「何でも言ってください。」と言ってくれました。
シルエットで写すんだけどという私の話に対してです。
でも、見つける以外に能のない私です。

ポーズを指示したり、背景を選択したりする能力は、私には乏しいと思います。
探して回るしかない。それはもうそうのように自覚しています。
先日、大塚国際美術館でたくさんの陶板名画を見ましたが、やっぱり歴史的に著名な画家たちの力はすごいなあと思いました。

レンブラントの「光と影」については写真にも大いに採用されていますが、あのような感動的で劇的な光を描いた写真はあまり見たことがありません。
写真が「ある光」を使って生み出さないといけないという制約も関係しているのでしょうし、スタジオで光を作るしかないのでしょうね。

「君たちは真っ黒につぶれてしまうけどいいかなあ。」

オートフォーカスが効かない旧式レンズだと、私にはピントの山が見えません。
辛いところです。
こんな光のかぶった写真ですが、私はこういうトーンの写真も嫌いではありません。
最近のレンズなら、コーティングでこういう光を除いているでしょうね。

あれ、この服は?
袖がちぎれたように綻びていますよ。
紳士服仕立て業の父と婦人服の「お針子」だった母との間で育った私はこういうところが気になって仕方がありません。
「ロックでしょ?! こういうデザインなんですよ。」とのこと。
そういえばパンツの裾がほつれたものを穿いて、さっそうと歩いている人が河原町通りにいましたっけ。

この写真をクリックしていただいて、さらに「虫眼鏡」アイコンのようなヤツをクリックしてもらって、白枠で見ていただくと、悪くないですよ。
最初に一枚目とか三枚目なんかも、そうして見ていただくだけで「オッ!!」と思っていただけると思います。
ぜひ。
写真を白枠にするというのは意味があるんですね。
- 2023/09/22(金) 00:00:04|
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「第10回 蒼樹 写真個展 人間交叉点 with 音楽」
10月9日(月・祝)13:00~18:00 10日~14日 11:00~18:00
最終日15日(日) 11:00~17:00
場所: ギャリエ・ヤマシタ 三条寺町上がる。
鉄道写真家の中井 精也氏が京都の京福電鉄沿線から撮影する様子を撮った番組があります。
その中で彼は丸い体に大きなリュックを担ぎ、重いカメラ、レンズを引っ提げてベストポジション探しにありまわる様子が紹介されます。
見るたびに、すごい体力、すごい執念だと感心します。
広隆寺方面から近づく電車を撮るのに望遠レンズから広角レンズへと交換しながら撮りますから、リュックの中には数本のレンズ数台のカメラがおさまっているのかもしれませんね。

モデルをお願いした人と撮影に出かけるときに二台のカメラ(それも最近の軽くて小さなものではなくて)と三本のレンズを持ち歩いた時期がありました。
今は昔の話です。

こうして自転車で撮りあるくときでも、85ミリと50ミリとか、28-70のズームと85ミリとかを持ち歩いていました。
どんな撮影条件に出くわすかも知れないからですね。
それは要するに「重い!」のです。 でも、妥協して出かけて後悔したことも幾度もあるので・・・。

そうした気持ちを持ちながら、ある日、フッと「魔がさす」ことがあるんですよね。
「魔がさす」と言っても否定的にだけ言っているのではないのですが。
それでこの日はD850にツアイスのプラナー50ミリ、F1.4をつけて出たのです。 後悔するぞという天の声を聞きながらも。

強い正面からの光には必ずしも強くないのです。
最近のレンズに比較すれば〔弱い〕と言ってもいいでしょう。
若いお二人が、まだ暑さの中にある鴨川の流れに入って遊んでいます。

高校時代からの友人同士だと言うことで、今は西に東に遠くで暮らしているのだそうで・・・。
それで、「そうだ京都に行こう!」 この間そういう女性の二人連れによく出会います。
男性も来ているのかもしれませんが、男性の多くは「京都に行こう」は趣味に合わないのかも。あまり見かけないのは、単に私が見過ごしている、見ようとしていないだけかも・・。

西にやや傾いた日差しは強烈です。
- 2023/09/21(木) 00:00:01|
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「第10回 蒼樹 写真個展 人間交叉点 with 音楽」
10月9日(月・祝)13:00~18:00 10日~14日 11:00~18:00
最終日15日(日) 11:00~17:00
場所: ギャリエ・ヤマシタ 三条寺町上がる。
写真展示の良い方法がなかなか見つかりません。
それでいつも「エイ、ヤ。」と何か完成しきれない中途半端な状態で突入してしまします。
今度もまたその轍を踏みそうな危険な雰囲気です。
・・・・・・・
前髪の一部をかき分けて額を出したらどうだろうと提案してみました。
そうすると白い肌の広い額の一部が現れて顔が明るくなしますし、二重瞼で形の良い目に視線が生きますから、この人の良い点が強調されると思うのでした。

まあ、しかし、自分を人に向けて積極的に出していく心理的傾向を持つか、どちらかと言えば自分の表情を見せたくないような気持の持ち主なのか、そういうことで、顔ののつくり方も人それぞれですね。
ただ綺麗に見えればいいというのが、化粧(顔づくり)じゃないと言うことが大事な点です。個人の感想です。

