お店の名前は「こもりくの工作店」 まだ開店して間もない生まれたてのお店。いまは、ここに出張中。
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ワインボトルの底をカットしてドライフラワーが中に吊るされているのですが、なかなかおしゃれです。
「ワインの瓶に詳しくなりました。」
「えっ?! 瓶だけですか? 中身は?」

同時代ギャラリーのブログには男性スタッフが紹介されています。
この方と交代で詰めているようです。

関東出身の方で、京都はまだ数年。
私は関東の言葉の方が親和性が高いので、話していると、とても話しやすくて、つい話し込んでしまいます。
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「寿」の字の中に可愛らしい花が刻み込まれた判子だったり、お祝いの言葉の判子があったり。

この方の名刺もご自分の制作した判子印刷のものでした。
さあ、そろそろお暇しないとお仕事の邪魔になります。
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- 2013/09/20(金) 00:02:06|
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「植物屋」というんだそうです。
花を売るなら「花屋ですよね。でも、花というよりは・・・・。」

多肉植物もドライフラワーも朽ち木も・・・・。
ここは三条御幸町の角、同時代ギャラリーのある建物です。 studio 1928です。

9月の一カ月間、展示販売されています。
最初に興味をもったのはワインなどの瓶にドライフラワーを入れたオブジェです。
この方は「裏庭植物店」のスタッフでこの時は「ハンコ」を制作していました。オーダーメードの判子作りです。

この方の今使っているテーブルの、向かって左端にはコケが生えています。
「時々水やりをしているんですよ。」とのこと。我が家の庭よりちゃんとした苔です。
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2枚上の写真には直方体の木材に丸い穴のあいているモノがありますが、これが面白くて、モバイルの音源立てなんですね。
モバイルの音源を差し入れるとこの木の中にくりぬかれた穴がスピーカーの役割を果たすというものです。おしゃれですよ。
お客さんでしょうか?
私はこの方に向かって夢中ですから、後ろの出入り口に人影があっても気づくことができません。
剣豪ならば気配を感じ、G13なら、そもそも背中は壁につけていることでしょうし、背後に気配を感じれば一撃のもとに・・・、イヤそなんことはどうでもいいのです
左手に見える棚材は、もう朽ち果ててボロボロです。普通の建材や工作の対象にはなりません。そんな木でもこうして「活かそう」としています。
先ほどのアイフォーン立てもほとんどこうした「使い物にならない」木を、そのまま捨てないで活かしているのです。
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ドライフラワーを入れた瓶も、廃棄されて再利用されないモノを積極的に生かしているのです。
私はガラス瓶は「再生」されて使われているものだと思っていましたが、「実際は再生コストが高いからと言って、ただ捨てられているのです。」とのことです。 じゃアの分別回収はどんな意味があるのでしょう。
経済コストからいって利益の出る時には「自然を守れ!」だとか「リサイクル」だとか声高に言われても、そうでなければそんな「理念」は弊履のごとく・・・。
この方たちは「リサイクルではなくて」もっとステージの高い活用を考えている、のだそうです。

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- 2013/09/19(木) 00:04:42|
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う~ン、雑貨といえば雑貨なんですが。

この方はコンクリートで家の形をした「ペーパーウェート」を作っておられます。
定年後に洋風庭園の「造園」を手がけるようになり、その中で庭に置くオブジェを提案してきたことから次第にこれを生み出してきたのだそうです。

家の形の各面の作りと、面と面との接合部の精度の高さが命だと思いました。その各面にできる光と影の美しさが見事なんです。
コンクリートは以前から使い慣れたものなんだそうですが、これらの作品の「型」は、複数回利用するのではなくて一度一度壊されてしまうのだそうです。手間を惜しんでいないんですね。そうしないと先ほど触れた面と面の接合部の潔いほどの乱れの無い、線を作ることができないのだそうです。

かつては有名な企業で大量生産に関わって来られて、受け取ってくれた消費者の声が届かないし、手ごたえがなかった。それが今は直接に要望にこたえられるし、自分の仕事が直接お客さんの反応として返ってくるという楽しさを感じているといいます。
物作りにおいて何故何をどのように作り、だれに売るかを自己決定できることはとても大切なことです。
(資本主義的企業ではそれができませんものね。そこにいわゆる労働疎外が起こるというわけで、このことは働く者の労働観や自己肯定観を形成するうえで極めて重要なことだと思います。)

コンクリートの家の形をした時計がありました。またコンクリート造りの傘立ても。
「まあとにかくモノを作るということが元来好きなので・・・。」

写真の中で、向こうに二人の方が写っていますね。
今回、この方の「石」と、中ほどの方の「木」、そして一番奥の三上さんの「革」という三つの素材にこだわっての出店だそうです。 こうなると「手作り市」もステージが上がって行くように思います。
別のところでは、モノクロの写真と、手書きのモノトーン「黒」の絵を並べてお二人の方が出店しています。
なんだか手作り市が一段と面白くなりそうですね。

