この枡形商店街はとても成功している商店街だと思うと、以前、書いたことがあります。
複数の喫茶店があるのに、・・・しかも人気店です、・・・こうした形式のコーヒー販売所が二カ所もあります。
それだけ賑わっているという証拠ですね。

こちらでは、豆を三度洗って付着物などを取り除くほかに表面の薄い皮もとるのだそうです。
モミ洗いなどのつよい洗い方ではなくて優しく優しくだそうです。

そしてコーヒーを淹れるときに紙のフィルターを使いません。
もう少し濃厚に出したいという感じはあるけれど「紙を大量に捨てることになる。」のって環境に負荷を与えることになる。それをしたくないのでペーパーは使わないようにしているのだそうです。

いずれはもっとコーヒー園の労働者に還元できるようなところまでいきたいなあと言っていました。
コーヒーのプランテーションで働いている人は低賃金である上に、特定の産業≒農業を押し付けられて、多様な生活の可能性を奪われています。
地味の荒廃も問題ですし、農薬の大量使用も生態系破壊の要因になっています。何よりそこで働く人々や子供の悪環境が問題です。
そいう問題意識も持っているそうです。

試飲させてもらいましたが雑味の少ない綺麗な味でした。洗っている成果のようです。

この人はこのスーパーの従業員なんだそうですが、ご当人と社長の発想でこのコーヒーショップを出しているんだそうで、担当しているこの人は成果の責任を負っているんだそうです。 自分で言いだしたことだし成功させないと・・・・。
でもそういうことが実現するのは楽しい職場ですね。 成績が良ければ企業の利潤増になるわけですがこの人の給料にも反映するようだといいですね。
つい要らない心配をしてしまう悪い癖です。

意気なファッションですが、自前だそうです。気合が入っていますね。
でも元労働組合員としては「被服費は経営が負担してほしい。!」 と春闘の要求書に書き入れますね(笑い)

でもここの社長さんかなり積極的なアイディアマンらしく、この人もそのことを随分高く評価して、ついていこうとしているようでした。
何につけ楽しく働けるのは良いことです。
- 2022/03/15(火) 00:00:01|
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出町柳で見つけた「おにぎりや」。
自ら作った荷車で移動販売。
荷車は細かく分解できてようにできていて軽自動車に積むことができる。

インドなどにも行ってきたという。そこでは僧の姿で暮らしたそうだ。
この店でチャイを販売しているけれども、そうした経験が裏にある。

先日紹介した米粉のケーキ屋が横にいる。
同業者として情報交換などしているようです。
寒い時にこうして横に立って仕事をすれば「同志的」な感情も生まれるでしょう。楽じゃないですもんね。

こうした業態に入ったのは昨年の終わりころだと言いますから、まだ日は浅い。
青年期の「模索中」だと言ってもいいかもしれない。 彼の眼には何が写っているのか。

あまりによく言われることだが、人生は長いようで短い。 そうして短いようで長い。
私など既に余命を数える「お年頃」ですが、それでも「memento mori(メメント モリ」を深く自覚しているかと言えば、果たしてどうなのか。


「朝に道を聞かば夕べに死すとも可なり」というほどの気概もないし。

青年期の彷徨は眩しくもあるけれど「露」ほどの存在でもある。
それでもこれから長い紆余曲折の人生が残されている・・・と信じていられる・・・・青年期は尊い。
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- 2022/03/14(月) 00:00:02|
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京都の紫野というあたりに今宮神社があります。
大徳寺の北側になります。 その今宮神社の東側に二軒の「あぶり餅屋」さんがあります。
北側にあるのが「一文字屋和輔(一和)」です。

創業が長保二年だと言います。西暦では1000年。
中宮であった藤原定子が皇后になり(父は藤原道隆)、同じ藤原彰子が中宮になった年です(父は藤原道長)。

こちらは南側にある「本家 根元かざりや」さん 創業は寛永14年(16379 島原・天草の一揆がおこった年です。
何故こちらが「本家 根元」と称しているのかその辺の事情は知りません。 何か複雑な事情があるのかもしれませんね。
屋根の上にあるのは「福」の像です。 京都の町の屋根には鍾馗さんが多いのですが、これは「お多福」ですね。
左腕で抱えている箱の中には豆が入っているのだそうです。「福は~っ うち」でしょうか。

