fc2ブログ

素敵な人たちと

素敵な人たちと一緒に素敵な写真を撮ります。 なお写真のコピーはご遠慮ください。

素敵な人たちと   by 蒼樹   1800人目はこの人でした。

DSC03467 - コピー


 精華大学テキスタイルの院政、学部生の制作展。  ギャラリー・マロニエです。

 この人は院生で、USAからの留学生ですね。 

DSC03472 - コピー


 多分、30分ぐらいも話したでしょうか。

 実に深くて広い、そして現実に誠実に向き合った見識を持った方でした。

 「現代」ということを未来に向けてしっかり見つめて思索しているという感じです。  こういう人の存在がUSAの持つ強みの一面でしょうね。

(私と話をしながら物を飲んでいるなんてと眉をしかめる人もおられるかもしれませんが、これは私の差し入れ兼小道具です。
 「コドウグ」分かりますか?  演劇や映画のアクターなどがもつ・・・う~ん、なんと言ったらいいか。花束とか、ピストルとか・・・。)

DSC03473 - コピー


 京都グラフィエでもそうですが、懸命に現代と格闘している人が存在する言うことを明確に示そうとしています。
 ただそういう人が多いかと言えば、残念ながら・・・日本には・・・・・と思いますが。

DSC03475 - コピー

 
 問題を自然(史)の中で見ること、人類(史)の中で見ること、その両方が備わってこそ教養と言えるし、見識と言えるということを言った人がいますが、まさに同感です。

DSC03478 - コピー


 院政生活は研究・制作が忙しいですし、バイトもしなくてはいけないらしいのです。が、京都グラフィエの二条城の展示などは見たようです。

 そこに在った作品についても肯定的評価、否定的評価とも共感するところが多くて、こういう人と出会えたのはうれしいことだなあと思いました。

DSC03479 - コピー


 私は日本語の堪能な外国の人と話す時にも、自身の日本語がずいぶんおかしくなってしまいます。  まるで昔の映画などに出てくるかたことしかできない外国人の話し方になってしまうのです。  自分でも滑稽だなあ、ある意味失礼だろうなあと思いながら。
 それはネイティブ日本人より日本語が堪能なんじゃないかと思われる中国のなれしたしんだ若い友人たちと話す時でも、私の日本語にどこかぎくしゃく感があるので不思議です。)


DSC03480 - コピー



 日本人ももっとこの人のように対話する力、自分の考えを表明する力を着けないといけないと思いますね。

 学校の「国語」の教科書が大幅に改悪されて効率的実用原語しか学ばなくされています。原語は思考と共感形成、弁証法的な真理探究の要です。そこを大切にしない言語教育では日本の将来はますます非文化的なものになるでしょうし、対話が一つのカギとなる民主主義はますますやせ細るでしょう。

 日本の危機は経済の停滞や政治の腐敗にだけあるのではありません。

 読めない、話せない、書けない人々が作られていることにも危機の一端があります。

DSC03482 - コピー


 ギャラリー巡りは作品を見せていただく楽しみと同時に、こうした教養と見識を持った人に出会える楽しみとがあります。

 そこにカメラがあって、その人を撮れれば言うことはありません。

 See you again.

DSC03488 - コピー

 
 
  1. 2021/10/10(日) 00:00:03|
  2. 工芸
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:0

素敵な人たちと  by 蒼樹  金押箔

 金押箔です。

 漆を塗った木地に金箔を置いて、それを綿で押すところから、金押箔というようです。

DSC01007 - コピー


 金箔の製造はほぼ100%が金沢で行われています。
 日本の箔は金約94%に銀と微量の銅の合金をたたきのばして製造され、その厚さは0.0001ミリ程度だそうです。
 ヨーロッパのモノはそれからするとけた違いに厚いのだそうです。

DSC01009 - コピー


 作っているのは仏像の後背でしょうかね。

 細かな細工がしてありますから、左手にある綿の塊で押してなじませるのでしょう。

DSC01018 - コピー


 金箔は紙に張り付いていますから、その紙を幅7,8ミリ幅の帯状に裁断して、その紙から少しずつ箔をはがしながら、置いていきます。

DSC01020 - コピー

 
 0.0001ミリの厚さのモノでも重なりが多ければ厚く、少なければ薄くなって均一ではなくなりますから、凹凸ができないように慎重に置いていきます。

 この目と手指の姿を見れば、如何に神経を使っているかがわかります。

DSC01022 - コピー


 こういう時に白黒で撮るかカラーで撮るか迷いますね。

 DSC01021 - コピー


 もう一つ迷うのが被写界深度です。

DSC01023 - コピー


 この時は、ひどい視力になっている目を酷使しながらマニュアルでピントをあてていますが、 やはりオートフォーカスでは限界があります。

DSC01024 - コピー


 

