素敵な人たちと

素敵な人たちと一緒に素敵な写真を撮ります。 なお写真のコピーはご遠慮ください。

素敵な人たちと   刷毛・筆職人  その2

 ここに4人の方がおられますが、中に若手がいました。
 数少ない後継者です。
 彼の目の前にある円盤状のものがなんだかわかりますか。
 「アイロン」なんですね。手作りのアイロンなんだそうです。オン、オフのスイッチが家電的で面白いですね。右手奥の方のアイロンにもこのスイッチがついていました。
 アイロンなんて何に使うのかというと、このアイロンの下には揃えられた毛の束が広げられているのです。毛の油をとっているのです。毛にはもみ殻を焼いて作った灰をまぶしてその油を吸い取らせています。
 このもみ殻の灰を作る仕事をされる方も関西では一人かな、二人いるかなという状況だそうです。

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 毛の中に混じった綿毛を取り除いています。このときに使う金属の櫛も作る方が数えるほど少ないのだそうです。

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 毛先にアールが施されているこの刷毛は布の広い面に染料を刷くために使うものなのだそうです。

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 犬や猫がこの動物の毛のにおいに反応して近づかないのだそうです。イタチや馬もありますから犬も猫も混乱するでしょうね。
 先日私は広島で作られた筆を求めましたが、もう一度じっくり毛を観察してみようと思います。
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 この若者が職人として成長していくとき、相談する同業者も動物の皮から毛を刈る職人も道具を作る職人もいなくなっています。そしてもしこの若者が廃業すれば友禅の職人や書家はすっかり中国から筆や、刷毛を手に入れるようになるのでしょうか。
 この青年には将来がどのように写っているんでしょう。DSC06294.jpg



 
  1. 2012/02/29(水) 00:10:29|
  2. 伝統工芸
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素敵な人たちと   筆・刷毛作り職人  その1

 職人にとって道具は「命」でもある。その道具を作る職人、そのまた道具を作る職人。労働は連鎖をなしている。分業は労働(生産)を社会化する。
 西陣の仕事の連鎖をどこかでつまみあげたらどれほどの職人さんが数珠つなぎに出てくるだろう。

 友禅の絵を描かれる人たちの持つ筆、刷毛を作る職人さん。

 会館2階の少し奥まった場所にその方たちはいた。昨日アップさせていただいた京友禅の方が「筆をつるる職人の仕事も・・。」是非見るようにと勧めてくださった。


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手前にある幾本かの筆で実際に書かせていただいたが、穂先の長さにもいろいろあり柔らかさ腰の強さなどそれぞれ個性があって実に楽しい。
 狸、鹿、羊などの毛を巧みに組み合わせることで墨の含みも異なり、しなやかも違ってくる。

 剥いだ皮から毛を刈り取るにはとても難しい技術が必要なのだそうで、そうした技術をお持ちの方が奈良の方にお一人いるだけだとか。
 その毛をそろえて毛先のないものを幾度も幾度も引き抜いていく。小型の刃先を巧みに使って毛先のないものを選りとっていくのだ。指先のわずかな感覚がモノを言う。

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 小学校のころにほんの一時期教えていただいた習字の先生は比較的細い軸に長い毛先の筆を使われていた。その筆先が実に色っぽくシナを作る。曲がる際、はねる時にくうっと腰をしなやかに曲げてすっと柔らかな線を描いていく。その技に幾度も見とれ憧れたものです。

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 ご婦人が細筆のよいモノは・・・と試し書きをして感心されていました。その方は絵手紙などをよく描かれるようです。友禅の絵を描く筆も作られているのですから当然しょうか。

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  1. 2012/02/28(火) 00:04:09|
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素敵な人たちと  京友禅  その2

京都市勧業館みやこめっせ賞受賞おめでとうございます。


「自分でも着て、宣伝していかないと・・。」   ということで自分の作品を着られることもあるようです。
 この西陣織会館では「着物アンソロジー」ということで着物のファッションショーを毎日していますが、そこでは振袖や訪問着が中心です。華やかですしね。モデルさんもきれいな方です。(そういえば今日の一番に登場されていたモデルさんもきれいな方でした。)
 そういう着物も素敵ですが着こなしている普段着・訪問着姿が、私は好きですね。祇園や上七軒あるいは宮川町を歩いていると時々「着こなされた着物姿」にお目にかかることができます。
 おそらくこの方自身もそういう「着こなした和服姿」をされるていることでしょう。

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 この方が若い時に「若い女性」が職人の道に入るのは難しさがあったのでは・・とお尋ねしてみますと「祖父が加賀友禅の仕事をしていたので・・。」ということで、幼いころから和服に親しんでいたことで抵抗なく入っていけたのだそうです。(幼いころにはお亡くなりになっていたそうですが、)そうであれば家族の方にも理解し支援していただけたのでしょうね。
 「とにかく好きなのでやっていられるんです。」と言われます。そういうことが素敵ですし、私にはうらやましいですね。

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 気になっていたのですが「今着ている服は?」とお尋ねすることを忘れてしまいました。きっと自作なんでしょうね。

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 昨日も書きましたが、3月17日(土)、18日(日)に京都市勧業館(みやこめっせ)で「ファッションショー&新作展示会」があって、そこに出品されるそうです。ほかにもいろいろな企画があるようです。
 ご自身も会場におられるそうですし、「是非・・。」とおっしゃっていただいたので出かけたいと思っています。
 完成した作品が楽しみです。
(⇔)
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  1. 2012/02/27(月) 00:03:05|
  2. 伝統工芸
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素敵な人たちと   京友禅  その1

知識を求めて本屋や図書館に行く。
 でもそこでは得られないことを教えてもらえるところがある。そこにいくと知識もだけれど知恵、体験を聞かせてもらえる。そして生身の仕事の姿と人となりを見せていただける。そこは私にとって、とても魅力的な「学習館」でもある、西陣織会館。
・・・・・・・・
 私には「職人の世界≒男の世界」という観念が知らず知らずのうちに刷り込まれたままになっているようです。何人もの女性の職人さんと話し、応援する気持ちももっているはずだし、このブログでも女性の作家さんたちを紹介してきました。それなのにこうした情景に接すると「おっ?!」と思ってしまうのは、私には依然として古臭いジェンダー意識が固くこびりついているのでしょう。

