昔、若狭街道がここまで伸びていて、京への一つの入り口だったんですね。
近くには近江の国から入る「粟田口」があります。
そういう意味でここは京の交通の要衝の一つです。
この地点から少し北に上がると金戒光明寺がありますが、そこが幕末に京都守護職を務めた会津の松平容保が陣を置いたのは、そうした交通の要衝≒軍事拠点だったからですね。
東海道五十三次の西の終点である三条大橋もここからわずかに西にいったところです。

今は市営地下鉄の「東山駅」のこの商店街の北の入り口に接していますから、商店街をしての立地条件は抜群なんです。
近くには知恩院、青蓮院、国立近代美術館、京都市美術館、京都会館、京都メッセ、平安神宮、南禅寺などがありますしね。
こんな気さくなお兄さんがいれば呑んでいても会話が弾むでしょうねえ。

話をしていたら、この奥の人も含めて、私たち3人は、たぶん直径数百メートルの範囲に住んでいるんだと思います。

600グラムのブロックです。
このポーズやらせじゃないんですよ。この人のサービス精神あふれるポーズです。

肉と特製のタレに浸しているところですが、それを動画に撮っています。
インスタグラムに投稿するんだそうです。いまやこうしてお店が直接動画投稿してお客さんを獲得します。
どこかの広告会社に任せているなんてのは古いんでしょうね。チラシも作りませんしね。
そんなところから電通や博報堂も行政依存を深めて寄生的な体質を強めて腐敗してきているんじゃないでしょうか。

系列のお店はほかにも二店あるそうです。
この年末年始は「猛烈に忙しかった。体はガタガタ。」だそうです。

それでも若いし勢いを感じますよね。
その勢いで古川町商店街全体を引き上げてくださいね。
- 2023/01/17(火) 00:00:01|
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一人飲みができない、アカンタレな私は、ホルモン店に行きたいのに行かれません。
子供のころ、外で飲むことがごくごくまれな父が何を思ったか珍しく駅前のホルモンの露店に連れて行ってくれました。その美味しかったこと。今でもそれを超えるおいしい焼き肉、ホルモンを食べたことがありません。

ここは古川町商店街。「一時は「東野錦」と言われた歴史ある商店街です。が、今は活性化の試みはいろいろされているようですが、今一つパッとしません。
そこに私の知るギャラリーがあって、・・・そのギャラリーの移転も商店街の活性化に貢献する意図があったようです・・・週一くらいではこの商店街に行きます。

まさに昭和を感じさせる惣菜屋や魚店がありますがシャッターの降りている店も少なくないです。
そこにこぎれいな若者向きの店が参入するのですが、受け入れる古株のお店の方たちの気持ちは複雑なようです。
TVのいろいろな番組で紹介されたり、ドラマの舞台になったりしていますから、案外若者の訪問は多いのですが。

周囲を透明のシートで囲ったホルモン屋さん。まだできて間がありません。
透明なシートですから店内が見えます。目下仕込み中。
それで「食べるんじゃなくて申し訳ないけど・・・。」と入らせてもらいました。
焼き肉・ホルモンの「安東」さん。

ここが自宅の近くならなあと思います。
ホルモンを食べすぎたり酒を呑みすぎてはいけない体なんですが。
- 2023/01/16(月) 00:00:01|
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よく晴れてはいましたが、やはり寒いですから、暖かいものを売る店が人気です。
どうです、鍋いっぱいのおでんの具。あふれんばかりですね。

セットメニューだけなんですって。 つまり「あれが欲しい、これ入れて。」はダメなんだそうです。
商売の効率なんでしょうね。それに具によって注文が偏ったんじゃ売れ残り商品が出てしまい、損が出ますからね。
お客さんが戸惑ていましたが、おかみさんは強気です。

