素敵な人たちと

素敵な人たちと一緒に素敵な写真を撮ります。 なお写真のコピーはご遠慮ください。

素敵な人たちと   by 蒼樹   森の手作り市で  備前の国から

 下賀茂神社の馬場を利用して開かれる手作り市です。
 今回はなんとなく、どことなく雰囲気がこれまでと違いました。何でしょう、この感覚。おしゃれ感が減ったかなあ。

 そんな手作り市で「素敵な人」を探します。

DSC01203 - コピー


 手作り市での人探しは、まずは素敵な「もの」づくりです。
 上の写真の左手上段に青っぽいぐい飲みが見えますね。まずこの色合いと景色が気に入りました。上品で、それでいて華やぐ面もある。
 蒼の色もまたとてもいいので・・・・。

DSC01204 - コピー


 備前焼です。
 黄や茶色の器は酸化焼成です。蒼の方は還元焼成です。
 「窯の中で空気が十分な場所で焼けるのがこちらで、そちらの青い方は空気が少ない場所で焼けたものです。」と分かりやすく説明してくれました。

DSC01206 - コピー


 「どうして備前焼を選んだんですか?」
 「う~ん、なんとなくかなあ。釉をかけるものより土と炎でそのまま表現できるのがすきだから・・かな。」

 この「なんとなく」は、いい加減な意識ではなくて、言葉には言い表しにくいけれど気持ちの奥深くでこれがいいと感じるものがあったという事です。直感的でうまく説明がつかない、理由は後付けできるけど、その頃はどうだったかなあという感じでしょうか。
 どうして写真を選んだんですか?に対する答えも、まあそういうものだと思いますので、共感できます。

DSC01207 - コピー


 この人も京都の伝統工芸大学校の卒業生だそうですが、ここの卒業生は本当にあちこちで活躍しています。
 知り合いの若い女性が、もう一度芸大に戻って勉強してみようと思うのだけれどといった時に「工芸分野だし大学院で勉強するのもいいけれど、この伝統工芸大学校も選択肢の一つとして考えてみたら。」と言ったこともありました。
 
 その人は無事に院に合格しました。おめでとう!!

 と、話を戻して・・・、
 こうしてご自身の制作物を手にするときに気持ちが出ますね。

DSC01208 - コピー


 工芸でも芸術でも可能な限り自身の技能、知識を高めて対象をコントロールしようとするわけですが、しかしなお炎や土の偶然に越えられてしまう運命を持っています。そこにまた醍醐味があるのですし、その偶然の中に美を発見する楽しさがあるわけでしょうね。
 人の力と偶然のコラボレーション・・・・これまた写真も同じことです。

DSC01211 - コピー



 お客さんがやってきて「いや~ 好きなやつがあったんだけどね。割っちゃってね。   これいいなあ。」と物色を始めました。

DSC01214 - コピー


 こちらの女性。手にしているものを即断即決。「来た。見た。買った。」でした。
 自分がほしいものを極めて明確に意識していて、すぐさま判断を下し、行動できる。素晴らしい!!  
 そういう力が私に有ったら・・・・、と。
 

DSC01215 - コピー
  1. 2016/12/10(土) 00:00:36|
  2. 陶芸
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:0

素敵な人たちと   by 蒼樹   陶芸・絵付け  Ⅰ

 キャノン5D+バリオゾナーで撮りました。
 このカメラのファインダーは今一つ、いま二つですが、やっぱりOVFだから、こういう組み合わせで楽しく撮れます。

 写真を撮るという事の全体の中で何を大切に考えるかで、道具の選択は変わります。

 ネット上にフジXT-2よりフジXプロ2がいいという理由を一所懸命書いている人がいましたが、こういう議論の立て方はあまり意味がないと私は思います。
 同様にファインダーについてOVFがいいか、EVFがいいかを何をどう撮るつもりなのかの前提抜きにあれこれ比較して言う事にも意味を感じません。

 私にとって、OVFはカメラ選択の上で大切な条件です。  今の私にとっては、海の魚やサンゴをガラス越しに実像を見るのと、撮影して再生した映像をテレビジョンできれいに見るのとどちらを選ぶかという問題です。