写真の一番奥の方が友禅の下絵を描かれる方、次が手描き友禅の方、一番手前は扇(子)を作られる方。そしてこちらから二番目が今日登場していただく京友禅の絵師の方です。
 (この写真はちょっといいなあと気に入っています。どこかに出したいなあ。どうでしょう。)

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 「凛」という文字がぴったりの姿でしょ?! カッコいいなあと思いますね。

(⇔*クリックしてご覧ください)
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 今ここで書いているモノは今度3月に開かれる「第17回京手描友禅作品展」に出品される予定のものだそうです。
 いつももっと作品の色がよく出るように撮る工夫をするのですが、今日はうまくいきませんでした。
 白とびをしてしまってちっとも色が出ません。
 室内で撮るので「暗い」「色かぶりする」とう意識が強すぎました。

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 撮らせていただけるというお許しを得ているのですが、それは大概「2,3カットのつもり」でOKされたんではないかなという気持ちも私のどこかにあって、納得するまで撮りきれない気持ちの弱さも出ています。
 いろいろお話を聞かせていただいたり、また私の撮影の意図などをかなりお話ししたうえで撮らせてもらうことになった場合はある程度「しつこく」撮るです。が、話の流れで・・・たとえば観光の方がどんどんと撮っているときに「私も撮らせてもらっていいですか。」「どうぞ。」という風に流れてしまった時にはかえって撮りにくいのです。
 
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 先ほどシャッターを切っていった外国の方はとっくにいません。
 私は相変わらずお話をうかがいながら撮っています。
 
 ご自分でも和服を着られることがありますかとお尋ねすると「あります。」とのこと。おかしな質問でしたね。
 今描かれている菊の花がらの着物はちょっと着る人を選ぶと思いました。着物の卸問屋の奥さんの注文だということで少し納得がいきました。
 若い方できれいな着物を着たいというだけの人では着物に負けてしまうでしょう。着慣れているということ、品が備わらないといけません。
 この方自身に着てほしいなあと思いました。

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  1. 2012/02/26(日) 00:05:41|
  2. 伝統工芸
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素敵な人たちと  紅型染め  チリントゥ  その3

 戸谷さんはこの建物の1階で紅型染めの教室を開いておられます。その教室にはなんと東京から通っている方もおられるのだそうです。!!!!。
 世の中には「打ち込み方が尋常ではない。」人がいるのですね。
 無論、指導される戸谷さんの人柄や技術の裏付けがあってこそこういう受講生が出てくるのでしょう。

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 紅型の技術に限らず沖縄(琉球)の文化には東南アジアや東アジアだけではなくて世界の文化の影響があります。東大寺正倉院だけがシルクロードの東端なのではありませよね。
 先の戦争で猛烈な地上戦の犠牲になった沖縄。1945年の2月に戦争終結の現実的可能性がありました。その時に戦争継続を判断した昭和天皇。仮に天皇が国民の命と財産と文化を今少し重く受け止めていてくれたら、沖縄の多くが失われなくて済んだのにと悔やまれます。

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 でもこうして沖縄に出向いて修行し、紅型御三家といわれる知念工房の伝統を「内地」で受け継いでいる方がいるのは希望です。しかも戸谷さんは「自分のデザイン」を追及して伝統を発展的に継承されようとしています。


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 いつもはこんな風に「黙々と制作しておられる」という感じを出してみましたが、いかがでしょう。
 バックにラジオの番組が流れています。
(⇔)
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 この撮影の後で戸谷さんから素敵な御提案をいただきました。
 工房・チリントゥのリーフレットには戸谷さんがモデルになって作品紹介の写真が幾枚か載せられています。
 そういう写真を私に取ってみませんかというお申し出です。
 また新しいことを経験させてもらえそうです。そんな計画がうまく実現するといいですねと希望を述べてお暇しました。

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  1. 2012/02/25(土) 00:38:29|
  2. 染色
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素敵な人たちと   紅型・チリントゥ  その2

 制作の様子や作品を紹介のならば下絵を描いたり方が実を小刀で切り抜いたり、あるいは糊を置いたり洗ったりという過程を撮らせていただかねばなりません。

 しかし、そうなると・・・この仕事だけをされているのではなくて渉外や「教室」での指導などなどをされていますので・・・ずっと何日間も張り尽かさせていただかねばなりません。

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 それだけの工程を経るのですから当然のこととして紅型染めの布で縫った和服や帯は「高価」にならざるをえません。
 こうしたことは西陣織や友禅染も同じことです。
 私の母親も布だけで数十万円という婦人服の「針子」をしていました。〇〇会社の社長夫人などが名指しで「縫ってほしい」と注文をしきて、実に見事な仕事をしていました。けれどデパートの高級婦人服の店の仕事を受けていたためもあってその「値段」や購入される方たちの生活のレベルとはあまりにも違う「工賃」で、その仕事場と出来上がる服とはあきれるほど不釣り合いでした。

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 デパートのあり方にも問題があると常々思っていますが、実際にモノを生み出す労働や技術に対する社会的な尊敬があまりにもなさすぎる現状があると思います。
 今財政が苦しいからと安易に公務員の賃金を減らす議論がなされていますが、働く人を単なる人「材」として賃金を経費として「安ければ安いほどいい」なんて言う風に考えていると日本の国の労働文化がどんどん衰亡して、国民の心、ことに青少年の心が荒廃していくように思います。
 アジア諸国は低賃金だから企業進出に都合がいいなんて言うことを企業経営者だけでなく労働者自身が平気でいっているようでは、日本の未来は暗いと思います。

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 さて、職人さんの仕事は案外孤独なものです。
 業種によっては工房に数人とか十数人とかが一緒に働いている場合もありはしますが、大概は個人営業で一人でとかご夫婦でとかで働いている場合が少なくないように思います。
 つい一日話さずに終わってしまうような孤独な作業です。もっとも孤独だということと「寂しい」とか「孤立」しているということと同じことではありません。

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 多人数の職場の中で孤立しているサラリーマンに比べてずっと観賞者や注文主との「つながり」を感じたり、制作物や描く対象との会話、あるいは自分自身との対話が忙しく楽しいのではないでしょうか。