定年後の人生をいろいろ構想する人がいますし、実際色々な活動を見ます。
中でうらやましいのはこの方のように半分の年齢の人たちとこんなに素敵な笑顔でともに物作りを語り合えるということです。
三人の作品をセットにして「受験生を励ますグッズ」にしたらどうだろうなどと新しい企画が飛び出してきました。
俗に言う「第二の人生」ですが、「生き生きワクワク」ですね。
団塊世代はまだまだ熱いぞ!というところです。
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- 2013/09/05(木) 00:03:26|
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久しぶりの一木(梅小路)手作り市でした。
この日は湿度も気温も高く「不快指数」・・・最近この言葉を耳にすることがありませんね・・・の高い一日でした。
私の体力も少しばかり心配でしたので、まあ、足慣らしということでぶらりぶら入りとしてみました。
おなじみさんにご挨拶しているうちに次第に元気が湧いてくるのが分かります。有難いことです。
中には「今日は『素敵な人』は見つかりましたか?」と声をかけてくれる方もおられます。
さて、今日お会いしたこの方は、なんと名古屋からの出店です。
「名古屋もずいぶん暑くなるけれど、京都もあついねぇ。」

Tシャツや暖簾のようなものも展示されていますが、主としてブックカバーを販売されています。
こうして、今ここでも制作されています。女性が描かれた作品が多いようです。

お近くに出店されている女性の方が、盛んにほめています。
「一本の筆でここまで描く人は、これまで見たことがない。下書きもなく、よくそんなにすらすらと描けるものだねぇ。」などと。絶賛です。

手ぬぐいの布のような生地に書かれています。
今描いているブックカバーは、右側の半分くらいは別の絵です。全体が同じ一つの絵で描かれているのではありません。パンダや花の絵が見えるでしょ?
なかなか面白い組み合わせです。

とても気さくな方で写真撮影も二つ返事でOKしてくれました。勿論ブログへの掲載も。

サインを入れています。 このサインを入れると「締まるのよね。」とつぶやきますと、お客さんも同意見のようです。

目じりや唇にぼかしを入れますと、実に色っぽくなります。
女性は化粧をしますので、こういう効果をよく御承知なのでしょうが、このぼかしの手法は「これから機会があれば日本画を勉強してみたい。」とおっしゃることに繋がっているのかもしれません。

完成です。
かつて印象派が好きだった時期もあったけれど、なんだか日本画の表現にもひかれるようになって・・・。

その興味が、このカエルを描く「線」にも表れています。
「どう?ふくらはぎやモモの線がちょっとうまくかけてない?!」と・・・。
成程おっしゃる通りで、日本画の「線」の魅力ある微妙な変化が見てとれます。

遠い名古屋から、今度の知恩寺(百万遍)の手作り市にも出店されるそうです。
知恩寺は、早朝4時、5時から場所取りですから、大変ですね。
また、お会いしましょう。
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- 2013/07/07(日) 00:05:13|
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ずっと以前にもこのブログに登場していただきました。
銅線を編んで小さなかごや飾りを作っておられる「路上の『工芸師』」です。
私が最初にお会いしたのは、本当はいつのことなのか忘れてしまいましたが、少し長くお話して、作品を買い求めたのは、この方が堀川中立売りの辺りで、こうして地べたに座って銅線を編んでおられた時でした。
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今年の春は一時期ずいぶん暖かくなったと思ったら、急にまた寒さが戻った時がありました。
暖かくなってきた時には、自転車でこの方の脇を通り過ぎる時に「おはようございます」「こんにちは」と声をかけていたものですが、急に強く寒さが戻った時に姿を見なくなりました。
それで少し心配していたのです。 何しろ「路上」でこうして作られている方ですから。
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あまりお若くもないし。
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それで少し暖かくなった日に急に姿を確認したくなって、自転車のハンドルを岡崎方面にむけました。
いましたいました。良かった!!
今日は五月の晴れ晴れとした日です。疏水を流れる水の音もすがすがしくてとても気持ちのよい日です。

「また写真を撮を撮りたくなってやってきました。いいですか?」
「ああ、お父さんのことはよく覚えているよ。いいよ、好きなようにしたら。
この前も写真を撮って行った人がいて、何かの『新人賞をとった。』と言って写真を持ってきたよ。」

心持ちほほの辺りが痩せたように見えましたが、お元気そうでした。
「ワシは、これはいいものだから買えとか、他より安いから買えなどということは言わんのよ。おじさんこれいいねえ。これをぜひ欲しいなあという人がいたら、いいよ、じゃあいくらにするから持っていきな、といってあげるのさ。いいなあと思ってくれて、ほしいなあと思ってくれる人がいて、じゃあと言って分けてあげるのさ。だから、これを売りたいからどこそこに出してくれといわれてもなかなかその気になれんのさ。」

そう言って長年作り続けてきて、すっかり形が変わってしまった指に力を込めます。
「今日は、おじさんの指に注目しようと思ってきたけど、もうそういう写真を撮った人がいるんだねぇ。」
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- 2013/05/22(水) 00:01:16|
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