今日と高瀬川沿いにあるギャラリー「高瀬川四季AIR」で開催されていた陶芸家の三人展「縁」でお会いした若い作陶家さんです。
今回「縁」有ってこの「三人展」のお一人になったそうです。

この三人の中の中心人物で千葉の作陶家さんの石井啓一さんとは旧知でしたので、ご紹介いただきました。
石井さんがここでの2度目の展示会の時にお目にかかったのではないかと思います。
まだ搬入のための梱包をほどいているときにその作業の様子を撮らせていただき、その写真は繰り返し彼のプロフィール写真として役立ててくれているそうです。

周囲を見渡すと公の場から退場される先輩たちの姿もあります。
そうして新たにこうした若者が登場します。
「ゆく川の流れは絶えずして・・・」 全く諸行無常ですよね。
私自身はかろうじてまだ動いてはいますが、時間の問題です。

この人の様に作陶の学校を出てすぐにこういう機会を持つ人もいれば、私の様にリタイア後に何を思ったか「殿 御乱心」を遊ばす人もいるわけですね。

そういう色々な人々の綾と「縁」でこの世はできている訳で・・・。
これからもよろしくというメールをいただきました。
- 2022/11/30(水) 00:00:05|
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この猫の箸置きは、数千数万個、製作してきているわけですが、極端に言えば目をつぶっていても描けるくらい習熟しているわけです。
筆の入り方はもう全く迷いがありません。でもだからと言ってただ機械的に画いている訳じゃないのです。慣れてはいけない。

ここでも道具についての話に進みました。
私が、このD850を「私のカメラ」にできていない苦労があるからです。 そしてα900を取り出したときの気持ちの伸び伸び感との違い。
で、筆の話なんか聞くと、本当にそうだなあと思う訳です。

John Freeという写真家が上達するのに必要なことは「practise practise practise」だといいます。
勿論、事の一面としてという事ですが、ゴルフや、テニスやダンスには「practise」が必要だが、写真にそれが必要だって?!
感性じゃないの?美術的な知識じゃないの?構図じゃないの? そんな声も聞かれますが、彼はまずカメラを肉体化せよと言います。(私流の理解では)
テニスのプレーヤーで好きな人はロジャー・フェデラーなんですが、確かに彼のラケットは肉体化していると思いますよね。
カメラも道具として肉体化しないといい写真は撮れませんよ、と。

ただ、現代カメラは、その肉体化の一部というか、相当大分をカメラに任せる傾向がありますね。
それが楽しいかどうかは補とそれぞれですが。
私のようなケースで、人を撮るという場合には被写体があまり大きく機敏に動くことはありません。
ですが、目も手指も口元も…動くんですね。光だって変化します。
その中で「ここだ!」を見つけて瞬時に適正解を判断して撮るためには、やはり「practise」が肝要だなあと思います。

せっかくいいレンズを手に入れたのですから、気持ちを新たに取り組みたいと思います。

「文人・光画展」はもう直です。
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- 2022/08/06(土) 00:00:04|
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職人さんを撮る機会がめっきり減りました。
原因は京都市の財政の悪化。それとCOVID-19の広がり。

型でとった素焼きの猫に餌づけをしています。いや絵付けです。
猫は箸置きなんですが、ずらりと並ぶと何かおかしみがあります。
ヒット商品らしくて、もう7年も作り続けていますとのこと。

いや、猫好きにはたまらない商品でしょうね。
こうして手書きをしていますので、彼の表情などは美味長に違いますし、敢えて表情を変えてもいます。
目の玉が上を向いたり、横を向いたり。目をつむっていたりします。

京都のタクシー会社に「ヤサカタクシー」という会社があるのですが、車の屋根の上のマークが三つ葉のクローバーなのです。
その中に4台だけ(今の総台数が1300台だそうですが)、そのランプのデザインが「四つ葉」になっているものがあります。
その車に乗ると幸運を得ることができると言って評判だそうです。
確率は325分の一ですが、他社の車の沢山走っていますから、「「この車に乗れると「やった!」という気持ちになるんですかね。

猫たちの中にもレアなモノを作っているそうで、目を閉じちゃっているものもあります。
お馴染みさんが探して買って行くそうです。
これは、片から外した猫ちゃんたちの周囲に着いた「バリ」を削って集めた土の再利用品。
これまたかわいいですねぇ。
こんな小さいのによく筆が入ります。 中には「義歯」のようなものがあって、とても細くて小さいのですがこれまた人気なんだそうです。左から二番目。 義歯もセラミックですからね。素材は同じ?