 [大阪市の橋下市長が進めようとしている市役所≒職場改悪が進めば市役所≒職場は地獄でしょうね。
 でもそういう中でも嬉々として橋下流におもねっていく人はでてくると思います。ナチズムが広がっていくとき、大政翼賛会ができた時がそうでしたように。]

 今描いているのは帯がらの見本です。これを注文してくれた方に見てもらって希望を聞いて手直ししていうのだそうです。楽しい贅沢です。

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  1. 2012/02/24(金) 00:05:22|
  2. 染色
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素敵な人たちと  紅型・チリントゥ   その1

 千本通りの上長者屋町通りを東に5,60メートルほどはいったところに「工房 チリントゥ」があります。
 夏のころだったか、自転車を走らせていてふと「紅型」の文字を見つけました。ガラス戸を覗くとそこには琉球の柄と琉球の色がありました。こじんまりとしたお店に入ってお話を伺うと「代表の戸谷真子」さんはお留守だということで、作品を見せていただくだけで、再来を告げて帰りました。
 その再来がずいぶん遅くなってしまったのですが、先月お邪魔した際に「制作しているところ」を撮らせていただけることになって、今回の撮影ということになりました。


町屋の2階を工房にされて、制作のすべての過程を分業することなくお一人でされています。
 全工程をこなす技術の持ち主ということです。
 今、知識のない私に懇切にこの染めの特徴を話してくれています。
 詳細はHP(http://tirinto.com)をお持ちですのでそちらに譲ります。

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「素敵な人たち」を見つけては写真を撮らせていただいてきましたが、作画、作陶などの現場に入らせていただく機会はほとんどありませんでした。
 今回ようやくその機会をいただきましたが、やはり照明がないと条件的には厳しいことが分かりました。

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 そもそも工房の照明は作業の助けになるために設置されているのですから、手元に灯りが向くわけで、決して作者を照らすわけではないのです。
 当然ですね。

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 戸谷さんは沖縄で2年間知念というお師匠さんの下で「修行」積まれ、その後京都の大学で染色を学んだんだそうです。
 師匠から学んだ「伝統の技法」の継承をとても強く意識される一方で、絵柄はただ伝統を模倣するのではなくて、ご自分の中にあるモノ、周囲の自然などを大切に新たな創意をこらしていきます。
 ですから私が琉球の「絵柄」だと見たのは色遣いや独特の型染めの手法にとらわれて先入見で見ていたということです。

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 使用しているのは「染料」ではなくて「顔料」です。
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 乳鉢ですりつぶした絵の具を使います。
 (⇔)
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 ですから毛先の長い筆でさらさらーっと描いていくというのではなくて竹に人毛を植えた毛足の短い筆で繊維に食い込ませていくような描き方をされています。毛も人毛のような弾力と強さが必要なのだそうです。

職人の仕事は「道具」で決まります。
 こうした道具も自分でお作りになるのだそうです。そういう基本中の基本から沖縄で修行してきたのです。
 
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  1. 2012/02/23(木) 00:13:02|
  2. 染色
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素敵な人たちと   光るレース  その2

 この方も寒くなってからのデビューですから気候のよい時期の混み合い方を知りません。
「地面が見えないほどの混雑ぶりなんですよ。」
 とてもいい場所を占めている「(屋号)留美男」さん。

(でもまあこれくらいの方がゆっくりお客さんとお話もできるし、じっくり見てもらえるし、よいのかも、というのは「にがうり舎」のご主人。)

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 カメラを向けられて「どうしたらいいのか分からない。」でいると、そこへお客さんが。

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 やはり自分で工夫し作ったものについて話すとき、モノづくりの人はよい顔をする。

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 他府県からの参入も多い「百万遍手作り市」です。
 京都勢も「がんばれ!!」

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  1. 2012/02/22(水) 00:05:03|
  2. 装身具
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素敵な人たちと   レースが光る   その1

 昨年は手作り市に通ったので「あれ?あの方は見覚えがないなあ。」という感覚が起こるまでになりました。それは自分でもおかしな感覚なのです。今年は少し方向性を変えていくことも考えなくては、なんてことを思います。でもその芽が出てこないと・・・。

 さて、この方も前回に続いて・・という方です。その前回には私は「欠席」していますので、初見の方です。
 なんだか面白いことが書いてあります。

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「色が変わるコーナー」
 この方は染色を仕事にされているんだそうですが、紫外線にあてると変色する染料をつかって何かできないかと作りためたものをもって来ているのだそうです。
 普段の仕事は最終消費のためのものではないので、実際に身につけたり使ったりできるものをつくてみたい。そういう方向を目指していきたいのだそうです。

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 晴れて日差しがあるともっと効果的にアピールできるのでしょうが、今日は少し条件が悪いようです。
 それでも指で触ると色が変化するのを実際に体験したり、他の製品の下になって光が届かなかったりするものや、裏側をひっくり返してみたりするとやはり面白さが分かります。

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 染色するものはレースが中心の様で、扇子になっていたりリボンになっていたり・・・。
 「ブラックライトで照らすと面白いですよ。」

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 忙しい仕事を続けながら作りためてきたので、こうして売れていくと次の準備・仕込みに時間がかかるようです。こうしたモノづくりに専念できればいいのですが、なかなかそうもいかないのです。
 
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  1. 2012/02/21(火) 00:01:46|
  2. 装身具
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素敵な人たちと  天は二物を  その2

 日本に帰国された事情などは聞きませんでしたが、・・・私みたいに無芸無才の人間からすると・・・当面「音」ではやってけないようだから「絵」でいこうというのが、とにかく驚きです。

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 配色、形、テーマ性など興味をそそられます。マーカーで描いたりコンピューターを動員したりと手法もいろいろなところがまた、感心させられる。私にできないから感心してしまうという面はあるのでしょうが。

 帽子も含めてなかなかのおしゃれ感覚だと思います。

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 お客さんがやってきて「絵」のことを話すときのかおはやはり「作る(描く)」人の素敵な表情です。

