「写真家はいいなあ。撮影を理由にいろいろな人と時間を一緒にできて。ことに若い女性と・・・・。」とは繰り返し言われることです。
全くその通りだと思います。 ・・・・ただ「写真家」という呼称を私に向けるのはいささか問題がありますが・・・・。
昨日の印章の匠にしても少し後でアップする「草木捺彩陶」という手法を作り出した陶芸作家さんにしても、大変な到達を身をもって果たされている方々と写真を撮るということを通じて平板な毎日とは少し違う時間の交流ができます。

写真を撮るからこそ開かれる世界ですからとてもありがたい時間ですね。
こんな魅力的なお二人とも一緒に「どんな写真にしようか。」と楽しいやり取りができ、「どうだろう」と出来不出来に話を弾ませることができます。

そして年代の離れた人の反応や感想を直接知ることができます。
プロじゃないですから仕事上のお追従もありませんからね。
・・・・なんて言うとプロには失礼ですが、強いカメラパースンに弱いモデル、強いモデルに弱いカメラパースン、そこにクライアントや編集者が出入りしたらどんな言葉を信じたらよいのか気の弱い私には分かりません。
(頭の横の黄色が邪魔ですね。ほんの少し頭を右にふってもらうべきでした。)

人物写真では絞りは空けることが多いのですが、ちょっと絞って撮ります。
背景の鉄骨の造形を印象強くして絵のムードを作りたいからです。
それにあまり開けてばかりいるとどこで撮っても変わらないことになってしまいますし、「きれい=いい写真」と言う落とし穴に落ちかねません。

私の場合「f 5.6」以上に絞ることは滅多にありません。まず「4」までですね。
「11」だ、「16」だ、さらには22だなんていう絞りにはほとんど縁がありません。
ですので、たま~に風景を撮ったりするときに「8」なんてしぼるとシャッター速度をどれだけ遅くしてやればいいか大いに迷ってしまいます。

APS-Cサイズだと開放付近でも大してボケない感じになることがあります。
だから敢えてどちらかと言えば写真全体にくっきり感がありますね。それを「きれい!」と感じる人、あるいはきれいに感じる被写体を撮る人にとってはAPS-Cで何ら問題はないのだと思います。

それがフルサイズだとこういう風に撮りやすいので、やっぱり・・・かなと思う人もいるのでしょう。
- 2017/11/20(月) 00:00:42|
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一番最後の写真は、赤、黒、グレーの色のバランスが絶妙です。
- 2017/11/22(水) 09:09:21 |
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- Hudson Terrace #ZeBYuJyY
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> 一番最後の写真は、赤、黒、グレーの色のバランスが絶妙です。
絵を描いている人にそういってもらえると嬉しいです。
- 2017/11/24(金) 09:34:32 |
- URL |
- soujyu2 #-
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