炭火で細い竹の串に付けた餅を焼きます。
手指が直火にさらされていますから相当慣れていないと大変なことになるでしょうね。

見ての通り人物の肌の色がかなり黄色に傾いています。
これではポートレート写真は撮れませんね。
D850のパンフレットではキヤノンを意識してかどうか、写真家・河野英喜氏の撮ったポートレート写真が掲載されていますが、ソニーに比べるとやはりやや黄色がかかっているようにも見えます。
河野氏は「色再現が素晴らしい。」と言っていますが、私の感性では今のところそうは言えません。
きっと採光やホワイトバランス、ピクチャーコントロールの微調整をしないといけないと思います。
少しやってはいるのですが、白が白にならないことがあります。

私の好みからすると色が乗り過ぎますし。

これからしばらく模索が続きそうです。
まあ、それも現代カメラの楽しみ方の一つでしょうか。

常に炭火を強くおこすために扇風機が回っています。

お向かい側の「一和」さんでは三台が回っていました。
熱いのでしょうか、寒いのでしょうか。
- 2022/01/10(月) 00:00:04|
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年末の過ごし方は、半世紀前とはずいぶん違ってきているように思います。
社会の状態が変わってきているのですから、それに合わせて良くも悪くも、又好むと好まざるとにかかわらず変化するのは仕方がないでしょうね。
年末の京都に少なくない観光の人たちの姿を見ます。

大掃除をして、お節料理を準備して、家族や親せきの来訪にそな得るというような、歳末の生活は次第に減ってきているようですね。
「私が楽しむ」ということがすべてに優先するようです。
何故、お正月なのに家族や親せきや・・・のために私(僕)が働かなくてはいけないの?

私の従弟は、・・・「本家」の次男ですが・・・もういい年齢になったので人との付き合いを整理したい、ついては「年賀状も出さないので、よろしく。」という事です。 さて来年の元旦に彼からの年賀状が届かないかどうか、それは注目すべきことですが。
私は、親の育て方もあって「長男」としての自覚が希薄です。 弟も正月だからと言って同じ京都に住みながら、姿は勿論電話一本の便りもありません。別にだからと言って仲たがいをしているわけではないし、話す時には大いに意気投合する仲なのですが。

自民党の守旧派の人たちが「こども家族庁」という名に固執したり、選択的夫婦別姓にしがみついたりしていますが、建前的イデオロギー的にはともかく、実態としての家族、親族観はとめどなく崩れて≒変容してきていますね。
だからこそ、年末年始の温泉やディズニーランドなどは大盛況ということになるのでしょう。
観光業・宿泊業界がそういう人々の意識を掘り起こして≒肯定して経営戦略を立て直しているのですから、その業界のために、石を投げられても「Go To」キャンペーンを実現すべく奔走している自民党はその党の業界から、家族イデオロギーの崩壊を促進するという形で「御礼」をされているという訳で、皮肉なものです。

わらび餅を舌触り易しく練り上げるためには丁寧なしかもかなりきつい仕事をしなくてはなりません。
この仕事を始めたころには手のひらにも手指にもマメを作ったことでしょうし、毎日、腕が、腰が痛かったことでしょう。
工場で生産した、わらび餅とは「やっぱり舌触りが違うねえ。粘りも滑らかさも、やっぱり手作りだね。」と言われてこその和菓子屋のわらび餅ですから、職人は大変でしょう。

道路に面した大きなガラス窓の向こうで仕事をする姿を見ることができます。
こういうのも営業的な工夫として今やそこいらじゅうにありますね。
常に人目にさらされて働くのは心理的にきついんじゃないかなあと私は想像するんですが、慣れてしまえば・・・なんでしょうかね。
そして私のようなものが何人もいるんでしょうし。
- 2021/12/31(金) 00:00:02|
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今ではスーパー(我が家はCO-OPです)の魚介コーナーで魚を買うことが多いですが、京都には意外にこうした魚屋さんが多いのです。
皆さんの地域ではいかがですか。

「今日のお勧めはこれだよ。」とハマグリを手に持って見せてくれました。
100グラム700円。熊本産です。
お隣には250円のもあるんですが・・・・。

「今日はなにがあります?」お客さんが来ると、すぐにお勧めのいくつかを指さします。
多分「この前にお勧めしたのは・・・・」とか「あの人の夫君は○○が好物のはず」とか、懐具合さえみんなインプットされているんでしょうね。
地元の方に重宝がられているお店だということがよく分かります。

「わざわざ遠くからきてくれるお客さんもあってね。」と。

「もう剥がそうかなと思っていたんでけど・・・・・。」

働いている姿がなんだかすごく生き生きとしている感じで、とても心に残ったので、いったん離れてから戻って来て、「お忙しそうですが・・・。」とご無理を言っているのです。

私の初心は「働く人を撮る」だったはずなのになあと。

- 2021/12/30(木) 00:00:05|
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