 それでも年とともに視力が怪しくなり、フォーカス合わせサポートしてくれる点でEVFは頼りになるのですから(拡大してくれたり)、それがより重要なことになれば、私の畏友とともにEVFを選ぶことになるかもしれません。

 そういうことです。
 
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 この建物の受付で「あっ!先日来られた方ですね?!」と声をかけられてしまう位に、おなじみになってしまいました。
 伝統工芸大学校卒業予定者の卒業制作作品の展示などもあり、ここはとても楽しめる施設です。

 今日は土日ではないので、既に卒業して職業的に活動されている人たちの実演です。
 
 IMG_5620 - コピー


 公開実演という事で・・・・・制作にとってはお邪魔ではありますが・・・・いろいろお話を伺いながら、やがて制作に集中していただいて、写真を撮ります。

 この方の絵付けなどは筆先を震わせてもいけない神経の使い方をするのですから、こちらもまた息をつめます。
 
IMG_5622 - コピー



 それでも随分と図々しくなりました。
 この時は28ミリ-85ミリのズームですからいいのですが、50ミリの単焦点の時にはよほど体をつんのめらせて迫ることがあります。  

IMG_5623 - コピー


 レンズにもカメラ本体にも手ぶれ防止機構はありませんから、自分の呼吸も整えねばなりませんね。
 止まったら震えますから、流れのなかで撮ります。

IMG_5626 - コピー


 動きの激しいものについていきながら撮るときには、最近急速に進歩している手ぶれ防止機構はありがたいでしょうね。
 メインに使っているα900には初歩的なものがついていますが、やはり恩恵を受けているなと感じることがあります。
 私の場合はどうしてもというほど必要ではありませんが、時に不安定な姿勢で体の流れる刹那に撮ることがありますから、あって邪魔にはなりませんね。

IMG_5627 - コピー


 もっとも今日のようなときはしこを踏んでいるような…はたから見れば不格好に見えるかもしれない・・・・格好で撮ることが多いのですし、床に膝立ちしたり、お尻を床に付けて撮ることも稀ではないのです。
 アングルを変えるたびに、安定した姿勢が何より重要ですからね。

 ですから背面液晶のパネルにタッチしてピントを合わせてシャッターを切るということなど想定もしないのです。

IMG_5629 - コピー


 上の写真と下の写真を見比べて、なぜどのように印象が違うのか考えます。
 もし私が個展にどちらかを選ぶとすれば下の写真を選びます。
 こういうことをしていると飽きませんね。
 写真て面白い。

 IMG_5630 - コピー
  1. 2016/09/24(土) 00:00:47|
  2. 陶芸
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:0

素敵な人たちと   by 蒼樹   清水焼・成形   998

 陶磁器といえば茶碗や花器を作るというイメージですが・・・。

 もちろんそうでないものもたくさん陶磁器として生産されています。

 DSC02358 - コピー


 この方は例えばお土産になるようなものを作られています。
 今こうして作られているものは紐の先にぶら下がる「カバ」です。

DSC02364 - コピー


 なんだそんな玩具か、飾りかというなかれ、そこがやはり手作りの職人技が作り出すものは一味も二味も違います。

 安いものは型に粘土を押し込んで成形して着色して焼きます。それで沢山同じものができます。

 そのような同じものを手作業で作るのですが、その肌の風合いや曲面の滑らかさ感じ、さらにカバの表情などなど、うんなるほどという手指の技があるのです。

DSC02369 - コピー


 隣に十二支が並んでいます。愛嬌たっぷりのミニ龍たちが並んでいるのですが、その造形にこの方の工房ならではの表現があります。
 工房のお名前は「暁陶房」    宇治にあるんだそうです。

 小さなお地蔵さんがあるんですが、よく似ています。  誰にですって? 勿論この方にです。
 これまた愛嬌たっぷりで見ていると顔がほころびます。


DSC02370 - コピー


カバは二重瞼だったってご存知でしたか?
勿論こちらの工房の表現なんですが、それがとてもいいんです。
黒目を囲う瞼を作っています。

DSC02373 - コピー


 
DSC02376 - コピー



 考えてみれば世の中のお店に並べられているものは何にしても生産者がいるんですね。
 当たり前の事なんですが時に忘れがちです。人がものを作り出さない限り人に有用な材は生まれないんですからね。
 (もっとも、経済学的に言えば自然財といって人の労働に依らないで無償で入手できるものは確かにありますけれど。例えば光や空気など。)

