やはり私は女性より男性撮る方が性に合っているのかなあ。
人からも言われますし、時々そう思います。
これまで2000人余りの人を撮ってきて、男性と見える人と女性と見える人の差がどんどん開いてきています。
むろん、撮らせてもらいやすいかどうかということがその差を生む最も大きな要因だと思うのですが、男性と見える人が56%です。
つまり56:44ですので、12%も開きがあるんですね。この活動を始めた最初の4年間くらいは差が4%になるかならないかだったのに。

今まだ女性の撮影人数は1000人に遠く及びません。
今度1年撮っても1000人に達するかどうか、でも男性と見える人の方は1200人を超えるのは今夏でしょう。
まあ、流れに任せるより、何か仕方があるわけではないですが、何があるのかなあなんて考えたりはしますね。

ポートレートと言えばもう被写体は(若い)女性だと思い込んじゃったりしている向きも相当にあるんですが、そういう意識についても分析が必要でしょうが、私の傾向もどんなジェンダー意識が巣食っているか興味深いところです。

さて、失礼なことに撮っているうちに次の用事の予定時刻が迫ってきて、お話の途中で、そっとカードをお渡しして失礼してきてしまいました。

「カードに記載しているメールアドレスにメッセージをいただければ今日撮った写真を添えて返信します。」というくだりを省いてしまったのはやはりちょっとエチケットに欠けたことでしたので心残りです。
ブログやFBに投稿すること、個展やグループ展に出すかもしれないこと(写真集にするかもしれないこと)の確認と一緒にするようにしているんですが、その時の流れでうまくいかないことがたまにあります。後者についてはことに注意して確認しているわけですが。

人を撮る写真の文化をいい方向に育てたいですからね。
- 2023/03/25(土) 00:00:02|
- 人物
-
| トラックバック:0
-
| コメント:0
とあるギャラリーを訪ねたときです。
作品の展示室を出たところにテーブルがあってそこではよく出展作家がお客さんと話をしていたりしまず。
私は展示作品を見終わって、展示室を出てきたところで、若い女性とこの人が話しているのを見かけました。

そして私はこの人たちの周囲のケース展示を見るふりをしながら、よ~く観察したのです。
で、そのわきを通り抜けようとする刹那この人と目が合いました。
「目が合ってしまったので、お願いするんですが・・・・。」
「うん、私には肖像権なんてないからね。」なんてにこやかに笑ってくれて了承してくれました。

そこに新たな用事のあるお客さんが現れてしまったので思うようには撮れませんでしたが、事前の了承を得ていたことが幸いして、周囲を回りながら撮ることができました。

先ほどまでの話し相手だった若い女性は席を外されました。
その女性は中国の方で、中国にあるギャラリーの関係者だということでした。
「ギャラリーは○○にあって、そこから来ました。」「僕はごく短い期間、瀋陽にいたことがあります。」「え、私は瀋陽で生まれました。寒かったでしょう?!」ということで、少しだけ話ができました。
もっとも私はその極寒の瀋陽は体験しませんでしたが。零下30度にまで下がる寒さですよね。
- 2023/03/24(金) 00:00:02|
- 人物
-
| トラックバック:0
-
| コメント:0
とても人のよさそうな感じの人ですが、柔道か何かをしていたのでしょうかね。
撮っている時には気づきませんでした。
とても優しい笑顔するので格闘技を連想できませんでしたから余計です。

ちょっとみんなにはやされて照れています。

こんな感じの子、クラスに一人はいたなあと感じます。
そして何となくみんなを和ませて落ち着かせてくれるし、はしゃぐみんなを見守っているようないい人、の感じです。
違うかな。
姉御ってわけでもないでしょうが、結構みんなを引っ張れる?!
思わぬところで皆を気遣ってくれていたりして。
キャプテンは別の子に譲っていても案外キャプテンよりしっかり者のきついことも言うような副キャプテンだったり。
怒ったらキャプテンより怖いというタイプの副キャプテンかな。
キャップのつばで顔に影ができてしまうのでつばを折り上げてもらいました。
夕方の太陽がきついですね。
このテンションでいつもみんなを盛り上げるタイプでしょうか。

書いた記事は写真を見ての印象です。私の全く想像のお話です。当人たちとは、残念ながら、性格まで読み取るほどのお話はできませんでした。

でも、みんないい感じでした。
続きを読む
- 2023/03/18(土) 00:00:02|
- 人物
-
| トラックバック:0
-
| コメント:0
こんな若者たちに出会いました。
何やら難しい話をしている感じだったので、割り込むのは遠慮していたのですが、我慢できずに近づきました。

