品でした。以前は具象的な作品も作っておられたとか。
「間」という世界にも関心を持っておられましたが、私たちはこのような海外からの目を通して私たちの文化の特性をよりよく知るのではないかと感じました。
- 2012/09/21(金) 01:28:08|
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9月の1から3日は、富山県富山市八尾町(旧婦負郡八尾町)で「おわら風の盆」という祭りがあるのだそうです。
この祭りでは、「越中おわら節」の哀切感に満ちた旋律にのって、坂が多い町の道筋で無言の踊り手たちが洗練された踊りを披露するそうで、ホタルを追う様子を表現した艶やかで優雅な女踊り、田仕事を表現した勇壮な男踊りが繰り広げられ、胡弓の調べなどが来訪者を魅了するといいます。
普段は人通りも多くないや八尾市がこの時は遠くからの観光客や写真を撮り人絵を描く人などで賑わうそうです。
その「おわら風の盆」にすっかり魅了されて毎年(今年は個展の開催日に近すぎて行かれなかったとか)通い、女踊りを中心に描き続けてきた方がいます。
田中昌巳さんです。

田中さんは私より一回りと少し先輩になりますが、実にお元気に絵に取り組んでおられます。
この「ギャラリー カト」で隔年に個展をされて7回目です。 以前何度か見せていただいています。
個展以外の機会にも見せていただいた記憶があります。

田中さんが本格的に絵を描き始めたのは定年になる少し前だそうです。そして定年の翌月というか翌日には京都岡崎にある関西美術院に通い始めたのだそうです。そこでみっちり裸婦デッサンを勉強されたそうですが、女踊りの絵にはそのデッサンの確かさが十二分に生きているように思います。
なんて私が言うのは僭越すぎますが。

それにしても踊り手の腰の決まり方、足の浮き方、手指のしなやかな美しさ、うなじの美しさなどなどに至るまで見事に表現されています。
女性の美、ある種の「色気」を表現しようとする執念を感じます。

女踊りの優雅な女性の姿態を描き続けて来られましたが、その一方で「幻想の領域」と題した一連の作品も描かれています。
HPに詳しく示されていますが、京都南禅寺水路閣のレンガの造形に深い思い入れをお持ちのようです。
その形象と女性の姿とを重ね、あの水路閣のレンガの壁が持っている不思議なくすみや、古びたはがれを幻想的に描かれています。
(⇔)

2年後の個展会場として、このギャラリーの予約をされているということですから、少々足元がご不自由のようですが、ますます元気にお描きになるだろうと思います。
奥さまの強い支えが垣間見られますし・・。
定年を転機に色々なことを始めるモノは少なくないのでしょうが(斯くいう私もその一人ですが)ここまでの到達を示すことができる人は、決してそれほど多くはないと思います。
少なくとも10年続ける。これがカギかな、なんて思ってずいぶん鞭撻されました。
何しろ田中さんは「風の盆」に「溺れて続けて14年」だそうです。
(⇔)
- 2012/09/20(木) 01:23:30|
- 絵画
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中国の高校生は幼い時から胡弓を練習し、書を習ってきている子が少なくない。無論ピアノやバイオリンを学んできている子もいる。
沖縄では子どもたちが三線になじみたくさんの子が演奏できる。
その身につけた音楽(楽器演奏)が、人に国境を越えさせる。
(⇔)

この太鼓の名前は知らない。なんというんでしょうか。
外国人の彼がリーダーなのでしょうか。それとも演奏を教えているのでしょうか。

とても上手な日本語で話しています。
鼓と同じように楽器の周辺部では高い音を、中心部では低く太い音を出しています。

熱心に練習していますのであれやこれやを質問することは控えました。
どこの国の楽器でしょう。
周辺部を指先で細かくパラパラという感じで叩きます。
中心部は思いのほかずっしりとした音が出ます。
(⇔)