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 また一人、「素敵な人」にお会いしました。

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  1. 2012/02/20(月) 00:05:19|
  2. 絵画
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素敵な人たちと   天は二物を   その1

  手作り市に陶器や絵あるいは写真や工芸作品などの作品を出していると、できるだけしっかり見せていただくようにしています。
 こういう場所でシビアな評価に自分を「さらす」覚悟と潔さをもった方の作品には力のあるものが少なくありませんし、私の既成観念を刺激して揺さぶってくれるものもあります。
 またそういうことを期待もしています。何より作者と直接お話しできるのがうれしい。

「天は二物を」与えてくれることがあるのかないのか知りませんが、実際に二物も三物もその人自身の力で獲得している方はいますね。
 この方もそういう人の一人かもしれません。

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 こうした絵を描き始めてどれくらいになりますかと伺うと、「二年ほどですか・・。」というお返事。
「えっ?! 二年ですか? それ以前はどんなことをされていたのですか?」
「音響関係です。」・・・だそうです。「音」から「絵画」へ転身?!

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 最近までアメリカにいて・・20年も在米・・そこでライブをするミュージシャンなどのためにその会場で「音作り(調整)」をしていたのだそうです。
 お話をうかがう限りでは、相当な「腕」と見ました。
 その高い技術とセンスを磨いた方がなぜ日本の手作り市に「絵」を出しているのか?
 たまたま今日が「初めてなんです。」というのですが。

 日本に帰ってみると向こうでしていたような仕事をしようとしても、コミットするシステムが違っていて上手く入り込めないんだそうです。そこで、しばし(かどうか聞けませんでしたが)こうして絵を描いてみているのです。

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 いやぁ~すごいなあ。私などには想像もできない転身ですね。そういう空想はできても力の裏付けがなくては到底実行できません。
 本当はここにある絵のことを聞くべしだったんでしょうが、・・・実際絵もとても魅力的なんですが・・・その体験があまりに面白くて、合衆国でのお話をたくさん聞かせていただきました。

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 エネルギッシュな合衆国の音楽界の様子が感じられました。しかし、日本では考えられないような段取りだなあ。
 
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  1. 2012/02/19(日) 00:19:20|
  2. 絵画
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素敵な人たちと   寒さの中で  その2

 ベテランは防寒対策にいろいろと工夫されているようですが、こうした条件でも出店する「根性」がすごいですね。私ならこたつで丸くなっていたい。
 でも継続こそ力の面もあるし、「生活かかってるからね。」ということもあるし。

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「GIRAFFES」さんの夫君にもお会いしたいと思って、しばし待っているのですが・・。
 なかなか帰ってきませんね。
 「どうやら帰り道で知り合いと話しているようですよ。」

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 金色や明るいガラス細工を配した華やかな装身具ではなくて、真鍮に輝きを抑えた石をつけたものがお好きなようです。
 大阪から来たという女性は、この店の前に立ったと思う間もなく「これがいいわ。」と買い求めていた。なんと早い決断。趣味があったというのでしょうね。

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 雲が厚くて光が乏しいのでお店の点とから出ていただきました。
 テントの中ではテントの青色が色かぶりしてます増す寒々しくなってしまいますしね。

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 東山区に開くというお店。多くの人に愛されるといいですね。

 「ガンバリます!!」という言葉を背中に聞いてお別れしました。

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  1. 2012/02/18(土) 00:06:29|
  2. 装身具
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素敵な人たちと 寒さの中で  その1

 私の身辺に多少のことがあって先月の知恩寺の手作り市にも、今月の梅小路の手作り市にも出かけられませんでした。
 梅小路(一木)手作り市の時には「風が強くて寒かった!!」というお話を聞きました。
 今日の(2月15日)の知恩寺の手作り市も「寒かった」です。前日から雨模様だったこともあって・・さいわい市が開かれている間は降らなくて済みましたが・・・か、お客さんはぐっと少ないようでした。
 この寒さも「梅小路の時に比べればずっとましよねぇ。」とのことですが.

 お店の方も寒そうです。・・・早朝から(遠方からの方は車の中で一晩を過ごすそうですが)の場所取りですから寒さもこたえるでしょう。


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 そんな天候条件にかかわらず出店されている常連さんもいれば、この時期はやめておこうという方もおられます。そうすると「新人」が参入するチャンスは広がるわけで、そういう方たちにお目にかかることができました。
 ご夫婦での出店。「ジラフ」さんです。

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 夫君の木工品は向かって右側に、左手はこの方の心中を素材とした装身具です。

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 区域を夫婦や友人でシェアする出店方式があちこちに見られます。
 (⇔)
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 お話を伺うとこうした販売を始めて2年に満たないのに知人たちと共同で常設展を間もなく開くのだとか。
 みなさん積極的ですね。
(⇔)
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 それにしても寒々とした写真でしょ?!  私もこれまでの服装よりも一層、耐寒仕様です。そういう私の「寒い!」感が写真に出るのでしょうか。

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  1. 2012/02/17(金) 00:04:58|
  2. 装身具
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素敵な人たちと  大谷大学美術部  その2

 以前このブログに登場してくれた時にはこの美術部の部長だった西〇君。
 部員が口々に頼りになる部長だっと言っていました。
 今はバトンタッチして新しい部長が来ていました。新部長は写真が苦手のようでしたが、新しいリーダーとしての抱負・意気込みを語ってくれました。
 
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 学生サークルの楽しい雰囲気に満ちていました。

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 昨日「お久しぶり」と声をかけてくれる人がいたと書きましたが、それはこの人でした。

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 この人は写真部にも属していて、その写真部の展覧会の際にいろいろお話をしたのです。
 右手に見えるのが彼女の自画像です。自画像がもう一点あるのですが、なかなかよく描けています。
 で、その自画像の前で「撮ろうよ。」と誘うと、「こんな顔ですね。」と・・。

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 とても明る女性で、彼女をモデルにして作品を撮っている写真部員もいました。写真の中の彼女がなかなかよかったので、私も目下「モデルをして」と交渉中です。が、卒業までもうわずかです。こうして展覧会などもあって大忙し。なかなかその機会はなさそうです。

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 おしゃれな光〇君を撮らせてもらって、今日は終わりです。

