写真展は、その準備の長い時間を経て、始まってしまえば、こうして最終日です。
今日は撤収をしなくてはなりません。 いつものことながらあっけないなあという感じです。
撤収は、まあ意外と簡単なんですが、車に荷物を積み込めば、明日からはまたこのギャラリーに外からくるお客さんの一人です。
次は、来年八月のグループ展ですね。5月はどうなりますか。 この人の目、印象的ですね。

聞けば、アメリカではモデルもしていたとのことで、初め「撮らせてくれますか?」に躊躇していたのはその辺の事情もあるのかも。
胸から首、そして頭の姿の良いこと。
改めて撮りたい人ですよね。

お手玉でこの「玉」を「おジャミ」と言いませんか?
京都や大阪などの西日本の言葉らしく、お手玉は東日本に使われるらしいです。
私の生まれ故郷では布で包むのは大豆や小豆ではなくて「数珠玉(ジュズダマ)」だったように記憶しています。
この人に教えてあげたいなあ。

お友達が川向こうから来たようです。
丁度、腰を下ろして近付いて話をする状況になったので、アップで撮れるなあと思っていた矢先でした。
惜しい。
下の写真のこの人の足元を見てください。
多分合気道の教えから地に足を付ける、足の裏に地を感じ取るというような趣旨から履いているのじゃないでしょうか。無理無理な推測ですが。

まあ、そういう偶然の流れの中でチャンスをつかむ、それが私の写真だということにしておきましょう。

さあて、明日からは・・・・。
- 2022/11/13(日) 00:00:04|
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今日の京都盆地もまた「写真展日和」です。今日から明日にかけて曇りがちで明日には雨も降るようですが、かなり恵まれた気象条件で写真展ができています。
予想の通り、水曜、木曜とお客さんの数は減りましたが、それでも30人台半ばの数の方が来てくれて、累計170人を超す方が来てくれています。写真を出している人間がやたらと話しかけるこの会場では、このくらいの数が適当なのかもしれません。
昨日も楽しい時間が過ごせました。
開場早々に大学時代に入っていた寮の後輩が来てくれて半世紀ぶりに会うことになりました。寮友会のネットワーク上に私の写真展情報を流してくれたんだそうです。関西、ことに京都在住者は少ないのだそうですが、まさに早速の訪問を受けてうれしかったです。
毎年8月に京都ファインダー倶楽部のグループ展があるのですが、その時に毎回お隣になる篆刻の作家さんが来てくれたり、国際的な芸寿交流の団体の代表が来てくれると交代交替に時間を都合してスタッフが、団体あげて❓来てれるという名誉に浴しました。
出町柳でギターを弾いていたアメリカ人留学生も来てくれて「私の気づかないときにこっそりとってくれていいですよ。気づくと態度が変わってしまいますから。」と。
終わりの6時になってもアメリカ人青年と日本人の若い女性と4人で写真談義・カメラ談議に実中になって退出を忘れてしまいました。 今日は土曜日です。昨日スタッフさんが「土曜はお客さんが多いですよ。」と言っていましたが、果たしてどんな楽しさが待っているのでしょうか。文字色 出町柳の俗称「デルタ」は多くの人たちの憩いの場です。
私の鴨川徘徊はここを出発点として帰途には、ここから陸?に上がります。

最近は日ごとに多くなる外国人の姿を見ますが、その中には仕事で長らく京都にいる人も、留学生の姿もあります。
観光の人も荷物を預けて軽装で散策していますから、それを区別がつかない場合もあります。
そんな中華奢な体つきをした人が芝に腰を下ろして玉を使ったジャグリングをしていました。
カラフルな服がよく似合います。

日本語は目下勉強中。
でも日本語の留学生ではありません。
学びに来ているのは、なんと・・・・。

合気道。
今は一級ですが初段獲得に向けて練習に励んでいるようです。
母国にいるころからしているとのことです。

母国はUSA。
「これは日本語では『お手玉』と言いますよ。」と私が言うと、その「お手玉」の言葉にかぶせて大きく頷きながら「お手玉・・ですね。」と。 さすがに知っていましたか。

この近くに住んでいるとのことで、ここはよく気晴らしに来るところらしいです。
それにしては今まで見かけなかったなあ。
先日もそういう方がいましたが、私はここを離れて人を探しに行くのではなくて、「株」を見守っていた方がよさそうですね。
- 2022/11/12(土) 00:00:05|
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FBで時々レッスンやステージの様子を見せてくれることがあります。
今はコンテンポラリーな分野にも挑んでいるようです。

ドイツでもSARES-Cov2の広がりで厳しい状況が続いているようですから、活動にも制約が大きくて難渋していることでしょうね。
それにご両親も大いに心配されていることと思います。

