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素敵な人たちと

素敵な人たちと一緒に素敵な写真を撮ります。 なお写真のコピーはご遠慮ください。

素敵な人たちと  by 蒼樹   山中湖村の「クローバー牧場」  Ⅴ

 運動用の馬場に行きます。
 この馬は手綱を強く曳かなくても、次を予想して動けるようです。 広い場所に行けるのがうれしいのかな。

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 ぶっつけ本番で撮るのですから、オーナーさんの次の仕事が何か予想できていないし、その動きが読めません。そこがこのポニーと私の違いです。
 
 昨夜はマイナス8度でしたから積もった雪が固く引き締まってガリガリと言いますし、靴がザックリと音を立てて深く沈みます。
 当たり前ですが京都市内の雪とは大分違います。

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 寒くて日が昇ってもなかなか溶けませんから、むしろ日陰の冷たいところは滑らずに済みます。
 氷が滑るのは溶けて水が生じるからで、硬く凍り付いていれば却って滑らないようです。
 でも「都会人」としては白い雪を見るだけで腰が引けます。まして私は静岡県生まれですし(はるか昔のことですが)
 
 
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 手綱を解かれて、まっすぐに私の方に駆け寄ってきました。
 お客さんに対するサービスというか愛嬌を知っているようです。

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 馬は人間に比べて平熱が高いです。
 それにちゃんと毛皮を着ていますから、雪の中でも大丈夫、寒くないのです。
 むしろ何かをかけると嫌がるようです。そりゃそうですよね。
 ペットの猫や犬に毛糸の服や防水服を着せているのを見ると、私の目には虐待としか見えません。
 かわいがるという事を勘違いして動物を飼っている人が案外多いように思えます。
 毛だって脂分を含んでいますから雨に濡れたって大丈夫なんです。 人間の都合や思い込みを優先するのは、どうかなと思いますね。

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 私も以前、柴犬を飼っていましたが、仏の雪の降る日は玄関に入れましたが、そこでストーブを焚いたりはしません。
 基本的には庭の小屋で過ごさせました。小屋の入り口には厚い布のカーテンを垂らしましたが、密閉などはしません。それで大丈夫ですよね。
 「犬は歓び庭かけまわり」です。


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 夏に来たら、またこの辺りの雰囲気はずいぶん違うでしょうねぇ。
 背後の山の木々も色濃い緑を纏っているでしょうしね。
 
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 しかし、それだと「楽しそう」な側面ばかりが見えて、ここでの活動の厳しい一面を見落としていたに違いありません。

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  1. 2024/02/19(月) 00:00:01|
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素敵な人たちと  by 蒼樹   山中湖村の「クローバー牧場」  Ⅳ

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 それにしても私は思うのですね。
 人の一生を思うときに「成功したか否か」で人生を測るのは空しいなあと。
 「挫折」という言葉も、反省してみる必要があると。
 
 例えば、あることに10年取り組んだが、それ以上の継続ができず、ビップにもメジャーにも、賞の対象にもならなかった。富裕にもならなかった。
 そういう人生は意味がなかったろうか。
 10年の継続の中で生み出したものは何もなかったろうか。

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 人の理解を得られず、むしろ生き方の「下手さ」を指摘されることもあるだろう。が、社会的に歴史的に意味のある目的のためにささげた人生は、私は尊いと思う。
 やっていることがその社会や歴史的段階に対しては未だに未熟なものであるからこそ、「成功」には至らなかったとして、それは決して無駄でも、つまらない事でもないと思う。

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 同じような思いを持つ人々を励まし、蒙を啓き、いくつかの作品をのこし、次の試みへの土台を形成した・・・、それが人々の歴史を前に進める礎になる。
 人類史はそうしてじわりじわりと進んできた。
 それをいつか花開かせる段階に生きた人が「成功」の蜜を楽しんだとしても、それまで試みた人の人生は空しかっただろうか。