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  1. 2012/02/16(木) 00:07:53|
  2. 絵画
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素敵な人たちと  大谷大学美術部  その1

 もうすぐ卒業シーズンです。先日は京都市立芸術大学の卒業・進級制作展を見てきました。なかなかの力作があり、期待される若手がいて楽しみでした。普段接することの少ない分野の作品にも触れられ、意外感や、驚きがありました。
 さて街中のギャラリーでも「四回生展」が盛んです。精華大学生のグループ展、京都産業大学写真部、大谷大学の写真部・美術部などなど。
 若い人たちと作品を挟んでいろいろな話ができることは楽しいことです。

 大谷大学の美術部の4回生展です。外から覗くと「お久しぶりです。」とあいさつを送ってくれる人が受付にいて、そのまま中に入りました。

 作品について話を聞くうちに「精華大の漫画を卒業して、大谷短大の仏教科に再入学した人」の作品に出会いました。その人というのは・・・。
 
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 精華大学といえば年末にモデルをしてくれた女性やマンガミュージアムで似顔絵を描いている人たちも精華大学の卒業生です。
 「精華大学の漫画といえば知人がいるなあ。」と話したところ、なんと、この光〇君の先輩で光〇君もマンガミュージアムでアルバイトをしているんだとのこと。
 「堀〇さんたちは僕の先輩で、絵で頑張っている人たちなので尊敬しているんです。」

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 大谷短大の仏教科ですから「郷里に帰って僧侶になるんです。」とのことで「絵を描ける坊さんになりたいと思っている。」とのこと。 音楽ができたり、絵がかけたり・・・田舎にいけばいくほど、その地域の文化センターとしてお寺が一役買うというのは意味があるなあと思います。
 「小さな寺ですから昔は後を継ぐのが嫌だったんですけど、今はいろいろ前向きに考えます。4年間好きなことをさせてもらったし・・。」
 青年としていろいろ考えてきたようです。


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 光〇君の絵は最初の写真の背景に写っています。

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  1. 2012/02/15(水) 00:04:58|
  2. 絵画
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素敵な人たちと   眠りを描く

 「寝室2」
 眠った人物を独特の表現で描き続けている。
 そろそろ目覚めている人物も描こうかと・・・。

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 ギャラリー知にて

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  1. 2012/02/14(火) 00:26:58|
  2. 絵画
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素敵な人たちと  「つみ木」さん  その2

 普段はお仕事があるのであまり相手をしてもらえないこともあるワンちゃんもここでは一日「御両親」と一緒。 
 「私たちが工房に入って機械が動き出すと、すっかり諦めて一人静かに待っているのです。機械があって近づくと危ないなあ、どうしつけようか・・と思っていたのですが、自分で判断しました。賢い犬です。」

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 フルールちゃんを見る奥さんのまなざし。
 エリーちゃんのママもこんな風だったのでしょうね。

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 犬を大切にしているご夫婦ならではのグッズもあります。

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 棚の右手に見えるバーニーズをデザインした小物は組みモノになっていて中に犬の歯を入れられます。

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 お二人の醸し出している雰囲気がとても温かい。
(⇔)
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 「私と三人のでしょ?!」
 そうそう、その通り。
 この三人出している雰囲気通りの製作物です。

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  1. 2012/02/13(月) 00:01:52|
  2. 工芸
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素敵な人たちと   家具作り・「つみ木」  その1

 入り口のドアのガラス越しに大型犬が見えた。どうやらバーニーズの様だ。
 人懐こい犬だそうだが、大型だから入り口でたじろいで入室をあきらめる方もいる。
 しかし、犬好きの方は、穏やかで賢いこうした犬にはぜひとも近づいて触りたくなるようです。
 この方は犬の飼い主。木工家具を製作されている「つみ木」さん。
(⇔)
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 ご夫婦で、この同時代ギャラリーの一室で家具と木製小物の展示販売をされている。
 あらかじめ白状しておくと、私の今回の写真はこのご夫婦のHPにある「ツー・ショット」の素敵な写真、DMのある自宅での様子を写した写真には到底及ばない。それらの写真はご夫婦の中の良さを写しだして実に素敵に仕上がっているし、何より幸せそうな奥さんが秀逸だ。
(⇔)
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 そのHPには「 シンプルなものを複雑に組み合わせて、シンプルなものをつくるのが好きなのだ。」などという魅力的な言葉がたくさんある。

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ご夫婦ともに木工をされる。 夫君が家具を製作し、妻君が画面に見られるような器や犬用の小物を作られる。
その際に家具を製作した「端材」を活用して作ることにこだわっておられる。もう少し大きな器を作るために新たに木を切ることはされない。あくまで木材を生かしきることを念頭に置かれて「端材」を活かす。自ら課した制約をの中で仕事をする。
 制約がないとどこまでも広がってしまいますしね。


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 木材は長年の内には反りも出てくるし緩みもする。それを補修しながら「一生モノ」としてお付き合いしてほしいという念願をもっておられる。そのために釘やボルトなど金具を使わないで「組む」ことに拘る。
 そして従来の職人技としては施したことを見えなくするのだが、敢えて「蟻桟」の溝を見せておく。そしてこれは?というお客さんの質問から「組み」の効果や意味を話し、木材を生かす考えを伝える。 「埋めることもできるのですが。」

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 以前は大阪に工房を持ておられたのですが今は京都の丹波に移り、先ほどのバーニーズ(お名前はフルール)を迎えて三人暮らし。

 「丹波の雪はもっと深いのですよ。田舎の民家を改装して住んでいるのですが、年に一度くらいは街中にやってきて世の中の動向を感じたいと思っています。」
 昨年もこのギャラリーで同じころに展示販売をされたそうだ。

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  1. 2012/02/12(日) 00:03:55|
  2. 工芸
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素敵な人たちと  「歩く花と乗り物」  その2

 油彩画を勉強されてきたようですが、手法は様々です。
 例によって「人を撮っているのですが。」とお願いして撮らせていただきました。

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 もう少しくつろいでいろいろな表情で撮れるとよいのですが、何しろ個展の初日ですからそんなことを求めるのが非常識というもの。
 
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 撮影についていろいろお話しながら、興味をもっていただいて短時間に数カットを撮らせていただきました。