まあ三つ子の魂的な性分があって、旧職根性抜けきらず、やはりこの世代と話すのが好きなんですね。

それにこの世代の子たちは「案外」?年配者には親切なんです。
最近問題にされている過剰な尊敬語がちょっと聞きずらいところがありますが、それは彼らの責任じゃないですしね。

ずいぶんオープンに話してくれます。
それにちょっとこんな風に、注文を越えて、かっこも付けてくれますし。

この4人の一人ひとりの個性がうまい具合に絡み合っているような感じです。

写真をとらせてというと「撮って撮って」と乗ってくれました。

20,21くらいの若者たちです。
- 2023/03/17(金) 00:00:10|
- 人物
-
| トラックバック:0
-
| コメント:0
先日(3/8)、鴨川で久しぶりにお会いした若いジャズトランペッターさんへ
もしこの文章を読んだら私にE・メールをください。素敵なお知らせがあります。・・・・・・・・・
鴨川で読書している人は案外多いのです。
案外と言っても、誰の「案」が基準になっているかということが問題ですが、もちろん私の「案」ですよね。

本は英文ですし、様子を見ているとその読み方は少しも滞ることがないようなので、英語圏の人でしょうか。
聞くと、この近くの大学に留学に来ているんだとか。インドネシアの人でした。
インドネシアでは公用語はインドネシア語ですが、ずいぶん多くの言語が使われている多言語国家ですね。
旧「宗主国」はオランダですから、彼は学びのために英語を身に着けたのでしょうか。富裕層にとっては常識かな。
(彼が富裕層に属するかどうかは全然わかりませんが、留学に来るくらいですから・・というくらいの想像です。)

スマートフォンの画面を覗いているからと言ってただ暇つぶしをしているだとかつまらないおしゃべりばかりしているとかと決めつけるわけにはいかないにしても、私の受ける印象としては、まああまり知的ではないなあと。
逆に本を読んでいるからと言って暇つぶしでないとかばかげた内容ではないとかと見えませんが、私の受ける印象としては、話しかけるなら読書人のほうだなと思います。

皆さんは戸外で本を読む習慣がありますか。
私は、戸外だとあまり本が読めません。まだ病院の待合室のほうがましです。いったい何と比較するんだといわれそうですね。

若いころは喫茶店で「読むふり」をしていましたが、やはり自分の机といすで読むのが一番です。
最近『戦後政治史の中の天皇制』(渡辺治著)を読み終わり、二度挑戦して二度ともこんな本、読むに値するんだろうかと50ページも読まないで投げ出した本を「それでも大枚はたいて買ったんだからもう一度。」と三度目の挑戦です。
『売春の社会史』というんですが、『売春の博物誌』とでも書名を変えたらいいと、やはり投げ出しかかっています。

病院に行くのに、待ち時間を利用して読むにはこの400ページを超える本はあまり携帯性に優れているとは言えませんから、これまで三度読了してその都度、「優れた本だ!」とメモしている『レトリック感覚』(佐藤信夫著)をもっていきました。
一ページ目からもう虜です。 物事をよく理解して書く人の本は読みやすいし、内容豊かで、面白いのです。
帯には井上ひさしが、直喩でたとえるならば、「上出来の推理小説のように面白く」・・・「誇張法ではこういう種類の本に乏しかったこの国の文化界にとってこの本の出版は、かの月面着陸にも匹敵する快挙」であり、列叙法では「一読感嘆、再読感動、三読卒倒…」だなどと書いています。
井上ひさしにも類似の、上の誉め言葉をそっくりそちらに向けられるような文法書がありますから、相当の工夫を凝らして「この本こそ空前の知的武器」だと褒めているわけです。
頭の中に思考が経めぐっている、こういう人の表情はいいですね。

町中にあふれている「○○しながらスマフォ」「スマフォしながら、○○」・・・、人類は、と言わないまでも日本は滅びるねと漱石なら言うんじゃないでしょうかね。 私も同感です。
スマフォに気をとられているうちに米軍機の後をミサイルが追いかけてきて日本は戦争に巻き込まれていた。
私はいつ戦争が始まっていつこの街が焼けはてたか知らなかった。誰だこんな事態を招いたのは、責任者出てこい!とスマフォの画面から目を離さないで叫ぶ人がたくさん出るような気がしてなりません。
まあ、愚民政策を推し進めている政権ですから、こういう状態は決して悪くはないのでしょうがね。
愚民政策にとっては人々が愚民視、愚民対応されていることに気づかないことが何より必要ですからね。頭はスマフォに沈めておいてくれた方がいいわけです。
読書する人を見ると、もうそれだけで救われる気持ちになる私です。
- 2023/03/11(土) 00:00:04|
- 人物
-
| トラックバック:0
-
| コメント:0