漱石がロンドンの下宿で無聊をかこっていたころは海外にいくということは「命の危険」を伴うことで、今生の分かれを覚悟するような人もいたことでしょう。
岩倉遣欧使節団に加えられた大山捨松は出発直前に旧姓「山川さき」の名を母親に「捨松」と改められたことは有名なエピソードですね。(その後、大山巌〔薩摩藩出身・・・・山川さきはご存知の通りその大山らに攻められた会津藩です〕と結婚して大山捨松となります。)
ちなみに大山捨松はスペイン風邪でなくなっています。

それが今ではこの人のように、若い女性がどんどん海外で活躍の場を切り拓こうとしています。
今や「大学の卒業旅行」に海外に行く人は少なくありません。
地球は狭くなりました。
そんな狭い地球のあっちでもこっちでもCOVID-19罹患者がいて(累計で一億人越え、死者数215万人)、未だに収束の見通しがないばかりか、途上国でもこれからの感染爆発が懸念されているのに、たかだか日本国内の感染者数の増減に一喜一憂して、確かでもないワクチン接種計画に前のめりに期待し、感染終息を夢想して半年後にオリンピック・パラリンピックをやろうというこの島国的世界観の情けないこと。

世界のことを心配することができない保守政治家たちの視野のお粗末さ。
だから地球環境について切迫感をもてないだとか、原発に固執するだとか、核兵器によって恫喝政治をする国に対して媚を売るだとか、食糧時給率が4割を切っているのにのほほんとしているようなことができるのでしょうねぇ。 世界と21世紀が見えていない。

こんな眼差しをしていたこの人が遠い欧州の地で手足を存分に広げて活躍することのできる日が一日でも早く来ますように。
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- 2021/01/29(金) 00:00:03|
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この人は今ではドイツを拠点に活躍されているはずです。
この写真はそのドイツに向かうほんの少し前に、しばらく国を離れるからというお母さんの希望で撮ったモノです。

私にクラシックバレーの予備知識がないので、果たして撮れるのかなあと思いながら約束の場所に出向きました。
私はこういうレッスンスタジオにも入ったことがありませんでしたから、屋内で動きのある被写体を撮るだけの光は足りるだろうかなどと・・・・。

背筋、大殿筋・・・て、よく分かりませんがなにをどう鍛えればこういうことができるのか、すごいなあと感心しながら・・・。
ヨーロッパの長い伝統の中で生み出された身体の様式美ですね。

渡欧して自身の活躍の場を見つけようとする意志と意欲にふれてとても刺激を受けました。
少し意識して写真を撮り始めて数年ですから、余計に・・です。

上の写真の向かって右側に大きな開口部がありガラスがはまっています。
半地下ですからひかりは直截的にではなくて、少し和らいで入ってきますのでその点はよかったです。
光に方向性もありますしね。

世代も随分違いますし長年レッスンも積んでいますから、私とは大分体形が違います。
それでも渡欧すればその体系も欧州基準で観られてしまいます。
ロシアで育つ若いバレリーナの映像を見ると、そもそも次元が違うと感じます。
言葉の事も含めていろいろ高いハードルがありますが、それを承知で挑むこの人を応援する気持ちで撮りました。
- 2021/01/28(木) 00:00:10|
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この方はずっとこうした石積みを続けておられる。
かなり以前にも撮らせていただいたし、お話も伺った。

河原にある石を取り上げ、それを組み合わせて造形していく。
支えも使わないし、接着剤も無論使わない。
明日になれば崩れてしまうかもしれない作品。

この人がえらいなあと思うことの一つは、彼が立ち去った後に、いたずらで壊すものが居るとか、いないとか、そういうことは意識の外だという事。
多くの人がこれを見つけて大いに感心していく。

これを見て、彼と話をすることなく、すぐ横で、マネして自分の塔や建物やその他その他を作る人が年齢いかんにかかわりなくいることだ。
そこに作る楽しみが広がる。
今回はそういう人は見られなかったけれど。

仕上げには、乾いた、積石に水をかける。
石が濡れると表情がずいぶん変わる。 造形物の陰影がくっきりする。

これをいたずらで壊したり意思をを投げつける的にするような者を、私はこれまで一人も見たことがない。
自然にリスペクトする感情が生まれるのだろう…か。
でも、だからと言って一週間も十日も形が残っているというのでもなさそうだ。

街の中にこうした行為があるということが文化的だということだろうと思う。

少し前に、一番最初の写真の左手にわずかに見える橋の橋脚の壁にベニヤ板2枚分くらいのシートに鴨川の河原を描いた絵が貼ってあった。
何様でもない私が既存のギャラリーなんぞにふんぞり返って(はいないけれど)写真展示をしているようじゃだめだなあと思うことがある。
- 2020/10/28(水) 00:00:34|
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