 DSC01026 - コピー
続きを読む
  1. 2021/04/30(金) 00:00:02|
  2. 工芸
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:0

素敵な人たちと  by 蒼樹   金属加工(七宝)

 胸に付けているシロクマは七宝の作品です。
 よく見えないかもしれませんが白クマの足には金箔が施してあります。
 こういう良い発色の白が出るのは七宝だからこそですね。


 DSC02656 - コピー


 ライオンの方は知人の作品だそうです。

 私がこの人を見つけたのは、もう何年前になるんでしょうか。
 9年前? いや、10年になるのかなあ。

DSC02657 - コピー


 その時の印象が、こんなに華奢な指で、金属を加工して工芸をして、職人として働いているということのギャップでした。
 今でも華奢な指をしていますが、そこはやはり職人ですから、意外に手指の筋肉はついているのです。
 小指から手首にかけての筋肉などはなかなかのものです。

 その筋肉を見せようとしているのでも、写真撮影はお断りです、と言っているのでもないのです。

DSC02660 - コピー


 工芸の世界が置かれている心配な状況について話し合っています。

DSC02665 - コピー


 実際工芸の多くのジャンルで衰退が急で、「日本の伝統的な」などという枕詞を付けて紹介されれても、そう言う衰退に歯止めをかけるような施策は、大きく立ち遅れています。
 あっちでもこっちでも「絶滅危惧種」になっている工芸分野や、そのための道具作りや素材作りの担い手が消えています。
 もはや「絶滅『危惧』種」でさえなくて、絶滅確定種になっているものが少なくないのです。

DSC02668 - コピー


 彼女が長年使ってきた釉薬も生産終了になってしまったとのことです。
 似たようなものがあってそれに転換せざるを得ないのでしょうが、その性質を我が物として使いこなすためにはまた長い時間と工夫が必要になります。

DSC02677 - コピー


 彼女のような若い世代の人が伝統的な工芸を継承していこうと覚悟を決めていても、それを支える条件が周囲から次第に崩れていけば・・・・・不安がよぎります。
 七宝というものが好きで愛好し、求めてくれる人もいるし、又興味をもって見てくれる人もいるので、しっかり受け継いでいこうとしているのですが。

DSC02678 - コピー


 私にはこうして「注目」していくしか支援の方法はないのですが。

DSC02680 - コピー

 
  1. 2021/04/25(日) 00:00:04|
  2. 工芸
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:0

素敵な人たちと   by 蒼樹   『隗楠・賀蘭 漆 二人展』。

 昨日の京都盆地も穏やかな日和でした。
 
 感染を用心して、自転車で走る道も、できるだけ人影のない路地を見つけて・・・です。

 ただ通り過ぎるだけの・・・・・しかし、意識のどこかでわずかな期待を持ちながら・・・・つもりの商店街。
 そこには、しばらく前から閉じていたギャラリー・アーティスロングがあります。そこに差し掛かると意外にも、その窓から光が漏れていて看板も出ていました。
 おや?再開したのかなと足を踏み入れました。

 開催されていたのは『隗楠・賀蘭 漆 二人展』。
 京都市立芸術大学で漆工を学ぶ中国人作家の二人展でした。隗楠(Wei Nan)さんは革や布を用いた作品。素材の性質を探求し造形的な美を求める立体。賀蘭(He Lan)さんは現代社会の人間を見つめる平面と、同様な問題意識を持った人体をモチーフにした立体を展示していました。