OVFに大口径レンズ。やはり撮りやすいですね。
- 2022/08/05(金) 00:00:07|
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ご承知のように京都にも目下緊急事態宣言が出されています。
それで様々なイベントが実行できないでいるのですが、作家たちは何とか文化の息吹を絶やさないように頑張っています。
それで、会場ではまず口に出るのが感染状況や感染防止についての話題です。皆さんとても神経を使っておられます。
鈴木春生さんは私の高校の後輩だということもあって、最近は、割と足しげく見に行っている作家です。
鈴木さんは画家ですが、今回も・・・というのは少し前に京都駅近くの地下にあるギャラリーで別の陶芸作家の方と二人展をされていました・・・焼き物の作家さんとの二人展です。
この方が伯耆正一さん。
とても丁寧に制作の過程や工夫についてお話しくださって、質問にも答えていただけました。
鈴木さんがいつもの軽口で「この人は必ず人間国宝になる人だ。」というものですから・・・・いや実際作品の質がとても高いことは言うまでもなく、私も好きな色合い、形なんですが・・・「それじゃあ今のうちに撮っておかないとね。」と言って撮らせていただきました。

この方が成形した器に鈴木さんが絵を描くというコラボに挑戦されていて「分からないことだらけでいろいろやっているときは楽しかった。」と学習の基本のようなことを鈴木さんは言っていました。
普段紙や布に画いている鈴木さんは、釉がすぐに吸い込まれていく土に画くことに他幾分てこずったようです。
釉の色数もまた普段、鈴木さんが利用している絵の具に比べてずっと少ないですしね。
第一、釉は書いた時と焼いた後とでは色が変わってきますからそれを想像できるようになるまでには実験体験が必要なわけで・・・。
伯耆さんとお話しているとある人物が共通の知人であることが分かり、その人の息子さんが今やっている個展の話に及びました。
私はその息子さんに著と関心を持っていましたので・・・・・伯耆さんはその息子さんが子供の頃からよく知っているという事でしたが・・・・彼に対する評価にはきくべきものがあったと思いました。高く評価していました。

同窓の後輩の鈴木氏です。
- 2021/09/09(木) 00:00:03|
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ちょっとピントが甘いですね。
この日付けていたレンズは10年前から数年間は毎日のようにつけていたミノルタの28ミリ―70ミリです。これがf2.8通しなのですが、悪くないんですよね。図体が大きく太いのでかさばりますし重いのですが、α900とのバランスはなかなかいいのです。
ずいぶん使いました。
最近はやはりミノルタの85ミリを中心にして50ミリ、f1.4をリュックに入れています。
最近ファインダーを覗いていて焦点が合わないのです。マニュアルだと何度往ったり来たりしてもボーとしているし、オートで合唱させてもやはり画像がボケているのです。
効き目の状態がよくないので、こりゃダメかなと思っていました。

しかし、待てよ、こんなに全般的にボーとしているってことは・・・目が原因している可能性が高いとしても・・・視度調整の狂いじゃないのかな、と。
でもなあ、最近ここを触ったことはないけどなあ。

ダメもとで、オートデフォーカスを当てた状態で視度調整ダイヤルを回してみると・・・・・、なんということでしょう。ある点で像がくっきりしたではないですか。
良い方か、悪い方かわかりませんがとにかく何か月か前に比べて視力が変化しているのです。
SARES-CoV2のお蔭で室内にいてPCばかり触っているので視力が落ちたのかもしれません。 外に出た時にはできるだけ遠くを見るようにしているんですが。
今見せてくれているのが「ご自慢のモノはどれですか?」と伺ったら「これかな。」と示してくれているところです。

銀灰色に見える部分にたくさんの「寿」の異体字が手描きされているのです。
絵付けにはなかなか時間がかかりそうですね。
テントの下では明暗差が大きいので前に出てきてくれました。

東京ではまたじわりじわりと感染者が増えています。しかもデルタ株が広がっているようです。未だに変異株を徹底的に調べるということをしない東京都と国ですが、事態は悪い方向に進んでいます。
少なくない国の選手団が日本での事前合宿をあきらめていますね。そうなると時差来日が実現しないで、直前にどんと押し寄せるパターンになりそうです。そうなれば日本の検疫体制の脆弱性がもろに出て、パニックになるのではと心配します。
それで、第五波となってまたまた非常事態宣言…に。ヤな予感ですね。
そうなると手作り市も私たちの写真のグループ展も開催が怪しくなります。
この日の手作り市でも東京五輪〔怨嗟〕と言ってもよい声をいくつも耳にしました。 不幸な五輪です。危険な五輪です。
手作り市での販売で生活している人も少なくないのです。

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- 2021/07/05(月) 00:00:01|
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