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素敵な人たちと

素敵な人たちと一緒に素敵な写真を撮ります。 なお写真のコピーはご遠慮ください。

素敵な人たちと  by 蒼樹   畦石舎作品展の小朴圃氏 篆刻を彫る Ⅲ

  今日は個展の三日目です。
 昨日も貴重なお客さんを迎えることができて大変うれしく思っています。
 大半のお客さんとはたっぷりとした対話ができていることが特徴です。
 今までにないタイプのお客さんもあって今回のもう一つの特徴になるかな・・と。
 一方で、来客数としては、予想外の少なさで、これまた今回の個展の目立った点になるでしょうか。原因は何か、気になるところです。 9回目の個展では6日間で240余名の来客がありましたが、今回は7日間でその半数程度化もかもしれません。

 まあ、楽しくやりましょう。

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 印影を採っています。
 この意識の集中をご覧いただければ、もう付け加えることもありますまい。

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 友禅や西陣織の職人さんたちもそうでしたが、こういうある水準の方々からはその姿所作自体からずいぶん教えられました。
 
 写真はその所作のある一瞬を画像として定着できる手段として大いに力がありますし、期待できるものだと思います。

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 落款の側面にフリーハンドで仏画のようなものを「ガリガリ」と相当なスピードで彫っています。
 その相当なスピードなんですが、しかし、それは一流の運動選手が、例えば、フェデラーがジョコビッチの200km/h以上のサーブに対応するように、ボールの回転の速さや傾きなどまでも見えてしまうような、そんな世界なんでしょうね。

 後でこの印をいただいた方から「見せてくれますか。」と手に取らせていただいてまじまじと見ました。が、ちょうど円空仏のような切っ先の痕跡の迫力と美しさ、それに加えて何と滋味のあることかと感じました。いいものを見せてもらいました。

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 私の椅子の背後の壁に和田禅(故人)という友禅の型きり職人さんが型を切っている写真が掛かっていますが、京の名工にも選ばれた和田さんの息と通じるものを感じました。

 和田さんは職人の域を越えようと冒険した人でした。

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 落款は書の添え物ではなくてそれ自体が独立して作品ともなります。
 そういうこともこの小朴圃さんから教えていただきました。

 このかすれた囲みの線によって一段と朱の印影が映えます。

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 これが単なる公開実演でもなく余興でもない真剣な作品作りであることは、小さんの口元を見れば明らかですね。

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私は10回目の個展を前にして、このような撮影の機会を与えられたことをとてもうれしく思いました。
そして、大変に僭越なことではあるけれど、私自身にはできない私の評価を得たと思いました。
小さんが示してくれたご厚意に感謝し、それにふさわしく写真活動をしていけるように、褌を締めなおします。

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 ありがとうございます。
 小朴圃さん。
  1. 2023/10/11(水) 00:00:00|
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素敵な人たちと  by 蒼樹   畦石舎作品展の小朴圃氏 篆刻を彫る Ⅱ

 今日は写真展二日目です。
 たぶん雨模様の日ですね。

 私はリタイアした時に写真を撮る、しかも人物を対象に撮ることを決めました。(最初の数か月は風景も撮りましたが、これは自分がやらなくてよいことだと思って止めました。)
 やり始めて、何か目標を立てようと・・。
 1、たぶん自分がある程度動けるのは今後の15年間だろうから、三次の五か年計画を立てよう。
   第三次の5年では「写真家として写真を撮るようになる。」
 
 2、「働く人」「人生を肯定的に積極的に生きている人を撮る」
   現代のすさんだ人間関係に対するアンチテーゼとして写真を撮る。

 3、人生において「10回の個展をした者になる」  
   10回の個展するとという言い方をしないところに児戯めいたニュアンスがありますね。

 4、一喜一憂の種として「1000人」を撮る。


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 で、今現在10回目の個展をしているので「3」は実現できているわけです。
 そして「1000人」の人を撮るというのは、いつの間にか「2230人」の方を撮ることができて、「4」も達成しています。

 しかし、こういう目標は外見的、形式的な事ですから、問題は「1」と「2」ですね。

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 その意味で、今、10回目の個展をしている時にこのブログに、この方の写真を掲載できたことを自分では少々誇らしく思うのです。
 この小朴圃さんがこの篆刻の世界で著名な人であるからというようなことではありません。
 確かに別の三人展の時も、今日の会場でも、氏が大きな影響力を持つ方であることは歴然としています。
 が、問題はそう言うことでは全然なくて、「俺は彫るからお前は撮れ」という以心伝心が生まれていると言うことです。

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 撮るに足る人の撮るに足る姿を、お前が撮ったらうれしいから撮れ。わかった、そりゃ嬉しい、ぜひ撮らせてもらう。・・・と、そういうことです。

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 この男は写真を撮りたがっている奴で、どうも仕方がないから、予定になかったけど彫るよ。