 
作られたものの背景に、人の営為をイメージしたいものです。

DSC02378 - コピー
  1. 2016/04/04(月) 00:00:21|
  2. 陶芸
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:1

素敵な人たちと    by 蒼樹   清水焼・絵付け   997

 清水焼の絵付けをされています。

 多くの職人さんは、普段はご本にお一人で工房にこもっておられたり、せいぜいご家族が並んで製作にいそしんでおられる場合が多いのです。

 そこが機械制大工業と違うところで「朝の用を済ませて自分の場所に座ると昼まで誰とも一言も口を利かない。ラジオが話し相手。」みたいな場合が少なく無いようなのです。


 (ちなみに機械制大工業が生まれて協業の中に組み込まれる多数の労働者が現れると、新たな人格が誕生するわけですね。つまり多数と眼前で協業するわけですから、常に他者との話し合いや意思の疎通を必要とするところから生まれる人格です。工場内の分業と協業は、工場外の分業と協業についても結びついて、人類の社会性を、それまでの歴史的段階では得られない高い段階に引き上げます。そうすることで、人類を「国民国家」を形成し、やがては地球規模で連帯することを可能とする存在に自己形成することが可能になるわけですね。ただしそれあくまで可能性で、それを現実的に達成するのが早いか、「利己心」に媒介された「(地球的規模の)社会性」[・・ですから、繋がっているからこそ対立するという疎外された社会性]の段階で自ら滅んでしまうかというのが現在の世界の状状況ですね。)

 
DSC02336 - コピー


 神祇衣装のように通常一般の消費者を相手にするのではない方々は別にして、
 こういう器などを作っておられる方にとっては、果たして自分の作ったものがお客さんにどのように評価してもらえているのか、知りたいけど分からないというのは、ちょっと隔靴掻痒の感があると思います。

 直接の小売りをしないで問屋などを通す場合が多いですからね。

DSC02341 - コピー


 農業の世界でも『生産者の顔が見える』というコンセプトが広がっていますが、それは生産者・消費者の両方からの「人間らしい経済関係」を望む気持ちの表れだと思います。
 大工業でだって開発者を露出したり、工場で働く人たちをミニコミに出したりして消費者とつなげることが増えてきていますが、なおその間にある壁が取り除かれて、生産と(流通と)消費が人間的なつながりを回復すれば、社会は大きく変わると思います。

 という様な話は少々大きすぎますが・・・・・。


DSC02342 - コピー



 互いの仕事を互いが理解しあい、敬意を抱きあうという事は、現代社会でとても必要なことだと思います。
 震災などで「失われてみて」初めて気づくことがありますが、「復興」でそれを忘れてしまわねばいいなあと思います。
 そして何がそういう見晴らしの良いつながりを阻んでいるのか、もう少し意識的に気づくことも大切だなあと。


DSC02344 - コピー


 器の内側にも絵を描いていくのですが、筆の扱いが難しそうです。
 それでも龍のうろこの一枚一枚が「べたっと塗られ」ているのではなくて微妙に描き分けられ、桜の花びらも、一枚一枚の花弁の中に色の濃淡が描き分けられています。

DSC02347 - コピー



 こうした絵柄は先人たちの手になる過去の様々な作品を見て、改めて描き起こして下絵にします。
 下絵に鉛筆などでなぞってそれを転写することもあるそうですが、今日は目で見て描き写しています。
 いわゆる芸術作品のような一点ものではないですから、逆にセットとして精度高く「同じものを作る」力が求められます。

 繰り返せば習熟しますが勢いが失われがちでしょう。そういう矛盾を克服しても行きます。そこが腕の良い職人ですね。

DSC02350 - コピー


  

DSC02354 - コピー

 私たちは店頭で出来上がった製品を見ています。
 この製品がどのような人によってどのような技術で・工夫で出来上がったものかを知りません。
 それは、大工業製品だって同じです。
 TVなどで、なぜこのことを人々に伝えないのでしょうか。

DSC02355 - コピー


 人は人生の活動的な時期の大半を「仕事・労働」に費やします。それは人生そのものと言ってもよいものです。
 しかし、その姿をお互いに認め合えるような情報は発信されていません。
 食べたり、飲んだり、遊んだり、人の隠したい情報にばかり群がっています。
 こういう社会は真に人間的と言っていいんでしょうか。