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 そして何とかたどり着いたのがこのカットでした。

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  1. 2012/02/11(土) 00:03:16|
  2. 絵画
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素敵な人たちと   「異」なる世界  その1

「歩く花」という言葉からどんなイメージを思い浮かべますか。さらに「歩く花と乗り物」ではどうですか?
 私にはイメージを浮かべることは困難でした。

 この日はこの方の個展にお邪魔しました。左手の方はその方のお母様です。

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 経歴を見ると短い期間にずいぶんと活躍されていて「二科展」にも一度ならず入選されています。
 来場された方に「作者です。」と話しかけて積極的に感想や意見に耳を傾けておられます。

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 この絵も二科展入賞作品です。道路から見える位置にこの絵があり、背景の「赤」はきわめて印象的でした。

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 植物の「根」のイメージがお好きだそうで、華やかに開いた花弁よりも根の絡まりつつどこまでも伸びるイメージで絵を描いておられます。

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 画中には妙な生き物がたくさん描かれています。深海魚のような森の妖精のようなアニメキャラクターのような・・・。
 何故だかイメージがどんどん湧き出してくるのだそうです。
 不思議な「異」なる世界です。

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  1. 2012/02/10(金) 00:01:09|
  2. 絵画
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素敵な人たちと  力士を描く

 ギャラリーを外からのぞくと明るい色遣いの大きな画面が目に飛び込んできた。
 どうやら相撲の力士の取り組みが描かれているようです。相撲人気の凋落が目立つ昨今ですが、それを主題として取り上げている珍しさも手伝って入ってみました。

作者はまだ現役の女子大生でした。
(⇔)
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 相撲が大変お好きらしくて、
 「実際に土俵を見て虜になりました。」とのことで力士の激しいぶつかり合いの時の音だとか、息遣いを聞いたり見たりして、「すごいな」と思ったのがきっかけでここ数年は相撲・力士の絵ばかり描いていて学校ではちょっと有名なのだそうです。

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 男性が描けば飛び散る汗やゆがむ顔、激突して悲鳴を上げる筋肉、土俵の土をかむ足の指・・などなどつまりは格闘技、勝負というところに目が行くのかもしれませんが、ここには歯を食いしばる顔もなければきしむ筋肉もないようです。

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 若・貴時代には若い女性が「相撲の決まりや技は知らないけれど・・」といいながらずいぶんと関心をもって連日「満員御礼」の幕が下がっていましたが、その時期せずして上がった人気に胡坐をかいて「相撲を理解しない若い女の子」の関心のありように真剣に向き合わなかったつけが今日の相撲協会に来ているように私には思えます。

  私はこの方に「是非この絵を相撲協会やや相撲部屋に売り込んだらいいんじゃない?」と「けしかけ」ました。
 こういう風に相撲の魅力をとらえる若い感性を組み取らないようでは相撲の未来も危ういなあと思ったし、この人の絵の魅力を知る人が増えたらいいなあとも思ったからです。
 私が気にいったのはこの絵です。

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 絵は一見簡単に書かれているようですが、重ね塗りや絵の具のたらしなど実は工夫がいくつも見られます。
 一番気に入っているという卒業制作として描かれた絵がここには写っていませんが、これから面白い人だと感じました。

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  1. 2012/02/09(木) 00:04:15|
  2. 絵画
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素敵な人たちと   「クラフト あまた」さん

 京都国立博物館で「中国近代絵画と日本」と銘打って展覧会がされている。
 その展覧会を見ての帰り道。
  ・・・ちなみにその会場で50代後半だろうと思われる痩身長躯で黒のコートを着た白髪混じりの紳士と、その方よりは大分お若い和服姿の女性の二人連れがおられた。お二人の関係はよくわからないが、昭和前期を思わせる上品なおしゃれ感、当時で言う都会的な雰囲気があってなかなかお二人とも素敵だった。
 ことにその女性の白い足袋と、今時あまり見られないタイプの顔立ちが印象的だった。
 
 なんてことはさておいて・・。
 豊国神社の前の道を北上するとそこにこんな町屋を改装したお店がありました。
 沖縄の再生吹きガラスを置いています。「沖縄焼き物 やちむん」とも書かれています。「中国近代絵画と日本」のポスターも張られています。

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 中に入っていろいろと見てまわてっているとこの方と楽しいお話ができました。

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 この方自身、学生時代には焼き物をされていたとのことで「土ものが好きなんです。」ということで様々な作家さんのものが置かれています。産地もいろいろ。出沖縄もあれば韓国の既に閉じられてしまった窯のものもあります。ここの「ぐい飲み」が一つ気に入ったのですが。

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 奥の部屋では何やら「教室」が開かれています。既に70回を数え、きょうは「和菓子作り」のようです。
 「あまたの会」として印度ヨガの会や絵更紗で扇子を作る会なども開かれているようです。

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 地域の文化のセンター的な役割が果たせたららいいなあという思いでされているそうで、「次回は『塩麹』について。麹つながりで日本酒の杜氏さんにも来てもらって話してもらおうか。」などと話が膨らんでいます。

 棕櫚の箒もあるでしょ。わっぱもあるでしょ。織物も絵画もあります。この方の趣味の広さですね。
 買い付けはこの方がされているんだそうです。

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 なんと、「もったいない」精神で、あげます、もらいますを「つないで」もいます。

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 若い作家さんには自分の専門分野だけでなくいろいろなジャンルの作品をもっともっと見てほしいとおっしゃっていましたがまったく同感です。
 なぜか自信を持ちすぎていたり、「いろいろ見ると(影響されて)『自分らしさ』がなくなってしまう。」なんて言う若い作家がいます。
 そんな普遍性のない自分らしさにこだわっていて作家としての存在価値があるんでしょぅかね。第一に、ほかの人の作品を見てたちまち影響されて消し飛んでしまうような個性や自分らしさなんかにしがみついてどうするんでしょう。他と見比べ、学びもしないで「自分らしい」とか「個性」なんてどうして言えるんでしょうね。などとついついうなづいてしまいます。