 私は、そうではないと思う。

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 競馬場の貴賓席でシャンパンを飲み干し、獲得した賞金を枕にする人々の「夢」の後始末という歪んだ仕事になっているのは、この社会の歪みがそうさせるのであって、だからと言って放置できないことに身を挺することの価値は無限に大きい。
 山高帽やドレスで身を飾った人々の人生と、一体どちらに価値があるか。どちらが一体、人生の成功者であるか。
 歪んだ目と頭を持つ人の評価などに左右されることはない。
 
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 私は、何もこの人にそういうお説教を垂れたいのではないし、この人もそういうことを一言も口にしたのでもない。
 ただ普段から、この社会を見ていて、日常、感じていて言わざるを得ない気持ちが、この人のひたむきな馬たちへの愛情と献身を見ていて引き出された迄のことだ。

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 「石 流れ  木 沈む」この日本社会には、歯がゆい思いを抱いて生きている多くの人がいる。
 モノづくりの人も芸術家も福祉・医療・教育に携わる人たちも。
 日本社会は、まだまだ当分そいう時代を生きねばならない。
 そういう時に「人生の価値」について、社会の表面に流布されているような考え方をきちんと批判していく作業もまた(例えば小説や劇などの作品で)大切だと、思う。

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 満島ひかりさんがカバーして歌うこの歌の一部を歌詞を引かせてください。
 「ファイト」

「・・・・ファイト! 
闘う君の唄を闘わない奴等が笑うだろう
ファイト! 
冷たい水の中を、ふるえながらのぼってゆけ!暗い水の流れに打たれながら 
魚たちのぼってゆく
光ってるのは傷ついてはがれかけた鱗が揺れるから、いっそ水の流れに身を任せ
流れ落ちてしまえば 楽なのにね

やせこけて 
そんなにやせこけて、、魚たちのぼってゆく
勝つか 負けるか それはわからない。 それでも とにかく 闘いの、出場通知を抱きしめて 
あいつは海になりました。

ファイト! 
闘う君の唄を闘わない奴等が笑うだろう
ファイト! 
冷たい水の中を、ふるえながらのぼってゆけ

薄情もんが田舎の町に あと足で砂ばかけるって言われてさ
出てくなら おまえの身内も、住めんようにしちゃるって、言われてさ
うっかり燃やしたことにして、やっぱり燃やせんかった この切符
あんたに送るけん 持っとってよ
滲んだ文字 東京ゆき
ファイト! 

闘う君の唄を 闘わない奴等が笑うだろう
ファイト! 
冷たい水の中を ふるえながら、のぼってゆけ
あたし男だったらよかったわ 力ずくで男の思うままに
ならずに すんだかもしれないだけ あたし男に生まれればよかったわ
ああ 小魚たちの群れ、きらきらと 
海の中の国境を越えてゆく 諦めという名の鎖を 
身をよじってほどいてゆく
ファイト! 

闘う君の唄を
闘わない奴等が笑うだろう
ファイト! 
冷たい水の中を、ふるえながら のぼってゆけ
ファイト! 」

 万が一にもそう言うことはないと思いますが、女優さんとかモデルさんの誰かを撮らせてくれるという事があったら、ぜひ撮ってみたい人の一人がこの満島さんです。
  1. 2024/02/17(土) 00:00:01|
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素敵な人たちと  by 蒼樹   山中湖村の「クローバー牧場」  Ⅲ

 馬は草食動物ですから、よほどのことがない限り、猛々しい表情もしないし優しいのだそうです。
 「ある人の話では昆虫も同じで草食の昆虫の顔は優しく、肉食のそれは怖い。」だそうです。
 そしてその優しい昆虫は人間にとっては栽培植物を食べる『害虫』で、その害虫食べる肉食の昆虫は『益虫』。

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 人間は優しい草食動物を獲ったり飼ったりして食べ、肉食動物は保護して「観光資源」にしている。私の思い付きです。
 肉食動物の「肉」の中には人間も含まれますからね。怖いですよね。
 草食動物は人間に危害を加えず、力仕事もしてくれますね。

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 しかし、人間はそういう草食動物を時として鞭打つんですね。同じ人間に対してさえ鞭打つのが人間ですが。

