写真を撮らせてもらうと、その人の魅力発見ができます。
ご自身が自覚していることもあれば、気づかなかったこと、むしろコンプレックスとなっていたことなどを肯定的に発見することにもなります。

他の人が「イイネ」としていることでも、案外、そのようにはっきりと言ってもらっていないこともありますから、私があることを褒めますと、お友達が改めて「そう!そう!」と賛同してくれることも一再ではありません。
人を撮ることはその人の魅力点を見つける作業でもあります。
勿論、人物写真お意味はそれに限られるわけではありませんが。
これはわたしが陰に入りきれなかった写真。

黄色の浴衣が夏の景色の中でどうかなあと思いましたが、もはや洋服的な色彩感覚になっているのかもしれません、意外にイケています。
ヴェトナム青年が「二人一緒に並んで撮りましょう。」というので、並んでいますが、私もカメラを向けていますので、それぞれカメラ目線が違った方向に。
慣れないと、どうしてもと手tくれるカメラに視線をやってしまいます。それは撮る側がちゃんとアドバイスすべきことで、私が悪いのですが、こんな視線がやってきたら、やはり思わずシャッターを切りますよね。
お二人とも過剰に意識して自分をよく見せようという変な欲がなさそうで、その分とても素直な表情で撮れますから、写真を見ていても心地いいです。

このお二人もう一度撮りたいものです。

私はお二人の京の計画が気になって、あまり引っ張ってはいけないなあと思うのですが、こうして楽しそうに相手をしてくれたので、すっかり甘えてしまいました。



- 2020/09/02(水) 00:00:01|
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前回この建物の外で「勘亭流の書」を展示されていた人が、今回は推薦作家としてブースを占めて展示しています。私のこのブログにも登場していただいた方ですが、今回は、外では専有面積や風などの影響で実現しにくかった実演をして、さらにお客さんの興味・関心を集めていました。
いろいろな作家さんたちの変遷も見られます。

それぞれの作家さんたちはご自身を持って自分の道を模索されています。
そういう方たちにこうした発表の場、機会が提供されるのは良いことだとは思いますし、各作家さんたちも与えられた条件をただ利用するだけではなくて積極的にこの場の可能性を自ら耕していく努力が必要ではないかなあと思います。

その一方で写真にもこういう場が欲しいなあと感じました。
他流試合的な発表の場ですね。
自主的にグループ展などを開いて努力はされているのですが、大概「一刀流」は「一刀流」として、小笠原流はその仲間内でというような状況では、何か緊張感がないですね。
その点、私が参加させてもらっている京都ファインダー倶楽部は「なんでもござれ流」ですからおもしろい。

私は行政の文化セ策の単発的で系統性の無さなどについていささか不満を抱いている一人ですが、しかし、反面、私たち自身が「文化の厚みや活動制」を高める努力が必要だなあとも思っています。
今日とアートカウンシルの人たちなどが積極的に高瀬川などを屋外展示場として、普段「縁がない」人たちにも広く作品を公開しているのは評価できるなあと。

私は個展を計画してはいるものの「見てもらい交流する」仕方としてはもはやステロタイプ化して陳腐です。
何か方法を考えねばなりません。

コーディネータープロモーターを発掘して一緒に取り組む努力も必要かな。
最近芸術系大学にはそういう分野の選考もあることだし。
ただそこに資金問題があるのが大きなネックですねぇ。
学生の実習の教材になってあげるという事で大学に売り込もうかな。
- 2017/04/17(月) 00:00:08|
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京都文化博物館を会場にして開かれたKYOTO ART VILLAGE(京都アートビレッジ)でお会いしました。
アートビレッジのHPでは「普段アートに接する機会の少ない一般の方たちにも気軽にアートに触れてもらい、アートを身近に感じてもらうことを目的とするアートイベントです。
最大の魅力は、アーティスト本人と直接触れ合える」ということ。
アーティストとの交流を深め、アートの魅力を肌で感じて下さい。」と書かれていてその趣旨はとても魅力的に感じます。
ところが年々発展するかと言えば、どうもそういう感じはなくて出店者もお客さんも減少傾向のようです。
どうも企画倒れになっているようで残念な感じです。
それでも会場の中心、核となっている旧日本銀行京都支店で現在は文化博物館の別館となっているレンガ造りの建物では各分野からの推薦作家ブースがあって、一定の高いレベルを示しています。
そしてそれに劣らない力作も集結しているのがこの企画の特徴です。
そこにシルバーアクセサリーのモジョイさんを見つけました。

