同じ方向から、同じポーズをとっても距離の違いによって、それだけで随分写真の印象は違いますね。
画面に入る背景の量=広さが違うのですし、人物の表情の分かりやすさも当然違います。

一般にこうした人物写真を撮るのに適したレンズとして85ミリが取り上げられますが、最近135ミリだとかのやや長いレンズも使う人がいます。それでご自身の写真に特徴ができますのでプロの方はそういう工夫をされるのでしょうね。
ブラジルだったかの南米のブライダルカメラマンやモデル撮りのカメラマンのレンズは・・・ズームではありますが、・・・多分200ミリを使っているものが見られます。

ボケとか圧縮効果とか色々計算に入れているのでしょうね。
でも望遠側で撮ると被写体の人との意思疎通が難しくなるのじゃないかなあと、ちょっと思います。
ユーチューブで見る限り、フォトマヌカンのすぐそばで自分でポーズをして見せて、それから離れたポジションから、さらにいろいろ指示を出しています。
私の見た人は見なさんフォトマヌカンとの間を往復する労をいとわず、また大きな声で明確に指示を出しています。
大事なことだと思いますが・・・。
「ちょっと強い目をしてみて。」 85ミリならちょうどよく声が届きます。

私も望遠端200ミリのズムを使うことがたまにあります。
2.8通しの感じよく撮れるいいレンズです。 これを使う時には距離とをとる前にざっくりと指示をしておいて、離れてからは身振り手振りです。 あまり大げさなことはしません。
「横顔、いこうか。」

大概この人自身が・・・他の人もそうですが・・・提案してくれます。
こんな風に。
この人、案外こういうのが得意そうです。

「モデルに撮らされる写真はダメだ。」ということをよく聞きます。
言わんとすることはちょっと分かる気がします。 ですが、フォトマヌカンをしてくれている人は、自分をこう撮ってもらえたらうれしいという気持ちから、ポーズしたり表情を作ったりもしますが、こうしたら喜んでもらえた、ああしたらよい写真になるという意味で役立てるかしらと思いながらあれこれ工夫をしてくれてもいるのです。
そのためにこんな感じにしたいということをちゃんと予め伝えるのですし、出てきたポーズや表情に対して「いいね、そういう感じ。「綺麗より今日のロケーションを楽しむ感じで・・。」とかのこちらの評価や反応を返すわけですし。

だからお互いの理解が進んで「いい写真になったね。」ということを一緒に楽しめるわけです。
- 2019/05/10(金) 00:00:06|
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多くの方々のご厚意で撮らせていただいてきましたが、皆さん魅力的な方々でした。これからもそうした方たちにお会いできるように努力していきたいと思っています。
またおいでください。
- 2019/05/10(金) 20:06:22 |
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- soujyu2 #-
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