
ちょっと近すぎますね。
ここが85ミリの欠点というか、私が使いきれていない点ですね。
隣り合わせの椅子に掛けて話していて、そこから話の流れで、「撮りますよ。」となった時に、距離が作れないのです。
しばらく、ズームか50ミリの単焦点にしようかな。

この人は、・・・・もう終わってしまいましたが・・・・四条寺町角付近にあるギャラリー・ちいさいおうちの「現代ART巡回展~THE CIRCLE ~」展に選抜されていた東西から集められた40人のうちの一人です。

COVID-19によって多くの人が生活の変容を余儀なくされましたが、この人もその一人だそうです。
で、それをただ受け身に悲観的にとらえるだけではなくて集中的に絵を描くということで心理的にも前向きになれたようです。
このパンデミックはマクロ的にもミクロ的にも私たちの心と生活の深部を変えているように思います。

話が写真のことになり、照明の当たり方がどうの、額の出しかたがどうのなどと話しながらの撮影です。
それにしても初対面で撮っている割に近いですよね。
このレンズの特性をご存じないので、写真がこうな手散ることをまだ知ってはいません。

作品に当てている照明の光のの中に立ってもらって撮っていたのですが、ちょっとこちらに二歩三歩。するとたちまち暗くなるのですが、これが良かったと思います。
この建物は奥行きが深くて、この辺りは暗いんです。
でも午後の光は外のビルに反射されてここまで届いているんです。

そうだと分かれば、こうなるわけですね。
- 2022/10/06(木) 00:00:08|
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多くの人と作品を並べて出展するというのは、どういう感じなのでしょうかね。
私もグループ展には出していますが、ちょっと違う感覚なのではないかなと思っています。

眼鏡越しに瞳にピントを合わせる工夫を模索しています。
というのもこのカメラには顔認識はしますが、瞳までは判別しません。
集合写真とか旅行などの記念写真なら、「顔認識」くらいでいいのですが、ポートレートの場合には、顔ではあまりに漠然としています。
メガネはオートフォーカスを惹きつけますから、その奥の瞳は捉えないことがままあります。

マニュアルにすればいいことなんですけど、顔が動くのに合わせるには、熟練が必要ですね。
f1.2は勿論のことf1.4とかf1.8でも捉えるのは難しです。

「芸能人は歯が命」とコマーシャルのキャッチフレーズにありましたね。 ごもっともだと頷きます。
「ポートレートには瞳が命」と言わせてください。
まあ、もっとも、いい写真というのはそこから先なんですけどね。

こういう青年と話して、「今」を感じさせてもらえるのはとても貴重なことです。
私は100年以上前の本を時々読みます。その本の言葉や問題意識の方が、私の気持ちには素直にそえられますから。
ですから、逆にこういう時間がないと現実離れしてしまいますから、有難いのです。

過ぎてきた過去のおつりで生きていくようなことにはなりたくないですからね。
- 2022/09/24(土) 00:00:04|
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彼は今現在、芸術系大学の4回生で、来春には関東の芸術系大学の院に進みたいと頑張っている人です。
この時はギャラリー・ちいさいおうちでたくさんの若い坂さんたちに混じって作品を出しています。

ギャラリーのオーナーさんが「新春の作品展には少し大きな作品で参加してよ。」と盛んに誘っていました。
オーナーの目にかなったようです。

ぼかしています、背景にあるのが彼の作品で「うさぎ」が描かれていますが、特異なおもしろい雰囲気を醸し出しています。
そして作品をまとめた大小の画集やグッズを制作して販売するという企業家精神にも富んでいます。

写真を撮り始めるまでに、ずいぶんいろいろなことを話して、いつの間にか外は暗くなっていました。
話に交じっていたオーナーさんは下の階で、もう扉を閉める時間なのにじっと待っていてくれました。

4回生ですから卒業制作もありますし、「院試」にも備えなければなりません。
これからなかなかハードですね。そうだと分かっているのにずいぶん時間をとらせてしまいました。