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 卑近なことを書きますが、この篆刻の素材だってイモ版のイモや消しゴムハンコにの消しゴムとはわけが違うのです。簡単にひょいッと扱えるものではないのです。
 しかも、何十年にもわたる研鑽の上に、自分の銘の入る篆刻作品を残す。
 そうしたことを思えばあだやおろそかな気持ちでは制作に向かえないわけです。これが人手に渡って、小朴圃「先生」の作だよと言って残るのですから。

 この一作は・・・・これまた卑近なことを言いますが・・・うん万円では到底、済まない話です。
 それを「彫るから撮れ」と。

 私が今どの境地にいるかは、人によって表されるのだなあとつくづく思う今日この頃です。

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  1. 2023/10/10(火) 00:00:01|
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素敵な人たちと  by 蒼樹   畦石舎作品展の小朴圃氏 篆刻を彫る Ⅰ

 今日から写真の個展です。
 午前中に搬入と展示を済ませて、午後からは公開するというかなり乱暴な計画です。
 作業に当たるのは私一人であり、運び込むのに使った自動車をいったん遠い自宅に戻して、再びバスで会場に来て作業するという離れ業です。
 いろいろ問題のある開場になるでしょうね。(苦笑い)
 でも、今回はこれまでと違った・・・・数の多寡はともかくとして・・・・お客さんの集まり方になると思います。
 その点、とても楽しみです。はてさて、どうなりますやら・・。


・・・・・・・・・・


 この写真の日の一番の収穫は「畦石舎作品展」で小 朴圃さんの篆刻制作の始終を見せていただいたことです。
 私が会場について、入り口正面に展示されている作品を見ていると、お客さんの対応をしながら私を認めた氏が「なんだ遅いじゃないか!」と近づいてきました。

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 すでに横笛の演奏は終わり、氏自身が篆刻の制作を見せた後だとか。
 非常に残念がってくれました。

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 たまたまその後にお客さんのお一人がその娘さん?と共に氏とさかんに交流したのちに、「彫っていただけませんか?」とお願いしたのか「彫ってあげようか?」と氏が言い出したのか、皆の前で、かの娘さんが選んだ文字を篆刻の作品として彫ることになりました。

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 しかし、氏が彫ると言い出したのは、・・・大変に僭越な思い込みですが、・・・私には「彫るから撮れ」ということのように思われました。
 私に否やはないわけで、すぐにカメラを取り出し、氏にも周囲にも声をかけることなく撮りだしました。

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 氏は、先の京都ファインダー倶楽部の「ファインド・アイズ展」で、私が「仏師・高橋氏」を撮った写真を見てくれていました。
 それで私に撮影の機会をくれたんだと、我田引水的に思っています。

 急に彫ることにした氏を見てあちこちから人が集まり始めました。
 彫ることをお願いした夫人が、どうもありがとうございますと恐縮しきりなんですが、「命をとるような人が来ているから彫るしかないじゃないか。」と。
 夫人はその返事に戸惑っておられましたが、私にはすぐに合点がいきました。

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 そこにファインダー倶楽部の仲間である書家の上田さんが偶然に来て非常に驚いたのですが、小氏の篆刻制作の様子を、目下大活躍中のこの書家と共に見ることになったわけで、これもまた偶然とはいえとても意義義深いことだなあと思いました。

 「う~む、まずいなあ。ちょっと良くないぞ。」
 どうも少し思わぬ彫が出たようです。
 しかし、この後の氏の集中力と緊迫した格闘は実に見ごたえがありました。

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 本気で制作に挑む人の迫力、こもる気迫というのは、やはり並大抵ではないし、技量に感嘆すること二度や三度ではありませんでした。自由にして闊達、繊細にして微妙。


 初めに思い描いたイメージをなぞって彫るのでは線の力、勢いが失われる  それが氏の考え方です。
 初級者の理解でしかないけれど、写真を撮る私にもわかるような気がします。
 むろん基礎基本や多くの「臨書」的な習熟の上に、さらに自分自身のイメージを形にする制作を重ねに重ねてきたうえでの話です。
 ・・・最近の大学での教えや若手の作家の制作活動には、この点を欠いた「自由な発想と自由な表現」があふれていて力量豊かな魅力ある作品の誕生を妨げているように、私には思われます。


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 撮った写真を見ると、氏が・・・ギャラリーの多い集中しにくい環境であるにもかかわらず、・・・・本気で彫っていたことがよくわかります。
 いい写真を撮らせてもらいました。

 
  1. 2023/10/09(月) 00:00:02|
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素敵な人たちと  by 蒼樹   書・水墨画・漢詩・篆刻・・・・小 朴圃さん

人に出会えるということはうれしいことです。

私たち京都ファイーンダ―クラブは京都文化博物館の5階で写真展をしているわけですが、そのお隣は毎年の如く「六轡会篆刻作品展」が開かれています。こちらは今回でなんと37回目だそうです。

私はこの世界についてもとんと知識のない者なので、ただ見たままに「あ、いいなあ。」と思って会場に一歩を踏み入れました。

そこでお話を聞かせていただいたのがこの方、小 朴圃さんです。

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 たくさんのお弟子さんや関係者の方と、間断なくお話しし、交流されていますので、なかなかそこに食い込むことが難しかったので、度々様子を伺っていて、ついにその機会を得ました。