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 この方が笑いかけている相手の人は、先ほどまで和菓子作りの教室に参加していた若い男性の庭師さんです。邸宅や寺院にある庭だけではなく庶民の生活を豊かにできる庭を目指しているようです。
 この庭師さんもなかなか魅力的です。
 例の噂の?「銀月アパートメント」に住んでいるんだそうです。
 ・・・「「銀月アパートメント」についてはお二人と話しているときにとっさに思い出せませんでしたが、以前写真を撮ったことのあるなかなかモダン風流(こんな言葉があればですが。)な古びた建物です。そうかあそこに入りたいと思える若者なんだなあ。・・・
 「今度、あなたを撮らせて下さいね。」

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  1. 2012/02/08(水) 00:02:49|
  2. 陶器
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素敵な人たちと  豆腐屋のバイト君

 先斗町のお豆腐屋さんで働いている方に写真を撮らせていただきました。その写真は三が日の直後に掲載しています。幸いその写真を喜んでいただいたのですが、別の用事で近くを訪ねた折に立ち寄らせていただきました。
 「あんな写真を載せて・・。」としかられなくてよかったのですが、そのときにこのバイト君に出逢い、「撮ってあげて。」というお口添えをいただいて、ご本人の快諾も頂いて撮らせてもらいました。

奥の方に前回撮らせていただいた方がおられます。
(⇔)
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 4回生の彼は郷里に教職が決まっていて帰るのだそうです。それまでのバイトです。京都を満喫して帰ってくださいね。

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 体格がいいでしょ?! 野球をしていたそうで、体育の教師になるんだそうです。
 みなさん。もしお手元に中高生の時の卒業アルバムをあったら取り出してみてください。そこで体育の先生がどんな風に写っているか。もしからしたらこの青年のように腕を組んで胸を反らせてはいませんか。ことに少し体格の小さめの先生。

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 私は彼にいいました。体育の職員室が開かれていて、ほかの教科の先生方と共同するような民主的な学校ならいい学校だよ。体育の先生が「自分たちだけが生徒を抑えて秩序を維持してるんだなどと思い込んでいる学校は応々生徒にとっても教員にとっても抑圧的管理的な学校になりがちだよ。」と。
 彼は体育大学じゃないし、「期待できるねえ。」とも。というのは私が見る限り体育大学の運動系サークルに民主主義とは無縁なところが少なくないようなので。スポーツ界ではコーチと選手も自立した個人同士の関係ではないような場面をよく見かけます。プロ野球の世界にしてからがそうではないでしょうか。
 「へぇ?!そうなんですか。」と戸惑い気味でしたが。

 それにしてもこの若々しい「照れ」顔はいいですね。
 「未来は若者のもの」といいますが、まさにそんな感じです。

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 お客さんの中でご婦人に人気があるんだそうです。PTAでも謙虚に、でも批判できる力も持って、保護者の声にも耳を傾け、親の子育ての悩みに寄り添えるような先生になってください。


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 先ほど「腕組み」について、いくぶん皮肉ったような書き方をしましたが、彼の場合はこの写真をご覧になっても分かる通り、・・・偉そうにしているんじゃなくて・・・「外は寒い!!」からなんです。
 こんな腕まくりをして素足なんですから「外で撮られていれば、そりゃ寒いよね。」
 でもグラウンドで鍛えた彼には「大丈夫」そうでした。

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 こんな若者と意見のやり取りをしながら仕事をしてみたいですね。
  1. 2012/02/05(日) 00:01:06|
  2. お店
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素敵な人たちと   魚忠さん  その2

 魚忠さんのレジ袋にこう書かれています。
「・・・。
 現在世の中は欧米化、そして大型化により、市内ではどんどん魚屋さんが減少してゆ(ママ)き、スーパー化しております。しかし私たち従業員一同、社長を筆頭とし、昔ながらの板店(スーパーなどに入っていない店)として伝統を守ってゆき、板店の北の砦として一生懸命がんばっていきたいと思っております。」
 その意気やよし!!  しかも頑張ってゆきたいのは社長じゃなくて従業員一同なのですね。

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 さてこの方はお嫁さんです。
 お店全体が風のふき抜けになっていますが、なんとレジが外にあります。
 こりゃ寒い!!

 DSC05736 - コピー

 この張り紙について最初にお話してくれたのはこのお嫁さんの方でしたが、
 「本当に働き者のお義母さんなんです」と自慢げでした。

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 姑さんがお客さんとやり取りをしているのをずっと笑顔で見ています。

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 このお嫁さんも働き者のようです。

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 各地の商店街が苦戦しています。この京都も例外ではありません。ここは新大宮商店街ですが、健闘している方でしょう。それでも経営の入れ替わりやシャッターの下りた店がないわけではありません。
 そうした中で地理的にも中核的な場所にこうした地域に根付いて商売を続けようというお店があるのは「希望」です。
 先ほどのレジ袋にもその意気ごみがあふれています。豊富な品数でかゆい所に手の届くサービス。簡単なことではないでしょうが、地域のお年寄りや子供たちが買い物に来られる、楽しい生活の話の交わされるお店として続いてほしいものです。
 まだまたバトンタッチは先のようですが、次代も大丈夫そうです。
(⇔)
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  1. 2012/02/04(土) 00:01:52|
  2. お店
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素敵な人たちと  魚忠さん  その1

 北大路の新大宮を北に上がったところ、今宮通りとの交差点にこの魚屋さんがありました。
 別の用事でここを自転車で走っていてふと「奇妙な風景に」足を止めたのです。

 「なに?!これ?!」
 何が書いてあるのか。どうも魚の料理法などについて書いてあるようなんだけれど何しろ張り紙が多すぎて、目があちらこちらに惹かれてしまって少しもきちんとは読めないのです。
 それにしても壁一面の手書きの張り紙。  北京大学の「大字報」???
 私があまり不思議そうに眺めるので「驚かれましたか?」と声をかけていただきました。
(⇔)
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 どうやらこの張り紙の主はこの方のようです。

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 旬の魚などをおいしく食べてもらおう、そういう思いで今晩のおかず一品を提案しているのです。
 「私は貧乏症で、ちょっとおせっかいやけどお客さんに喜んでもらおう思ってずっと張ってきてんの。」