お互いの演奏に耳を傾け、神経を集中します。

三人の持っている楽器はそれぞれ胴部に施されたデザインが違います。
とても現代的なスマートなもの。 螺鈿のような細工が施されたもの。民族楽器風な彫りと彩色のあるもの。
- 2012/09/18(火) 01:11:01|
- 音楽
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この方は名刺によれば「TUBAX and All Saxophones」をされるということですが「Saxophonist」とあります。

話がそれますが、わたしは「写真家ですか?」と聞かれた時にいつも困ります。「写真愛好者」が事実に一番近いのでしょうから、そのようにお答えすることが多いのですが、この言葉、何やら落ち着かないのです。
「画家の方ですか。」「作家さんですか。」と聞かれる時には「いいえ、特に何かをしているわけではありません。写真を楽しんではいますが。」
フォトグラファーという言葉もありますが、これもまた私の中では熟さない言葉で・・実態とのずれが大きいせいもありますが。
(⇔)

音が聞こえる写真が撮れるようになったら、その時にまたどんな言葉で自己紹介したらよいかかんがえましょう。
(⇔)

その時までは「ええ、写真を少し・・むにゃむにゃ。」でいきます。
(⇔)
- 2012/09/17(月) 01:28:06|
- 音楽
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案外知られていない「手作り市」
実は私も今まで知りませんでした。ここは市立の陶板のミュージアムです。この場所は私のお気に入りの一つなのですが、ここを入場無料にして会場にしています。クラフトと陶板壁画のマッチングはおしゃれ感がぐっと上がっていると思います。
その会場でこれまでにお会いした幾人かの方に出会いましたが、その近況を聞かせていただいて色々うれしい驚きがありました。
さて、会場入り口付近ではジャズ演奏がされていました。生バンドでジャズを聴くというのはとてもいいですね。
サックスとギターだけなんですが、これはこれで結構楽しめます。演奏者の力でしょうね。
この日も猛暑で、さすがに、その太陽の下でゆっくりジャズを聴くという人は少ないようです。

おかげでしばらくは演奏を独り占めです。
(⇔)

声をかけると気さくに写真撮影を承諾してくれました。
明るく光る空とテントの中をともに写すのにはまだまだ私の腕が足りません。
それにしても発色がべたっとしていていやですね。これもカメラの能力を我がものにしていない未熟さですね。

お二人は近くこの付近お店でライブをするそうです。なんでもここでの演奏を聴いた店のオーナーさんが「自分の店でやってみない?!」と声をかけてきたのだそうです。
色々な出会いがあるのですね。

サックスでベースの音を出してリズムを刻んでいました。素人の私には新鮮な演奏でした。
(⇔)
- 2012/09/16(日) 01:05:57|
- 音楽
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コンクリートの上に敷き物を一枚敷いて坐っているのも大変なこと。私と話すときにも正座をしているので、「崩してください」と・・・。
お客さん来ました。
(⇔)

(⇔)
(⇔)

製作者を育てるのは目利きのお客です。
(⇔)


こういうやさしい性格が作品づくりにも表れているのでしょう。
窯は街中にお持ちだそうです。
(⇔)
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- 2012/09/15(土) 02:05:13|
- 陶器
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陶器の出店は少なくありません。若手からベテランまで年齢幅も作風も様々です。
既に作風を確立して独特の風合いや色で展開している人も少なくありません。
日曜の道具として提供しようとする人もいれば、個性的な作品として提示する人もいます。
この方はどうでしょうか。

2年ぶりぐらいの出店だと聞きました。
清水焼の絵付けをしたこともあるそうです。確かにそういう傾向の作品もあります。

私がこの方に関心を持ったのは、そこに並べられている作品群に、明確な方向性というかコンセプトが見えにくかったからです。
ほかの多くの方は、色彩や絵柄、あるいは焼き方や造形に何ほどかの傾向が見て取れます。しかし、この方は全方位的制作という感じなのです。
(⇔)

それが、たとえばどこかのカルチャセンターでちょっと陶芸を学んで作品がたまったので出店してみたというような腕でもないのですから、作家的思いは、那辺にありやと、いつもの余計なお世話的好奇心が湧いてきたというわけです。

