卒展:
奨励賞受賞おめでとう
話を聞きながら写真を撮っていると「せっかく撮ってもらうのだから、彫刻刀をもって制作をしているところを・・。」を撮ってほしいと言ってくれました。
望むところです。

もう段階はすっかり最終仕上げですから、わずかに残る彫刻刀の跡をきれいに削り取ります。
彫刻刀の跡とは言っても見た目にはほとんど確認できません。 もうほぼ皮膚感覚でしょう。 そこにこだわるのが職人というものでしょうし、この人は、本当にそういうこだわりの出来る人のようです。

こちらがくしゃみをすれば、これまでのすべてが泡沫に帰してしまいそうな細かい作業です。

カブトムシを一所懸命観察・研究してきたので「図版やアニメなどでカブトムシを見ると、それはちょっと違うんじゃないか。」と感じることもあるのだそうです。
死んだカブトムシの関節は固まった筋肉で動きを制約されていますから、薬液に浸して筋肉を溶かしとって「冠せうとの動く方向や可動範囲を確かめたんです。」とのこと。
研究は徹底しています。

もうじき卒業で、今度は次の2年生がここに来ます。
「後輩に話しておきます。」

ここで遭遇するだろう『カメラおじさん』について申し送りをしてくれるそうです。
それはありがたい。
漆工の人も「来年度もよろしく」と言ってくれましたので、また楽しい貴重な話が聞けそうです。
それに写真もです。
入場の回数券を買わねばいけませんね。(もっとも、そういうものは販売されていませんが。)
- 2017/02/13(月) 00:00:36|
- 工芸
-
| トラックバック:0
-
| コメント:2
こんにちは!作品見てくださってありがとうございます。実演の様子を撮ってもらった田村です。
なんとか頑張ってカブトムシを作ることが出来ました、実はもっとここはこうしたかったと思うところが沢山ありましたが、次の作品に悔しさをバネに頑張っていきたいと思います。
後輩達もきっと写真撮ってもらってブログにあげてもらえると、素直に嬉しいと思います。後輩達をよろしくお願いします(笑)
- 2017/02/24(金) 02:11:51 |
- URL |
- tamura_hayato #-
- [ 編集 ]
カブトムシ、研究用標本にも使えそうなくらいよくできていましたね。
卒業制作展では他ジャンルでもとてもよくできた作品を見せてもらえて楽しめました。
娘に卒展のことを教えたら、「行ってみたけどとても良かったよ。」と言っていました。
後輩たちの様子も追いかけていきたいと思いますが、卒業後のあなたの作品を見る機会もあればなあと思います。
これからもがんばってくださいね。
- 2017/02/24(金) 09:30:40 |
- URL |
- soujyu2 #-
- [ 編集 ]