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 というのもお話の様子やその姿に魅力を感じたからであり、やはり撮らせていただきたいと思ったからです。

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 「写真は苦手で・・・。」と固辞されますので、あまり無理をしないまま書や篆刻について、あるいは中国での「文人」の在り様などについて聞かせていただきました。

 拙ブログに以前書きましたように、私はごく最近になって中国制作の・・・・と言っても国営ではありませんが・・・・スリーキングダム、つまりは三国志の長編映画を見ました。

 その中で漢の相国、曹操が漢詩をよくし、個展にも通じた教養人だったと知りました。

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 そうしたことから文人についていくらかの関心を持っていたところ、この方の今回の書は曹操の文を書いたものも含まれていて、何か一層の機縁を感じたわけです。

 その翌日には、なんと私が少し遅れて会場に着く前に、どうやらこちらの開場を一瞥していただいたようで」あなたの写真を見た。とても良かった。」と言っていただいて、小氏とともに出品されている真鍋井蛙氏を誘って、わざわざ私の写真を再度見に来てくれました。
 そこでお二人と私の話が弾み、ついにカメラを手にすることができたというわけです。

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 作品を生み出す作家として、私の写真の中の作家たちと深く通じるものをお感じになったお二人は、とても打ち解けてお話をしてくださるようになりました。

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 写真が苦手だという市の気持ちから、あまり多くを撮ることはできませんでしたが、終始楽しい撮影になりました。

 普段思っていても口にしにくいこともお二人とはお話ができて実に楽しい一時でした。

 写真しているからこそ、又新たに開くことのできた素敵な人たちとの縁です。

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  1. 2019/08/25(日) 00:00:05|
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素敵な人たちと  by 蒼樹  書家・上田普 氏  白沙村荘にて   Ⅱ

 明日は清水寺経堂・写真展「音楽・人・人生」の搬入日です。
 11:00から搬入しますが、ごく簡単な設置で終るはずですが、なかなかどうしてということになりそうな気配です。
 私のようなものとしては「清水の舞台」から飛び降りるような心境で臨むことになるわけですが、こういう経験も得難いわけですから、大いに楽しもうと思います。
ただ、明日は一日中雨が降るようです。

 そんなことをぶつぶつ言っている私のような小人からすると、この橋本関雪の白沙村荘で作品展をするなんて言うのは大変なことだあと思うのですが、そこが注目の若手、新進気鋭のこの書家にとってみれば登っていく高みへの一踊り場でしかないのでしょう。

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 池に浮かべられたこの作品は50メートルの和紙に書かれたものの一部なんだそうです。
 多分期間中にいろいろと手直しされていくだろうと思います。

 今度は布に書いてみようかなんておっしゃってもいました。
 浮かべ方というか沈め方もどんどん改善されていくのではないかと思います。何しろ期間が一か月ですから。

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 私などはすぐに下世話な関心からここの美術館で個展をやると一体どれほどの経費がかかるんだろうと思うわけです。
 多分彼の作品は・・・今日は価格が付けてなかったですが・・・高額で買い取られては行くのだろうと思いますが。

 清水寺での個展のすぐ後の7,8月に「同じ作品で個展をしないか。会場費は半額にするけど、どうだ?」と、写真愛好家には比較的知られるあるギャラリーさんからお誘いをいただきました。
 が、私などは今度の写真展での出費の影響が大きく、これからしばらくじっとしていないといけません。たとえ半額と言われてもできないのです。

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 そこが上田さんの様に作家として駆けあがっていこうとする人と、私のように登ってもいないのに転げ落ちていくものとの違いでしょうね。


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 上田さんとは倶楽部の写真展、「文人光画展」の開催中や「反省会」の時などに大いに語り合います。
 年齢はずいぶん違いますが結構気が合います。
 とても自由で、囚われない発想をされますし、実行力にも優れています。学ぶところ大です。

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これは「V」サインをしているのでも「ピースサイン」をして写真を撮っているのでもなくて、お客さんとの会話の中で「2」を示しているのです。

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 上田さんが若い学生などからも年配の女性たちにも人気がある要因の一つはこの表情の豊かさだろうと私は思っています。
 この点も私には欠けている部分だろうと思います。

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 今年のグループ展にはどんな作品を出してくるのか大いに興味あるところです。

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  1. 2019/06/14(金) 00:00:09|
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プロフィール

soujyu2

Author:soujyu2
 人はいろいろな場所で様々な思いを抱いて頑張っています。そんな人々の素敵な表情を追いかけてみようと思います。
 「素敵な人たちと」の出会いが私をワクワクさせます。

People hold various thoughts and are doing their best at various places.
I think that I will pursue such people's great expression.
Encounter of "nice people"
excites me.


 大変恐縮ですが、無理をお願いして撮らせていただいている写真です。ご本人のためにも無断でのコピー、転載は固くお断りします。

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