 この馬の表情を見てください。日ごろのかかわりが見てとれるようです。
 よく犬の散歩を見て飼い主と飼い犬とがよく似ているという事が言われます。
 馬もそうなんでしょうかね。

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 この牧場では「「引退競走馬」の支援活動もされています。
 いただいた印刷物によれば「人々に夢と感動を与えてくれる競走馬ですが引退後の引受先がない場合、廃馬(処分)となるつらい現実がありその数は年間5000~7000頭ともいわれて」いるそうです。
 この牧場にもサラブレットが一頭いて、「引受先」となったわけですが、馬は大量の飼い葉も食べるし、世話も毎日しなくてはなりません。何しろ生き物ですから「毎日」です。
 それを可能にするには馬の「働き口」を作らねばなりません。

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 それにしても富裕層の歓楽と致富のために利用され捨てられる馬たち。
 賭け事に狂奔する人々の「夢」の後始末のために、生涯を馬たちの「命」をまっとうさせるために、注ぐ人々。
 なんという悲喜劇でしょうか。

 馬主や競馬場の経営者、そして馬券を買う人たちが、馬の一生に対して相応の負担をすべきです。
 そして、こうして馬の命に寄り添う人々の生活保障、施設運営費を負うべきです。私は、断然、そう思います。

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 そうでなければ競馬などは廃止すべきです。競馬も文化だなどと、白々しく言えるものではないでしょう。こんな非対称な現状の「影」の存在に対して無責任な「文化」は抜本的に自己改革しなくては、存在理由を主張などできるはずがありません。

オーナーはYouTubeチャンネルを作って「チャンネル登録」(YouTube クロ-バー牧場)をしてもらっていくらかでも運営資金をねん出しようと努めていますし、「生牧草クラウドギフト」(生牧草バンク 引退場)を募ってもいます。

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 コロナ禍で、小学校の校外活動なども大幅に縮小しましたから、この牧場の経営継続にも人に言えないご苦労があったのだろうと思います。
 最後まで見届けたかった老馬を手放すという痛切な体験をされたそうです。

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  1. 2024/02/16(金) 00:00:04|
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素敵な人たちと  by 蒼樹   山中湖村の「クローバー牧場」  Ⅱ

 開場前ですから私はまさに「オジャマムシ」なんですが、快く受け入れていただいて、厩舎の間近で撮影させていただいています。
 
 もともと小学校の教員をされていたのだそうですが「子供たちに本物に直に触れる機会を作ってあげたい。」と思い立ち、ずいぶん勉強されたのちに思い切って牧場を立ち上げたのだそうです。
 実際のところ、それは簡単な決断ではなかったでしょうし、現実問題として大きな、様々な困難を経験されたことと思います。


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 お話を聞かせていただいていると、小学校の教員としても素晴らしい情熱と資質をお持ちだったろう事がうかがえます。
 
 子供たちのために抱いた「夢」。それに生涯をなげうつなんてことはなまじの覚悟ではできませんよね。

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 「乗馬体験ができる」などというだけのものではないところにこの方の「夢」の内容が見えます。
 
 「ふれあい体験」のプログラムでは「馬に触れながらブラシをかけ、蹄をきれいにして、餌をあげます。」とあります。
 馬の世話をして、馬を育てる疑似体験をする。 ただ「かわいいから」ではなくて、きついことや汚い、けれど大切な仕事をしながら命をはぐくむ体験をする。

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 それの充実系として「牧場お仕事体験〕プログラムがあります。
 「馬房のお掃除、馬のお手入れなど、乗馬、引馬だけでは体験できない『仕事がたくさん』! 馬上ふれあい体験ができます。」(『』は私が着けました)
 それをさらに一日体験ではなくて継続的に体験して、まさに「馬を育てる『仕事』」を体験できるコースもあります。
 飼育作業(ただの一時的なおも白い体験じゃないんです。)、そして騎乗練習を「メンバー全員で共同、協力して「年間を通じてみんなで『馬を育てていく』」
 ここには命と共同する仲間への責任が伴います。   この辺りに教育者の面目が現れていますね。