DSC02357 - コピー
  1. 2016/04/03(日) 00:00:26|
  2. 陶芸
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:0

素敵な人たちと   by 蒼樹    陶芸・絵付け   993

 花器に絵付けをされている。
 前作のコピーを横に置いているのは、この工房の売れ筋の定番商品だからです。
 と言っても、一つ一つ手捻りで造形して、こうして手描きしている製品ですから、そう安価なものではありません。

 DSC02160 - コピー


 型に入れて成型するのならばどれも同じ大きさ、形をしていますから、そこに彩色するにしてもまたく同じようにできるわけでしょうが「やはり焼きあがってきたものが微妙に形も違ってくるから花の形や込み具合も少しずつ工夫して」描きこむのだそうです。

 陶芸作家と陶芸職人とは目的とするところが違います。自ずと技にも違いがあるように思います。
(写真作家と写真職人もまたそういう相違があるのでしょう。それぞれの役割、社会的存在意義がありますね。)


DSC02162 - コピー


 陶器も型で絵付けをしたりプリントさえできる時代ですから安価な大量生産品に押し流されないためにはご苦労があると思います。
 何分ちょっと見た目には手書き風にわざと乱したり崩したりしてプリントする時代です。匠たちの仕事を写真で取り込んでしまうこともできます。
 職人の仕事は問屋に納められてしまえば著作権を主張することは難しいのです。

 そもそもその職人もまた過去のパタンや絵柄を踏襲しているのですから。(この「踏襲」というところが微妙な意味合いを持つのですけど)

DSC02165 - コピー


それにしてもこの会場も職人さんには優しくない会場ですね。
照明一つとってもとても職人さんのためのものでないことが明らかです。
常設ではないので・・・・臨時的、一時的なので・・・・金はかけられないという事でしょうか。
人を招いているのだという敬意を持った心配りがiいくらか不足しているように感じられます。

DSC02168 - コピー



 職人さんたちも、昔の偏屈な職人気質を脱っしてきている世代になっています。ですから、この業界のこと、仕事の事、高い技についてもっともっと知って欲しいという意欲があるわけですから、その気持ちを大切に汲み取ってあげてほしいなあと思います。

DSC02172 - コピー


 働きなれた普段の工房とは大きく異なった環境で物を作るという事は楽なことではないと思います。

 『いつもは誰とも話さないでラジオだけが友達みたいな生活だからたまにはこうしてたくさんお人と交流できると嬉しい。」と言ってくださる方たちがいて・・・・不躾にカメラを向ける私としては・・・・ちょっと、ホッとするわけです。

 DSC02173 - コピー




この花器の素焼きがどういう風に焼かれて手元に来るかと言う様な話をしてくれています。

DSC02175 - コピー
 
  1. 2016/03/27(日) 00:00:25|
  2. 陶芸
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:0
次のページ

プロフィール

soujyu2

Author:soujyu2
 人はいろいろな場所で様々な思いを抱いて頑張っています。そんな人々の素敵な表情を追いかけてみようと思います。
 「素敵な人たちと」の出会いが私をワクワクさせます。

People hold various thoughts and are doing their best at various places.
I think that I will pursue such people's great expression.
Encounter of "nice people"
excites me.


 大変恐縮ですが、無理をお願いして撮らせていただいている写真です。ご本人のためにも無断でのコピー、転載は固くお断りします。

最新記事

最新コメント

最新トラックバック

月別アーカイブ

カテゴリ

未分類 (114)
人物 (920)
絵画 (204)
陶器 (53)
染色 (16)
工芸 (127)
雑貨・カード (29)
陶芸 (26)
伝統工芸 (145)
服飾 (35)
装身具 (41)
お店 (38)
音楽 (208)
瀋陽 (67)
モノづくり (13)
オブジェ (18)
料理 (28)
写真 (20)
書 (7)
状景 (7)
パフォーマンス (30)
版画 (3)
手作り市 (27)
働く人々 (14)
芸事 (1)
彫刻 (7)
伝統芸能 (1)

検索フォーム

RSSリンクの表示

リンク

このブログをリンクに追加する

ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード

QR