並べられている作品の中に「クラッシュ」つまりいったん成形したのちにある温度で熱して破壊したものを再構成するという手法で作られたものを見つけました。
それは単に復元するというのではなくて壊れた部分の偶然性を生かして新たな段階に止揚しようとするものです。

「偶然と必然」という言葉がこの人の口から幾度も聞かれました。
この言葉は、私が普段写真を考えるときに意識するモノでもありましたから、彼の話に耳を傾けました。

徹底的に精度を上げた磨きの追求などによって新たに生まれた「これでいいんだろうか」という気持ちが、100%の技を越えることを求めたのでしょうか。

はじめっから主体性を放棄して偶然に任せるというのは芸術でもモノ作りでも、早晩行き詰ると私は思っているし、芸術としての価値も希薄だと思うのです。
「偶然と必然」「意識と無意識」・・・・難しい言葉が並びますが、避けては通れないようにも思います。

ただ、思考としてそういう難しいテーマをいくら深めても制作者としては「結局、モノ(作品)として現出させないと、意味がないからなあ。」ということを深く自覚されています。
そこはまったく同感です。
殊に私の寝ぼけ談義は、です。
- 2017/04/16(日) 00:00:31|
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背面の液晶画面で撮った写真を見ていただきながらです。
「やっぱりアイフォンなんかで撮った写真とは違うね。すごくきれい。」と言っていただきました。
それはソニーさんとミノルタさんのお手柄ですよ。
でも今日は少し肌の色に赤みがかかります。新しいレンズの所為でしょうか。ホワイトバランスが悪いんでしょうか。

立っていただくと女性としては高身長でモデルオーディションで多い最低基準を越していますし、スタイルの良い方です。

こんな場所に立つとこんな風に映ります、と直射日光の下でなく日陰で撮りましょうという話をしています。
いわゆる半逆光の位置に立つと、正面にあるコンクリートの壁がレフ板の役割を果たしてくれます・・・が、レフ板ががんばりすぎます。

そして陰に入ると赤みが出てきます。
ポートレートを撮るときは少しハイキーにとって肌の色を白くすると女性に喜ばれますなんて大概の入門所は書いていますが、著者はそういう写真観なんですね、と思ってしまいます。

パラソルが青なので、青が被るからと言って調整しているのではないのに、こんなに赤くなります。ATで撮っているのでもないし。
私が理解できていない光の礎基本がまだまだたくさんあるのでしょう。

Tシャツを入れて宣伝に使えるような写真を撮ってみようという話になり、ちょっと簡単な試みをしているいのですが、この色味ではコマーシャル写真にはなりませんね。
今度、気合を入れて撮りますからぜひご連絡ください・・・・、というのはこの方をもう一度撮りたいというメッセージですね。

でも、この方がフォトマヌカンをすれば、おそらくとても感じの良いTシャツとアクセサリーのCM写真が撮れるように思います。


日向から日陰に入って適正露出で撮るとついシミやそばかすが目立ってしまうことがあるのですが、この方はそれがないですねぇ。
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- 2015/08/06(木) 00:01:53|
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花には赤が使われています。
印象的ですね。
この新婦さんは少し小柄な方なんですが、そのかわいらしさにぴったりです。

「式」だから伝統の通りに、という考えもあるでしょうが、こういうようにドレスも花もその一人一人の個性や思いに寄り添ってデザインしていただけるなんてうれしいことですよね。
この写真が一番和服地を使ていることが分かりやすいですね。

ゴージャスな花です。

お二人の作家さんのご挨拶です。
こういう会に参加させていただくと作品を見ていただくということについて視野が広がります。
写真だって壁にかけておくだけが能じゃないのでしょうね。
既に時々、学窓に工夫を凝らしたり、映像で繰り返し流したり音楽と組み合わせていたりなどする写真展示を見ますが、もっともっと見てもらい方と言うものを考えてもいいのかもしれません。

そのためにも他分野の企画を見せていただくのは刺激的です。
このピアニストがつけている花もフラワーデザイナーさんの作品です。

気持ちも華やいで演奏できるんじゃないでしょうか。

さて今日の企画も最終盤です。

先ほどまでスマートでカッコイイ新郎役をされていた男性モデルさんは実はこちらが本業の方です。
「伊賀の忍者」です。 ちゃんと名刺にそう書いてありました。
「一日に三人もすてきな新婦さんをエスコートできてうれしいでしょ?!」とさかんに冷やかされていました。



素敵なドレスに花。そして楽しい企画。
私にはほとんど未体験の世界でしたが、こういう機会を得られたの写真のおかげです。

そしてこうした素敵な人たちに絵会えるのもまた・・・・。
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- 2015/07/17(金) 00:00:49|
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