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 入門では「馬に乗ってみたい」「触れてみたい」でいいのですが、そこから責任を持った共同の「仕事」の体験まで見通されています。
 関東圏からはすぐ近くですから、春夏秋冬の季節に応じた牧場作業を継続して体験できるのは、ちょっとした少年スポーツクラブの活動より学ぶものは豊かだと思います。勝ち負けの世界ではありませんし、優越心や劣等感に苛まれる世界でもありません。
 馬の中にも目に障害をもった一頭が大切にはぐくまれていて、その馬も乗馬という仕事で役割を果たしています。(下の写真の馬ではありません)

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 私に許されている30分の中で、たくさんのお話をしているうちに、目に障害のある馬にま撮影を進めることができませんでした。それが残念でしたが。

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 このポニーはとても賢い子でした。

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  1. 2024/02/15(木) 00:00:01|
  2. 働く人々
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素敵な人たちと  by 蒼樹   山中湖村の「クローバー牧場」  Ⅰ

 予約していた宿に着く少し前に、車の窓の外を見ていたまごが「あ、馬がいる!」と叫んだ。それで、食事前の夕暮れに「夕日に照らされる富士山を見よう。」と家族で散歩に出た際にその牧場に立ち寄った。
 「クローバー牧場」とある。

 オーナーが解くから我々を見つけて夕間暮れの、まさに「誰そ彼」状態にもかかわらず手招きをしてくれた。
 それで少し話したときに、撮りに来ていいよと言ってくれたので翌朝出かけた。


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 オーナーの朝は早い。午前6時には一仕事終えて、こに時間帯は朝食やほんのちょっとの休憩時かもしれない。
 「お早うございま~す!」と呼びかけたけれど応答がない。
 牧場は10時に開くと言っていたから、その前にならないと、次の仕事は始まらないのかもしれない。

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 それで「風景写真は得意じゃないが、まあ家族の記念に・・。」と思って湖畔を目指した。
 道が途切れて湖畔まではいけなかったけれど…綺麗な富士が見られた。
 早朝6時過ぎに自動車で、湖畔に回ったところでは、評判の場所に何人もの人がカメラをセッティングしてチャンスを待っていた。待っていたというより、「もうクライマックスは終わったね。」という事で撤収する人が多かった。
 車も20台以上来ている。

 ここからは、そんな絶景スポットではないけれど、生活感もあるいい風景が撮れた。

 牧場への道には朝の動き?の痕跡が見えた。
 
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 そうして時間をつぶして再訪したら、オーナーは重機のエンジンをかけていた。
 声をかけると満面の笑みで歓迎してくれた。
 「撮りに来るとは聞いていたけれど、ホントに来たんだね。やることがいっぱいあってあちこち動くけれど、お好きにどうぞ。」
 という感じ。

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 昨夜は、このオーナーをとることを色々に想像して、家族の朝のスケジュールを何度も反芻して時間を割り出した。
 たぶん30分くらいしか時間をとれない。

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 何が悔しいと言って・・・どうせ風景しか撮らないだろう。雪の中に取り出すのは嫌だからと・・・・NIKONのズームレンズでしか撮ることができない。
 ああ、85ミリがないのです。  
 何度も何度も「ベストな状態で」という教訓を得たはずなのに・・・・。

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 ここでは乗馬だけでなくて馬の手入れを福もいろいろな体験をさせてもらえます。

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 馬たちは、本当に優しい澄んだ目をしていますね。
 こんな目で見られたら自分が人間であることの悪行を「反省」してしまいます。

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  1. 2024/02/14(水) 00:00:06|
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プロフィール

soujyu2

Author:soujyu2
 人はいろいろな場所で様々な思いを抱いて頑張っています。そんな人々の素敵な表情を追いかけてみようと思います。
 「素敵な人たちと」の出会いが私をワクワクさせます。

People hold various thoughts and are doing their best at various places.
I think that I will pursue such people's great expression.
Encounter of "nice people"
excites me.


 大変恐縮ですが、無理をお願いして撮らせていただいている写真です。ご本人のためにも無断でのコピー、転載は固くお断りします。

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