この日はたまたま暖かいというか、この時期には珍しく暖かすぎるくらいの日でした。
出かけるときには肌寒さを感じたのでそれなりに着こんで自転車で出かけましたが、途中で上着をリュックに入れて走りました。
で、この人は・・・・・・なんと半袖というかもう夏みたい。

この辺りではよく似顔絵書きや「あなたを見てその印象で字を書きます。」とかいう人たちが出ている。
南米の音楽を演奏する人もいる。
だから誰か立ったり座ったりしているのは珍しくない。

絵を描いているのを見るとついのぞき込みたくなるし、作品を見たくもなる。
こうした絵がここ日本で、京都で、果たして売れるのか・・そういう疑問を抱いて話しかけてみました。
しかし、考えてみればこれほどたくさんの外国からの観光客などが通る場所ですから・・・・敢えて言えば・・・初めから日本人を対象に描く必要もないわけで・・・・。

30センチ四方くらいのボードには日本語、英語、ドイツ語、韓国語、ヒンディー語?、中国語で、私の絵を見てください的なことが書いてありました。
こりゃすごいなと思いました。

外国語がよくできるんですね、と問いかけると「中国語は勉強したことがあるのでいくらかできるのですがそれ以外はどうも…。」と言われるのです。
でもドイツで人物デッサンを学んだ時期があるとのことでしたから、その「どうも・・・」というレベルが何やら随分高そうです。

人物デッサンをプロのモデルで描いた経験を話してくれました。
若い年齢の女性も含めてモデルとして自覚の高いプロの人たちを、それも安い料金で描くチャンスがたくさんあったということで、描く三昧の日々だったようです。
日本とはやはり芸術文化に相当大きな違いがあるようですね。

私が、今度女性を被写体とした作品で個展をする予定だと言いますと、是非中高年の女性を撮ってくださいと言われました。
女性もまた年を重ねて美しく人としての魅力を備えていくのだというのです。
全くおおせの通りです。

お知らせ
今月6日(金)から8日(日)まで京都木屋町仏光寺下がる辺りにあるギャラリー高瀬川四季AIRで写真展をします。
主催は私ではありません。「高瀬川ききみる会」です。が、展示写真はすべて私が撮ったモノです。
「高瀬川界隈の素敵な人たち」です。 高瀬川界隈に働き、住み、遊ぶ人たちを撮りました。
高瀬川にかかる仏光寺橋(四条通から南に歩いて6~7分でしょうか。)から下流を見て右手の建物の並びにギャラリーがすぐに見つけられます。
もしついでがおありでしたらぜひお立ち寄りください。お待ちしています。 蒼樹安倍首相が国民に呼びかける記者会見をしましたね。
国会で野党議員が鋭く追及する場ではないので・・どうせ忖度質問しか出ないし、・・・実に生き生きと話していました。
私も最初から最後まで聞き逃すまいと注目しました。ですがそこには美辞麗句以外の具体性のある政策は何一つとして出て来ませんでした。夜あちこちで飲み歩いている暇があればもっと具体策とその裏付けとなる財政処置を国民に示すことができたはずです。専門家会議では色々な議論がされたはずなのに全国的な感染の広がりの入り口にあたっているので「これから二週間ほどが感染拡大を抑制する大事な期間だ」ということだけをピックアップして利用していました。が、それ以外にどのような知見を生かした具体的な政策を立てたかということはほとんどなに一つ出てきていませんでした。一見した特徴は数字がほとんど出てきていないことです。国の予備費を活用するという時にも予備費2743億円という数字は上げましたが・・・「その全額を投じるの」という誤解を誘導しながら、実は追加でどれだけ支出するかには数字を挙げて触れていません。既定の支出は153億円(内、予備費からは総額2743億円のうちの103億円にしかすぎません。ちなみに米国:2700億円、シンガポール:5000億円、台湾:2200億円、香港:4300億円です。)でしかないのです。そして国会で153億円ではあまりに少ないと指摘されて「十分だ」と安倍氏は答えています。その他の政策も、野党の指摘によって批判されている点、国民の不満を幾分は承知していますのでそれぞれ総花的に触れて、機敏に対策するとか全力を挙げるとか、今後検討するとかいうだけで、では何をどうするかということについては見事に一言も言っていません。言ったのは小中高の臨時休校を要請したということだけです。卒業式の中止や縮小などによる卒業生の残念無念な気持ちをくんだような演技タップリの演説はさすがに大見えを切るスピーチの好きな首相の一面を見せました。が、教員経験者の私からすればただただしらじらしいとしか思えませんでした。
そして政府の力だけでは限界があるので国民の協力を仰ぎたいという結びでした。すでに国民は協力しすぎるぐらい協力をしているわけです。2月29日に感染者数が800人を超え、累計3000人を越えたという韓国を、「感染がひどい国だ」と印象付けている報道があります。けれど、感染者を実直に大きな規模で発見している韓国に対して我が検査体制は何と貧弱なことでしょう。感染者の報告はそのまま感染者の実数でないことは国民がすでに感じ取っているところです。だって検査を抑制しているんですから!! 一体どこまで広がっているのかという本当の姿を調査し国民に知らせる努力を怠る政府(これは原発関連でも同じです。)と、いろいろ弱点はあっても何とか実態を掴んで知らせ、対策しようとする政府とでは私たちはどちらを信頼するでしょうか。
民間の検査力を引き出すための一つのカギが検査に健康保険の適用を決定することです。
しかし、それとて「来週中には」、などと眠いことを言っています。「週明けに実施」ではないのです。
学校の臨時休校についての政治による果断な政策決定が当の文科省にさえ寝耳に水であり、政権支持層からも疑問や不満が噴出している事態を鎮静するためにやった政治パフォーマンスでした。が、美辞麗句をはぎ取れば、その内容の無さ、具体性の欠如によってさらに政権の信頼が揺らいだのではないかと危惧します。
- 2020/03/01(日) 00:00:19|
- 絵画
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まことに同感です。
なにより事実を素直に国民に訴えることが大切ですが……。
このことが最も苦手な政権のようです。
- 2020/03/01(日) 17:46:26 |
- URL |
- yamashiro94 #-
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コメントありがとうございます。
もうちょっと国家組織の態をなさなくなったような感じですね。 今はそれがほぼただちに国民の生命にかかわるという事態です。黙っているわけにはいかないなあと思うこのごろです。
- 2020/03/01(日) 21:44:13 |
- URL |
- soujyu2 #-
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