一人ではなく、二人を同時に撮ると、感情の絡み合いが生まれて画面が面白いですね。

残念ながら右側の人が目をつぶってしまいましたが、別れ際で撮り直しが効かず。
お二人に私のカードと10月の写真展の案内はがきを受け取ってもらいました。
「こちらに見せてくださ~い。」なんてお願いしたわけではないのですが・・・・。
- 2023/09/19(火) 00:00:05|
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「第10回 蒼樹 写真個展 人間交叉点 with 音楽」
まであと一か月を切りました。
10月9日(月・祝)13:00~18:00 10日~14日 11:00~18:00
最終日15日(日) 11:00~17:00
場所: ギャリエ・ヤマシタ 寺町三条上がる。
今回の写真展は私「史」的には10回目になります。だから何?!ということですが、一応、10回を目標にしてきたので、搬出の時には泣いてしまうかもしれません(笑い)
でも次の写真展の構想もすでに進めています。
今回は・・・・人数はともかくとして・・・・今までと少しだけ違った感じでお客さんが来てくれるかもしれません。
・・・・・・・
職人さんが仕事をしている。ミュージシャンが楽器演奏をしている。道路工事の人が働いている。そんな様子を撮るときには特段の「演出」はいりません。
一日モデルをお願いした人には、「じゃあこうしてみようか。あそこに立って。」とそれなりに考えた場所で撮ります。
でも、こうして撮影をさせてもらえる場合には・・・・。

何か知恵を発揮して、この短時間の中でもこの人たちの魅力を見つけて・・・と思うのですが。

写真を撮るときには「see」では話になりませんね。「look at」もしくは「watch」して、さらに「find」するところに妙味があります。
それで、モデルをしてくれる人たちには「今日一日じろじろ見ることになるけどよろしくね。」と説明して撮影を始めることにしています。

でも、つい先ほど突然声をかけて着た見知らぬ人に「じろじろ見るけどよろしくね」と言われたら・・・・。

なので、こういう場合は撮影がちょっと難しい。
そして、少しずつ打ち解けることができたら「見る」ことについて少し話します。

ファインダーから覗くとその人の性格の一端が見えてきます。

まるで占い(人相見)みたいですね。と言われてしまいました。
旧職は人を見るのが仕事でしたしね。
- 2023/09/18(月) 09:00:31|
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「第10回 蒼樹 写真個展 人間交叉点 with 音楽」 まであと一か月を切りました。
10月9日(月・祝)13:00~18:00 10日~14日 11:00~18:00 最終日15日(日) 11:00~17:00
場所: ギャリエ・ヤマシタ 寺町三条上がる。
ギャラリーが単なる貸しスペースでない場合は、DMをたくさんのギャラリーに配ってくれたり、中にはマスコミにも届けてくれたりしますが、わたしはこれまで、あまりDMをたくさん作りませんでした。今回は実質的には0みたいなものです。 それでブログを見ていただいている関西圏の皆さんにおいでいただかないと退屈で死んでしまうかもしれません。 私の鴨川自転車散歩は出町柳に始まり出町柳に終わることが多いのです。ここで賀茂川と高野川が合流して鴨川になります。
その二つの川の合流するところが三角形になっているので、通称「デルタ」。…地形の観点からはデルタと言えば「三角州」のことで河口付近に堆積土砂によってできるものですが。
ここは下賀茂神社のすぐ近くだとはいえ四条河原町や清水寺などからは特にありますが、京都が好きだという若い人が良く訪れます。
このお二人も。
ここでの定番は飛び石に腰を下ろして足先を川の流れに浸すこと。まだ暑いですから、気持ちがいいですよね。
私が近づく直前に足を拭いてしまったお二人ですが、「写真を撮らせてくれませんか?」とお願いすると小さく拍手して喜んでくれました。
それで「○○をしている姿」を撮ると言うことでなくなてしまっていますので、ちょっと遊んでみました。
配置や、ちょっとしたポーズをお願いするときにお二人の名前を知らないのは不便です。
と言って、あまりいろいろなプライバシーを、まだ打ち解ける前に訊きだすというのも、いささか気がひけます。
それで手前の方を「Aさん」、向この方を「Bさん」と呼ぶことにして・・・・。この方が失礼なんでしょうが。

それで、後日メールをいただいたときに「Aです」「Bです」と書いてくれてわかりやすかったです。
こうして撮るときに表情を和らげてほしいし、また楽しい時間にしたいので、ある程度の会話はしますが、例えば「学生さん?」と訊いたとしてもご本人から言わなければ大学名など具体的な情報は訊かないことが多いです。

私は、後期高齢者まであとわずかの高齢者ですから、この人たちくらいの若い人は17,8歳から201,2歳まで全然区別がつかないようになっています。
自分が学生の1回生の頃は4回生の人たちがとてもとても大人に見えたものですが。 就職の決まった4回生の女性などには子ども扱いされていたような気がします。たぶん自分の気持ちがそうさせたのだろうと思いますが。

皆さん、このお二人は何回生に見えますか?
私の推測はまるで見当違いでした。
- 2023/09/16(土) 00:00:04|
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