それがまあ実に自由で、やってみたいことは何でもやってみる、まだ固まるところまで行っていないと実に淡々としたというかひょうひょうとしてというか、こだわらず肩肘張らずという調子なのです。

そして上の写真のような笑顔なのです。ふ~む、なるほどねえ。やはり余計なお世話だなあ。
テーマ:女性ポートレート - ジャンル:写真
- 2012/09/14(金) 02:05:06|
- 陶芸
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それにしても、見事に夏でした。
思わず来月の手作り市の時なら、またお客さんの反応が違うだろうけど・・・布製だから・・、などと口走ってしまいました。

作品の色合いはとても涼しげなんですけどね。

あれれ、誰か、来ましたね。
助っ人さんに、レコード製の団扇を進呈。中森明菜のレコードです。

えっ?! 中森明菜?!
なかなか好評ですね。
若い人たちの「交流力」はすごいです。

手作り市は人と人を結びつけます。
- 2012/09/13(木) 02:37:03|
- 人物
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「どうぞ触ってみてください。」
そう声をかけられました。作品は布を細く切って編み込んだような作りで、色はやさしい組み合わせです。
この方は出店主のお友達で助っ人。
出店主はどこぞへごようでお出かけです。
出店デビューで暑さ対策のパラソルやテントがありませんから、この炎天下では大変です。
でも元気で笑顔いっぱい。

左の方が出店主。オーナー、主。

どうもレコード曲げ屋に行っていたみたいです。

お客さん相手のシュミレーション。二人にかけ合いはまさに関西人。知らない人が聞いたら本当に客と店主のやり取り。
写真を撮るための演出をしてくれました。 これじゃやらせですかね。
- 2012/09/12(水) 01:56:55|
- 人物
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作品の展示用に古い引き出しを使っているのですが、お勤め先の?モノを拝借してきたようです。
こうしたアンティークなものがお好きなようです。

東山三条を東に行くと地下鉄東山駅を越えた辺りに小さな川があります。その川の少し上流の橋詰に「戸川ビル」というのがあって、その2階の「カオスの間」に彼女たちの作品も並べられているとのことです。
今度是非伺いたいと思います。確かあの辺りには七宝の並河靖之七宝記念館もあるし、ギャラリーもいくつかあるはずですから。
(⇔)

夏の日差しが似合うお二人ですが、今はそれどころではなくて炎天下に置いた作品を影の中に避難させているところです。
(⇔)
(⇔)

見上げる表情が素敵でしたので撮らせてもらいました。
今回はモデル撮りの感覚をちょっと味あわせていただきました。
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- 2012/09/11(火) 01:13:40|
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自分の制作の立ち位置を決めることに強い意志を感じました。
生き方そのものもくっきりした方かもしれないなあと感じました。とても潔いのです。
(⇔) クリックしてご覧ください。

今日で二度目の手作り市出店とのことで、まだ戸惑いがいろいろあるようです。
暑さ対策とか、休憩用のいすの準備とか。
これから周囲のお店の様子から学んでより快適で、工夫のあるディスプレーもされていくんでしょう。

でも、何よりなのがお二人が楽しんでいることです。

何しろ直射日光の注ぐ日向に置かれた作品は手に持てないほど熱くなってしまっています。
私のカメラも持てるところがないほど熱いです。「白い鏡筒のレンズにしてくるべきだったかなあ。」と筋違いのことを考えていました。
右手上にはパッケージ用のリボンが準備されていました。この辺が女性らしい心遣いですね。

お二人は「素ッピン実力歯」、いえ「素ッピン実力派」です。
(⇔)
テーマ:女性ポートレート - ジャンル:写真
- 2012/09/10(月) 01:58:28|
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毎度のことだけれど、手作り市では実にいろいろなことを学ばせてもらう。
ちょっとした驚きはいっぱいある。仮にありふれたものに見えても、またほかによくある品ぞろえでも、果たしてその出展者と話せば、ここに出店している背景や想いは千差万別。興味深い。
ごく最近手作り市にデビューしたという人と話すのも楽しいことの一つ。
(⇔)

