素敵な人たちと

素敵な人たちと一緒に素敵な写真を撮ります。 なお写真のコピーはご遠慮ください。

素敵な人たちと   by 蒼樹   陶芸・轆轤   Ⅱ

 付けているレンズが50ミリですので、自分からかなり寄らないといけません。
 昔お祭りの夜店の輪投げなどで、店のおじさんが、棒で地面に線を描いて、「ここから入っちゃだめ!」と言っていましたが・・。

 こういう場所にも「線」があるわけで、足はその線の外にあっても体はぐっと乗り出して・・・・、「これならいいよねぇ?!」

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 職人さんによっては「いいですよ。もっと入ってくれて。」とか、「テーブルを動かしましょうか?」などと言ってくれる方がいます。
 私が座り込んだり仰向けに寝転がって撮るのを見かねてのことでしょう。

 少しだけ口が広かったようです。端を切りとります。

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 そして口の当たるところですからなお一層念入りに平滑にしていきます。
 ふちの厚みをつぶさないように、かつ滑らかに・・・・。
 指先の力のバランスをとる神経の集中が口元に出ます。

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内側のアールは「型」があって、その板を当てながら形成していきます。

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  1. 2017/04/23(日) 00:00:24|
  2. 陶器
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素敵な人たちと   by 蒼樹   陶芸・轆轤   Ⅰ

 世の中には、実用器としての焼き物もあればオブジェとしての陶芸作品もあります。

 この方は清水焼の職人さんです。


 トンボで口の広さを確認しています。 
 これで「同じもの」になるようにしているわけですが、それまでの手びねりや指先の形成でほぼ予期した大きさ形にはなっています。

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 「ほぼ」の誤差が素人とは大きく違う職人の領域の基準だということがしばらく仕事を見ていれば感じられます。
 一つが・・・・この段階ではということですが・・・・出来上がりました。

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 ろくろを回して土をひねりあげていきますが、目でその形を追っているというのではなくて、掌や指先の感触で土の形の変化を見ているようです。

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 今日の土は「少し水分が多いなあ。」とのことです。
 その日の土に合わせて作業をしなくてはなりません。ちょっと油断すると「広がっちゃうからね。」

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 それにこの後の乾燥や焼き締まりも計算しながらの作業だと思います。

 「一日に・・・・・・そう、120から130個くらいかなあ。」

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  1. 2017/04/22(土) 00:00:36|
  2. 陶器
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素敵な人たちと   by 蒼樹   清水焼    Ⅱ

 何故なんでしょうねぇ。
 私が時々見せていただくあちこちの写真展で人物を対象とした作品はごくごくわずかしか見ることができません。
 もし、あったとしても舞妓・芸子の写真とかプロのモデルを写したものです。
 なぜこうも人が撮られないんでしょうか? 不思議でなりません。

 こんなに魅力的な被写体なのに・・・・・どうしてでしょう。

 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 腰をかがめたくらいでは撮れない角度に『絵』がありそうなとき、どうするか。
 皆さん色々工夫されるんでしょうね。
 カメラにもそういう時に対応できるものがありますね。
 私は寝ころびます。

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 足腰の強う時には相当低く構えられたのですが、今では無理ですね。
 ですから腹ばいになったり仰向けになってしまいます。
 
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 そのほうが安定してしっかりと対象を見られるように思います。

 そして望遠系のレンズで撮るよりも、50ミリで自分自身が寄る方がいいように感じています。
 無論、135とか200とかで撮ることにも挑戦しますが。
 遠くから撮るという事は脚立とかがない限り「見る」角度に制約が大きくなりますから。

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 そして、ある意味でいくらか対象に対しても「迫る」感を与えます。
 そしてそこに撮る側と撮られる側との間に濃密さを作っていきます。

 「つい顔を作っちゃうなあ。」などと・・・・この方も…言われますが、職人さんが一番作りたい「顔」は集中し緊張感のある良い仕事動作です。そこが肝心なところです。
 表面的な言葉では「いい男にとってや。」と言われますが、職人としての気概は手指の動きとか道具の走りの「いい男ぶり、女ぶり」です。

 単純な「自然な表情がいい」派の人たちと、私の考え方の違う点かもしれません。

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 いいピッチャーにしか好打者のいいバッティングは引き出せない、という事だろうと思います。
 そういう意味でこちらが「いい撮り手」たらんとすることが重要なことだなあと感じています。

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 撮られる側の人は、撮る側の押したり引いたりによって「引いたり押したり」してくるのですから。
 そのことでその人の持つ一定の高揚の中でしか生じてこない良質なものを出してくれるのではないかと思います。
 見たままありのままに撮るというのは、私の場合はちょっと違うなあと思います。