 中国からの留学生と聞いては、私には特別の思い入れがありますから、一段と念入りに見て回りました。

 お二人の作品展は「2021.4.20(火曜日)〜5.4(火曜日)  月曜日休廊  12:00〜19:00まで 最終日 17:00まで」の予定だそうです。

 その後5月11日から16日までは同じ市芸の漆工のお二人 河合桂さんと 堀口史帆さん の展示があるようです。

 緊急事態宣言が出されたタイミングですので流動的ですが、又見に出かけたいと思います。

 写真は前半分が賀蘭さんの作品。あと半分が隗楠さんの作品。


   展示の期間中ですので敢えて繰り上げてのポスティングです。

DSC01164 - コピー


DSC01167 - コピー



DSC01170 - コピー



DSC01171 - コピー




DSC01181 - コピー


  以上が賀蘭さんの作品とご本人


DSC01155 - コピー



DSC01173 - コピー



DSC01175 - コピー




DSC01176 - コピー



DSC01183 - コピー



DSC01186 - コピー

  以上が隗楠さんの作品とご本人
 

 モノ撮りは本当に難しい。
  1. 2021/04/24(土) 13:00:05|
  2. 工芸
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:0

素敵な人たちと  by 蒼樹   仏師    今年の追求課題   Ⅰ

 今年、果たして「京都ファインダー倶楽部」の写真展を開くことができるかどうか。そして私の個展をすることができるかどうか。
 それは大問題です。

 今までにもこの仏師の高橋さんの写真でやりたいと思てきていて、いい写真になったなあというものもなくはなかったのです。
 でも、まだまだ追求したいのですね。

DSC00804 - コピー


 ただこの「追求」というのが、私にとてって「へたな鉄砲」式のものでしかないところが致命的ですね。
 写真は偶然の奇跡的な遭遇を待つしかないという面があり、それは、それができる条件が成熟しないでは撮れないし、また既に通り過ぎているのかもしれないということで、なんとも、頼りない事なんですが。

DSC00810 - コピー


 ただ私にとって幸運なことは、高橋さんが撮られることを「仕方がないなあ。」と諦めてくれていることです。
 この日も、ちょっと席をはずしていた高橋さんが戻ってきてくれて、一礼してあいさつした直後には、私はカメラを取り出していました。

DSC00812 - コピー


 途中でタイミングを見て、少しばかりの雑談を交わします。
 が、高橋さんはもっぱら制作に専念しますし、私は私で撮ることに集中します。

 私は一人「うっ、ふむ、そうか、う~ん まだか」などとうめきながら撮ります。

DSC00815 - コピー



 高橋さんは、そんな私を意に介さずに・・・・。

 私がふとあることに気付いて「そのぶつぞうは・・・・。」などと尋ねれば、自然にいろいろ教えてくれますが、そこからまたお互いに自分の世界に戻っていきます。

 私はこの人の仕事を目撃しているだけなんですが、それはとても楽しい時間なのです。

DSC00822 - コピー


 こんなことは、そう誰にでもできることではないですからね。
 

 半年に一度か二度の、会話です。

 そして、「今年は何とかしたい。」と私の希望を伝えてあるのです。ただ「今年」が1,2年延びていますが。

DSC00819 - コピー


 あるベテランたちの写真展を見て(×)、その後、高校生の部活の校外写真展を見て(〇)、自分の証明として、今年こそはという思いが生まれているのです。
  SARES-Cov2なんかに負けないぞう。

DSC00827 - コピー

 
  1. 2021/04/24(土) 00:00:04|
  2. 工芸
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:0
次のページ

プロフィール

soujyu2

Author:soujyu2
 人はいろいろな場所で様々な思いを抱いて頑張っています。そんな人々の素敵な表情を追いかけてみようと思います。
 「素敵な人たちと」の出会いが私をワクワクさせます。

People hold various thoughts and are doing their best at various places.
I think that I will pursue such people's great expression.
Encounter of "nice people"
excites me.


 大変恐縮ですが、無理をお願いして撮らせていただいている写真です。ご本人のためにも無断でのコピー、転載は固くお断りします。

最新記事

最新コメント

最新トラックバック

月別アーカイブ

カテゴリ

未分類 (244)
人物 (1467)
絵画 (290)
陶器 (60)
染色 (19)
工芸 (225)
雑貨・カード (29)
陶芸 (28)
伝統工芸 (208)
服飾 (37)
装身具 (42)
お店 (56)
音楽 (572)
瀋陽 (68)
モノづくり (17)
オブジェ (24)
料理 (31)
写真 (57)
書 (13)
状景 (20)
パフォーマンス (39)
版画 (4)
手作り市 (65)
働く人々 (49)
芸事 (2)
彫刻 (7)
伝統芸能 (5)
観光 (3)
芸術 (4)
美術 (2)
楽しいね (6)

検索フォーム

RSSリンクの表示

リンク

このブログをリンクに追加する

ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード

QR