焼き物を販売しているお店。お店には若い女性が二人。その割には?色合いは地味で、白、黒、茶系が多い。
装身具などを販売する若い女性作者たちが「きれい・可愛い」を照れもなく・・・私(の年代)には、こんな風に可愛い可愛いでいいのかなあと感じてしまう一面もあって・・・やっているのをよく見かけているので、かえってこの人たちの作品がちょっと引っかかってくる。

この方は「歯」、人間の「歯」をモチーフに制作している。私はすぐにはそれと分からずにいたのですが、歯ぐきから抜けた歯がそこにあるのです。勿論陶器の作品で実物の10倍以上ですが。
今この方が手にしているのはカップなのですが、ひっくり返すと「第〇臼歯」なんです。かつて歯科関係の職場にいたとのことで、詳しいのです。

「普通」に焼いていた時代もあったのだそうですが、ある時「歯」に目覚めたんだそうで、以来ずっと「歯」をモチーフに焼いてきているとのことでした。
ゴーヤーもありましから、確かにほかのも焼けるんです(笑)
一緒のスペースに絵付けのデザインに工夫をした作品を出しているお友達です。

歳は若いようで、二人の作品は「まったくかぶらないから」お客さんも、はっきり分かれるとのことでした。
この日はひどく暑い日で、人の出足も少なくて「閑だなぁ」
で、お客さんが来たら対話している表情を撮らせてね、とお願いして展示会場を一周してきたのですが、
立ち寄るお客さんはあるものの、撮影はモデル撮りのようになってしまいました。
テーマ:女性ポートレート - ジャンル:写真
- 2012/09/09(日) 00:54:31|
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久しぶりの梅小路手作り市です。開催曜日が変わったせいか、酷暑の夏だからか、ただ単に5カ月の空白のなせる業か・・・、新たな出店展者が比較的多かったようです。
朝の天気予報では「曇り」だったはずなのに「真夏の青空、白い雲」でした。私は珍しく膝までのズボンでしたから、膝から下は真っ赤に日焼けしました。暑さのせいで人では少なかったようです。おかげでゆっくりと出店者の方とお話しできました。
皆さんは「餡をサンドしたトンカツ」をご存知でしたか。
その「餡サンドトンカツ」(というのかどうか知りませんが)を考案して販売している方にお会いしました。TVのバラエティー番組などでは話題になっているのだそうです。

今日は梅を活かしたドレッシング?などの販売をされています。試食させていただきましたが、白身魚やホタテなどの刺身にも合いそうだし、料理のイメージが広がるような気がしました。湯に溶いてお茶感覚でもいいかも。
その調味料に新鮮なキュウリを串刺しにしてを浅くつけて冷やしたものを売っています。暑い会場だったことも手伝ってかこれがなかなか好評で、私も一本150円でいただきました。
いけます! キュウリ丸かじり。
実は先日の上賀茂手作り市で、このお店の奥さんを見かけたのです。その時にはお話を伺わないで久しぶりのおなじみさんにご挨拶をしていたのです。ただこの方の「笑顔」は大変印象的でその魅力が頭の隅にはっきりと残っていたので、「あ、あの方だ。」とすぐに分かったわけです。

そのことをお話しするとご主人が「この人の笑顔が一番の売りで・・・。」とにこにこされて自慢します。
その印象のさわやかなこと・・・・。

伏見に「和(やわらぎ)」という料理屋を経営されているご夫婦ですが、ご主人の研究心、工夫する挑戦しンはなかなかのものです。この幾つもの調味料もご主人の工夫だそうです。
先の「餡を挟んだトンカツ」もその一つ。なんと「餡」のフルコースもあります。
アユを餡と味噌を溶き合わせたもので食べるというのです。なるほど、それもありか?!