寒さが応援しますし、強気なんでしょうね。
ウナギのかば焼きは臭いで客を呼びますが、おでんは湯気で呼ぶのでしょうか。

家庭で作るおでんよりこうした場所で食べるおでんをおいしく感じるのはなぜなんでしょうね。
子供のころに駄菓子屋で食べたおでんはおいしかったなあ。こんにゃくを、大きな鍋の真ん中で温めている味噌のツボに浸けて「味噌田楽」
静岡県では灰色の「黒はんぺん」が人気です。 サバやイワシを骨ごとすり身にしますからちょっと骨のゴリゴリ感がありました。
おやつにもよく食べたものでした。
かみさんも静岡県人ですから、わざわざ黒はんぺんの入ったおでんのネタを買い求めます。最近は京都でも手に入ります。

私はおでんネタとして「牛筋」が大好物なんですが、かみさんは「え~、入れるの??????」で却下です。臭いが嫌なんだそうです。臭いじゃなくて匂いなのにねぇ。
牛筋を食べた~~い。
たこ焼き、たい焼き、お好み焼き…火を使う露店の人はいいけれど、そうでないお店の人にはつらい寒さです。
でも終い天神は多くの人出です。これを逃しては年を越せませんね。ねえ、寅さん。

正月も三日くらいからはまた厳しい寒さが列島を包むようです。
- 2022/12/28(水) 00:00:03|
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この日の寒さは幾分ましではありましたが、やはり外での仕事は大変です。
「普段はどんなお仕事なんですか。庭師さん?!」
「いや、私は大工ですよ。」

建物の一部として仕事をしているんですね。
大工さんはいろいろなジャンルの職人を束ねるコーディネーターでもあるわけで、仇やおろそかにできる人ではないですね。

それにしても私のこの「人物写真を撮る」は、モノづくりの人、働く人を撮るのが主題のはずだったんです。が、「思えば遠くに来た」ことになりますね。

でも初心『も』忘れずです。

さすがに道具の切れ味が違います。
それが音に出ますよね。

いい仕事は道具から。
私もいい道具は持っているんですがねぇ。「道具『から』」ですからね。
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- 2022/12/22(木) 00:00:03|
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師走ですねえ。
先生方、走っておられますか? 一年中走らされているのですから…誰に?・・師走と正月くらいはゆっくりしてくださいね。
そんな、すでにあるお店の前には門松も立っているこの時期に料理屋さんの壁に「犬矢来」作りです。
しばらく仕事ぶりを見ていて、写真を撮らせてくださいなんて声を掛けたら「こんな忙しい時に・・。」なんて言われるんじゃないかと思って、いったん通り過ぎました。
そして、こんなことだからダメなんだよな。 今、思いなおさないと仕事が終わっちゃうよ。 後悔先に立たずだからね。

とても柔和な表情で「いいよ。でもポーズは取れないからね。」
「もちろんです、どうぞそのままいつものように仕事をしてください。」

「犬矢来」
京都の町だけでなく古い町の建物には見られますよね。 何のために作られるようになったのか諸説あるようですが・・・。
昔、京都に野良犬が多くて建物に小便をするのでそれを防いだとか、馬が壁を蹴るのを防いだとか・・・・泥棒の足場をなくしたんじゃないかなあと・・・私は。

青竹の色に変わるとすがすがしく新年を迎えられますね。 ただ、あまり永くはその色は保ちませんが、黄色く変色しても建物壁や柱の色にマッチしていいものです。 中には弁柄に塗って贅沢にしているものもありますが。
竹は寒くなって成長が止まった時期に切るものだそうです。
竹の節は調子よくずらしていきます。
ドリルで穴をあけて鉄の釘を打って止めるのですが・・・・。

ドリルであけた穴に釘を差し込んでいますね。
この釘1本のお値段。 100円だそうです!
ちなみにあるネット通販では長さ38mm、軸の太さ(線径というそうです)2.15mm、の釘が「約893本」で569円だそうです。 一本当たりでは70銭です。
142倍の高級品!!

なぜかというとこの釘は、一本一本、職人が手作業で鍛いて製造しているんだそうです。
なるほど寺院などの歴史的建造物の修理などの際に見かける鍛造の釘と形も表面の様子もよく似ています。そして不ぞろいです。
機械による大量生産の工業製品じゃないですからね。
さすが京都の料理屋さん・・と思いましたね。 我が家の竹の垣とは偉い違いです。
- 2022/12/21(水) 00:00:04|
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