 普段の路地などに生活する人々の表情を撮るときなどは、また違ってきますよね。

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 人を撮る=自然な表情を撮るのがベスト    という式の外にもよい写真はあると思います。

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 私は半分観光用の公開実演でも職人さんに対して、例え短時間でも本気になっていただけるような関わり方をしたいなあ、そういう姿勢で撮りたいなあと・・・・思うこのごろです。

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  1. 2017/04/15(土) 00:00:37|
  2. 陶器
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素敵な人たちと   by 蒼樹   清水焼    Ⅰ

  わが宰相は「美しい日本」を取り戻したいのだそうですが、それは軍拡や日本会議的復古教育によってではなくて、是非、職人たちの生業の保障と後進の育成支援の方向でしてほしいものです。

 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

「案外、職人たちも快く受け入れてくれると思いますよ。」
わたしが、「なかなか実際の工房を見せていただくわけにはいきませんからねぇ。」とこぼした際のお話でした。

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 そうなんですね。
 これまでも「どうぞおいでなさい。」と言っていただいたことがあるのに、それができない「アカンタレ」なんです。

 それでこういう場で、せめてのことにと力が入ってしまうのです。

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 「あまり神経質に同じ形になるようにとは思っていません。そうするとただの大量生産的なものになってしまって面白みが無くなるからです。」
 
 一つ一つ手作りしているからこその味わいあるものにしていきたいとおっしゃいます。

 それでも五客おそろいでというようなものですからきちんと測りながらの作業ではあります。

 きちんとそろっているという面と、しかし微妙に味が違うという面と・・・・。

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 銘を入れています。
 以前は書いていたのだそうですが・・・。

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職人さんたちの仕事を見せていただいて気づくのは、ピアニストやバイオリニストが指で弾いたり弦を抑えたりしますが、その時に全身がその指の最適な動きを支持して動いているという事です。
ですから全身の一部である顔の筋肉もまた集中にした精神の表現になったりしています。

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ですから、私は職人さんが写真を意識して「こうしましょうか?」とか「こういう風に止まりましょうか?」というふうに親切におっしゃってくださることがありますが、それをお断りして、普段の作業を続けていただけるようにお願いします。
 全身の神経と筋肉がこの指先に連動しているところに「緊張や集中」が表現されていると思うからです。


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  1. 2017/04/14(金) 00:00:32|
  2. 陶器
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素敵な人たちと   by 蒼樹    陶器絵付け  Ⅰ

 この人には以前もお会いして写真を撮らせていただきましたが。それを覚えていてくれました。
 私がお渡ししたカードを見て「やっぱりそうですよね。」

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 今はほとんど仕上げ段階の金彩をしています。

 華やかで高級そうな、いい感じの猪口ができますね。
 マットな黒色が落ち着いていいですねぇ。

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 伝統工芸大学校の「卒展」を見せてもらいながら、立ち寄りました。
 若い学生たちの卒業生作品ですが、思わずうなるような出来栄えのものありますし、これはすぐに買い手がつくなというものもいくつもあります。

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 他の芸術系大学の・卒業・進級制作展でも同じことを感じますが、この2年とか4年を本当に充実して過ごしたんだなあと感じさせる作品と、技術云々ではなくして思いが定まらずに過ごしてしまった残念な時間を感じさせるものもあります。
 それぞれの人生の一階梯ですが、双方に「頑張れ」と声をかけたくなります。

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 この人は卒業後ある陶器の会社で働き、既に独立していますから、職人としての名前を持っています。
 私のような「なんちゃってアーティストネーム」ではありません。

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非常に細やかな線を描くのですが、タヌキの背の毛で作った筆を使います。
お腹の毛で作られた筆もありますが、背の毛の方が弾力があってこの場合には適しているのだそうです。

 金彩は「金粉」を使うわけでが、「金属ですから1年くらいで筆先が擦り切れて使えなくなります。」とのことでした 

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  1. 2017/03/17(金) 00:00:23|
  2. 陶器
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プロフィール

soujyu2

Author:soujyu2
 人はいろいろな場所で様々な思いを抱いて頑張っています。そんな人々の素敵な表情を追いかけてみようと思います。
 「素敵な人たちと」の出会いが私をワクワクさせます。

People hold various thoughts and are doing their best at various places.
I think that I will pursue such people's great expression.
Encounter of "nice people"
excites me.


 大変恐縮ですが、無理をお願いして撮らせていただいている写真です。ご本人のためにも無断でのコピー、転載は固くお断りします。

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