お客さんの要望に従って、少しでもおいしく食べてほしいというところから色々な工夫が生まれているようです。
お店でお客さんの好みですぐに「塩梅」を変えるのだそうです。
しかし、とにかくご夫婦の仲がいい。ご主人の視線の先にはいつも奥さんがいます。

なんとお二人でドラッカーの経営論を勉強されたのだとか。「分からないことばかりで、・・」と笑っておられましたが、そんな難しい本を挟んでご夫婦の会話があることが素敵ですね。

たくさん売るために防腐剤を使うような仕事はしたくない。ご主人はそういいます。
多くの人に楽しんでほしいけれど、だからと言って特徴のない味にもしたくない。
(⇔)
そのような話をされているご主人の横で、その〔自負〕を自分のこととして目を細める奥さんです。
その奥さんの笑顔が何よりだと、支えられ励まされていることに笑顔で答えるご主人です。
- 2012/09/08(土) 02:06:56|
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写真を撮らせてもらうときには、私の写真の裏に(表に?)ブログのURLとE・メールアドレスを書いたカードをお渡しするのを原則としているのですが、うっかりとぎらせてしまいました。
こうして偶然お会いした方にお願いして写真を撮らせていただくことが多いので、写真をプリントしたものをお渡しすることができず、それだけになおのことブログを見ていただかなければいけないのにです。
連絡先をお教えするのは基本中の基本ですよね。やはりボケています。年齢のせい?暑さのせい?中国ボケ?
見事に夏ですよね。明日から9月だというのに。
もう肩に汗が光っています。
(⇔)

私もどちらかというと、汗を流しながらウンウンとその暑さに耐えて仕事したり勉強したりするのが好きなんですが・・・、それにしてもすごいなあ。
(⇔)

聞いていると、音が陽炎のように揺れているような気がしてきます。
この写真は「吸った瞬間」です。写真が大きければなあと思います。こういうところがブログの限界かなあ。
(⇔)


夏! 満喫!です。
- 2012/09/07(金) 01:22:29|
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夏は「まだどこにもいかないぞ。」宣言?!
私は「日本の夏が恋しいなあ。」と思い続けていたので「暑い夏が待っていてくれた!」と喜んで炎天の街に自転車で出かけます。
早く猛暑の夏から解放してあげたい「風」さんご免なさい。
平安神宮の上の青空です。

その炎天の京都の鴨川で・・・。
私が自転車で鴨川の堤を走っていると、譜面台を出し、楽器を取り出して何やら練習の準備を始める人がいます。
「えっ?! えっ?! そこは太陽の真下だよ。少し移動すれば桜並木の涼しい陰があるのになぜそこで?」

「何故なんです?」
「汗をかきたいんですよ。」
「金管楽器だとなおのこと暑くないですか? 唇が腫れあがったりして。」
(⇔)

なるほどこの先遠くには上半身裸で甲羅干ししている人がいます。楽器練習のついでに「甲羅干し」して悪いわけはないですが。
なんという合奏団かは聞き洩らしましたが、合奏団に属する人だそうです。
練習の合間に「トトロ」の曲も流れました。
(⇔)

それにしても帽子もかぶらずに大丈夫かなあ。
- 2012/09/06(木) 01:02:19|
- 音楽
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河原町四条を少し上がると道の東側にギャラリー「スペイス マロニエ」があります。
そこで『原初・現実そして記憶』をテーマに3人展が開かれています。 会期は9日(日)まで。
韓国からの留学生3人のグループ展です。それぞれ京都の芸術系大学の大学院博士課程に留学しています。
そのうちの一人とお話しすることができました。

彼のオブジェは外形が建築物によって作られている現実世界を、そのオブジェに囲まれた内空間が「理想」を表現しているのだそうです。
部屋の奥の三角に突き出した窓からの光も計算に入れての設定です。