 最近はこのような魚屋さんをめったに見ません。大概スーパーの鮮魚コーナーになってしまっていて、こうした独立した鮮魚店は多くはないようです。しかも結構規模が大きいのです。
(⇔)
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 このお母さん、お客さんの笑顔が大好きという方。

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 「私なんか写真にとっても・・。でも撮ってくれるなんてうれしいわ。」とカメラにおさまってくれました。
 今日のベストショットです。
 このあとで金言をいただきました。

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 「私はお客さんに勝ったらいかんと思ってるの。」とおっしゃるのです。
 自分は写真に撮ってもらうような美人じゃないという話の続きです。でも美人じゃなくてよかったと思っているというのです。美人じゃないからお客さんが安心して私にいろいろ話してくれて仲良くなれるというのです。
 「ほらっ私の手をみてみなさい。」  お年の割に、しかも水を使い魚に触るお仕事にしては掛け値なしにきれいな手をされています。でもそういうことじゃなくて・・・。「指輪してへんでしょ?! もし私が指輪していて、お客さんよりいいものをしていてご覧。お客さんいい気持ちせえへんでしょ?! 顔かて同じ。」だというのです。 それが「本当はごっつ高級な指輪をもっているのだけど・・。」という変な気持ちは全くないのです。自分が指輪をしないことでお客さんに気持ちよく買い物してもらったら、ただそれでうれしいんだということです。
 「人より偉くなりたい(えらく見えるようにということですかね)。人より豊か(そう)で、人よりきれい(そう)で・・になりたい。」と私たちは思いがちです。(みなさんまで引き込んでしまったようでご免なさない。)
 「内のお父さんは73歳だけど朝の3時に市場に出かけるの。少しでもいいものを仕入れてお客さんに喜んでもらいたいから。お父さんは兄弟が多くて苦労してきたの。苦労してきた人はいいよ、一生懸命働くし、やさしい。」
 
 川エビを焚いたものなども店頭販売しています。勧めていただいて試食しましたが、「温かいお湯があるから手を洗って。」と発泡スチロールの箱のふたを開けてくれました。寒い季節にお客さんへの配慮です。 


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原子力発電をストップさせましょう。消費税をあげるのは福祉目的でも財政の立て直し目的でもないように思います。だってその一方で「減税」をするし・・・誰の?・・防衛予算や政党助成金などについては議論さえする気がないようです。私は消費税増税にも反対です。
だから5日の京都市長選挙にはとても関心が強いです。日本の政治の流れを変えたいなあ。

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  1. 2012/02/03(金) 13:08:54|
  2. お店
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素敵な人たちと  「変態観測」  その2

 会場に「人を撮った」ブックが展示されていました。
 街頭で出会った人に声をかけて撮らせてもらっているようです。ファッションに注目して撮っているようにも思うのですが、人物は基本的に直立です。残念ながら作者にお会いすることはできませんでしたので、コンセプトなどについて確かめることはできませんでした。偶然いきあった人に撮影させてもらうということは難しんだろうなあと思い、感心して見ていました。作者は21歳の男性だそうです。

 そこから写真の話になって・・経過を飛ばせば・・「私も人物を撮らせてもらっているんですが・・・。」となり、そうして、ここに掲載した写真になったというわけです。

 受付グッズで幾分乱雑な感じですが・・。

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 ご自身も写真には興味があるらしく、・・。

 そこにいるままを撮らせてもらう場合もあれば、多少演出して撮ることもあるんですよ、というわけで。

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 「ちょっとモデルさんの気分が分かるような・・・。」と彼女。
 ギャラリーの中には絵や写真がありますし、それを除けば殺風景な部屋です。
 そこでたとえばドアを利用して撮ってみる手もあるねと・・・。

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 道路に面した大きな窓ガラスを目に取り入れて・・。

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 「顎をもう少しあげて、はいもう少し・・。」と人物撮影のABCを「解説(私に解説なんてできるんでしょうかね?)」しています。

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 写真の愛好者をもう一人増やすことができたでしょうか。

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  1. 2012/02/02(木) 00:04:29|
  2. 人物
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素敵な人たちと  変態観測  その1

 「変態観測」・・・「テンタイカンソク」のもじりだろうということはすぐに予想がついたけれどそれがメタモルフォーゼスなのか、それとも・・・。

 3か所のギャラリーを使って一斉にたくさんの作者の作品を展示する企画を立ち上げたのだそうです。
 こういう「企画」をどんどん形にしようという若い人がいるんですね。

 その中のギャラリー「カト」の2階の展示場でこの方に会いました。
 京都産業大学の〇回生だそうです。

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大学では英米文学を専攻しているということで絵画を専門にしているのではないようです。

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 これまでイラストタッチの絵を描いてきたのだけれど今回は油絵で参加。

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 「変態」とは昆虫たちが成長に従って過去の姿を脱して新たな姿態を獲得していく「変化」を意味しています。その変化をどうとらえるか、書く製作者が提示しています。

 彼女の絵にもいろいろな記号が込められていて、彼女自身が体験してきた[現在完了の進行形なのか、まさに完了なのか?]「変態」を描き出しています。
 フランスへの一年以上にわたる留学が彼女の世界認識も自己認識も大きく「変態」させたそうです。帰国してまだ間もないのだといいます。

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 グループ展の出品者には職業をもった人も多くて「留守番が難しいので私たち学生が引き受けて」いるのだそうです。

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 ほかに二会場あるのだそうですが、出展されている作品を見ると「いまどきの若者と私(たち)とでは人に作品を見てもらうということについて考え方にずいぶん大きな開きがあるなあ。」と感じます。

テーマ:女性ポートレート - ジャンル:写真

  1. 2012/02/01(水) 00:05:17|
  2. 人物
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プロフィール

soujyu2

Author:soujyu2
 人はいろいろな場所で様々な思いを抱いて頑張っています。そんな人々の素敵な表情を追いかけてみようと思います。
 「素敵な人たちと」の出会いが私をワクワクさせます。

People hold various thoughts and are doing their best at various places.
I think that I will pursue such people's great expression.
Encounter of "nice people"
excites me.


 大変恐縮ですが、無理をお願いして撮らせていただいている写真です。ご本人のためにも無断でのコピー、転載は固くお断りします。

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