穏やかに、しかし、しっかりと自身の思いを表現できる人です。
部屋の中なので、マスクをとってと言えなかったのが、ちょっと残念でした。
この辺の押しが弱いところが私の弱点かな。
- 2022/09/23(金) 00:00:09|
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今日は参院選の投票日です。
私は、たとえ「ハチドリのひとしずく」になったとしても日米安全保障条約から日本を離脱させて「自立した主権国家となること。そして東アジアの平和のために日本の核武装に反対し、軍拡に流されない党。消費税を大幅に軽減し、大企業・富裕層にきちんと適正な税をかけることを主張できる党。憲法の保障する基本的人権を一字一句をゆるがせにしないで守り、さらにジェンダー平等などを含んで豊かにし強化する党。働く者の所得を増やし、子供の育ちの環境を豊かにする党。地球環境を守るために可及的速やかに原発を停止し、再生エネルギーの大幅な拡大を進める党。そういう主張をして粘り強く戦ってきた党の候補者とその党に投票しようと思います。
・・・・・
「夏に画く」が見える写真にするためにはどう撮ったらいいのか。
そしてこの人の「画く姿を伝えられる写真」

この日、家を出るときに、どのカメラを持ち出そうかと迷いました。
そしてどのレンズを付けていこうか、と。

結局、α99に、ミノルタの28-70ミリ、2.8通しのレンズを付けていきました。
やはりミノルタのレンズはいいなあ。
80ミリだったらもっと良かったかも知れません。

D850 にシグマの80ミリのartレンズを付けたらこのカメラも生かせるのかなあとは思うのですが、1400グラムもあるそうです。
ボディー自体が1005グラムですから、いろいろ足したら2.5Kgになってしまいます.。
それにそのレンズは、高い!
あまりに悩ましいですね。
それで、やはり、ミノルタのレンズとソニーのaマウントカメラに戻るのじゃないかなあと言う気がしています。

フジの白黒は魅力的です。
お金もないのに相変わらず、そわそわしています。
どうも頑張っても頑張ってもD850は私の思う通りには動いてくれません。
高感度性能は良好だし、シャッター音はいいし、ファインダーは秀逸だし、調整機能は多彩だし、いいところはたくさんあるんですがね。

二台を担いでは出かけられませんので、本当に悩まし限りです。
クラシックの若い演奏家たちの集まりを撮りに行きますので、その時は3台を持ち込んでとっかえひっかえで撮ってみたいと思います。
この写真をとったら今度のグループ写真展の構想が変わりそうです。
白黒ってやっぱりいいですね。
- 2022/07/10(日) 00:00:05|
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炎暑の夏。京都に来る人は少ない。 ただし祇園祭の山鉾巡行の時と、五山の送り火の時を除けば。
この哲学の道も桜のシーズンと紅葉の時は人でごった返すけれども、暑い夏と寒い冬には人影はまばらだ。

だから「撮る人を探して」歩く私は、そういう哲学の道には行かないかというと、然にあらず。
敢えてこの時期に来る人とはじっくりとお話ができるからだ。
それに人出があるからとそれに混じるような人にはあまり興味はない。

この方には以前にも撮らせていただいている。
この方は覚えておいでではなかったが。

鉛筆で風景を描いているのだが、実に素晴らしく光を描いておられる。
光を画いているということは、影を見極めているということだ。
夏のこの辺りを描いた絵があり、それが素晴らしい作品でしたので思わず足を止めました。

鉛筆の芯を長く長く削り出して・・・・。
鉛筆は2Bだそうです。
芯は少し丸くなると削り、紙にこすりつけて先端の形状を整えてます。
そして丹念に丁寧に観察して画いていきますが、ただ精細に画くのではなくてバランスのいいリズムのある省略が夏の光を溢れさせていました。

私の足を止めさせた絵は二週間かけて画いたものだそうです。

私は普段上手な絵をあまり評価しないのですが、とても気持ちの良い光と空気が描かれたこの人の絵は、いいなあと思いました。
鉛筆一本の力がすごいです。
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- 2022/07/09(土) 00:00:05|
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