長い直方体のオブジェンの菱形に削られたくぼみが効果的で、見る角度を変えると、それ自体をまたそれによって囲まれた空間も面白い変化を見せます。

日本の作家たちの作品が「細やか」にできていることに関心を持ち、日本への留学を決めたのだそうです。
彼の背後に並ぶ壺状のものは精華大学で学ぶ人の作品です。

理論的な思索の深い人だと見受けました。
もう一人市立芸大の学生が出品していますが、その人からは、以前お会いした時に、強い情動を感じましたが、この方はどちらかというと知性の人かもしれません。

韓国の青年を表現するときには次のような写真の方が適切かなと思います。
というのも、彼らに共通するのは強い「意思」だからです。
私はこのことをとても好もしく感じています。
彼と話していてとても紳士的で人当たりも柔らかな感じを受けたのですが、と同時に学び成長するという課題に対する強い意欲と、意思を感じました。二つながら彼自身なのだと思いました。
- 2012/09/05(水) 01:42:17|
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糸のいろは「ほとんど糸屋にあるけれど、特に染めてもらうこともある」のだそうです。ですが、糸を組み合わせて色を作ることもあるのだそうです。
たとえばグラデーションを表現するときに、濃い赤、中ぐらいの赤、明るい赤があったとします。順に濃い赤だけの糸、濃い赤の糸2本に中くらいの赤の糸を一本混ぜて撚った糸、中くらいの赤一本に明るい赤の糸二本を撚った糸、そして明るい赤の糸だけというふうに糸を変えていきます。撚るのは職人さん自身がよって糸を(色を)作るのです。実際この場で撚って見せていただきました。

色を作り、光沢のあるなし、影の演出、糸の太さ、糸の長さ、流れの方向などなどそれは絵画の筆と絵の具のように自由自在で多彩です。
「だから楽しいですよ。」とおっしゃる。

馬を描いたものを見せていただいたが、その毛づやや目の輝きなど多彩な技で表現されていて、また見る角度によって面白い変化を見せていた。
これからお客さんのペットを描いて提供しようかと考えているんだと楽しそうに話される。
着物や帯の注文がないしねえ、とも。

キャリア40年の技にはただ驚き感心するばかりだった。

元来は中国から伝来した技術だが、色の際だった中国の刺繍の豪華な表現に比べてこの京都のものは表現が繊細だなあと感じた。
- 2012/09/04(火) 02:37:32|
- 伝統工芸
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昨日の写真では、まあなんとかましなものをアップしたのですが、
実はこんなカットばかりが・・。これがうまくいかないものだから、ほかに意識が回らなくて足元も切れてしまって・・・。
と、中国で楽で単調な毎日を送ったために少々ボケてきているかもしれません、と自らを慰めて。

この着物も豪華なものですね。しかし色彩的にはきちんとコントロールされていますから、しっかりおさまって品があります。
銀の帯が映えていました。
それにしても、プロのカメラマンがこんな写真を撮ったら即刻仕事がなくなるでしょうね。

中国でも壺などのすぐれた工芸品を見ました。それを作った職人たちの仕事ぶりも見てみたかったのですが、そうした体験を通じて、ますます日本の職人の仕事を見たくなりました。いえ、上のモデルさんたちを含めて表現者の仕事もです。
今日見せていただいたのは京刺繍の仕事です。
ちょうど鶏を描き出すところでした。

刺繍に糸は絹の光沢を出すために撚りがかけてないのです。細やかな表現をするときには糸をさらに細く分けて使います。
逆に濃い深い色を出すためには、艶を消して影を利用するために糸に撚りを入れ二本三本をさらに撚ってきます。

繰り替絵して縫い込むと下地の布が傷まないかと以前から疑問だったのですが、針そのものが違うのだと教えていただきました。普通の木綿針やミシン針と違って糸を通す穴の部分が扁平になっていて、針全体も丸い断面ではないのです。少し扁平していることで布地に負担をかけないのです。

