以前に東寺の「弘法さん」の市で、絨毯を販売していたKevin Lucasさんと奥さんを撮らせていただきました。二人の仲の良さが実によく表れた写真が撮れてかなり気にいっていたし、お二人にも喜んでもらえると思っていたのに、ハードディスクの故障でこれもまた失われてしまいました。
そのためにお詫びかたがた「もう一度・・」とお願いしていた。それが、天候が悪かったりしてなかなか思うように事が運ばなかったのですが・・。
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アフガニスタンの絨毯を販売というので関心を持って近づいたのでした。現に今アメリカ軍の介入で悲惨な状況があるのによくぞこうして・・・。しかもそこには外国人の男性が・・??? ところがその顔立ちはアフガニスタン人ではないのじゃない?!
そこで話しかけると見事な日本語で「私はイギリス人です。今は治安が悪くて買い付けに行けませんので現地の友人が送ってきます。アフガニスタンだけでなくその近隣国のものもあります。」と説明してくれました。
彼の細君は日本人なのですが「私は彼女に出会えたのが一番のラッキー。」と自慢する仲のよさです。
たいてい彼が跪いて奥さんが立っている図です。前に撮った写真にはそれが幾枚もあったのですが、お見せできなくて残念です。
お店の名前は「SILK ROAD VOYAGES」
私は上の写真の右端に写っている赤いじゅうたんがお気に入りなのですが。

英国人ですがさほど長身というわけではありません。でもお客さんとの応対はこうして膝をついて目線を低くして話を聞きます。

この日は天気がよすぎて背景の赤いじゅうたんの色を出そうとすると彼の顔が飛び、彼の白い顔に露出を合わせると絨毯が黒ずんでしまうという状態でした。
しかもじゅうたんの色や毛足ををよく見てもらうためでしょう。テントの屋根は張ってありません。

こうした手織のものは一般に高価なものが多いのですが、ここでは後ろに架けられているものが6万円余りです。この価格はどうなんでしょうか。私はこうしたことにも知識が乏しいのでよくわかりません。リーズナブルなようにも思うのですが。
英語圏のお客さんが、京都に観光に来て東寺や北野天満宮の「市」に碧眼紅毛(紅毛というほどではありませんが)の西洋人がモノ売りをしているのを認めて物珍しそうに近づいてきます。
- 2011/12/07(水) 00:01:28|
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だれかのお顔がのぞくお写真を写すことに抵抗を感じてましたが
こちらのブログを見させていただいて ホッとしてみてる自分がいます。
人のお顔ってやさしいなあと思います。
普段は風景を写すのですが 家族限定で人を写しこみます。
それだけでその時の風景がより想いに残るので 人って温かいのだと思います。。。
また遊びにこさせてください。soujyuさんの写される世界がとても好きです。
sakuraより
- 2011/12/07(水) 07:33:59 |
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- sakura #-
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「sakura」さんのブログを見ていていつもこの方はやさしい思いやりのある言葉づかいをされる方だなあと思っていました。
その方から好意的な評価をいただいてとてもうれしく思います。
「人を撮る」ことについては撮る方にも撮られる方にも、ある種の心理的なハードルがあると思います。・・倫理的な、また法的なハードルはもちろんですが・・
でも「あなたを撮りたいです」というのは・・・こちらの一方的な勝手な思い込みだとしても・・敬意や好意の現れであることが多いと思います。その方への肯定的評価がなければ、そんな思いは生じませんよね。その好意を受け止めてくれる人柄をもったかたは必ずおられますし、「ちゃんと写真を撮ってほしい」と思われている方もおられます。
「sakura」さんのような配慮のある方ならきっと「写して」という方が少なくないと思います。是非「人を撮」ってみてください。 心が温まりますよ。
- 2011/12/07(水) 17:20:43 |
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- soujyu2 #-
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