雀の図がありました。胸の羽根はまさに「羽毛」に表現されています。糸の流れが一方にだけで来ているのではなくて、逆に流すことで風に吹かれる軽い羽毛が描かれるのです。そうすることで雀の体のボリュ-ムと質感が見事にえがきだされます。
- 2012/09/03(月) 01:08:48|
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室外で比較的強い光の下では、素直に色が出るのですが、部屋の中では画面が赤みを帯びてしまいどうも困ったものです。
照明の光源や壁の色などを意識してホワイトバランスを調整しても思ったようにはなりません。これは中国にいた時から「スランプ状態」です。
カメラが悪いのかレンズが悪いのか・・と自分を棚に上げて原因を追及しています。
ほかの撮影に行った時にこの着物ショーの時間帯に重なったので、調整の練習をさせてもらいました。
ストロボは使いません。
失敗の山でした。
これまでの経過から見ても室内での撮影が比較的多くなる私にとって深刻な「課題」です。困った困った。
PCに取りこんで調整することももちろんできるのですけれど、そうするとほとんどは悪くなります。
その場で、露出もホワイトバランスもぴたりと決めたカットと比較すれば一目瞭然です。
それにしてもモデルさんの姿はいいですね。着物を見せるためのポーズですから、「商用」ではありますが。

一回15分ほどのショーが一日5回ほど行われます。そのたびに着物を着つけて、休憩時間は別の楽な服に着替えます。なかなかご苦労でしょうね。

こうしたモデルさんにも楽屋裏はあるわけで、・・・。
このブログを始める以前に若いモデルの卵やサナギたちに撮影の相手をしてもらったこともあったり、応援したりもしていたので、舞台の上のモデルさんはもちろん、モデルをしている「人」にも関心があるわけで・・・。

といっても舞台裏は「関係者お断り」の世界で・・・、ガードもしっかりしています。

この朱色の服などは一般のお嬢さんが着ることはまずないだろうけれど、和服でこそという色ですね。鮮やかに華やかです。モデルさんも着物に負けていないですね。

帯締めがちょっと惜しかったけれど、
日本のきれいな人たちはこういう顔立ちだったなあと妙に感心しました。
- 2012/09/02(日) 01:04:29|
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日本(京都)に帰ってきて、「アツゥ~」と思わず声が出てしまいました。タクシーに乗って「暑いですねえ。」と声をかけると「ここ数日はマシになりました。」という返事。「え~っ?!」
久しぶりの上賀茂手作り市です。町を自転車で走っていても手作り市のテント村を歩く時もなんとなく感覚がずれます。日本を離れたのは、わずか5カ月なのになあ。軽い「浦島効果」でしょうか。
神社の鳥居の方から手作り市に近づくと、正面にこの方の青いテントがありました。
Mさんは大柄でたっぷりと髭を蓄えていますから、一見すると近寄りがたい雰囲気なのですが、・・。

この日の京都は文字通りの「炎天」。しかもこの場所は鳥居前の白砂の照り返しで一段と「暑い!!」
日陰を作るはずのテントの中に熱気がこもります。

耐熱ガラスを2500度の高温にして、そこに金と銀をバナーの炎で吹きつけるようにしてガラス内部に模様を立体的に描き出す。
といっても残念ながら、今一つ私のイメージの引き出しの材料ではこの作業の「絵」が描けないのですが・・。

三重県からきて出店さいているそうです。小さなガラスの中には深海や大きな宇宙のイメージが広がっています。
オレンジや緑の色も「金と銀の微妙な配合で出てくる色なんです。」とのこと。他に顔料的な鉱物は使っていないのだそうで、そこがまた不思議です。
完全にコントロールできて描かれるわけではなくて「偶然の要素が多いんです。で、思わぬものができて、また工夫の可能性が広がったり、驚きがあったりで、面白いんですよ。」と語る目は実に生き生きとしていて可愛い(失礼)

モノづくりにかかわっている人たちが、その工夫や苦労について語る時の、「いい顔」にまた出会いました。
「酸化炎、還元炎・・・。」などと説明してもらうと、私の頭の錆ついた化学の知識箱を懸命にまさぐることになるのですが、とても追いつきません。

あっ、お客さんが来られました。
「きれいねぇ。」
- 2012/09/01(土) 00:45:24|
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